Kunioの世界の切手紹介と海外写真集

Kunioの世界の切手紹介と海外写真集 美術切手|キリスト教絵画を見る為の旧約聖書(創世記、出エジプト記)と新約聖書(福音書ほか)、その他 ・・  旧約聖書・『出エジプト記』(The book of exodus)と女司祭、巫女(女予言者・女預言者) 編

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美術切手|キリスト教絵画を見る為の旧約聖書 『出エジプト記』(The book of exodus)と女司祭、巫女 編

 美術切手|キリスト教絵画を見るために知っておくべき旧約聖書と新約聖書(福音書ほか)について。 旧約聖書・『出エジプト記』と女司祭、巫女(女予言者・女預言者) 編。 『出エジプト記』(Exodus)は、旧約聖書の二番目の書であり、『創世記』の後を受け、モーセが、虐げられていたユダヤ人を率いてエジプトから脱出する物語を中心に描かれている。 ヘブライ人がエジプトの奴隷とされていた時代、一人のヘブライ人の男の子が生まれる。ファラオは救世主の誕生を恐れたため、ヘブライ人の男の幼児をすべて殺すように命令する。難を逃れるため、その子は籠に入れられ、ナイル川に流されたが、沐浴していたエジプトの王女ベシアに拾われる。ベシアはその子をモーセと名付け、自分の子として育てる。 十戒とは、モーセが神から与えられたとされる10の戒律のこと。 モーゼの十戒、十の言葉とも呼ばれる。二枚の石板からなっている。 モーセ五書、あるいはトーラ(Torah)、トーラーとは、旧約聖書の最初の5つの書である。モーゼの五書、律法とも呼ばれる。女予言者「シビュラ」(Sibyl, sibylla)なども「巫女」と訳される。
※『キリスト教絵画を見る為の旧約聖書(創世記、出エジプト記)と新約聖書(福音書ほか)』の目次・内容
Art Stamp | Old Testament for the Christian's paintings (Genesis, Exodus) and the New Testament (Gospel More)
 

 

『十戒』、『モーセ』、『シナイ山』、『ヘブライ人』、『エジプト』、『ファラオ』、『トーラ』


2.旧約聖書・出エジプト記

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ヘブライ人がエジプトの奴隷とされていた時代、一人のヘブライ人の男の子が生まれる。ファラオは救世主の誕生を恐れたため、ヘブライ人の男の幼児をすべて殺すように命令する。ファラオは救世主の誕生を恐れたため、ヘブライ人の男の幼児をすべて殺すように命令する。難を逃れるため、その子は籠に入れられ、ナイル川に流されたが、沐浴していたエジプトの王女ベシアに拾われる。ベシアはその子をモーセと名付け、自分の子として育てる。モーセは武運に優れ知恵のある立派な青年に育ち、王からもその優秀さを認められつつあった。だが王子のラメセスに出生の秘密を知られ砂漠に追放される。放浪の末に彼はシナイ山の麓に辿り付き、そこで羊飼い達に救われた。彼は族長のジェスロから仲間として認められ、7人姉妹の長女・セファラを妻として新たな生活を始める。そんなある日、モーセは山の頂に不思議な光を見た。彼は光の中から声を聴く。神からの啓示を受けたモーゼは、ヘブライ人をエジプトから連れ出すように言われる。モーセは神から十戒を授かるため40日間シナイ山に籠るが、彼が不在の間にヘブライ人達は神に対する信仰を忘れ、金の子牛に対する偶像崇拝を始め、享楽に耽っていた。神はモーセを通じ彼らに罰を与える。そして約束の地カナンを目指すが、到着を目の前にしてモーセは死去する。

出エジプト1:1-14

前述のヨセフの時代にエジプトに移住していたイスラエル人達は、王朝が変ったために、やがて迫害されるようになる

出エジプト2:1-10

そこに、エジプト人として教育を受けたモーセ

角が生えたモーゼ像(ミケランジェロ、マリ、1975年) 拡大○

『モーセの試練』 ボッティチェッリ バチカン 拡大○

『反逆者たちの懲罰(コラ、ダタン、アビラムの懲罰)』ボッティチェッリ

角が生えたモーゼ(ミケランジェロ、マリ) ルネサンス
ルネサンス ボッティチェッリ 絵画 切手 「モーセ生涯のできごと」

反逆者たちの懲罰(コラ、ダタン、アビラムの懲罰)

