バチカン市国(Governor of Vatican City)|バチカン美術館(Musei Vaticani) 人類の至宝 |
フィレンツェ (Firenze)
バチカン市国(Governor of Vatican City)のバチカン美術館。 バチカン美術館 (Musei Vaticani) は、ローマ市内に位置するバチカンにあり、歴代ローマ教皇の収集品を収蔵展示する世界最大級の美術館。日本語では「ヴァチカン美術館」、「ヴァティカン美術館」と呼ばれている。 バチカン宮殿(ばちかん
きゅうでん、Palazzi Apostolici, Palazzi Vaticaniとも)は、バチカン市国内のサン・ピエトロ大聖堂に隣接するローマ教皇の住居。図書館、システィーナ礼拝堂、博物館施設などが建てられた。博物館を一般に公開するようになるのは18世紀中期以降で、展示内容・施設は徐々に充実されていった。 バチカン美術館(Musei
Vaticani、バチカン博物館とも)として、ラファエロが天井画・壁画を描いた「署名の間」(ラファエロの間)や、ルネサンス・バロック期の作品を集めた絵画館、古代ギリシャ・ローマの美術コレクションを集めたピオ・クレメンテ美術館などが公開されています。
当日は日本で予約しておいて、数百人くらいが並ぶ列を横目に数分で入場が可能に。 説明資料作成では、Wikipediaやバチカン美術館の書籍を参考に利用させて戴きました。 宗教上の理由で、当然ながらシスティーナ礼拝堂は全面撮影禁止で、以外はフラッシュをしなければ撮影可能でした。 ピオ・クレメンティーノ美術館とバチカン絵画館(ピナコテカ)
は判別が出来ましたが、以外のものは一部、撮影地域が誤っているものもあると思います。 いずれもバチカン美術館で撮影したものです、ご容赦下さい。 バチカン美術館公式サイト(英語) 世界遺産の切手:イタリア。
ご注意)写真は私が撮影し著作権があります。転載禁止! |
ページ内索引 { バチカン宮殿|ピオ・クレメンティーノ美術館|グレゴリアーノ・エジプト美術館|キアラモンティ美術館 Museo Chiaramonti|地図のギャラリー、タペストリーのギャラリー|バチカン絵画館(ピナコテカ)|ピナコテカ関連切手と参考画像|布教・民族学美術館|現代キリスト教美術コレクション|日本からチケット予約 }
バチカン宮殿
■バチカン宮殿(Palazzi Apostolici, Palazzi Vaticaniとも)は、バチカン市国内のサン・ピエトロ大聖堂に隣接するローマ教皇の住居。アヴィニョン捕囚の後、バチカン宮殿が教皇の住居になった(当時の教皇ニコラウス5世(1455年
- 1458年)による建物が現存しているという)。
宮殿はそれ以降も度々増築され、図書館、システィーナ礼拝堂、博物館施設などが建てられた。博物館を一般に公開するようになるのは18世紀中期以降で、展示内容・施設は徐々に充実されていった。 バチカン美術館はバチカン宮殿の大部分を占めています。
展示コースは、なんと全長で7kmにもおよぶため、全部じっくり見たい!となると、1週間通いつめるか、バチカンの職員になるしかありません。
アクセス:テルミニ駅からバス40・64番、もしくは地下鉄A線オッタビアーノOttaviano駅より徒歩3分 右はピウス11世の紋章の上に正門があります。バチカン美術館の入口のミケランジェロとラファエロの像
■バチカン美術館は、バチカン宮殿の北側にある美術館で、図書館など20を越える施設の総称。バチカン宮殿、システィーナ礼拝堂を含めてバチカン美術館と呼ぶ場合も多い。所蔵品の中心となっているのは、ユリウス2世の彫刻コレクションである。また、キリスト教美術以外にも、古代ギリシャ、古代エジプトの膨大なコレクションを誇っている。 ここでは、ラファエロの間とシスティーナ礼拝堂を分けました。 |
バチカン美術館の入口のミケランジェロとラファエロの像 |
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■バチカン宮殿内若しくは隣接の美術館・ギャラリー :ピオ・クレメンティーノ美術館 、グレゴリアーノ・エジプト美術館 、グレゴリアーノ・エトルリア美術館 、キアラモンティ美術館 、ブラッチョ・ヌオーヴォ 、バチカン図書館 、地図のギャラリー 、バチカン絵画館(ピナコテカ) 、グレゴリアーノ世俗美術館 、ピオ・キリスト教美術館 、布教・民族学美術館 、馬車博物館。
ピオ・クレメンティーノ美術館
■ピオ・クレメンティーノ美術館 Museo Pio-Clementino は、18世紀後半に設置。古代彫刻の名品が並ぶベルヴェデーレの中庭を含む。館名はピウス6世(在位1775年-1799年)とクレメンス14世(在位1769年-1774年)を記念して付けられた。 動物の間も面白いが、結構リアルな弱肉強食のテーマが多く、写真に撮りにくかった。 バチカン宮殿内の美術館・ギャラリー
