Repubblica Italiana(イタリア共和国)|世界遺産 アドリア海の女王・ヴェネツィア |
Repubblica Italiana(イタリア共和国)
イタリア共和国(Repubblica Italiana)。 世界遺産 アドリア海の女王・ヴェネツィア(イタリア語:Comune di Venezia)。 中世にはヴェネツィア共和国の首都として盛えた都市で、「アドリア海の女王」、「水の都」、「アドリア海の真珠」などの別名をもつ。 英語では「Venice」と呼ばれ、これに由来して日本語でもヴェニス、ベニス、ヴェネチアと呼ばれることもある。 アドリア海の最深部、ヴェネツィア湾にできた潟「ラグーナ(Laguna
di Venezia または Laguna Veneta)」の上に築かれた、運河が縦横に走る水の都。 迷路のような街、海水面と差が無い陸地、歴史に彩られた古い建物が多い町です。 仮面舞踏会のマスク姿のヴェネツィアのカーニバル(謝肉祭)が有名です。 人口は27万人。 現実は海面上昇で結構大変だそうです。 本島のすぐ南には、「サン・ジョルジョ・マッジョーレ島」「ジュデッカ島」、さらに南に下ると映画『ベニスに死す』で有名な「リード島」がある。 また、本島のすぐ北には、墓地となっている「サン・ミケーレ島」、さらに北にはヴェネツィアン・グラスで有名な「ムラーノ島」、レース編み産業の地「ブラーノ島」、そして、もっとも古い時代に栄えた「トルチェッロ島」があります。 ヴェネツィアはやたらとサン・マルコの言葉が飛び交います。 ヴェネツィアの守護聖人及び「マルコの福音書」の聖マルコの意味です。 聖マルコはライオンがアトリビュートでそこかしこに有翼のライオンが。 絵葉書やMCも入れました。セピア色に見える世界に往時が蘇りますね。 ここのサン・マルコ寺院も歴史的なものや綺麗さ大きさ以上に強力なパワースポット!
※「ヴェネツィアとその潟」として1987年に世界文化遺産に登録されています。
主な構造物: サン・マルコ広場 サン・マルコ大聖堂 ドゥカーレ宮殿 カナル・グランデの建築群 リアルト橋 フランケッティ美術館 ヴェネツィア郊外の島:
ムラーノ島 ブラーノ島
説明資料作成では、Wikipediaを利用しています。 世界遺産の切手:イタリア。
ご注意)写真は私が撮影し著作権があります。転載禁止! |
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ラグーナとヴェネツィアの街並み |
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ページ内索引 {ヴェネツィア(Venice、ベニス)|サン・マルコ広場
|サン・マルコ寺院|ゴンドラ(Gondola)
|リアルト橋(Ponte di Rialto)|ヴェネツィアン・グラスとレース|街並みと建物
|ホテルや食事|関連切手とヴェネツィア派の絵画}
ヴェネツィア(Venice、ベニス)
■ヴェネツィア(イタリア語:Comune di Venezia、英語:Venice)は、イタリアの北東部に位置するコムーネ。ヴェネト州の州都、ヴェネツィア県の県庁所在地。中世にはヴェネツィア共和国の首都として盛えた都市で、「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」などの別名をもつ。古来はラテン語でウェネティ人の土地を意味し、ウェネティ人が住んでいたアドリア海の奥に拡がる土地をウェネティア(Venetia)と呼んだことから来ている。アドリア海の最深部、ヴェネツィア湾にできた潟「ラグーナ(Laguna di Venezia または Laguna Veneta)」の上に築かれた、運河が縦横に走る水の都である。 桟橋付近。
■ヴェネツィアと本土の間を結ぶ自動車橋は全長が約4kmあるリベルタ橋で、それに並行して鉄道の橋が架けられている。後者が先に開業した。 ローマ広場には駐車場とバスターミナルが設けられており、自動車・バスで入島するものはここでヴァポレットへの乗り換えをすることになる。相当数の観光バスが駐車していました。
■ヴァポレット(伊:Vaporetto)は、ヴェネツィアで運航されている水上バス。元々は小型蒸気船の意味であるが、ディーゼル船に取って代わられた現在もその名を残しています。
サン・マルコ広場
サン・マルコ広場 ムーア人の時計塔 (Torre del'Orologio) , ドゥカーレ宮殿 (Plazzo Ducale)
■サン・マルコ広場(Piazza San Marco)はヴェネツィアの中心的な広場で、回廊のある建物に囲まれ、ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ寺院などがある。ヴェネツィアの広場は方言でカンポ(campo)と呼ばれるが、サン・マルコ広場は別格であり、ピアッツァ(piazza) と呼ばれる。世界で最も美しい広場とも言われており、観光名所のほか、海からの玄関口です。 サン・マルコは、ヴェネツィアの守護聖人である福音記者マルコに、由来する。サン・マルコ寺院の聖堂の正面部分は柱廊に囲まれた台形になっていて、実際より奥行きがあるようにみえる。この台形広場(piazza)に、海に面したサン・マルコ小広場(Piazetta
