フランス共和国 パリ(Paris、巴里)・ルーヴル美術館(Louvre)と作品 世界遺産 |
ルーヴル美術館・ルーヴル宮殿
フランス・パリ(Paris、巴里)のルーヴル美術館は、パリにあるフランスの国立博物館、世界遺産のルーヴル宮殿。 建物は、1190年にフィリップ2世(フィリップ・オーギュスト)が
パリ防衛のための城砦を築いたのに始まります。 ルネサンス様式の宮殿に改築された16世紀のフランソワ1世の時代から ナポレオン3世の時代まで実に3世紀以上を費やして完成した壮大な建物で、
16世紀以降、近代までのフランス建築ならびに装飾の粋を集めるものである。 フランソワ1世以後の歴代王室の収集品を基として、 フランス革命後の1793年8月10日にフランス共和国により公開された。入口はガラスで出来たピラミッド型のもので、ガラスのピラミッド下のナポレオン広場には、各言語版の館内案内図が常備されたインフォメーション・カウンターや入場券売場があり、ここからシュリー、ドゥノン、リシュリューの各翼や、レストラン、カフェテリア、ミュージアム・ショップへと向かうことができる。 ヨーロッパ旅行の日程中、1日をかけて見学しましたが、相当な早足で歩き回ってもさすが全ては見切れません。「芸術の都」という異名が言い表すように、フランスのパリ(Paris、巴里)は絵画から彫刻、流行、音楽に至るまで、さまざまな芸術の世界的な中心地として名を馳せている。 ルーヴル美術館は、メトロポリタン美術館(アメリカ合衆国ニューヨーク)などと並んで世界最大級の美術館の1つであるとともに、アシュモリアン美術館(1683年)や、ドレスデン美術館(1744年)、バチカン美術館(1784年)と並んで、ヨーロッパで最も古い美術館の1つに数えられる。世界遺産パリのセーヌ河岸に包括登録されている。
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(フランス内索引) ルーヴル美術館 セーヌ川 凱旋門・シャンゼリゼ その他(市内風景)
ルーヴル美術館 絵画の切手は こちら でも。 |
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宿泊ホテルはパリ郊外のホテルで、地下鉄(メトロ、アクセスはメトロ1,7号線パレ・ロワイヤル-ミュゼ・デュ・ルーヴル駅 (Palais Royal-Musee du Louvre) 下車)で訪問、地下鉄の車中は東京並みに賑わっていました。
ルーヴル美術館は、パリの中心部、セーヌ川の右岸に位置し、ルーヴル宮殿の大部分を占めている。その起源は12世紀末に建造の始まったパリの街を守護するための要塞であり、時代の変遷とともにフランス王家の宮殿、そして美術館へと変貌を遂げてきました。
展示館は、東端のクール・カレ(方形中庭、Cour Carree)を囲むシュリー翼 (Aile Sully)、その南西からセーヌ川沿いに西へと伸びるドゥノン翼
(Aile Denon)、シュリー翼の北西からリヴォリ通りに沿って西へと伸びるリシュリュー翼 (Aile Richelieu) に分けられる。 展示の対象は19世紀前半までを対象としています。 印象派などは少しを除き展示していません。 オルセー美術館他が展示。
パリ(ルーヴル美術館)
■フランス・ルーヴル美術館の入り口はイオ・ミン・ペイナポレオン広場のガラス製のピラミッドから入ります。 写真撮影は日本と違い自由です。 沢山の絵描きさんの卵たちが喪主に励んでいました。昔教科書で見たモナリザやミロのヴィーナスは流石に圧倒的な力で見るものに迫ってきます。下段はルーヴルの3-4階から見た対面のルーヴルで中を道路が通っています。
ルーヴル美術館の全景 |
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■ルーヴル美術館の収蔵品は、古代エジプト美術、ヘレニズム彫刻やギリシア盛期のローマン・コピーを含む古代ローマ彫刻、古代オリエント美術、中世・ルネサンス・バロック・ロココなど各時代のヨーロッパ諸国の絵画などの充実した収蔵品で知られる。なお、近代(19世紀後半-20世紀前半)の作品(印象派以降?)は国立オルセー美術館、現代の作品はポンピドゥー・センターに収蔵されている。 また、世界三大秘宝は、ツタンカーメン黄金のマスク、ミロのヴィーナス、モナ・リザ と言われています。 フランス革命で散逸したため、宝飾品についてはほとんど残っていない。 世界三大美術館は、メトロポリタン美術館、ルーヴル美術館、エルミタージュ美術館です。ルーブル美術館は、日本の美術館と大きく違う点として、写真撮影ができたりイーゼルを立てて模写する事もできるので世界中から画家や美術家、イラストレーター等アーティストを目指す人たちが独学の為に集る。パリの小・中学生が美術の授業の一環として館内で模写していることもある。 同じ様にメトロポリタン美術館も写真撮影が可能。 |