「ピオ・クレメンティーノ美術館」Museo Pio-Clementino。八角形の中庭を通り、動物の間、ミューズの間と進んでいくと「円形の間」があります。「円形の間」Sala Rotondaはパンテオンをイメージして作られているそうで、直径22mの円屋根が載っています。
グレゴリアーノ・エジプト美術館
■グレゴリアーノ・エジプト美術館(Museo gregoriano egizio)は、1839年、グレゴリウス16世(在位1831年-1846年)によって開館。 古代エジプトの出土品を展示。 バチカン宮殿内の美術館・ギャラリー。
Room I. Hieroglyphic inscriptions on stelae and statues (2600 BC-600 AD) 、 Room II. Funerary customs in ancient Egypt (2600 BC-200 AD) 、 Room III. Reconstruction of the Serapeum of Villa Adriana (approx. 131 AD) 、 Room IV. Egypt and Rome (1st-2nd century AD) 、 Room V. Masterpieces of pharaonic statuary (2000 BC-100 AD) 、 Room VI. Votive bronzes of the 1st millennium BC 、 Room VII. Bronze and clay figurines from Hellenistic and Roman Egypt 、 Room VIII. Cuneiform tablets and seals from Mesopotamia; vases and bronzes from Syria-Palestine (3rd-1st mill. BC) Reliefs from Palmira (1st-3rd cent. AD) 、 Room IX. Reliefs and inscriptions from Assyrian palaces (883-612 BC)
エジプト美術館への通路 |
グレゴリアーノ・エジプト美術館 |
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グレゴリアーノ・エジプト美術館 |
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グレゴリアーノ・エジプト美術館 |
大量のシャブティ |
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★シャブティは、死者が冥界において課される仕事を代行するために死者とともに埋葬された。 この慣習は中王国時代に始まる。 |
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猫と犬 ミイラ? |
大量のシャブティ |
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ハトシェプスト女王の石碑 |
グレゴリアーノ・エジプト美術館 |
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※ハトシェプスト(ラテン文字表記:Hatshepsut)は、古代エジプト第18王朝第5代のファラオ(在位:紀元前1479年頃 - 紀元前1458年頃)。父はトトメス1世、母はイアフメス。夫はトトメス2世、娘はネフェルウラー。
キアラモンティ美術館
■キアラモンティ美術館 Museo Chiaramonti 19世紀初めにピウス7世(在位1800年-1823年)が設置。 教皇宮殿とベルヴェデーレ宮殿をつなぐためにブラマンテが設計したものだった。 古代彫刻1,000点あまりを展示。 「歴代ローマ教皇の収集品」を「収蔵展示」する「世界最大級の美術館」です。 彫刻の大半は、神々や貴人、神話に登場する人物をモデルとしています。 ピウス7世がナポレオンに持ち去られて1717年に返還された彫刻を展示するために作った回廊。 新古典主義様式で古代彫刻が並びます。 バチカン宮殿内の美術館・ギャラリー
地図のギャラリー、タペストリーのギャラリー
■幅6m、長さ120mの大ギャラリーの壁面にイタリアや教皇領の地図がフレスコで描かれる。1580年-1583年に描かれたものである。
