西洋美術切手 モダン・ポップアートの切手(レンピッカやウォーホル、ボサダ)
西洋美術切手の中でも2000年頃から旧ソ連やアフリカ諸国から発行されている,切手収集家の私共からすれば少し邪道気味のモダン・ポッポアートの切手を特集しました。 基本的には発行国と何の縁もゆかりも無く、国内で使用はせず外貨獲得を目的にしている国が多い事も事実です。 何だか悲しいが、私も含め海外の人で買う人も沢山いるようです。 掲載の切手は全て、鞄本郵趣サービスからの購入です。 ポップアート
(Pop art) は、現代美術の芸術運動のひとつで、大量生産・大量消費社会をテーマとして表現する。雑誌や広告、漫画、報道写真などを素材として扱う。1950年代半ばのイギリスでアメリカ大衆文化の影響の下に誕生したが、1960年代にアメリカ合衆国でロイ・リキテンスタインとアンディ・ウォーホルなどのスター作家が現れ全盛期を迎え、世界的に影響を与えた。 マドンナ等アメリカの芸能人にも根強い人気があるアール・デコの女流画家のタマラ・ド・レンピッカ、メル・ラモス、ボサダも掲載中。 日本でもマラ・ド・レンピッカのファン急増中。 特設:イラストレーターノーマン・ロックウェル。
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モダン・ポップアートの切手(レンピッカやウォーホル、ボサダ) |
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■アンディ・ウォーホル(Andy Warhol、1928年8月6日 - 1987年2月22日)はアメリカの画家・版画家・芸術家でポップアートの旗手。ウォーホールとも表記。銀髪のカツラをトレードマークとし、ロックバンドのプロデュースや映画制作なども手掛けたマルチ・アーティスト。本名はアンドリュー・ヴァーコラ(Andrew Varchola)。派手な色彩で同じ図版を大量に生産できるシルクスクリーンの技法を用い、スターのイメージや商品、ドル記号など、アメリカ社会に流布する軽薄なシンボルを作品化した。古典芸術やモダニズムなどとは異なり、その絵柄は豊かなアメリカ社会を体現する明快なポップ・アート、商業絵画としても人気を博した。しかし、そこにはアメリカの資本主義や大衆文化のもつ大量消費、非人間性、陳腐さ、空虚さが表現されていると見ることもできる。 |
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「マリリン・モンロー」(フランス) |
「アンディ・ウォーホル」(USA) |
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■ドリュー・ポサダ(Drew Posada)のピンナップ・アート(左はベニン、2002年 / 右はコンゴ発行) |
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■ ドリアン・クレアベンジャー(Dorian Cleavenger) マサチューセッツ州Massachusetts生まれ、ニュージャージー州
(New Jersey) 育ち。自動車に custom airbrush painting をしたり、ホットロッドを組んだり、バンド活動をしたりしていたが、以前の目標でもあった芸術フィールドでの活動を決意し、Art
Institute of Pittsburghで再勉強に取り掛かる。 |
■カルロス・カルタヘナ(Carlos Cartagena)は1960年グアテマラ市で生まれ、現在はアメリカのピンナップ界では有名なアーティスト。ソフトな官能の世界を描いています。プレーボーイ、ペントハウス誌で活躍するアメリカのエアブラシ・イラストレーターです。(コンゴ発行) |
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■ピンナップ(pinup)とは、ピンで留めて壁に飾る写真の事をいう。特に、女性のヌードや水着姿のものなどを指す場合が多い。その女性たちをピンナップ・ガール (pinup girl)という。ヌードグラビアがまだなかった1920年代から1940年代のフランスやアメリカでセクシーなイラストが旋風を巻き起こしたらしい。第二次世界大戦当時、アメリカ軍の兵士達にも、勇気を与えたり、故郷の恋人を思い出す為にピンナップガールは、流行したという。そして、マリリン・モンロー(Marilyn Monroe) 、ベティ・グレーブル(Betty Grable) 、ジェーン・マンスフィールド(Jayne Mansfield)、ベティ・ペイジ(Betty Page)ら、ピンナップガールが、1960年代まで雑誌の表紙やポスターで活躍する。 |
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■タマラ・ド・レンピッカ(Tamara de Lempicka, 1898年5月16日 - 1980年3月18日)はアール・デコの女性画家。ポーランドのワルシャワに生まれる。ジャック・ニコルソンはタマラの作品をコレクションしている。2005年には、女優兼アーティストのカーラ・ウィルソンが、タマラの生涯に基づく一人芝居「Deco Diva」を演じた。ポップ・シンガーのマドンナもタマラの大ファンで、彼女の作品を集めていて、イベントや博物館に貸し出したこともあるくらいだ。彼女の絵画の中には、貴族や冷たい裸体に混じって、難民、一般人、さらには聖人も描いている。代表作は『アンドロメダ』(1929)、『アメジスト』(1946)、『モデル』(1925)、『アダムとイブ』(1932)。地に『美しいラファエラ』(1927)、『眠る女』(1923)、『水浴するスザンナ』(1938)。地に『水浴する女たち』(1929)、『二人の友人』(1923)、『Reclining nude』(1925)など。 切手はギニアビサウから2008年発行。 |
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『アンドロメダ』(1929)、『アメジスト』(1946)、『モデル』(1925)、『アダムとイブ』(1932)。地に『美しいラファエラ』(1927)、『眠る女』(1923)など。 左下は『タマラ・ド・レンピッカ自画像』とサイン |
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『水浴するスザンナ』(1938)。地に『水浴する女たち』(1929)、『二人の友人』(1923)、『Reclining nude』(1925)。 |
