ロシア旅行の写真 モスクワ 世界遺産 セルギエフ・ポサード |
世界遺産のセルギエフ・ポサード
モスクワの北東70kmの地点に位置する世界遺産セルギエフ・ポサード。 黄金の環(※)の一つで、マトリョーシカ発祥の街です。 セルギエフ・ポサードは、1340年代にセルギー・ラドネシスキーによって創建された至聖三者聖セルギイ大修道院の周辺にできた門前町(ポサード)を起源として成長してきた。 モスクワからはロシア連邦道路M7を利用して車で70km先へ向かう。 途中、マトリョーシカの自作体験をしました。
その諸建築はロシア教会建築の優品として知られる。世界遺産として登録されており、登録名は、「セルギエフ・ポサードの至聖三者セルギイ大修道院の建築的遺産群」。
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※「黄金の環」は、ロシア、モスクワ北東近郊にある都市群の名称。 古くは、ザリエーシェ( Zalesye)とも呼ばれた。 これらの古い都市は、ロシア史、ロシア正教会における精神文化、芸術、建築などにおける源流が形成された地域として重要視される。 これらの都市は、11世紀から15世紀末にイワン雷帝が各地を征服し中央集権体制を構築するまで、ロシア諸公国の首都として栄華を誇った。 都市自体が野外建築博物館とも言える。 1947年に、ソビエト連邦はセルギエフ・ポサードの郊外に天然痘を化学兵器化するため、国内で最初に工場を建設した。
モスクワからポサードへ |
修道士家族の銅像 |
何故か中国人が多い |
大修道院の入口 ガイド |
入口前のヴィオリン演奏 |
聖セルギイの像 |
ご注意)写真は2017年05月に当方が撮影したものです。著作権は保持しています。
(拡大○)若しくは小さな画像は、画像クリックで拡大画像をご覧いただけます。
至聖三者聖セルギイ大修道院
1345年、聖人セルギイにより創建された至聖三者聖セルギイ大修道院(トロイツェ・セルギエフ大修道院、トローイツェ・セルギエヴァ・ラーヴラ)は、ロシア正教最大の聖地です。 1744年より大修道院の称号をいただいた。 修道士は凡そ200人と言われている。 ロシア正教会において最も重要な修道院のひとつであり、その精神的な支柱ともいうべき地位にある。 その諸建築はロシア教会建築の優品として知られる。 内部の説明に関しては、必ず1名の修道士が立ち会う。
至聖三者聖セルギイ修道院の内部だけは撮影禁止!
※至聖三者とは正教会用語で、他キリスト教教派でいう三位一体に当たる。
※大修道院と訳されるラヴラ(ラーヴラ)とは、修道院の格式の高さを示す修道院の称号。
かつて、天井の高い生神女就寝大聖堂(ウスペンスキー大聖堂)は冬の奉神礼に適さなかったため、夏の間だけ用いられた。このためこれを「夏の聖堂」、もう一方の大聖堂である至聖三者大聖堂を「冬の聖堂」と呼んだ。世界遺産登録後は、生神女就寝大聖堂に床暖房が入り、季節を問わず奉神礼が行われるようになった。
生神女就寝大聖堂(ウスペンスキー大聖堂)
1559年イヴァン雷帝の命により、26年の歳月をかけて、六支柱式の生神女就寝大聖堂(ウスペンスキー聖堂)が建設された。 生神女就寝大聖堂は、モスクワのクレムリンにある同名の聖堂を模して、ほぼ同じ形状と大きさで造られている。 内部には巨大なイコノスタス(主に17世紀に作られたもので、近世ロシアの代表的画家シモン・ウシャコフの最高傑作)が立ち、17世紀のフレスコ画に全面が覆われていて、荘厳な雰囲気が漂います。
イコノスタシス(iconostasis、「聖障(せいしょう)」と訳される)とは聖所(せいじょ・内陣)と至聖所(しせいじょ)を区切る、イコンで覆われた壁である。正教会と東方諸教会の聖堂で用いられる。
奉神礼には一般の信者も参加することが出来る。朝5時の奉神礼は、至聖三者大聖堂で行われ、普段はガラスで覆われている聖セルギイの不朽体に直接接吻をする機会が与えられる。
マトリョーシカ工場見学
モスクワからセルギエフ・ポサードへ向かう途中30Km位のところに、マトリョーシカ工場はありました。 非常に素朴な工場で、地元の農民に皆さんが作られているとの事でした。
マトリョーシカ工場 |
マトリョーシカの加工工具 |
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お土産マトリョーシカ |
マトリョーシカと呼ばれる入れ子人形型人形は、日本の箱根細工人形を参考にして、至聖三者聖セルギイ大修道院の修道士が作成したのがはじまりとされており、博物館にはそのマトリョーシカ第一号が飾られています。 |
作成用の水性絵の具 |
鄙びた村を行く |
自作マトリョーシカ |
お土産マトリョーシカ |
ガラス製かも |
マトリョーシカ人形は、1900年のパリ万国博覧会で銅メダルを受賞したのを機会に、ロシア帝国各地でいろいろなマトリョーシカ人形が作られるようになり、ロシアの民芸品、みやげ物として知られるようになった。
※ Wikipediaを参考に一部文の転用もしています。 |
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