■モーゼ(モーセ)は、旧約聖書の『出エジプト記』などに現れる紀元前13世紀ごろ活躍したとされる古代イスラエルの民族指導者。ユダヤ教・イスラム教・キリスト教およびバハーイー教など多くの宗教において、もっとも重要な預言者の一人とされる。伝統的には旧約聖書のモーセ五書(トーラー)の著者であるとされてきた。

■『反逆者たちの懲罰(コラ、ダタン、アビラムの懲罰)』は、キリスト教美術の図像としては非常に珍しい旧約聖書『律法(モーセ五書)』より律法者モーセへ叛逆したコラ、ダタン、アビラムの懲罰の場面が中央と左右に三場面として描かれている。中央の場面では司祭アロンに反抗し薫香を捧げようとしたコラの従者が、モーセの放った見えない炎によって焼かれる姿が描かれ、背景には初めてキリスト教を公認した皇帝聖コンスタンティヌス帝の凱旋門が配されている。また右部にはモーセを石打せんとするダタンの一行が、左部にはモーセによって現れた大地の裂け目に落ちるアビラム等が描かれている。

コンスタンティヌスの凱旋門(世界遺産)の彫刻や装飾 参考:ローマコロッセウムフォロ・ロマーノ

コンスタンティヌスの凱旋門(世界遺産)の彫刻や装飾 ローマ

出エジプト3:1-4:17

  

モーセが、神から召命を受けて立ち上がる。
十戒は多神教の禁止や偶像崇拝の禁止に始まり、殺人・姦淫・窃盗を禁止し、父母への敬愛や隣人愛などの倫理を規定するものであるが、この十戒を基にして神はイスラエル人全体と契約を結ぶ。このシナイ山での契約は、ユダヤ教の重要な原点のひとつとされている。『ヤーウェ(ヤハウェ)』という神の名はモーセの召命時に初めて明かされ(出エジプト3:13-15)、モーセ以前には『アブラハムの神』、『イサクの神』、『ヤコブの神』という呼ばれ方でしか知られていなかった部族の神が、名前を明かした状態で民衆全体と契約を結んだのである。

コジモ・ロッセリ
『十戒の石版の授受』  拡大

十戒の石版の授受 ロッセリ

■十戒(じっかい、Decalogue)とは、神がシナイ山上でモーセを通してイスラエルの民に授けたとされる10か条の戒め。2枚の石板に刻まれていたといわれ、「モーセの十戒」ともよばれる。ユダヤ教、キリスト教の宗教・倫理の根本原理を簡潔に示したものである。『旧約聖書』の「出(しゅつ)エジプト記」20章と「申命記(しんめいき)」5章にほぼ同じ形で出ている。まず「あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない」として、唯一神への信仰を求める第一戒、偶像礼拝を禁ずる第二戒、神名をみだりに唱えることを禁ずる第三戒などは、多神教的な古代諸宗教中比類のないものである。ついで、安息日の厳守、父母を敬うこと、殺人、姦淫(かんいん)、盗み、偽証、貪欲(どんよく)の禁止が、いずれも時と場合を問わず、命ぜられる断言法の形で示されている。

出エジプト5:1-15:21

イスラエル人たちを率いてエジプトを脱出し
モーセが数々の奇跡でエジプト王を威嚇し(出エジプト7:8-11:10)
追跡するエジプト軍を逃れるために海を二つに割ってその間を通っていくシーン(出エジプト13:17-30)などは有名であり、映像化もされている。現在も続くユダヤ教の行事、たとえば過越祭/除酵祭、仮庵祭などはこの出エジプトおよび荒野流浪の故事にちなむものとされており、ユダヤ文化の中でも特別で象徴的な位置を占める物語。

ペルジーノ 『モーゼのエジプトへの旅』 システィーナ礼拝堂
バチカン博物館の書籍を参考 
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ペルジーノ 『モーゼのエジプトへの旅』 システィーナ礼拝堂