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タマラ・ド・レンピッカはワルシャワの良家に生まれ、思春期をロシアで過ごしますが、1918年、革命の混乱を逃れ夫とパリへ亡命。働かない夫を尻目に画業で身を立てる決心をします。やがてパリの社交界に進出、亡命貴族や財界人の肖像画を描き、着実に自分の地位を築きました。 タマラ・ド・レンピッカの個性的で大胆な作風は、(ロートのソフト・キュビスム、ドニの総合的キュビスムの影響を受け)さらに急速な進化を遂げ、アール・デコ運動の冷ややかな一面と官能的な一面を統合させる。彼女について、ピカソは「統合された破壊の斬新さ」と語った。 |
ローマの街角で見かけたタマラ・ド・レンピッカの美術展ポスター |
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■メル・ラモスのポップアート(キルギスタン、2000年) |
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メル・ラモス(MEL RAMOS) アメリカ合衆国カリフォルニア州サクラメント 1935年アメリカに生まれる。1953年から54年までサクラメントのジュニア・カレッジで学び、54年から55年までサンホゼの、55年から58年までサクラメントのカリフォルニア州立大学に学び、57年に文学士号、58年に芸術学修士号を得た。同年からカリフォルニアの高校などで教鞭をとる。1963年頃、ポップアートの第2世代の芸術家としてデビューし、西海岸のポップ・アートを代表する作家となった。アメリカ各地の大学で教職につき、1966年からヘイワードのカリフォルニア州立大学で絵画の助教授となり、80年には教授となる。1970年にはタンパの南フロリダと、ニューヨークのシラクーザ大学、73年にはマディソンのウィスコンシン大学、ワシントンのパシフィック・ルター派大学に招かれた。ありふれた商品やピンナップ・ガールを、スーパー・リアリズムの手法で写実的に描写した作風で知られる。
(徳島県立美術館にあるようです) |
メル・ラモスのポップアート(キルギスタン、2000年) | ||
メル・ラモスのポップアート(トゥルクメニスタン、2000年) |
メル・ラモスのポップアート(タジキスタン、2000年) |
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■ポップ・アートの歴史:第二次世界大戦後の先進国では、だれもが毎日、大量生産の製品に囲まれ、それらを消費し、テレビや雑誌でその広告にさらされる生活を送っている。ポップアートの運動の中には、これら下世話な製品やサブカルチャー、生活様式を批判する意図をこめたものもあれば、むしろ自分達を取り巻く大量生産・大量消費社会の風景を、山や海や農村にかわる新しい『風景』ととらえ、親しみ深い風景の一部である商品や広告を、淡々とあるいは美しく『風景画』に描こうとするものもあった。最初にポップアートが盛んになったのはイギリス(特にロンドン)であった。戦後のイギリス人にとっては(戦後の日本人と同じく)アメリカの格好いい商品や大衆文化は眩しいものだったが、アメリカ人にとってはどこにでも売っているただの日用品で日常風景の一部であり、むしろ格好悪い物であった。ただ当初はそれを美術に直接使うことは、アメリカの芸術の前衛にあったモダニズムの立場や保守的な観衆から思わぬ強い反発を受けた。代表的なアーティストとしてはブリティッシュポップでは、エドゥアルド・パオロッツィ 、リチャード・ハミルトン、デイヴィッド・ホックニーであり、ネオ・ダダではロバート・ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズ、ポップアートでは、アンディ・ウォーホル、コンラッド・リーチ、ロイ・リキテンスタイン、トム・ウェッセルマンなど、シミュレーショニズムではジェフ・クーンズ、シュリー・レヴィーン、バーバラ・クルーガーです。(Wikipediaから引用) |
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コンゴ発行のメル・ラモス(2005年) モデル、モデルと動物、モデル 縦長だけ拡大○ |
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■メル・ラモスのポ−トレイト・イメージ(チキータバナナ、タバコのKENT、ラッキーストライク、コカコーラ) |
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メル・ラモスは1963年にデビューし、ポップアート第2世代の作家と言われており、デビュー当初の60年代前半にはコミックのヒーローをモチーフにしたシリーズの制作を手掛けていましたが、65年からは、裸のピンナップ・ガールと日用雑貨、たとえば、タバコやワイン、ゴルフボールといった身の回りのありふれた商品を組み合わせて写実的に描写するようになり、より身近な親しみやすい作風へと変化しました |
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空山 基が描くマリリンモンロー(St.Thomasとソマリア) クリックで拡大 |
■空山 基(そらやま はじめ、1947年(昭和22年)2月22日 - )は、日本のイラストレーター。愛媛県今治市出身。エロティックかつメタリックな質感およびメカニカルな造形で女性を描いたイラストレーションは、世界的に高く評価されている。また、ソニーが開発したエンタテインメントロボットである AIBO のデザインも手がけた。“Hajime Sorayama Gallery” (jp). (公式ウェブサイト). 空山基 |
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Karol Baron: From the series 'Magic of Still Life Paintings V - 1972'(スロバキア、2006年)「静物の魔法」 |
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■Name: Karol Baron (カロル バロン) |
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『泉の少女(Young girl of Fontain)』 ポール・ドラクロア |
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