美術切手|キリスト教絵画を見る為の旧約聖書 『創世記』(Genesis) と三大預言書 編
美術切手|キリスト教絵画を見るために知っておくべき旧約聖書と新約聖書(福音書ほか)について。 旧約聖書・『創世記』(Genesis) と三大預言書 編。 旧約聖書の冒頭が創世記である。その冒頭では神が7日間で世界を創り、楽園に男と女を住まわせたが、彼らが蛇の誘惑によって禁忌を犯したので楽園を追放されたという、神による天地創造と人間の堕落が語られる。 アダムとイヴ(またはアダムとエバ)は、旧約聖書『創世記』に最初の人間と記される人物である。 アダムは天地創造の終わりにヤハウェ(エホバ)によって創造されたとされる。 モーセ五書(もーせごしょ、Five Books of Moses)は、『旧約聖書』の最初の五つの書「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」に対する総括的名称。 ユダヤ教の立場からはトーラーTorah(律法)とよばれる部分であり、聖書全体に占める地位はとりわけ重い。 他にノアの方舟、バベルの塔、ソドムとゴモラの物語、イザヤやエレミヤ、エゼキエルなど救世主・キリストの出現を予言する大預言者の出現ほか。 目次はこちらから。
Art Stamp | Old Testament for the Christian's paintings (Genesis, Exodus)
and the New Testament (Gospel More)
『アダムとイヴ』、『ノアの方舟』、『バベルの塔』、『ソドムとゴモラの物語』、『イザヤやエレミヤ、エゼキエルなど救世主・キリストの出現を予言する大預言者』、『天使とヤコブの戦い』 |
1.旧約聖書・創世記 |
(Genesis) |
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★天地創造と原初の人類 |
旧約聖書の冒頭が創世記である。その冒頭では神が7日間で世界を創り、楽園に男と女を住まわせたが、彼らが蛇の誘惑によって禁忌を犯したので楽園を追放されたという、神による天地創造と人間の堕落が語られる。
アダムとイヴ(またはアダムとエバ)は、旧約聖書『創世記』に最初の人間と記される人物である。天地創造の終わりにヤハウェ(エホバ)によって創造されたとされる。 天地創造の六日目に、神が自らの姿に似せ、地上の塵から最初の男性≪アダム≫を創造し、≪アダム≫の肋骨から最初の女性≪エヴァ≫を創造した、神によって創造された最初の男女で、ヘブライ語で人間を意味している。 アダムはエデンの園に置かれるが、そこにはあらゆる種類の木があり、その中央には命の木と善悪の知識の木と呼ばれる2本の木があった。それらの木はすべて食用に適した実をならせたが、主なるエホバ神はアダムに対し善悪の知識の実だけは食べてはならないと命令した。なお、命の木の実はこのときは食べてはいけないと命令されてはいない。その後、女(エバ)が創造される。蛇が女に近づき、善悪の知識の木の実を食べるよう唆す。女はその実を食べた後、アダムにもそれを勧め、二人は目が開けて自分達が裸であることに気づき、イチジクの葉で腰を覆ったという。 |
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システィーナ礼拝堂の天井の装飾の中心をなすのは、『創世記』に取材した9つの場面 |
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スペイン・ジローナ(Girona)大聖堂の「天地創造の刺繍布(タペストリー)」 クリック拡大 |
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■スペイン・ジローナ(Girona)大聖堂の「天地創造の刺繍布(タペストリー)」とは、スペイン、カタルーニャ地方のジローナ大聖堂には、11 世紀後半に作られたたとされる一枚の刺繍布が残っています。創造主を中心とした円環部に天地創造場面が描かれ、月暦や四方の風など、中世の曼荼羅とも言えるロマネスク期の逸品です。フランス《バイユーのタピスリー》と並んで、大きな刺繍作品としては、ヨーロッパで最古。 |
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マビューズ 『アダムとイヴ』 |
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■原罪とは、旧約聖書創世記によれば、邪悪な蛇にそそのかされたイブと共にアダムが神の教えに背いてエデンの園で「禁断の木(善悪を知る木)の実を食べた」という人類の祖先が犯した最初の罪のことで、アダムの子孫である人間は、生まれながらにして「その罪」を負うとするキリスト教の教義です。 イチジクの葉。 |
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ティツィアーノ 『アダムとイブ(Adam and Eve)』禁断の木の実 |
アダム(イタリア、1961年) |
イヴ(イタリア、1961年) |
