アメリカ合衆国(USA)旅行写真|世界4大美術館の一つボストン美術館 日本・アジア編 |
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ボストン美術館 日本の美術
■ボストンは貿易港としてアジア諸国との関係が深かったこともあり、ボストン美術館では早くから中国、日本、インドなどアジア地域の美術の収集に力を入れていた。中でもボストン美術館の日本美術のコレクションは、日本国外にあるものとしては質・量ともにもっとも優れたものとして知られている。
■フェノロサは明治11年(1878)明治政府のお雇い外国人として来日し、東京大学教授として政治学・哲学などの教鞭を執りました。来日後ほどなくして日本美術に開眼し、研究と収集を進める一方で、鑑画会という美術団体を主宰して新日本画復興運動を進め、東京美術学校(現東京藝術大学)の設立にも尽力します。 明治23年(1890)に帰国後は、ボストン美術館日本美術部長の職に就き、アメリカで日本美術を広めることに熱心に取り組みました。フェノロサによる収集品は1,000点以上に及び、「平治物語絵巻」、尾形光琳「松島図屏風」などは第一級の名品です。
■浮世絵は、美人画や役者絵も多いですが、意外と子供や動物を交えた絵も多いですね。
ご注意)画像の無断転用はお断りします。 |
「猫鼠合戦」動物を題材にした浮世絵 石見銀山の文字が見えます 作者は月岡芳年 |
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上段真ん中の絵に見えるi石見銀山とは、当時石見銀山で銀の副産物として取れた「砒石」(ひせき=ヒ素を含んだ石)が、殺鼠剤(さっそざい)の原料として用いられたことを示しています。 |
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鈴木春信| |
鈴木 春信|「猫を抱く美人と鼠を持つ若衆」 |
鈴木 春信| |
■Children with Cat and Mouse(猫と鼠を抱く兄弟と女)|Japanese, Edo period, about 1768?69
(Meiwa 5-6) Artist Suzuki Harunobu(鈴木春信), Japanese, 1725-1770 |
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鈴木春信| |
礒田 湖龍斎| |
鳥居 清長| |
猿の曲芸風景 やはりこの頃は今以上に猿は飼われていたように思います。 浮世絵 豊国。 |
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安藤広重(歌川広重)|「木曾海道 六拾九次之内 長久保」 ボストン美術館 |
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安藤広重(歌川広重)|「江戸名所 浅草金龍山」 Kinryuzan Temple in Asakusa (Asakusa Kinryuzan), from the series Famous Places in Edo (Edo meisho) |
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歌川 豊国|「オウムと女性」 |
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礒田 湖龍斎|「」 |
礒田 湖龍斎|「雛形若菜の初模様 四ツ目や内 かつ山」 |
安藤広重(歌川広重)|「五十三次名所図会 四十五 石薬師 義経さくら範頼の祠」 |
■Katsuyama of the Yotsumeya, from the series Models for Fashion: New Year
Designs as Fresh as Young Leaves (Hinagata wakana no hatsu moyou) 「雛形若菜の初模様 四ツ目や内 かつ山」 |
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鳥居 清長|「色競艶婦姿」 浴後の女と黒犬 |
喜多川歌麿| |
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■Yorimasa, from the series Children's Games Patterned on Pictures of Warriors
(Musha egata kodomo asobi) 「武者絵形子供遊 頼政」 |
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☆ボストン美術館 安藤広重の『浅草寺雷門』と錦絵 |
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左はボストン美術館の絵葉書から細田栄之「桜と婦人」(錦絵) 詳細は「浮世絵切手」に記載 ボストン美術館の絵葉書から栄松斎長喜 「住吉屋の芸者・とみのと仲居のぬい」(錦絵) |
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■栄松斎長喜【えいしょうさい・ちょうき】は江戸後期の浮世絵師。寛政8,9(1796,97)年ごろには一時子興の画名を用いている。長喜の挿絵は流麗な描線ですっきりとしており,錦絵の美人画は歌麿風をベースとしながらも,肩幅の極端に狭い肉体と,少女のような可憐さを漂わせた容貌が特徴である。 |
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左は、ボストン美術館の絵葉書から葛飾北斎「3人の楽器を弾く婦人」(浮世絵) |
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■宮川 長春(天和2年(1682年) - 宝暦2年11月13日(1752年12月18日))は、江戸時代の浮世絵師。尾張(愛知県)出身の浮世絵師。一品制作の肉筆画で、遊女、遊里風景、庶民風俗などを描いた。浮世絵師の多くは版画と肉筆画の双方を制作したが、宮川長春は肉筆画専門の絵師で、生涯、版画には手を染めなかった。 |
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■有名画家別切手[ ゴッホ|ルノアール|ピカソ|葛飾北斎|安藤広重|エル・グレコ|レンブラント|マチス|クリムト|シャガール|モディリアーニ ] |
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■ボストンの医師であり資産家であったビゲローは、明治15年(1882)に来日し、フェノロサと共に日本美術の収集に情熱を傾けるとともに、鑑画会の画家たちの経済的支援も行いました。ビゲローは日本文化に心酔し、天台密教に改宗して月心という法号を得るほどでした。 |
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葛飾北斎 |
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■東京大学でフェノロサに学んだ岡倉天心は、卒業後フェノロサとともに東京美術学校の設立に関わるほか、帝国博物館(現東京国立博物館)や日本美術院の創設にも携わりました。
明治37年(1904)にはボストン美術館に迎えられ、後に中国・日本美術部長として「アジアはひとつ」のスローガンのもと、東洋の美術品の体系的な収集に力を注ぎました。またその間には『東洋の理想』や『茶の本』を英文で刊行しています。現在、ボストン美術館の敷地内には、天心の貢献を称えた日本庭園「天心園」があります。
■姉妹館として名古屋ボストン美術館がある。館名の英語表記は'Museum of Fine Arts, Boston'であり、'Boston Museum
of Fine Arts'ではない。
ボストン美術館 アジアの美術
■Art of Asia アジアの仏像など仏教・ヒンドゥー教関連の遺物・彫像 中国、インド
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