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人類の至宝(モナ・リザ、ミロのヴィーナス(メーロスのアフロディーテ)、 |
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■モナリザ:イタリアの天才画家 レオナルド・ダ・ヴィンチ(1503 - 1506)が描いた世界で一番有名な油絵。 油彩、ポプラ材、77cm×53cm。 意外と小さな作品でしたが、人は相当多かったです。 ルーヴル美術館では撮影は出来てもそばには警備員が数名。 |
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アングル・『横たわるオダリスク』 |
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■アングルは絵画における最大の構成要素はデッサンであると考えた。その結果、色彩や明暗、構図よりも形態が重視され、安定した画面を構成した。その作風は、イタリア・ルネサンスの古典を範と仰ぎ、写実を基礎としながらも、独自の美意識をもって画面を構成している。『横たわるオダリスク』に登場する、観者に背中を向けた裸婦は、冷静に観察すると胴が異常に長く、通常の人体の比例とは全く異なっている。同時代の批評家からは「この女は脊椎骨の数が普通の人間より3本多い」などと揶揄されたこの作品は、アングルが自然を忠実に模写することよりも、自分の美意識に沿って画面を構成することを重視していたことを示している。こうした「復古的でアカデミックでありながら新しい」作画態度は、近代の画家にも影響を与えた。印象派のドガやルノワールをはじめ、アカデミスムとはもっとも無縁と思われるセザンヌ、マティス、ピカソらの画家にもその影響は及んでいる。(ウィキペデアより抜粋) |
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ボッティチェッリ・『婦人に贈り物をするヴィーナスと三美神』(レンミ荘壁画) |
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■ドラクロア・『民衆を導く自由の女神』 :第二王政復古の政府による憲法違反に反対した自由主義的な共和主義者が、1830年7月27日、28日、29日、すなわち「栄光の3日間」と呼ばれる期間にパリで引き起こした人民の蜂起は、フランス・ブルボン朝の最後の王シャルル10世を失脚させ、その代わりにオルレアン公ルイ・フィリップを王位に即けた。この歴史的な出来事の証人であるドラクロワは、そこに現代的な主題を見出し、それを体系的に、しかしギリシア独立戦争を描いた時と同様のロマン主義的情熱をもって、絵画化している。 |
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ラファエロ・《聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ/美しき女庭師》 / |
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ルーヴル美術館 フランス ブーシェの間 |
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プーシェの絵葉書と切手(ロココ、狩から戻ったディアナ) / |
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■プーシェ・『水浴のディアナ』:1742年に制作され、サロンに発表されたこの裸婦像は、1852年にルーヴル美術館に収蔵された。19世紀初頭以降ルーヴルに収蔵されたブーシェの最初の作品で、これにより、革命家からあまりに軽薄な絵画とみなされて姿を消していた、ブーシェの作品の長きに渡る不遇に終止符が打たれたのである。 おそらく1742年のサロンに展示されたと思われる《ディアナの水浴》は、美術愛好家の蒐集室向けに制作された小型の絵画連作の一つである。 |