San Marco)が続いており、全体としてL字型になっています。 小広場には2本の柱があり、それぞれ頂上にはサン・マルコの獅子の彫像と聖テオドーロの彫像が林立しています。
■ドゥカーレ宮殿 (Plazzo Ducale) の鐘楼 (Campanile di San Marco) は、サンマルコ広場のちょうど真中当りに位置しています。 当時ベネチア共和国総督が港の見張台として建設して1902年に1度倒壊、この鐘楼は1912年再建されたとか? 時間がなく上れず。残念。 ドゥカーレ宮殿
(Plazzo Ducale) は、総督邸兼政庁です。 ため息橋で水路を隔てた牢獄と繋がっています。
サン・マルコ寺院
■サン・マルコ寺院 (Basilica di San Marco) は、11世紀に建てられたビザンティン建築(総督邸の礼拝堂が起源)です。 サン・マルコ寺院は、福音記者マルコにささげられた、イタリアのヴェネト州の州都ヴェネツィアで最も有名な大聖堂です。 内部はみごとなモザイク画で装飾され、ビサンチン美術の影響が多く見られます。 一番奥の主央祭壇の後ろには黄金の祭壇画「パラ・ドーロ(Pala d'Oro)」があり、聖人像が七宝や、黄金、無数にはめ込まれたの宝石によって描かれています。
■828年に 福音記者マルコの遺体を、エジプトのアレクサンドリアから運び、守護聖人としました。 福音記者マルコ(イタリア語: San Marco
Evangelista、英: Mark the Evangelist)は新約聖書の『マルコによる福音書』の著者とされる人物。
■福音書記者(ふくいんしょ・きしゃ、ドイツ語:Evangelist)とは、キリスト教の『新約聖書』に収められている四つの正典『福音書』の記者を指します。
ゴンドラ(Gondola)
■ゴンドラ (gondola)とは、ヴェネツィアの伝統的手漕ぎボートのことで、ゴンドラは何世紀にも渡って、ヴェネツィアでの主な交通手段であり続けた。現在も、カナル・グランデ(大水路)の岸と岸をつなぐ渡し船(トラゲット)として公共交通機関の役割を果たしている。 現在は殆ど観光用だそうです。 今では色も統一され殆どが黒色でした。 またゴンドリエーレ(船頭)さんが遊覧中はのべつ幕なし喋るか歌うかで煩い。
リアルト橋(Ponte di Rialto)
■リアルト橋(Ponte di Rialto)は、ヴェネツィアのカナル・グランデに架かる4つの橋の一つ。「白い巨象」とも呼ばれています。
この橋の周辺は海抜が比較的高く洪水の被害も少ないため、ヴェネツィアでは最も早くこの周りに集落ができ商業の中心地となった。 最初は木製の跳ね橋で、銀行や商品取引所で賑わっていたため「富の橋」と呼ばれた。しかし、女公爵の結婚式の時、見物人の重みで崩壊したり、火災に遭ったりしたため、石造りの橋に変えようと提言され、1557年、ヴェネツィア共和国は橋の設計案を一般から募集した。 橋の上にはアーケードが作られ、商店が並んでいます。 ヨーロッパの橋としては珍しく、カナル・グランデを見晴らす場所には欄干と花瓶型の手摺がついていました。
リアルト橋 |
リアルト橋 |
リアルト橋 |
リアルト橋からカナル・グランデを見晴らす |
リアルト橋の上の |
リアルト橋近くの仮面舞踏会の仮面のお店 |
リアルト橋の上から |
絵葉書 20世紀初頭 往時のリアルト橋 |
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※ヴェネツィアのかっての賑わいが髣髴としてきます。カナル・グランデ大運河 (Canal Grande)を見晴らす |
■カナル・グランデ (Canal Grande) は、ヴェネツィアの運河。大運河の意で、そう訳されることもある。街を二分するようにS字形をしている。全長3800メートルにもおよぶ運河は、この町の象徴でもあり、美しいパレスやヴィラが立ち並びます。
■仮面舞踏会(かめんぶとうかい)は、仮面をつけ身分素性を隠して行われる舞踏会のこと。マスカレード、マスカレイド(英語:masquerade)とも。ヴェネツィアが発祥。また音楽・文学ほか多数の作品に「仮面舞踏会」「マスカレード」という題名が付けられています。15世紀のルネサンス期のイタリアで、参加者が仮装して出席する公的な祭典が催されるようになった(イタリア語では
maschera と呼ばれた)。これらは一般的に上流階級の成員のために行われる凝った舞踏会で、特にヴェネツィアでは、仮面をかぶって行われる「ヴェネツィアのカーニバル」の伝統と結びついたため人気を博したそうです。 仮面はヴェネツィアのそこかしこで販売してました。部屋の飾りに良いかな。
ヴェネツィアン・グラスとレース
■ベネチアン・グラスまたはヴェネツィアン・グラス(英語: Venetian glass; ヴィニーシャン・グラス、イタリア語: vetro di
Murano; ヴェートロ・ディ・ムラーノ 「ムラーノ島のガラス」)は、イタリア北東部ヴェネト州の州都・ヴェネツィアで作られるガラス工芸品の地域ブランドです。
