Kunioの世界の切手紹介と海外写真集

Kunioの世界の切手紹介と海外写真集
世界遺産の切手|ヨーロッパ オーストリア : ザルツブルク市街、シェーンブルン宮殿と庭園群、ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタイン 、ゼメリング鉄道、グラーツ市歴史地区、ヴァッハウ渓谷 、ウィーン歴史地区、フェルテー湖/ノイジードル湖の文化的景観

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UNESCO 世界遺産(ヨーロッパ)の切手 オーストリア

 ヨーロッパの今は小国オーストリアの世界遺産です。オーストリアは中欧に650年間、ハプスブルク家の帝国として君臨し、第一次世界大戦まではイギリス、ドイツ、フランス、ロシアとならぶ欧州五大国(列強)の一角を占めていました。世界遺産には (1)ザルツブルク市街の歴史地区 (2)シェーンブルン宮殿と庭園群 (3)ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観 (4)ゼメリング鉄道 (5)グラーツ市歴史地区 (6)ヴァッハウ渓谷の文化的景観 (7)ウィーン歴史地区 (8)フェルテー湖/ノイジードル湖の文化的景観  が登録されています。 遺産の詳細などは海外写真集でも紹介。ハプスブルク家(ドイツ語:Haus Habsburg, Habsburger)は、現在のスイス領内に発祥したドイツ系の貴族の家系。古代ラテン人の有力貴族であるユリウス一門(カエサル家)の末裔を自称し、中世の血縁制度を利用した政略結婚により広大な領土を獲得、南ドイツを代表する大貴族に成長した。中世から20世紀初頭まで中部ヨーロッパで強大な勢力を誇り、オーストリア大公国、スペイン王国、ナポリ王国、トスカーナ大公国、ボヘミア王国、ハンガリー王国、オーストリア帝国(後のオーストリア=ハンガリー帝国)などの大公・国王・皇帝を代々出した。
  参考:社団法人 日本ユネスコ協会連盟のHP(世界遺産活動

  
 
世界遺産(ヨーロッパ)

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参考)オーストリア旅行写真の頁 (2005年(ウイーン)2006年(ザルツブルグ)

 オーストリアの世界遺産

オーストリアの略史
前800年-前400年 - ハルシュタット文明 / 前14 - ローマ帝国の領土となる。ウィンドボナ / 9世紀 - カール大帝が東部辺境領(オストマルク)を設置。  / 976年 - バーベンベルク家の辺境伯領が設置される。 / 1156年 - 神聖ローマ帝国(ドイツ帝国)に属する「オーストリア公領」となる。 / 1189年 - 第3回十字軍 / 1246年 - バーベンベルク家断絶。

オーストリア
年月 略史
1270年

ハプスブルク家ルドルフ公、オーストリア王権確立

1918年

第一次世界大戦敗北によりハプスブルク帝国崩壊、共和制開始

1938〜1945年

ナチス・ドイツによるオーストリア併合

1955年

連合国との国家条約締結により独立を回復。永世中立を宣言、国連加盟。

 ザルツブルク市街の歴史地区

■ザルツブルク市街の歴史地区(Hitoric Centre of the City of Salzburg)は、オーストリア共和国の世界遺産のひとつ。ドイツとの国境に近い、オーストリア北西部ザルツブルク州の州都ザルツブルクに所在する。紀元前より岩塩の交易によって栄えてきたこの町は、「ザルツ(塩の)ブルク(城)」と呼称されてきた。中世において塩は、「白い黄金」と呼ばれるほど貴重なものであった。9世紀には司教座が置かれて宗教都市として栄え、ザルツァッハ川左岸の旧市街には、教会や歴史的建造物が数多く建てられ、「北のローマ」あるいは「北のフィレンツェ」と称された。 

ザルツブルグ

ザルツブルグとモーツァルトの肖像画(部分)

ザルツブルグの噴水

ザルツブルグ オーストリア 世界遺産

右は、ザルツブルク出身のオーストリアを代表する世界的作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの肖像画。

ザルツブルグとモーツァルトの肖像画(部分) 世界遺産 ザルツブルグの噴水 オーストリア 世界遺産

ミラベル庭園のペガサスの泉
(ザルツブルク旧市街、国連)

■マリア・テレジア:ハプスブルク家で唯一の女帝(実際には皇帝に即位したことはない。)だったマリア・テレジア・フォン・エスターライヒ(1717年5月13日 - 1780年11月29日)は、1717年、ハプスブルク家の神聖ローマ皇帝カール6世と皇后エリーザベト・クリスティーネの長女として誕生した。アンドレアス・メラーが描いた『11歳の女帝マリア・テレジア』1727年 油彩、カンヴァス ウィーン美術史美術館蔵(「Theハプスブルグ」より) 凛とした聡明さが伺えるテレジア。