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大きな古代ギリシャ時代の甕・容器(紀元前) / 聖母子像(カメオ?) |
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■ルーヴル美術館の中での絵画の配置 絵画のコレクションはフランソワ1世の時代、フォンテーヌブロー宮殿に絵画室を設けたことに始まり、ルイ14世の時代に飛躍的に増大した。リシュリュー翼3階の全室、シュリー翼3階のほぼ全室、ドゥノン翼2階の大部分が絵画の展示にあてられている。 フランス絵画はリシュリュー翼3階の1室から18室、これに続くシュリー翼3階の19室から73室に時代・流派順に展示されるほか、ドゥノン翼の75室から77室にもある。 |
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■ルーヴル美術館(フランス王室のコレクションを基に1793年に開館、フランス・パリ(Paris、巴里))を最初に訪れると、皆さんは「ミロのヴィーナス」、「サモトラケのニケ」、「モナ・リザ」という、ルーヴルの三大貴婦人に出会うことに出来ます。ルーヴル美術館の作品は印象派を除いた作品(印象派以前=18世紀以前の絵画や工芸品・遺物)が多く、理由は近くに印象派中心のオルセー美術館があるのが理由と思います。まさしく生きてる美術工芸の教科書ですね。ハムラビ法典もあったようですが残念ながら見る事が出来ませんでした。目的を絞って見たとしても、全体を見るには1週間は必要かと思います。 |
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古代ギリシャ時代の |
『ナポレオン1世の戴冠式』 部分 (ダヴィッド) |
『レカミエ婦人』 |
『道化師(ピエロ(旧称ジル))』部分(ヴァトー) |
■『レカミエ婦人』(ダヴィッド):パリのとある銀行家夫人であるジュリエット・レカミエは、当時最も知られた婦人の一人であった。ポンペイ様式の家具に囲まれて「古代風」の衣裳に身を包んだ夫人を、飾り気のない背景の中に描いたこの肖像画は、1800年において前衛的な作品であった。寝台の上に優雅に横たわったレカミエ夫人が、観者の方を振り向いている。腕と足が露になった古代風の白いドレスを身に纏っており、ソファー以外には足台と古代から想を得た大燭台しかない、がらんとした室内に描かれている。
■『リュートを持つ女』:ヴァトー好みの主題を、洗練された筆致とマティエールを用いて描き出した優美な作例である。ここでは、若い女性があたかも空想上の人物のように非個性的に描かれており、音楽の擬人像と考えられる。 |
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『リュートを持つ女』(ジャン=アントワーヌ・ヴァトー) |
■ルーヴル美術館の中での絵画以外の配置 古代オリエント部門の展示場は、リシュリュー翼1階西側の1から9室、それに続くシュリー翼1階北側の10から21室、及び、10室の南に続くAからD室である。 古代ギリシア、古代ローマの文化はルネサンス期以降の西洋において常に古典して尊重されてきた。展示室は主に1階と2階であり、シュリー翼の南西部及びドゥノン翼の東端という、ルーヴルの中でももっとも早く宮殿化された部分に位置している。 |
ミロのヴィーナス |
フランス・パリ・ルーヴル美術館への地図 |
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ルーヴル美術館 |
ルーヴル美術館の中庭と噴水 |
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ルーヴル美術館の天井画 |
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ルーヴル美術館 |