ペルジーノ 『モーゼのエジプトへの旅』

コジモ・ロッセリ
『紅海渡歩』  拡大

ペルジーノ 『モーゼのエジプトへの旅』 紅海渡歩 ロッセリ

イスラエルの民は紅海の沿岸まで辿り着いていた。すぐそこまで迫るエジプト軍。神に祈りを捧げ紅海を二つに開くモーセ。イスラエルの民は、この奇蹟により開かれた紅海の地面(海底)を渡る。

出エジプト15:22-40:38、民数記





神が族長ヤコブに約束した『乳と蜜の流れる』カナンの地を目指しながら40年間シナイ半島で放浪する
シナイ山でモーセとイスラエル人は神から十戒を授かり(出エジプト20:1-16)、
他にも様々な祭儀規定や倫理規定、法律が言い渡される(出エジプト19:1-34:35)

システィナ礼拝堂側壁のフレスコ画から、『モーセの試練』の部分 左側 ボッティチェッリ 
バチカン博物館の書籍を参考 拡大○

1482年教皇シクストゥス4世の依頼によって描かれたシスティナ礼拝堂側壁のフレスコ画から、『モーセの試練』、『キリストの試練』の中に描かれているボッティチェッリ独特の柔らかな線描で描かれた優美な女性の顔部分と背景をコラージュしたデザイン。(ヴァチカン、2010年)
モーセはエジプトでイスラエル人の元に生まれましたが、エジプト人はイスラエル人が増える事を好ましく思いませんでした。そのため、エジプト王はイスラエル人に男子が生まれたら殺せ、という命令を下します。そのためモーセの母はモーセを泣く泣く川に流しました。ところがモーセは、エジプト王の娘と侍女達に拾われてエジプトの宮廷で育ちました。さらに、その子の乳母として選ばれたのがまさにモーセの母その人だったのです。
右の写真で実際の絵画の部分がわかります。

システィナ礼拝堂側壁のフレスコ画から、『モーセの試練』の部分 左側 ボッティチェッリ
「モーセの試練」「キリストの試練」の中に描かれているボッティチェリ独特の柔らかな線描で描かれた優美な女性の顔部分  「モーセの試練」「キリストの試練」の中に描かれているボッティチェリ独特の柔らかな線描で描かれた優美な女性の顔部分

シニョレッリ 『モーセの遺言と死』

シニョレッリ 『モーセの遺言と死』

申命記の最後でヨルダン川東岸から約束の地であるカナンを遠く望んだモーセは、そこでヨシュアを後継者に指名して後、モアブの地で没する。

出エジプト記の他にも『民数記』、『レビ記』、『申命記』には、おびただしい量の法律、倫理規定、禁忌規定、祭祀規定が記されており、これらをまとめて律法(トーラー、原義は『教え』)と呼ぶ。たとえば法律としては『ある人の牛が隣人の牛を突いて死なせた場合、生きている方の牛を売って折半し、死んだほうの牛も折半する』など細かな規定に及んでいる(出エジプト21:35)。倫理規定としては『自分自身を愛するように隣人を愛しなさい』(レビ19:18)など、禁忌規定としては豚食や鱗のない魚を食べることの禁止(レビ記11章、申命記14章など)であるとか子ヤギの肉を乳で煮てはいけない(申命14:21)だとかの細かな食物規定であり、祭祀については祭壇の寸法までが細かに指示されている(出エジプト25-28章)。民数記、レビ記、申命記は物語よりは律法の記載がほとんどであり、ユダヤ教の伝統では創世記から申命記までの五書全体を律法と呼んでいる。また、これらの律法はモーセが神から伝えられたものであるし、五書自体もモーセ自身が執筆したという聖書自身の記述と伝承があったためにモーセ五書という呼ばれ方がなされていた。イエス・キリストも『モーセの律法』と呼んでいる。

女司祭、巫女(女予言者)