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システィーナ礼拝堂 |
システィーナ礼拝堂 |
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ルーベンス画 (拡大○) |
デューラー 1507 |
デューラー 1507 |
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創世記4:1-16 |
最初の殺人であるカイン(Cain)とアベルの兄弟の話 |
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ルネサンスのジョヴァンニ・ディ・パオロ・ディ・グラツィア(Giovanni di Paolo di Grazia)の『天地創造と楽園追放』(メトロポリタン) |
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創世記6:5-9:17 |
ノアの箱舟 |
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システィーナ礼拝堂の天井の装飾の中心をなすのは、『創世記』に取材した9つの場面 |
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創世記11:1-9 |
バベルの塔 |
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ブリュ-ゲルの絵画 『謝肉祭と四旬節の喧嘩』、『バベルの塔』 |
ブリューゲル≪バベルの塔≫とバビロニアの遺物 |
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★太祖たちの物語 |
アブラハム・イサク・ヤコブの3代の族長の物語が記されている |
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ウルの王墓の出土品 ウルのスタンダード |
ウル 「やぶの雄羊」 |
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■いずれも紀元前2600年頃のものとされており、保存状態は驚くほど良いです。「ウルのスタンダード」と呼ばれる木箱には、両面に3段の絵が描かれています。青いラピスラズリ、赤い大理石、白い貝殻が使用されています。 |
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■イラク南部の荒涼とした砂漠。ここは世界最古の国際的な大都市ウルがあったとされる場所だ。 聖書にアブラハムの故郷と記されているウルの街は、紀元前2000年頃には富裕な帝国の中心都市だった。西へ約1200キロ離れた地中海や、東へ約2400キロ離れたインダス文明(古代メソポタミアではメルッハと呼ばれていた)から貿易商がここに集まってきた。 |
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エルサレム、ハダーサ・ヘブライ大学医療センターのステンドグラス。十二支族を描く。(シャガール) | |||
■族長時代とは旧約聖書における時代区分を表すユダヤ教、及びキリスト教の概念で、アブラハムの誕生(ユダヤ暦1948年/西暦B.C1812年)から出エジプト(ユダヤ暦2448年/西暦B.C1312年)までの期間を指している。 |
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イサクはアブラハムの息子であり、彼にも子孫が栄える旨が神から約束されている(創世記26:24)。 さらにその息子がヤコブであり、彼と契約を結んだ神はヤコブとその子孫にカナンの土地を与えると約束している。 |
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悪徳の町であるソドムとゴモラの滅亡(創世記18:20-19:28) |
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■ロト(Lot)は『旧約聖書』の登場人物。『創世記』11章後半から14章、および19章に登場する。父はテラの息子ハランであり、ロトはアブラハムの甥にあたる。また、『新約聖書』では義人として紹介されている(『ペトロの手紙二』2:7-8)。後に、天使がソドムに派遣され、ヤハヴェ(エホバ)がソドムとゴモラを滅ぼすことを決定したことをロトに伝える。そこでロトは夜が明ける前にロトの妻(エシェット・ロット)と2人の娘を伴ってソドムを脱出し、近隣の都市ツォアル(ベラ)へと向かう。逃げる際に『後ろを振り返ってはいけない』と指示されていたが、ロトの妻は後ろを振り返ってしまい、『塩の柱』(ネツィヴ・メラー)となる。その後、彼らは山中の洞窟に移住したが、ここで娘たちは父を酔わせ、父によって男子を1人ずつ生んだ。長女の息子は『モアブ(父親より)』と名付けられモアブ人の祖となり、また、次女の息子は『ベン・アミ(私の肉親の子)』と名付けられ後にアンモンの人々の祖となった。 |
