西洋美術切手 近代絵画|サルバドール・ダリ(Salvador dali)
サルバドール・ダリ(Salvador dali)は1904年5月11日、スペインのカタルーニャ地方フィゲラスで、裕福な公証人の息子として生まれた。母親も富裕な商家出身だった。ダリには幼くして死んだ兄がいて、同じ『サルバドール』という名が付けられた。このことは少年ダリに大きな心理的影響を与えた。ダリは自分の制作方法を『偏執狂的批判的方法
(Paranoiac Critic)』と称し、写実的描法を用いながら、多重イメージなどを駆使して夢のような超現実的世界を描いた。第二次世界大戦後はカトリックに帰依し、ガラ(フランスの詩人ポール・エリュアールと結婚するために故郷ロシアを離れ、一時期は画家マックス・エルンストを恋人にし、やがて奇才サルバドール・ダリと一緒になったガラ)を聖母に見立てた宗教画を連作した。 妻のガラはダリのミューズであり、支配者であり、またマネージャーでもあった。 第二次世界大戦中は戦禍を避けてアメリカ合衆国に住んだが、1948年にスペインに帰国。ポルト・リガトに居を定めて制作活動を行った。 1982年にガラが死去すると、『自分の人生の舵を失った』と激しく落胆し、ジローナのプボル城に引きこもった。
■巨匠の絵画切手 [ ボッティチェッリ|ダ・ヴィンチ|ラファエロ|ミケランジェロ|デューラー|ティツィアーノ|ルーベンス|ベラスケス|アングル|エル・グレコ|レンブラント|カラヴァッジオ|フェルメール|ダイク|ドラクロワ|ゴヤ|ゴッホ(no.1|no.2)|ルノワール|マネとモネ|セザンヌ|ゴーギャン|マチス|ピカソ|ダリ|葛飾北斎|安藤広重|クリムト|シャガール|モディリアーニ|ミュシャ ] |
|||
サルバドール・ダリ(Salvador dali) |
|||
サルバドール・ダリ(Salvador dali)は、1904年スペイン生まれ。20世紀を代表する画家のひとりで、シュールレアリストでした。独特の口髭と奇矯な言動で話題を振り撒きましたが、根っからの画家でした。 作品は『柔らかい時計』や『変形した肉体』『ダブルイメージ』等を巧みに用いた作風で、従来の価値観をくつがえす画期的なものでした。 有名な作品の例としては、『記憶の固執の崩壊』『新人類の誕生を見つめる地政学の子供』『世界教会会議』『焼いたベーコンのある自画像』といったものがあります。さらに、絵画だけではなく彫刻やオブジェなども残しています。 |
|||
サルバドール・ダリ 『やわらかい自画像』、 |
『アルゲル港(Port Aigue.r)』 |
『やわらかい自画像』 |
|
『パンかご(Cesta de Pan.)』 |
『Retrato de Gala.』 ダリ |
||
Miekki Autoportret z Plasterkiem Pieczonego Boczku - 1941 |
|||
『ガラの肖像』 |
『球体群のガラテア』 |
『Poesia de America.』 ダリ |
『El Gran Masturbador.』 ダリ |
『El Enigma Sin Fin.』 ダリ |
|||
『聖アントニウスの誘惑』(ベルギー、2004年) ダリ |
サルバドール・ダリ |
||
"The Great Masturbator", "Hallucination partielle: six apparitions de Lenine sur un piano/Partial Hallucination: Six Apparitions of Lenin on a Piano", "The Persistence of Memory", "Soft Construction with Boiled Beans: Premonition of Civil War", and "Suburbs of the Paranoiac-Critical City: Afternoon on the Outskirts of European History"(ダリの絵画) |
|||
サルバドール・ダリの写真と作品集 |
|||
サルバドール・ダリの写真と作品集 |
"Leda Atomica"(レダ・アトミカ(原子のレダ)) サルバドール・ダリ |
||
サルバドール・ダリ 『十字架の聖ヨハネのキリスト』 |
"Leda Atomica"(レダ・アトミカ(原子のレダ)) |
||
『レダ・アトミカ』でダリは、ガラをモデルにしてレダを描いています。美しい人妻レダをガラに、全能の神ゼウス(白鳥)を 世界から天才と称された自分自身に重ねています。ダリがモデルとして描いた女性はほとんどがガラなのですが、この絵の場合は特に 二人の関係と神話の内容がよく結びついていると思います。 |
|||
■十字架のヨハネ(Juan de la Cruz,1542年-1591年12月14日)は16世紀のスペインのカトリック司祭、神秘思想家。アビラのテレサと共にカルメル会の改革に取り組み、『暗夜』などすぐれたキリスト教神秘主義の著作や書簡を残した。カトリック教会・聖公会・ルーテル教会で聖人であり、教会博士の一人。9歳で孤児院にあずけられたヨハネ。1567年、25歳の時、ヨハネはアビラのテレサと運命的な出会いをした。彼女は停滞していた女子カルメル会の改革に成功し、修道会に新たな息吹を吹き込んでいたが、ヨハネの徳の高さを認め、同志となって男子カルメル会の改革を行わないかと呼びかけたのである。こうして上長の許しの下に聖マチアスのヨハネは十字架のヨハネと名を改め、ドゥルエロの地に新しい修道院を作った。これが跣足カルメル会の発祥の地となる。ヨハネはそこで意欲的に修道会の霊的刷新に乗り出すことになったが、彼の行動はまわりの修道士たちに危険視され、理解されなかった。サルバドール・ダリは十字架のヨハネの手によるといわれる十字架の図に着想を得て『十字架の聖ヨハネのキリスト』という絵を残している。 |
|||
サルバドール・ダリの作品集(左と下) |
|||
■サルバドール・ダリの作品には独特のタッチで描かれているものが多いのが特徴です。子供が見ても印象に残るファンタジーの雰囲気をまとったものから、原子化学の影響を受けて描かれたものまでありますので、知識を持ってみると改めてその魅力に気付くことができます。 |
|||
サルバドール・ダリ |
サルバドール・ダリ |
||
バチカン美術館のダリの絵画 |
バチカン博物館 拡大可能 |
||
サルバドール・ダリ画? |
ダリ画? |
ダリ画『キリスト』 |
|
その他美術関係の切手・写真(切手が主体) |
|||
■美術・工芸切手・写真の索引 [ トップ|先史代|中世|ルネサンス ( ア行〜タ行、ナ行〜ワ行、その他 )|バロック|ロココ|ロマン派、新古典主義とアカデミック絵画|写実主義|印象派|象徴主義、耽美主義|近代絵画|日本(画家|作品)|ポップ(モダン)|故宮博物館(絵画|文物)|ルーヴル美術館|メトロポリタン美術館|プラハ美術館|ウフィツィ美術館とアカデミア美術館|バチカン美術館|世界の美術工芸品|仏教美術|デザイン|キリスト教絵画の見方|美術用語集(備忘録) ] |
|||