■神によって、予言の力を与えたれた女性、女司祭、巫女たちの持ち物など。
古代ギリシア・ローマの伝説に現れる女予言者「シビュラ」(Sibyl, sibylla)なども「巫女」と訳される。神懸かりとなり神託を伝えるのはシャーマンの特徴であり、古代ギリシアではデルポイの神託は尊重されていた。
民間伝承では救世主を待望する異教徒のシンボルであり、キリスト教美術の図像にはアトリビュート(持物)として書物を持つ姿が多く見られる。他に「ペルシアの巫女」は頭にヴェール、「リビアの巫女」は灯りのともった蝋燭、「キンメリアの(イタリアの)巫女」はコルヌコピア(豊穣の角)、「エリュトレイア(リディア)の巫女」は「受胎告知」の預言者として百合、「サモスの巫女」は「キリストの降誕」の預言者として秣桶(まぐさおけ)か揺り籠、「クマエの巫女」も「キリストの降誕」の預言者として貝殻、「ヘレスポントスの巫女」は「キリストの磔刑」の預言者として釘、「アグリッパの(エジプトの)巫女」は浅黒い肌で「キリストの笞打ち」の預言者として笞、「エウロパの巫女」は「エジプトへの逃避」の預言者として「嬰児虐殺」の剣を持つ。「フリュギアの巫女」は「キリストの復活」の預言者として十字架を伴い、「ティブルの巫女」は片手を切り落とされている。巫女の単独像は少なく、多くは群像として表現される。
エゼキエル書13章18節に、「手の節に呪縛の組紐をつけ、諸々の頭に合う呪祓の被り物(ミスパホート 散らすを表すサパーフから)を作り被らせる」巫女が罵倒されている。組紐(占い紐 あるいは枕)と訳されるケサトートが、「縛る」を表すカシートの派生語であり、「鳥を捕らえるごとく魂をとる」と表現されているので、そのような儀礼を行う者であったらしい。
参考:バチカンのシスティーナ礼拝堂

デルポイ(国連)

デルポイの古代遺跡

デルポイの遺跡

デルフィ(国連) デルフィの古代遺跡

古代ギリシアにおいてデルポイは世界のへそ(中心)と信じられ、ギリシア最古の神託所であるポイボス・アポロンの神殿の神託で有名であった。

Delphic-Sybil
(デルフォイ(デルポイ)の巫女)

■デルポイ(Delphoi、世界遺産)はギリシア本土、パルナッソス山のふもとにあった古代ギリシアの都市国家(ポリス)である。日本語では「デルフォイ」と呼称されることも多い。ギリシア最古の神託所であるポイボス・アポロンの神殿の神託で有名であった。神がかりになったデルポイの巫女(シビュッラ)によって謎めいた詩の形で告げられるその託宣は、神意として古代ギリシアの人々に尊重され、ポリスの政策決定にも影響を与えた。

Cumanean-Sybil
(クマエの巫女)

ミケランジェロ Delphic-Sybil(デルフォイの巫女) 

ミケランジェロ

Cumanean-Sybil(クマエの巫女)

ミケランジェロ

『クマエの巫女 (Sibilla cumana)』(女預言者) 1611年 
ドメニキーノ 
カピトリーノ美術館(ローマ)

■クーマエ(Cumae)とは、現在のイタリアのナポリ北西部に当たる地域に、かつてギリシャ人が築いた植民市。クマエ、クーマイ等とも。現在では当地はクーマと呼ばれる。イタリア半島に初めて作られた古代ギリシャ植民市として知られる。 ウェルギリウスの『アエネーイス』に登場する「クマエのシビュラ(巫女)」でも有名。「クマエの巫女」も「キリストの降誕」の預言者として貝殻をアトリビュート(持物)としている。

『クマエの巫女 (Sibilla cumana)』(女預言者) 1611年 ドメニキーノ カピトリーノ美術館(ローマ) 『クマエの巫女 (Sibilla cumana)』(女預言者) 1611年 ドメニキーノ カピトリーノ美術館(ローマ)

アエネーイス(古典ラテン語:Aeneis)は古代ローマの詩人ウェルギリウス(前70年−前19年)の叙事詩。詩の中でしばしばその建設が予言されるアルバ・ロンガはローマの創立者ロームルスとレムスの出身地であり、当時ローマの礎と見なされていた。単に神話的英雄を謡うにとどまらず、当時内乱を終結させたローマの実力者アウグストゥスの治世をアエネーアースに仮託し、褒め称える構造をもつ。

『リビアの巫女 (Sibilla libica)』、『デルフォイの巫女』、『最後の審判』 他(コートジボアール)