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ハールレム 『旧約聖書、ロトと彼の娘達』、ソドムとゴモラ DIX |
デューラー 「ソドムを逃れるロトと娘たち」 (拡大○) |
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(Lot Fleeing with His Daughters from Sodom)、1498年 |
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ロトがいた洞窟とされる場所はビザンチン時代はキリスト教徒の巡礼地となり、教会が建造された。この教会の遺跡が死海東南岸に残されている。教会横には「ロトの洞窟」が存在する。 |
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ソドム(Sodom)とゴモラ(Gomorrah)について、ニネベの遺跡で見つかったシュメール人の古代の天文学者が粘土板に残した円形の星座板には、ふたご座・木星などの惑星と、アピンと名づけられた正体不明の矢印が書きこまれており、この天体配置があった日の明け方の5時30分ころに、4分半かけてアピンは地上に落下したという記述が残されている。 アランボンド教授の解析により、この天文事象は、惑星の配置が粘土板の星座盤の位置と一致したことから、紀元前3129年6月29日であったと特定され、アピンの記述は典型的なアテン群小惑星の落下の記録であると結論付けた。 |
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レンブラント |
■『イサクの犠牲』(The Angel Stopping Abraham from Sacrificing Isaac to God、エルミタージュ美術館)は、イスラエルの民の祖アブラハムと妻サラの間に生まれた待望の男子イサク(笑いの意)を山上で焼き、我に捧げよと神がアブラハムに命じ、迷い苦しんだ末にアブラハムは息子イサクを山上へ連れてゆく決意を固め、アブラハムは牡羊を、息子イサクは薪を背負って山頂へ赴き、祭壇上で息子イサクの喉元へ小刀を当てた(息子イサクも自分が犠牲であることを悟ったが抗わなかった)次の瞬間、『お前が神を恐れる者であることがわかった。』と神の祝福の御言葉が響き、『お前の子孫を天の星のように、海辺の砂のように増やそう。地上の諸国民はすべて、あなたの子孫によって祝福を得る』とアブラハムが神から祝福を得る、旧約聖書に記された重要な場面≪イサクの犠牲≫である。本作では旧約聖書の記述とは異なり、アブラハムを制止する神の御言葉は、神の意志を伝道する天使の制止によって表現され、アブラハムの右手からこぼれ落ちる短刀が、本場面の緊迫した緊張感と瞬間の激動性を見事に表している。 |
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レンブラント 『ユダヤの花嫁(イサクとリベカ)』(オランダ、1999年) |
カラヴァッジョ 『イサクの犠牲』 |
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『Danae(Argos王Acrisiusの娘;Zeusとの間にPerseusを産んだ、ギリシャ神話)』 |
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"Isaac Blessing Jacob(ヤコブを祝福するイサク)" from Genesis 24-26. by Govert
Flink |
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『天使とヤコブの戦い』ドラクロワ画(フランス、1964年) |
ゴーギャン 『説教の後の幻影(ヤコブと天使の戦い)』 |
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イスラエルの民の祖アブラハムの孫ヤコブが兄エサウと和解するため、妻ラケルと羊を連れ兄エサウに会いに行く途中、ペヌエルの地で神(天使)と一晩中格闘をおこなうことになり、激闘の末、最後にヤコブが勝利すると、父なる神から「今後、お前はイスラエル(神の勝者、神の護る人の意)と名乗れ」と祝福を受けた。 |
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『天使とヤコブの戦い』は、旧約聖書の 『創世記』 第32章 24〜32節 から |
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ウルの王墓の出土品 ウルのスタンダード |
ウル 「やぶの雄羊」 |
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■いずれも紀元前2600年頃のものとされており、保存状態は驚くほど良いです。「ウルのスタンダード」と呼ばれる木箱には、両面に3段の絵が描かれています。青いラピスラズリ、赤い大理石、白い貝殻が使用されています。 |