ミラベル庭園のペガサスの泉(ザルツブルク旧市街、国連) オーストリア 世界遺産

 シェーンブルン宮殿と庭園群

■切手になっているウイーンにある世界遺産・シェーンブルン宮殿(ハプスブルク家のかつての夏の離宮であった、国連発行)14世紀から1642年頃までこの場所はカッターブルクと言われ、荘園と製粉場があった。18世紀、ハプスブルク帝国の女帝マリア・テレジアによって建造されたものです。宮殿の部屋数は、何と1441室。バロック様式の華麗な装飾に彩られてそびえ立つその姿は、フランス・ルイ王朝が築いたベルサイユと並び称されるヨーロッパ随一の大宮殿です。
 

グロリエッテ(見晴台のような建物)     バルメンハウス           シェーンブルン宮殿

(国連、1998年)

グッリエッテ  バルメンハウス   シェーンブルン宮殿 オーストリア 世界遺産 シェーンブルン宮殿

「ベルグルの間」の壁画の装飾画 「鏡の間」の青地白彩壷
 白地金箔の磁器製ストーブ

パプスブルグ家 シェーンブルン宮殿と庭園群 オーストリア 世界遺産 「ベルグルの間」の壁画の装飾画 「鏡の間」の青地白彩壷 白地金箔の磁器製ストーブ

ウィーン美術史美術館とオーストリア皇妃エリザベートの肖像画

シェーンブルン宮殿

ウィーン美術史美術館とオーストリア皇妃エリザベートの肖像画 シェーンブルン宮殿 オーストリア 世界遺産

■ウィーン美術史美術館: ハプスブルク家が収集した約40万点のコレクションを中心とするヨーロッパ有数の美術館。  
■オーストリア皇妃エリザベートの肖像画:“シシィ”の愛称で親しまれる皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の皇妃エリザベートの肖像画。 Franz Xaver Winterhalter(フランツ クサファー ヴィンターハルター) 1865年作、所蔵:ウィーン家具博物館 "Kaiserin Elisabeth" von Franz Xaver Winterhalter, 1865. Copyright Schlos Schonbrunn Kultur und Betriebsges.mb.H. /Foto Photobusiness/Artothek
■ウィーンで最も人気の高い名所、シェーンブルン宮殿。ハプスブルク皇帝レオポルド1世(在位1658-1705)が夏の離宮として建てたバロック様式の狩猟用別荘を、歴代の皇帝らが増築・造作を行い、マリア・テレジア(在位1740-80)の時代にウィーン風ロココ様式といわれる現在の姿が完成した。

シェーンブルン宮殿

シェーンブルン宮殿 オーストリア 世界遺産 ハプスブルグ家

シェーンブルン宮殿の泉のニンフ(オーストリア、1947年)

フランツ・クサファー・ヴィンターハルター画・『オーストリア皇妃エリザベート』(実物、大きな絵画)

エリーザベト・アマーリエ・オイゲーニエ(Elisabeth Amalie Eugenie von Wittelsbach、1837年12月24日 - 1898年9月10日)は、オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝(兼国王)フランツ・ヨーゼフ1世の皇后。フランツ・クサファー・ヴィンターハルター画・『オーストリア皇妃エリザベート』は、1865年 油彩、カンヴァス 国家家財管理局 宮廷家財庫 ウィーン家具博物館蔵。エリザベートが27歳の時の肖像。美しい人です。

シェーンブルン宮殿
(国連,2004年)

シェーンブルン宮殿の泉のニンフ(オーストリア、1947年) 世界遺産 シェーンブルン宮殿 オーストリア 世界遺産

 フェルテー湖/ノイジードル湖の文化的景観

 ゼメリング鉄道

ノイジードル湖(1999年)

ゼメリング鉄道

ノイジードル湖 オーストリア 世界遺産

登録に当たっては自然環境そのものよりも、そうした周辺の農業景観や近代の宮殿などが織りなす独特の文化的景観が評価され、世界文化遺産として登録された。また、周辺はワインの名産地でもある。