■ブラーノ島は、イタリアのベネチア近くにある、人口3,000人ほどの小さな島です。ベネチアから船で約45分の島へは、定期的に船が出ているので、気軽に訪れることができます。こぢんまりとした島なので、徒歩で1時間もあれば一周できてしまいます。ブラーノ島は、漁師の町です。
街並みと建物
■ヴェネツィアでは、干潟に建物を建てるため、大量の丸太の杭を打ち込みそれを建物の土台とした。そのため、"ヴェネツィアを逆さまにすると森ができる"(地中に丸太が乱立するがごとく大量に打ち込まれたため)、と言われている。 アドリア海に浮かぶ水の都、ヴェネチア。14世紀頃に地中海を支配し莫大な富を築いた海運王国です。今でも街中には当時のままの豪華な建物が残っているのが特徴的です。本島内の交通手段はなんと船のみ。
ホテルや食事
■イタリアといえばパスタですね。 しかし、イカ墨は曲者です。イカ墨の色素成分はメラニン(ユーメラニン)です。翌日の便も真っ黒。汚い話で御免なさい。 中世のヴェネツィアではペスト(黒死病)に対する薬効があるとされ、好んで食べられた。 なお、イカスミを摂取した後は便が黒くタール状になり、また便潜血検査も陽性になるため消化管出血と間違われ易い。 便の検査を受けるまえの数日間の摂取で、検査結果が誤って出る恐れがあります。お気をつけ下さい。
■Tourism has been a major sector of Venetian industry since the 18th century, when it was a major center for the grand tour, due to its beautiful cityscape, uniqueness, and rich musical and artistic cultural heritage. In the 19th century, it became a fashionable centre for the rich and famous, often staying or dining at luxury establishments such as the Danieli Hotel and the Caffe Florian. It continued being a fashionable city in vogue right into the early 20th century. In the 1980s, the Carnival of Venice was revived and the city has become a major centre of international conferences and festivals, such as the prestigious Venice Biennale and the Venice Film Festival, which attract visitors from all over the world for their theatrical, cultural, cinematic, artistic, and musical productions.
関連切手とヴェネツィア派の絵画
■ヴェネツィアのラグーンに本土の住民が移ってきた。彼らは、潟の泥に杭をたくさん打ち込みその上に家を建てた。それがやがて海に浮かぶ迷宮都市へと発展する。オリエントとの貿易で巨万の富を得た海洋国家、その象徴は総督。総督の末裔の別荘も撮影。また地球環境の変化とともに年々増加するアックア・アルタという高潮の様子も撮影に成功。海水があふれ、サンマルコ広場を美しい池に変えてしまう。 下の切手は水没したサン・マルコ広場の様子です。
■ヴェネツィアは、黄金のモザイクが威厳を放つサン・マルコ大聖堂、ドゥカーレ宮殿や鐘楼のあるサン・マルコ広場、溜息の橋、ヴェネツィア派絵画の多いアカデミア美術館、大運河沿いの館カ・ドーロやリアルト橋、サンティッシマ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会やサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会他、街並みすべてが見所といえるでしょう。運河をゴンドラが行き交うそのロマンチックで美しい姿は世界中の観光客の旅情を誘います。また、仮面が印象的なカーニヴァルや歴史的レガッタ、映画祭、ビエンナーレ等のイベントも世界的に有名です。
■(参考)『ヴェニスの商人』(ヴェニスのしょうにん、The Merchant of Venice)はウィリアム・シェイクスピアの喜劇用の戯曲で、1594年から1597年の間に書かれたとされている。『ベニスの商人』とも記される。中世イタリアのヴェネツィア共和国と架空の都市ベルモントを舞台に繰り広げられる商取引と恋の喜劇で、ユダヤ人の金貸しシャイロックが金を貸す際に取った、人命にかかわる内容の証文が現実になったことによって起こる裁判と、ベルモントの美しい貴婦人を射止めんとする若者の話を基軸としています。
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