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■イラク南部の荒涼とした砂漠。ここは世界最古の国際的な大都市ウルがあったとされる場所だ。 聖書にアブラハムの故郷と記されているウルの街は、紀元前2000年頃には富裕な帝国の中心都市だった。西へ約1200キロ離れた地中海や、東へ約2400キロ離れたインダス文明(古代メソポタミアではメルッハと呼ばれていた)から貿易商がここに集まってきた。(参考記事:「ラクダの家畜化は紀元前10世紀」) |
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★ヨセフの物語 |
創世記には、この族長の3代記に続けてヤコブの末子のヨセフの物語が記されている。兄たちに殺されかけてエジプトに奴隷として売り飛ばされながら、夢占いと実力で立身出世してエジプトの宰相にまで登りつめ、飢饉に苦しむようになった父と兄たちをエジプトに呼び寄せて救う話である。 |
『夢を語るヨセフ』 |
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1.旧約聖書・三大預言書 |
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旧約聖書中の三大預言書 |
三大預言書:『イザヤ書』、『エレミヤ書』、『エゼキエル書』 |
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イサイア(イザヤ) |
エレミア |
エゼキエル(Ezekiel) |
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■エゼキエル(Ezekiel)は『神が強くする』の意味。紀元前6世紀頃の預言者。祭司ザドクの子孫ブジの子で、預言者の中では最も祭司的色合いが濃い。紀元前597年ユダ王のエホヤキンと共に、バビロン捕囚人として移住させられ、5年後に預言者として召命を受けたといわれる。当時のユダはゼデキヤ王時代であり、エレミヤが預言の活動を行っていた。エゼキエルはバビロニアにおいて、およそ20年間、預言活動をしたが、彼はパレスチナ以外の地で活動した最初の預言者である。エリシャが精神や人間の内面の領域を重視し、波乱の生涯を送ったのとは対称的に、エゼキエルは割合、静的人生の中で預言活動を行っていたようである。 |
『エゼキエルの幻想』 ラファエロ |
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■2020年7月、NHKで「天地創造」の映画を見ました。 旧約聖書に結構忠実に再現されていました。取分けノアの箱舟のくだりは感心しました。 |
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■『キリスト教絵画を見る為の旧約聖書(創世記、出エジプト記)と新約聖書(福音書ほか)』の主な内容 |
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1.旧約聖書・『創世記』と三大預言書:『創世記』は、多くの系図が含まれておりイスラエル周辺部族の縁起等も語られている。 |
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2.旧約聖書・『出エジプト記』と女司祭、巫女:『出エジプト記』(Exodus)は、旧約聖書の二番目の書であり、『創世記』の後を受け、モーセが、虐げられていたユダヤ人を率いてエジプトから脱出する物語を中心に描かれている。 |
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3.新約聖書:紀元1世紀から2世紀にかけてキリスト教徒たちによって書かれた文書で、『旧約聖書』とならぶキリスト教の正典。27の書が含まれるが、それらはイエス・キリストの生涯と言葉(福音と呼ばれる)、初代教会の歴史(『使徒言行録』)、初代教会の指導者たちによって書かれた書簡からなっており『ヨハネの黙示録』が最後におかれている。 『マタイによる福音書』、『マルコによる福音書』、『ルカによる福音書』、『ヨハネによる福音書』、『ヨハネの黙示録』 他 |
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7.聖人、聖職者、神学者:『ヒエロニムス』、『聖トマス』、『聖ペテロと聖パウロ』、『聖カタリナ』、『聖カシルダ』 他 |
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8.その他(外典、奇跡 ほか):『ユディト記』、『サムエル記』、『ダニエル書補遺』、『トビト記』、『ルードの泉(ルルドの奇跡)』 他 |
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