ロシア旅行の写真 2017年5月サンクトペテルブルグ ピョートル大帝の宮殿庭園 |
ペテルゴフ(Peterhof)
世界遺産のピョートル大帝の宮殿庭園。 ペテルゴフ(Peterhof)はロシア・サンクトペテルブルクのペトロドヴォレツォヴヌイ区にある町で、サンクトペテルブルク中心部から西に約29km離れた、フィンランド湾の南岸に面した所にあります。 ネヴァ川から高速船も出ています。 「ピョートルの邸宅」の意。
ピョートル1世( Pyotr I Alekseevich, 1672年6月9日 - 1725年2月8日)は、モスクワ・ロシアのツァーリ(在位:1682年
- 1725年)、初代ロシア皇帝(インペラートル / 在位:1721年 - 1725年)。 大北方戦争(Great Northern War、スウェーデンと反スウェーデン同盟(北方同盟)を結成した諸国とがスウェーデンの覇権をめぐって争った戦争)での勝利により、ピョートル大帝と称される。
世界遺産 ピョートル大帝の宮殿庭園のカスケード |
大カスケード 噴水 |
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■カスケード (cascade) の原義は、連なった小さな滝である。 |
ペテルゴフ宮殿(ピョートル大帝の夏の宮殿)とその噴水庭園はロシアを代表する観光地。 ピョートル1世の命により当時の先端技術を投入されて建設されたもので、ベルサイユ宮殿の影響が大。
規模は20の宮殿と7つの公園から成っていて、「上の庭園」と「下の公園」と呼ばれるものに分かれています。 「上の庭園」は、大宮殿につながるもので、左右対称の貯水池のほか、噴水が設けられた3つの池があります。 大宮殿のテラスから一望できるのは「下の公園」。 「大滝」が流れ、その水が「海の運河」と呼ばれる運河となって、フィンランド湾へと注ぎ込むという設計になっています。
世界遺産「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」:ロシアの都市サンクトペテルブルクの中心部およびその郊外の建造物を含み、バロック様式・新古典主義にロシア文化が融合したものとして特徴づけられる。ピョートル大帝宮殿と同じく壮麗なロココ建築のエカテリーナ宮殿とその周辺が対象。 |
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ご注意)写真は2017年05月に当方が撮影したものです。著作権は保持しています。
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ペテルゴフ宮殿
入り口から入ると右下のように右手に立派な宮殿が見えます。 建築家バルトロメオ ラストレッリが手掛けたバロック様式の壮麗な黄色と白のファサードも、室内を見た後では印象が薄れるほど。 大宮殿は第二次世界大戦で壊滅的被害を受けたものの、戦後に全面改修。絢爛豪華な室内にただただ圧倒されます。 大型で精巧な絵画が壁を埋め尽くし、金箔張りではない部屋を見つけるのが難しいほど。贅を凝らした玉座の間や長椅子の間は、かつて皇帝一族がくつろいだ場所。 優美な模様の家具と壁紙に囲まれています。
宮殿教会聖使徒ペテロ・パウロ と宮殿入口 |
ペテルゴフ大宮殿の全体 |
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大宮殿 教会は手前で大カスケードは左に下ったところ |
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大宮殿(左) |
大宮殿(中央)双頭の鷲 |
大カスケード噴水 |
「ライオンの口を引き裂くサムソン」 彫刻家」M.I.コズロフスキー |
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賑やかな門前 |
宮殿駐車場傍の土産物店 |
食事中のかわいい子供 |
ペテルゴフの噴水
毎年 5 月の式典で噴水シーズンの始まりを告げ、音楽や花火で一日中お祝いが続きます。
入念に作られた、噴水に大量の水を供給するシステムは、ロプシャから水路や貯水池を経由するというもの。水源は地下湖で、水門は26箇所設けられており、24時間の噴水を出し続けることも可能だといわれています。 ピュートル1世は、高い経費を要する給水設備をもったヴェルサイユとは違い、ロブシンスカヤの丘から水が水路を伝い自然に流れる仕組みを導入した。
いたずらの噴水(石を踏むと仕掛けがあり、水が吹きでる)が各所に仕掛けられています。
モンプレジール宮殿
ペテルゴフ宮殿の中の赤い建物のモンプレジール宮殿(Mon Plaisir Palace)は、低層で比較的簡素ですが、写真映りは他の宮殿に負けていません。 敷地内には、ペテルゴフ
エルミタージュと呼ばれる別棟があります。 大宮殿に比べると小ぢんまりしていますが、豪華な食堂を完備し、少人数で贅沢三昧のパーティーが催されていました。 下の庭園では最初に建てられた宮殿でピョートル大帝が大宮殿よりも気に入った宮殿です。最も海に近い場所にあるためフィンランド湾が一望でき眺望は素晴らしいです。
フィンランド湾を通してレニングラード原子力発電所を眺める |
高速の観光船 |
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レニングラード原子力発電所には、チェルノブイリ原発と同型の4基のRBMK-1000が設置されており、老朽化の進む原発に代えて隣接地にレニングラード第二原子力発電所が建設中である。 |
※チェルノブイリ原子力発電所は、ウクライナ(旧:ソビエト連邦)のチョルノーブィリ(チェルノブイリ)近郊、プリピャチ市にあった原子力発電所。原子炉の炉型は、黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉のRBMK-1000型(ソビエト型)。
1971年に着工され、1978年5月に1号炉が営業運転を開始した。しかし1986年4月26日午前1時23分に4号炉が原発事故を起こし、世界中にその名が知られた。
ペテルゴフ近郊の風景
ペテルゴフ宮殿からエカテリーナ宮殿(凡そ70km)に向かう途中で見かけた風景。富裕な住民たちのお気に入りの夏の別荘地パヴロフスクではないかと思っています。 何とも瀟洒な家ですね。仮にパブロフクス宮殿であれば世界遺産です。
パヴロフスクは首都サンクトペテルブルクに住む富裕な住民たちのお気に入りの夏の別荘地であった。フョードル・ドストエフスキーの小説『白痴』には、パヴロフスクの別荘(ダーチャ)に住む裕福な人々(「ダーチニキ」、dachniki)たちの生活が描かれている。 |
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水中翼船が、エルミタージュ美術館近くの船着場とペテルゴフ宮殿「下の庭園」の桟橋との間を往復している。所要35分。ネヴァ川が凍結しない期間(おおよそ5月頃から10月頃まで)に限って運行される。
※ Wikipediaを参考に一部文の転用もしています。 |
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