欧州旅行 2019年11月 ロンドンにある大英博物館 |
イングランドとウェールズ プロローグ
英国のイングランド ロンドンにある大英博物館とナショナルギャラリーの作品見学。
入場はいずれも無料。 大英博物館は別名「泥棒博物館」とも言われている。
今回は日本の国宝(奈良)が至近距離で観ることができました。
ご注意)写真は2019年11月に当方が撮影したものです。著作権は保持しています。
画像クリックで拡大画像をご覧いただけます。
■大英博物館の最寄りの地下鉄駅はラッセル・スクウェア駅(ピカデリー線)・ホルボーン駅(セントラル線・ピカデリー線)・トテナム・コート・ロード駅(セントラル線・ノーザン線)・グージ・ストリート駅(ノーザン線)など。各駅からおよそ徒歩10分。
地下鉄 駅構内 |
ホルボーン駅周辺 |
ハリーポッターの劇場 |
★ホルボーン駅は、ロンドン都心部のロンドン地下鉄の鉄道駅である。大英博物館の最寄り駅で、プラットホームには博物館の所蔵物のポスターが貼られている。
★ロンドンのパレスシアターは、ピカデリーサーカス駅から徒歩7分。最寄駅のレスタースクエア駅からは徒歩4分という抜群の立地です。ハリーポッターシリーズの最終作となる第8作目”ハリー・ポッターと呪いの子”の舞台が、2016年からロンドンのパレスシアターで上演されています。
大英博物館
■大英博物館は世界で最も有名なミュージアムの1つ。ここを訪れることなくして、ロンドンを見たとは言えません。収蔵点数は約800万点で、ロゼッタストーンやミイラといった考古学的に貴重な意味をもつ出土品から美術品や書籍まで幅広いコレクションを誇ります。
入り口を抜けるとグレート・コートと呼ばれる美しいホールが広がっています。 広大な博物館で待ち合わせや道に迷った時の集合場所に最適です。 写真撮影に関しては常設展示室では撮影が許可されていますが、特別展は撮影不可です。フラッシュ撮影と三脚の使用は禁止されています。
■イラク南部の荒涼とした砂漠。ここは世界最古の国際的な大都市ウルがあったとされる場所だ。 聖書にアブラハムの故郷と記されているウルの街は、紀元前2000年頃には富裕な帝国の中心都市だった。西へ約1200キロ離れた地中海や、東へ約2400キロ離れたインダス文明(古代メソポタミアではメルッハと呼ばれていた)から貿易商がここに集まってきた。(参考記事:「ラクダの家畜化は紀元前10世紀」)
★922~34年にイギリス人のウーリーによって発掘され、神殿とさせる施設(いわゆるジッグラト)と、楔形文字をしるした多数の文字盤、住居跡などとともに王墓が発見された。研究の結果、前2500年頃のウル第一王朝の王墓であることが判明した。王の遺骨の周りには高価な家具や装身具とともに、多数の殉死者や兵士、牛の遺骨が発掘された。
★「ウルの軍旗」(または「ウルのスタンダード」)といわれる遺物。高さ22センチ、長さ50センチの木製の箱の側面に二つの主な場面が描かれている。ここにはウルの兵士たちの戦いの場面と平和の場面が描かれていると言う。天然アスファルトの板に貝やラビスラズリ、紅玉髄が象嵌され、美しいものである。シュメール人は「民族系統不明」とされているのだが、この資料によってその風貌を知ることができる。そこに出てくるシュメール人兵士は、みな一様に横を向き、しかも異様に大きな目と鼻を持っている。
★この牡山羊の像は、王墓の「死の穴」から発見されたもので、宮廷の音楽家や芸人の副葬品であったのではないかとみられています。金箔が張られた木製の像で、金や銅、ラピスラズリといった貴重な材料を使って丹念に細工が施されています。
■大英博物館で2019年10月から11月で「奈良―日本の信仰と美のはじまり」展(奈良県・大英博物館主催、朝日新聞社など特別協力)が行われ、たまたま間近で国宝や重要文化財を見ることが出来ました。
■とくに展示が充実している古代エジプトや古代ギリシャ、ローマ時代の遺物。
「古代エジプト」の展示室入口の像 アメンホテプ3世 |
「ルーム1(The Enlightenment Gallery)」の書棚と置物 |
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「ルーム1(The Enlightenment Gallery)」 |
傑作 円盤投げ |
「ルーム1(The Enlightenment Gallery)」 |
■「円盤投げ」は、紀元前5世紀のギリシアのブロンズ像をローマで復刻したもの。ハドリアヌス帝の別荘で発見。 バーチャルツアー(大英博物館) |
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ロゼッタストーン(コピー) |
ロゼッタストーン(本物) |
■ロゼッタ・ストーンは紀元196年作。上から古代エジプトのヒエログリフ、古代エジプトの民用文字、古代ギリシャ文字で書かれています。同じ内容が書かれていて、古代ギリシャ文字は解読されていたので、ヒエログリフ解読の突破口となったものです。以前、エジプト考古学博物館に玄関では、レプリカを観ました。 |
セクメント(Sakhmet) |
人形棺 |
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■セクメント(Sakhmet)はライオンの姿をした女神。紀元前1370年。 |
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「ルーム1(The Enlightenment Gallery)」の書棚と置物 |
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ギリシャ、ローマ時代の彫刻 |
死者の書 |
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死者の書(Books of the Dead)は、パピルスに葬礼の呪文と挿絵が描かれている。 |
