ロシア旅行の写真 2017年5月サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館 旧館 |
エルミタージュ美術館
エルミタージュ美術館(Hermitage Museum)は、サンクトペテルブルクにあるロシアの国立美術館。 1990年に世界遺産(サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群)に包括登録されている。 小エルミタージュ、旧エルミタージュ、新エルミタージュ、エルミタージュ劇場、冬宮殿の5つの建物が一体となって構成されており、現在本館となっている冬宮殿はロマノフ朝時代の王宮。 五つの建物は、19世紀から約百年かかって完成されました。 1764年にエカチェリーナ2世がドイツから美術品を買い取ったのが、エルミタージュ・コレクションのはじまり。 入館の際、コート類はクロークに預けなければなりません。またカバン類はA4サイズ以下のもに限り持ち込むことができます
※《サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群》は、ロシアの都市サンクトペテルブルクの中心部およびその郊外の建造物を含むユネスコの世界遺産の登録された。これらの建築遺産は、バロック様式・新古典主義にロシア文化が融合したものとして特徴づけられる。 世界三大ミュージアムのひとつです。 エルミタージュは本来は《世捨て人の隠れ家》の意味。
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お断り)絵画は、美術館の照明やライトの加減で、うまく撮影ができないものが多かった。やむを得ず斜めからの撮影も多かった事をご了承ください。
参考文献)《エルミタージュ美術館の絵画》コリン・アイスラー著(中央公論社)
エルミタージュ美術館には、1764年に開館されてからずっと代々住み着いている猫たちが60匹以上はいるという。かれらは住み込みで働いているそうですが、ネズミ退治という重要任務を任されている猫だというパスポートも発行するのだとか。
ご注意)写真は2017年05月に当方が撮影したものです。著作権は保持しています。
(拡大○)若しくは小さな画像は、画像クリックで拡大画像をご覧いただけます。
建築・装飾 エルミタージュ美術館
エルミタージュ美術館は収集した美術品としてではなく、建築物として世界遺産に登録されています。 大使の階段(ヨルダン階段)はラストレッリにより造られたロシア・バロック建築の極致。孔雀の時計のあるパヴィリオンの間、謁見に使われた大玉座(聖ゲオルギー)の間、女神とピョートルが描かれたピョートル大帝の間、銀器の展示室でもある紋章の間、300人の肖像画がある1812年祖国戦争の間、美しい孔雀石の間、ロココ様式の着替えの間(ブドゥアール)、黄金の客間、ニコライ2世の図書室。
エルミタージュ美術館 コレクション
1764年にエカチェリーナ2世がドイツから美術品を買い取ったのが、エルミタージュ・コレクションのはじまり。 総収蔵品は約300万点。 イタリア・ルネサンス|スペイン|フランドル・オランダ|フランス|印象派以降。
■イタリア・ルネサンス
レオナルド・ダ・ヴィンチの《ブノワの聖母》(ベヌアの聖母)と《リッタの聖母》の二作が有名です。 ラファエロの《コネスタービレの聖母》と《聖家族》やミケランジェロ《うずくまる少年》も引けを取りません。 他にはジョルジョーネ《ユディト》、カラヴァッジオ《リュートを弾く若者》、ティントレット《洗礼者ヨハネの誕生》、ティツィアーノ 《ダナエ》 《悔悟するマグダラのマリア》、メルツィ《婦人の肖像》、フラ・アンジェリコ《聖母子と天使たち》、フィリッピーノ・リッピ《礼拝》、クラナッハの《女の肖像》と《林檎の木の下の聖母子》。
■スペイン
ベラスケス《昼食》、ゴヤ《アントニア・サラテの肖像》、エル・グレコ《使徒ペトロとパウロ》、ムリリョ《聖母被昇天》、スルバラン、モラレス。
ムリリョ《聖母被昇天》1670年代 |
ムリリョ《少年と犬》1650年代 |
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スルバラン《聖ラウレンティウ》1636年 |
モラレス《聖母と糸巻きを持つイエス》1570年代 |
グレコ《使徒ペテロとパウロ》1890年頃 |
ラ・クルス《サヴォイのカタリナ・ミカエラ》 |
ベラスケス《昼食》1618年頃 |
ゴヤ《アントニア・サラテの肖像》 |
■フランドル・オランダ
レンブラントの作品が20枚以上所蔵されており、《フローラに扮したサスキア》、《老ユダヤ人の肖像》、《イサクの犠牲》、《天使のいる聖家族》があります。 ルーベンス の《大地と水の結合》、《ペルセウスとアンドロメダ》やヴァン・ダイク 《自画像》。
現在日本では、下記内容の展覧会が東京と名古屋で開かれています。
展覧会名:大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち
会期 :2017年3月18日(土)-9月18日(月・祝)
《花飾りに囲まれた幼子キリストと洗礼者ヨハネ》 |
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《花飾りに囲まれた幼子キリストと洗礼者ヨハネ》 ダニエル・セーヘルス/トマス・ウィレボツ・ボスハールト 作 |
写真撮影は可能ですが、フラッシュと三脚は禁止です。1階にしかないトイレとカフェの位置も確認しておくべきです。2015年現在、印象派以降の絵画は、新別館(ブランチ館)に移動しています。
※ Wikipediaを参考に一部文の転用もしています。 |
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