■タニスの大スフィンクス(古王国時代、紀元前2600年頃) この薔薇色花崗岩(エジプト・アスワン産)のスフィンクスが、古代エジプト美術部門の入り口にあります。古代エジプト美術部門の最後にあたるローマ時代とコプトのエジプトは、ドゥノン翼で展示されています。 シャンポリオンは、1822年にヒエログリフ(象形文字)を解読しました。次いでシャンポリオンは、1826年にルーヴル美術館に古代エジプト美術部門を設立するにあたって、シャルル十世にこの彫像の精華を含む個人コレクションを取得してもらいました。(下へ続く) |
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タニスの大スフィンクス |
ここでスフィンクスには、猛獣であり太陽の象徴でもあるライオンのイメージと、頭巾(ネメス)、頭を持ち上げたコブラ(ウラェウス)、つけひげとカルトゥーシュ(楕円形王名枠)に記された名のおかげで王と分かるイメージとが混在しています。 |
ルーヴルの展示物 |
ルーヴルの名画 |
ルーヴルの有名絵画 『サビニの女たち (Sabines) 』 ・ダヴィッド |
ルーヴル・『牡牛柱頭装飾』 イラン・王宮の謁見の間 B.C.500年頃 |
『マルガリータの母、王妃マリアーナの肖像』・ヴェラスケス |
ルーヴルの名画 |
ルーヴルの名画 |
■新古典主義における最も重要な画家のひとりジャック=ルイ・ダヴィッドの典型的な歴史画作品『サビニの女たち』。古代ローマの歴史家ティトゥス=リウィウス著『ローマ建国史』などに記されている、ローマ人によって未婚の女性を略奪されたサビニの男たちが、女を奪い返そうとローマ市内へ攻め入るものの、既にローマ人と結ばれていた≪サビニの女≫らが争いを仲裁する場面を描いた作品。隣国のローマ人によってサビニの女たちが掠奪された後、サビニの男たちは女たちを奪回しようとした。ダヴィッドが描くことにしたのはこのエピソードである。 |
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ルーヴルの名画 ボッティチェリ |
ボッティチェリ |
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ルーヴルの名画 |
ルーヴルの名画 ラファエロ 『フランソワ一世の聖家族』 |
ルーヴルの名画 |
ルーヴルの名画 |
ラファエロの『ジョヴァンナ・ダラゴーナの肖像』を模写の画家 |
ドラクロア・ |
ムリーリョ・、 |
祭壇画 『聖なる家族』 |
ルーヴルの名画 |
『ハムラビ法典』(B.C.1792頃) バビロニアの記念石碑・玄武岩 美術館資料より転載 |
ルーヴルの名画 『聖なる家族』 ロレンツォ・ロット |
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ルーヴル美術館から見たセーヌ川とパリ市街地の風景 |
アングル・ |
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■ルーヴル美術館は、パリの中心部、セーヌ川の右岸に位置し、ルーヴル宮殿の大部分を占めている。 「パリのセーヌ河岸」は、フランスにあるユネスコ世界遺産のひとつ。 首都パリを流れるセーヌ川の川岸のうち、シュリー橋からイエナ橋までのおよそ8kmほどが登録対象となっている。これには、中州であるシテ島とサン・ルイ島、および区域内に架かる橋も含まれている。登録対象地区はパリの中心部であり、この都市が辿ってきた歴史がよく現れている。この地区には、ノートルダム大聖堂、ルーブル宮殿などの中世の建築群や、エッフェル塔などの近・現代建築群のように観光名所としてもよく知られた建築群が含まれる。 |
切手でルーヴルと名画をご紹介
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ヴァトー |
『リヴィエール嬢の肖像(Portrait of Mademoiselle Riviere )』 1805 |
シャセリオー |
『アルノルフィーニ夫婦』 |
『宰相ニコラ・ロランの聖母』 |
チマブーエ 『聖母と天使たち』 1270頃 ルーヴル美術館 拡大○ |
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■美術工芸について参考にしているページ
1.Web Gallery of Art, (英語)
2.Weblio 辞書 > 文化 > 美術用語集
3、(サルヴァスタイル美術館:西洋美術では参考になります)
フランス共和国 パリ(Paris、巴里)・ルーヴル美術館(Louvre)と作品 世界遺産 |