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silver diadem of queen |
女官のミイラ 人形棺 |
しゃがむヒヒ |
squatting baboon |
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ミイラ(Mummies) |
statuette of a king and a label of Den |
アビドスのデンの墓から |
■statuette of a king and a label of Den : 王の小像:白い冠をかぶったひげのない王の姿。
第1王朝-オシリス神殿 / 黒檀オイルラベルの一部:2つの破片から復元され、右上隅に取り付け用の穴があります。前面には刻まれた碑文が刻まれている。
第1王朝、アビドス-デンの墓。 |
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古代エジプトの生活風景 |
動物シャブティ |
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★シャブティは、死者が冥界において課される仕事を代行するために死者とともに埋葬された。 |
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エジプト 木製の船 |
青色が美しい青釉陶器 |
エジプトの王名表 |
エジプト 木製の船 |
ミイラ(Mummies) |
※1 収蔵品には大英帝国時代の植民地から持ち込まれたものも多く、その殆どが独立した現在では、文化財保護の観点や宗教的理由から国外持ち出しが到底許可されないような貴重な遺物も少なくない。
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■古代エジプトでは、人間のミイラだけではなく、ネコや魚のミイラも作られていたようです。魚のミイラ、雄牛のミイラ。猫の死因は自然死ではなく、首を折られたことによるものだとわかったそうです。 猫のミイラはアビドス出土、ローマ時代(紀元前30年以降) |
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猫のミイラ |
猫彫像 |
神聖な雄牛のミイラ |
The tomb-chapel of Nebamun (ネバムンの墓礼拝堂の壁画) |
大きなスカラベ像 |
シャブティを持つ 座像 |
紀元前200年頃 |
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■ネバムンの墓礼拝堂は、ネバムンとその妻が死んだ後、祈りとささげ物を持って人々が来て記念する場所でした。ネバムン自身は、隠された埋葬室の墓礼拝堂の最も内側の部屋の床の下のどこかに埋葬されていました。 壁を飾った美しい絵画は、ネバムンが自分の人生を思い出させたいと願っただけでなく、彼が彼の人生を来世に残したいと望んでいたことを示しました。古代エジプトの日常生活の理想的なビジョンを示しています。 |
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General Horemheb and wife |
2009年、この像は、サッカラの死者の墓から取り出された、ホルエムヘブとその妻アメニアの像であることが合理的な疑いを超えて証明されました。1976年、オランダとイギリスの多国籍チームが、ホルエムヘブの埋葬室にある3つの握り手を見せているように見える彫像から失われた部分を発見しました。 |
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説明 |
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■ホルエムヘブ(Horemheb、在位:紀元前1323年 - 紀元前1295年)は古代エジプト第18王朝最後のファラオ。名は「ホルス神は歓喜する」の意。アメンホテプ3世の時代から王家に仕えた軍人であり、ツタンカーメンの時代には将軍の地位にあった。ホルエムヘブは王家の谷のKV57に埋葬されている。 |
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神(カバ、タウレクト)とのコミュニケーション |
ツタンカーメン説明 |
ツタンカーメン |
■タウエレト(Tawaret, Taueret, Taweret)は、エジプト神話に伝わる家庭と出産を司る女神。 |
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アメンホテプ3世像 |
「ラムセス2世の巨大座像の上半身」 |
石碑 |
「ラムセス2世の巨大座像の上半身」の右肩の穴はナポレオンの遠征隊が開けたとされる 第19王朝 紀元前1270年頃 |
大英博物館の見どころとしては、ロゼッタストーン(The Rosetta Stone) アッシリアの守護獣神像(Assyrian gateway
figures)イースター島のモアイ像(Easter Island Statue) ミイラ(Mummies) ウルの「王墓」(The ‘Royal
tombs’ of Ur)・・・ 。
※ Wikipediaを参考に一部文の転用もしています。 |
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イングランド 英国のロンドンにある大英博物館の作品 |
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