『リビアの巫女 (Sibilla libica)』

 『モーセ(Moyses, Moses)』

『モーセ(Moyses, Moses)』あるいはモーゼは、旧約聖書の『出エジプト記』などに現れる紀元前13世紀(紀元前1300年から紀元前1201年までの100年間)ごろ活躍したとされる古代イスラエルの民族指導者である。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教およびバハーイー教など多くの宗教において、もっとも重要な預言者の一人とされる。伝統的には旧約聖書のモーセ五書(トーラー)の著者であるとされてきた。
『旧約聖書』の『出エジプト記』によれば、モーセはイスラエル人のレビ族の父アムラムと母ヨケベドとの間に生まれ、兄アロンと姉ミリアムがいた。モーセが生まれた当時、ヘブライ人が増えすぎることを懸念したファラオはヘブライ人の男児を殺すよう命令した。出生後しばらく隠して育てられたが、やがて隠し切れなくなり、パピルスのかごに乗せてナイル川に流された。たまたま水浴びしていたファラオ(ラムセス2世と言われている)の王女が彼を拾い、水からひきあげたのでマーシャー(「引き上げる」の意味)にちなんで「モーセ」と名づけた。モーセの姉の機転で、実の母親を乳母として王女に雇われることができた。

『川から救われるモーセ』 ニコラ・プッサンとセバスティアン・ブルドン(バロック) 拡大

『川から救われるモーセ』 ニコラ・プッサン(バロック)  『川から救われるモーセ』 セバスティアン・ブルドン(バロック)

モーセは、長じてエジプト人を殺害し、砂漠に隠れていたが、神の命令によって奴隷状態のヘブライ人をエジプトから連れ出す使命を受けた。エジプトから民を率いて脱出したモーセは40年にわたって荒野をさまよったが、約束の土地を目前にして世を去ったという。
『レビ記』『民数記』『申命記』ではさらに詳細な律法の内容が語られ、その合間にモーセの生涯とヘブライ人たちの歩みとについて記している。モーセは石版の破片を入れた『契約の箱』を先頭にシナイ山を出発し、約束の国を目指してカナンを進んだ。その途上ではモーセとアロンへの反逆が行われたり]、不平を言う民を罰する民に神が炎の蛇を送り、多くの死者が出たため、モーセが青銅の蛇を示して民を救った出来事などがあった。人々はカナンの人々と戦いを繰り返し、アモリ人らを撃ち、全軍を滅ぼした。さらにミディアン人たちを撃つなど戦いを続けた。

出エジプトの余談

■旧約聖書『出エジプト記』でモーセをナイル川で拾って育てた義母は彼女・ハトシェプストとも言われている。 ハトシェプスト女王(Hatshepsut)は、古代エジプト第18王朝5代目のファラオです。 
在位は、B.C.1479年頃 - B.C.1458年頃。 写真は、ハトシェプスト女王葬祭殿

ハトシェプスト女王葬祭殿
広場からの遠景と電気自動車

ハトシェプスト女王葬祭殿
岩山を背にした全景

ハトシェプスト女王葬祭殿 広場からの遠景と電気自動車 ルクソール ハトシェプスト女王葬祭殿 ルクソール

 シナイ山(Mount Sinai)

■シナイ山(Mount Sinai) は、シナイ半島にある、モーセが神から十戒を授かったとされる場所。ホレブ山 (en:Horeb) とも呼ばれる。 聖書のシナイ山の正確な場所は定かではないが、アラブ人がジェベル・ムーサー(アラビア語で「モーセ山」の意)と呼ぶシナイ半島南部の山(標高2,285 m)に古くから比定され、アブラハムの宗教によって神聖視されている。 ジェベル・ムーサーにはモーセに関わる伝承を持つ泉や岩が数多く存在し、土地の人々の信仰の対象となっている。3世紀には聖カタリナ修道院が建設された。

国連2005/8/4 発行

聖カタリーナ修道院地域

■モーゼ(モーセ)が十戒を授かったことで知られるモーゼ山の麓にある聖カタリーナ修道院。ユダヤ教、キリスト教、イスラムにとって重要な聖地とされ、現在でも多くの巡礼客を集めている。聖カタリーナ修道院は現在も継続して機能する、キリスト教:正教会の世界最古の修道院である。聖カタリナ修道院(:Saint Catherine's Monastery)は、エジプト、シナイ山の麓にある峡谷の河口、シナイ半島に位置する正教会の修道院の名称。他に聖カテリナ修道院、聖カトリーナ修道院、聖エカテリニ修道院とも称される。修道院は現在も継続して機能する、キリスト教:正教会の世界最古の修道院。