ゼメリング鉄道 橋 オーストリア 世界遺産

■フェルテー湖 / ノイジードル湖の文化的景観(ハンガリーとまたがる):ノイジードル湖(ノイジードラー湖、Neusiedlersee)は、中央ヨーロッパで二番目に大きいステップ湖。オーストリアとハンガリーにまたがり、ドイツ語ではノイジードル湖、フェルテー湖と呼ばれる。湖の層位は、この湖が出来た紀元前18000年から14000年頃から、少なくとも100回は完全に干上がったことを示している。湖のほとんどはヨシに囲まれており、このことが野生生物に格好の住処を提供しており、とりわけ渡り鳥にとっては重要である。するこの湖の周辺は、古来、様々な文化の交流する地域であった。

■ゼメリング鉄道(Semmering Railway)は、オーストリアの首都ウィーンの南西にある世界初の山岳鉄道。鉄道全体が世界遺産に登録されている。グロッグニッツ駅から途中ゼメリング駅を経由し、ミュルツツーシュラーク駅に至る。世界初の山岳鉄道として知られるが、他山岳鉄道同様、走行時の地勢の険しさや高低差も特筆に値する。ヨーロッパで最初に国際標準軌を採用した鉄道であり、鉄道自体も今なお稼働している。走行距離は全長41.825キロ、高低差は460メートルになる。

 ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観

■風光明媚なザルツカンマーグート地方の中でも、真珠に喩えられるハルシュタット湖とダッハシュタイン山塊に囲まれるようにして発達した岩塩採掘の町ハルシュタットは、「世界の湖岸で最も美しい街」とも評される独特の景観美を呈している。映画『サウンド・オブ・ミュージック』の撮影にも使われた。大きな連刷りの切手は、「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」として、1997年に世界遺産に登録されたオーストリア中部、ザルツカンマーグート地方の町並み。

ハルシュタット風景(日本)

ハルシュタット風景(2000年)

ハルシュタット風景 世界遺産 オーストリア ハルシュタット風景 世界遺産 オーストリア

ザルツカンマーグート地方
の町並み。

 ウィーン歴史地区

■オーストリアの首都ウィーンは、古代ローマ時代からの歴史を持ち、その旧市街には様々な時代に立てられた様々な建築様式の建造物群が現存する。ウィーン歴史地区は特にバロック時代以降の優れた建造物群や19世紀の都市計画の成果などが評価されたほか、近世以降「音楽の都」としてヨーロッパ文化史上で重要な役割を果たしたことなどが評価された。 
■ウィーン歴史地区の世界遺産に登録されている主な建造物は、
ホーフブルク宮殿:ハプスブルク家の宮殿として、神聖ローマ帝国時代やオーストリア帝国時代には王宮として使われた。現在はオーストリアの大統領官邸などとして使われている。 シュテファン大聖堂:14世紀建造のゴシック様式の大聖堂。 ウィーン大学:14世紀に創立されたドイツ語圏最古の大学。 ウィーン国立歌劇場  ベルヴェデーレ宮殿:18世紀に建てられたバロック様式の宮殿。「ベルヴェデーレ」はイタリア語からの借用で「美しい眺望」の意味。 オーストリア議会議事堂  ウィーン市庁舎  カールス教会:バロック様式の教会  ブルク劇場:ドイツ語圏で最高の格式を誇るとされる劇場  自然史博物館  美術史美術館  カールスプラッツ駅舎:オットー・ワーグナー設計(1899年) 郵便貯金局:オットー・ワーグナー設計(1906年:1912年)  

ウィーンの町並み(1986年)

■ウィーンは、オーストリアの首都であり、9つの州のひとつ。古くよりヨーロッパの東西と南部を結ぶ十字路として、ウィーンの森を背景に二千年の歴史に育まれてきました。特に、音楽と芸術の都、典雅な宮廷文化に彩られた古都、学芸の誉れ高い街、流麗な世紀末芸術が花咲いた街、多彩な料理とワイン、ウィンナー・コーヒーとケーキの街――まさしく、限りない発見の街です。
■ウィーン国立歌劇場は、1869年5月25日にモーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』の上演でこけら落しを行った世界最高の歌劇場。ウィーン歴史地区の代表的建築物。ウィーン・フィル・ハーモニー管弦楽団の母体であり、マーラー、フルトベングラー、カラヤンなどが総音楽監督を務めたウィーン国立歌劇場管弦楽団を専属オーケストラにもつ。 

ウィーンの町並み(1986年)