タペストリーのギャラリーは、薄暗い中に廊下の両側にタペストリーが並ぶ。かなり巨大なタペストリーがかかっているが、実は、織り機は、タペストリーの横幅と同じだけの幅が必要になるので、これだけ巨大なタペストリーを作ると為ると、設備(織り機)・技術がともに揃っている工房は数えるほどしかなかったそうだ。フレミッシュ(フランドル地方。今のベルギー)の工房のものが多い。
地図のギャラーでは、昔の日本が如何描かれているかが興味あり注視した。いずれも北海道の位置が変だが、沖縄方面は結構正確で、それなりにまともな感じ。 ですが天井画は圧巻です。それこそ一面に多数の絵が描かれ、首が痛くなるほどの迫力。 確かにシスティーナ礼拝堂も良いが、こちらも引けをとらない。 バチカン宮殿内の美術館・ギャラリー
バチカン絵画館(ピナコテカ)
■1790年バチカン宮殿内(現在、タペストリーのギャラリーがある場所)に開設。その後再度移転し、1932年に現在の建物が完成。 バチカン宮殿西側にある美術館・博物館
Pinacoteca, Musei Vaticani 絵画館(かいがかん、ピナコテーク)とは、美術館、博物館のなかでも絵画の展示を中心とする、もしくは絵画に特化しており、絵画館を正式名称としている美術館。 ここも、歴史的なものや綺麗さ大きさ以上に描いた人の精魂が込められている強力なパワースポット! ラファエロの絵画は、「ラファエロの間」で掲載。
ピナコテカ関連切手と参考画像
布教・民族学美術館
■ピウス11世(在位1922年-1932年)により1926年ラテラノ宮に開館。1973年、バチカンに移転。アジア、アフリカ、オセアニアなど、世界各地の民族美術を展示する。 バチカン宮殿西側にある美術館・博物館
アボリジニのものが沢山ありました |
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現代キリスト教美術コレクション
■パウロ6世の呼びかけにより20世紀の芸術家から寄贈された現代宗教美術のコレクションで、上述の「アパルタメント・ボルジア」やシスティーナ礼拝堂の地下などに展示されている。 ダリ、シャガール、ルオー、ムンクなどそうそうたる現代絵画が目白押しです。 バチカン宮殿西側にある美術館・博物館
※『グラディーヴァ あるポンペイの幻想小説』(Gradiva)は、ドイツの作家ヴィルヘルム・イェンゼンによる小説の題材となったレリーフはバチカン博物館・キアラモンティ美術館に所蔵されている。
日本からチケット予約
■長い行列で有名だったバチカン美術館もネット予約ができるようになりました。日本から予約を入れておけば、ローマ観光の時間配分の予定がたって便利です。予約の手順は下記の通り。 バチカン美術館 オンライン・チケットオフィス
【手順】 2010年代
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12月を除く毎月最終日曜日は、入場料がフリーになります。うれしいサービスですが、事前チケット予約ができないため、行列に並ぶ必要があります。また、通常の入場時間は16時まで。無料時は12時30分が最終入場となりますのでご注意下さい。 |
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■バチカン市国は国自体が文化遺産の宝庫である。サン・ピエトロ大聖堂やシスティーナ礼拝堂など、ボッティチェッリ、ベルニーニ、ミケランジェロといった美術史上の巨匠たちが存分に腕をふるった作品で満ち溢れている。 |
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The Vatican Museums (Italian: Musei Vaticani), in Viale Vaticano in Rome, inside the Vatican City, are among the greatest museums in the world, since they display works from the immense collection built up by the Roman Catholic Church throughout the centuries, including some of the most renowned classical sculptures and most important masterpieces of Renaissance art in the world. |
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