世界遺産 シナイ山の聖カタリーナ修道院(エジプト、1966年)

シナイ山の聖カタリーナ修道院

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■『キリスト教絵画を見る為の旧約聖書(創世記、出エジプト記)と新約聖書(福音書ほか)』の目次

■『キリスト教絵画を見る為の旧約聖書(創世記、出エジプト記)と新約聖書(福音書ほか)』 : [ トップ旧約聖書・『創世記』と三大預言書旧約聖書・『出エジプト記』と女司祭、巫女(女予言者)新約聖書・『マタイによる福音書』、『マルコによる福音書』新約聖書・『ルカによる福音書』、『ヨハネによる福音書』、『ヨハネの黙示録』 他聖人、聖職者、神学者その他(外典、奇跡 ほか) ] 

■『キリスト教絵画を見る為の旧約聖書(創世記、出エジプト記)と新約聖書(福音書ほか)』の主な内容

1.旧約聖書・『創世記』と三大預言書:『創世記』は、多くの系図が含まれておりイスラエル周辺部族の縁起等も語られている。

2.旧約聖書・『出エジプト記』と女司祭、巫女:『出エジプト記』(Exodus)は、旧約聖書の二番目の書であり、『創世記』の後を受け、モーセが、虐げられていたユダヤ人を率いてエジプトから脱出する物語を中心に描かれている。

3.新約聖書:紀元1世紀から2世紀にかけてキリスト教徒たちによって書かれた文書で、『旧約聖書』とならぶキリスト教の正典。27の書が含まれるが、それらはイエス・キリストの生涯と言葉(福音と呼ばれる)、初代教会の歴史(『使徒言行録』)、初代教会の指導者たちによって書かれた書簡からなっており『ヨハネの黙示録』が最後におかれている。 『マタイによる福音書』、『マルコによる福音書』、『ルカによる福音書』、『ヨハネによる福音書』、『ヨハネの黙示録』 他

 3.1 新約聖書・『マタイによる福音書』、『マルコによる福音書』

 3.2 新約聖書・『ルカによる福音書』、『ヨハネによる福音書』、『ヨハネの黙示録』 他

7.聖人、聖職者、神学者:『ヒエロニムス』、『聖トマス』、『聖ペテロと聖パウロ』、『聖カタリナ』、『聖カシルダ』 他

8.その他(外典、奇跡 ほか):『ユディト記』、『サムエル記』、『ダニエル書補遺』、『トビト記』、『ルードの泉(ルルドの奇跡)』 他

その他美術関係の切手

美術・工芸切手 [ トップ先史代中世 |ルネサンス ( ア行〜タ行ナ行〜ワ行その他 ) |バロックロココロマン派、新古典とアカデミック絵画写実主義印象派象徴主義、耽美主義、ラファエル前派近代絵画|日本(画家作品) |ポップ(モダン)|故宮(絵画文物) |世界の美術工芸品仏教美術デザインキリスト教絵画の見方美術用語集(備忘録)|浮世絵()|アジアの美術メトロポリタン美術館(切手)|プラハ美術館(切手) 
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■巨匠の絵画切手 [ ボッティチェッリダ・ヴィンチラファエロミケランジェロデューラーティツィアーノルーベンスベラスケスアングルエル・グレコレンブラントカラヴァッジオフェルメールダイクドラクロワゴヤ|ゴッホ(no.1|no.2)|ルノワールマネとモネセザンヌゴーギャンマチスピカソダリ葛飾北斎安藤広重クリムトシャガールモディリアーニミュシャ ]


キーワード:『十戒』、『モーセ』、『シナイ山』、『ヘブライ人』、『エジプト』、『ファラオ』、『トーラ』

Ten Commandments, Moses, Mount Sinai, Hebrews, Egyptians, Pharaoh, installer, sibyl

 

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旧約聖書・『出エジプト記』 編

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