ウイーンの議事堂ビル

ベルベデーレ宮殿の門

ウィーン国立歌劇場140年

ホーフブルク宮殿のSwiss/Gate

ウイーンの議事堂ビル 世界遺産 ベルベデーレ宮殿の門 ウイーン 世界遺産 ウィーン国立歌劇場140年

モーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』の上演でこけら落しを行った世界最高の歌劇場。

ホーフブルク宮殿のSwiss Gate  ウイーン 世界遺産

ヨハン・シュトラウス像
(ウィーン市立公園、国連)

パラス・アテネの泉の台座部分
(ウィーン国会議事堂前、国連)

スフィンクス像(ウィーン・
ベルベデーレ宮殿庭園、国連)

オイゲン公の夏の離宮・華麗な
“ヴェルベデーレ宮殿”

ヨハン・シュトラウス像(ウィーン市立公園、国連) 世界遺産 パラス・アテネの泉の台座部分(ウィーン国会議事堂前、国連) 世界遺産 スフィンクス像(ウィーン・ベルベデーレ宮殿庭園、国連) 世界遺産 オイゲン公の夏の離宮・華麗な“ヴェルベデーレ宮殿”

■スフィンクス像(ウィーン・ベルベデーレ宮殿庭園:映画「サウンド・オブ・ミュージック」で「ドレミの歌」が歌われた場所)
■ウイーンの夏の離宮「ベルヴェデーレ宮殿」。今はクリムトの絵等を展示した美術館になっています。 かってのハプスブルグ家の栄華が垣間見えます。

 ヴァッハウ渓谷の文化的景観

■ヴァッハウ渓谷 (Wachau) は、オーストリア北部のドナウ川下流地域に広がる景勝地である。南北の山脈に抱かれた36キロに及ぶ渓谷一帯が「ヴァッハウ渓谷の文化的景観」の名で、ユネスコの世界遺産に登録されている。渓谷の両岸には古城や修道院が点在し、観光クルーズとして人気がある。ドナウ川流域には太古の人々が生活していた数多くの痕跡が残っているが、1909年にヴィレンドルフで発見された石像はその精緻さにおいては最上のものであり、「ヴィレンドルフのヴィーナス」と呼ばれている。また、この石像の存在は、太古のドナウ文明に女系中心の社会が存在したことをうかがわせる証左となっている。メルク修道院(世界遺産)は、 2000年に世界遺産に登録された「ヴァッハウ渓谷の文化的景観」の一部を成す、11世紀に建立された修道院。

デュルンシュタイン

デュルンシュタイン

メルク修道院(世界遺産)

デュルンシュタイン オーストリア ドナウ 世界遺産 メルク修道院(世界遺産)

■デュルンシュタイン(Durnstein)という小さな村。町のメインストリート、ハウプト通り(Hauptstr)を10分も歩けば村から出てしまうような小さな村ですが、中世の香りが色濃く残っている素敵な村です。

 グラーツ市歴史地区

グラーツ市歴史地区・
中央広場の風景

■オーストリア第二の都市グラーツの旧市街。1999年世界遺産登録。古代ローマ帝国の時代に設けられた砦がグラーツの起源であり、町の語源はスラブ語で「砦」を意味する「グラデツ」からきている。13世紀に都市特権を得た。中世後期よりハプスブルク家の支配下におかれ、フェルディナント2世など何人かの歴代皇帝がこの地で生まれた。

グラーツ市歴史地区・中央広場の風景

参考頁 オーストリア旅行写真集 (2005年2006年)    

 オーストリアの歴史遺産や遺跡・遺物

インスブルックの歴史遺産

■インスブルック旧市街に黄金の小屋根と呼ばれるバルコニーがあり、マクシミリアン1世がチロル公国を継承後、6年目の1496年にこの建物を完成させ、バルコニーから祭りを見物した。この屋根には2,657枚の金の瓦が使用され、当時のチロルの富と繁栄の象徴となった。

クラーゲンフルトのドラゴン
(竜)の噴水

ベネディクト修道院の尖塔(ドナウ川畔 メルク オーストリア)

インスブルックの歴史遺産 クラーゲンフルトのドラゴン(竜)の噴水 オーストリア ベネディクト修道院の尖塔 オーストリア

■ヨーロッパ旅行写真 [ オーストリア(Austoria (2005年(Wien)|2006年(Zaltburug))|チェコ(Cezh)|フランス(France (パリ(Paris)|ルーヴル美術館(Louvre))|オランダ(Holland、(スキポール空港アムステルダム))|ハンガリー(Hungary)|ドイツ(Germany (ベルリン、ポツダム(Berlin、Potsdam))|ロマンチック街道)|スイス(Switzerland)|イタリア(Italiana)|バチカン市国(Governor of Vatican City) ] 

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