Kunioの世界の切手紹介と海外写真集

Kunioの世界の切手紹介と海外写真集
建築・建造物の切手|着色ガラスを組み合わた綺麗なステンドグラス(stained glass)や小片ガラスの造形物・モザイク
日本でのステンドグラスで有名な所は、長崎の大浦天主堂、国会議事堂、慶応義塾、明治村の聖ヨハネ教会堂です。

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建築・建造物の切手|世界の綺麗なステンドグラスやモザイク

 世界のステンドグラス(stained glass、さまざまな着色ガラスを組み合わせて模様・画像などを表した板ガラス。また、その技法。教会堂の窓などに用いる。)やモザイクの切手です。イスラエル(1973年)エルサレム、ハダーサ・ヘブライ大学医療センターにあるステンドグラス(画家・シャガール)は切手の中でも圧巻で、十二支族を描くステンドグラスです。ステンドグラス(stained glass)は、エ字形の断面を持つ鉛のリムを用いて着色ガラスの小片を結合し、絵や模様を表現したもの。ガラスに金属酸化物を混入することで着色している。教会堂や西洋館の窓の装飾に多く用いられる。外部からの透過光で見るため、人の目に非常に美しく写る。ステンドガラスは素材の透視性を生かしながら装飾を付し、ステンドガラスとしての彩りを空間にもたらすもうひとつのインテリア。光とガラスの色が微妙に溶け合ってつくり出すハーモニーは、ステンドグラスの特有の魅力として、空間演出をお洒落に生み出しています。日本でも国会議事堂のステンドグラスも有名ですが2008年に慶応義塾の図書館のステンドグラスも有名です。モザイク は、小片を寄せあわせ埋め込んで、絵 (図像) や模様を表す装飾美術の手法。石、陶磁器 (タイル)、有色無色のガラス、貝殻、木などが使用され、建築物の床や壁面、あるいは工芸品の装飾のために施される。この装飾方法は古くから世界的に見られ、宗教画や幾何学模様など様々なものが描かれており、歴史上、カテドラル(司教座聖堂・主教座聖堂)の内部空間やモスクの外壁などの装飾手法として特に有名です。世界遺産の場所のステンドグラスも多いです。本でのステンドグラスで有名な所は、長崎の大浦天主堂、国会議事堂、慶応義塾、明治村の聖ヨハネ教会堂。


世界の家などの建築と建造物

■建造物切手の索引 [ 世界の家の切手(アジア/アフリカ、アメリカ、オセアニア /ヨーロッパ/世界のお城 )|
    橋・橋梁の切手(世界の橋・橋梁日本編)|風車・水車切手と原子力平和利用灯台やイルミネーション
    ステンドグラスとモザイク神仏・寺院・教会世界の七不思議世界の看板博覧会 ]

■『キリスト教絵画を見る為の旧約聖書(創世記、出エジプト記)と新約聖書(福音書ほか)』 : [ トップ旧約聖書・『創世記』と三大預言書旧約聖書・『出エジプト記』と女司祭、巫女(女予言者)新約聖書・『マタイによる福音書』、『マルコによる福音書』新約聖書・『ルカによる福音書』、『ヨハネによる福音書』、『ヨハネの黙示録』 他聖人、聖職者、神学者その他(外典、奇跡 ほか) ] 

ステンドグラス

■ステンドグラス(stained glass)、さまざまな着色ガラスを組み合わせて模様・画像などを表した板ガラス。また、その技法。エ字形の断面を持つ鉛のリムを用いて着色ガラスの小片を結合し、絵や模様を表現したもの。ガラスに金属酸化物を混入することで着色している。教会堂や西洋館の窓の装飾に多く用いられる。外部からの透過光で見るため、人の目に非常に美しく写る。ノートルダム寺院、フランス・ストラスブール大聖堂、国連本部のシャガールなど有名なステンドグラスがあります。

シャガールの作品

イスラエル(1973年)

エルサレム、ハダーサ・ヘブライ大学医療センターのステンドグラス。十二支族を描く。(シャガール)

イスラエル(1973年)エルサレム、ハダーサ・ヘブライ大学医療センターにあるステンドグラス。十二支族を描く。 シャガール

■族長時代とは旧約聖書における時代区分を表すユダヤ教、及びキリスト教の概念で、アブラハムの誕生(ユダヤ暦1948年/西暦B.C1812年)から出エジプト(ユダヤ暦2448年/西暦B.C1312年)までの期間を指している
イスラエル民族の族長とされているのは以下の人物である。
アブラハム(妻はサラ)、イサク(妻はリベカ) 、ヤコブ(妻はラケルとレア:ヤコブには二人の正妻がいる)、イスラエルの十二支族と呼ばれるヤコブの息子たち(詳細下記)、モーセ(兄はアロン、妹はミリアム)

■(切手の紹介))イスラエルの十二支族とは、ヤコブの息子とされるルベン(Reuben)、シメオン(Simeon)、ユダ(Judah)、イッサカル(Issachar)、ゼブルン(Zebulum)、エフライム、マナセ、ベニヤミン(Benjamin)、ダン(Dan)、アシェル(Asher)、ガド(Gad)、ナフタリ(Naphtali)です。切手ではLeviとJosephが入っています。 エフライム とマナセはヨセフの息子たちです。

イスラエル(1973年)エルサレム、ハダーサ・ヘブライ大学医療センターにあるステンドグラス。十二支族を描く。 シャガール
イスラエル(1973年)エルサレム、ハダーサ・ヘブライ大学医療センターにあるステンドグラス。十二支族を描く。 シャガール

St. Devote教会のステンドグラス(モナコ、19998年)
モナコの守護聖人をまつるSaint-Devote教会(サント・デヴォート教会) モナコグランプリでは前をレーシングカーが

St. Devote教会のステンドグラス(モナコ、19998年)

フランスの教会のステンドグラス

シャルトル大聖堂のステンドグラス

フランスの教会のステンドグラス

The Baptism of Judas

4世紀のもの
フランスの教会のステンドグラス The Baptism of Judas

フランスの教会のステンドグラス シャルトル大聖堂のステンドグラス

ダマスカス通りにある
聖ポール教会(フランス)

フランスの教会のステンドグラス ダマスカス通りにある聖ポール教会

■シャルトル大聖堂のステンドグラス:世界遺産に認定されたのは1979年と、比較的早い時期に認定を受けたパリの南西90kmに位置するシャルトル大聖堂は、ステンドグラス群(「美しきガラス窓の聖母」、「薔薇のステンドグラス」など多数、青と赤の色彩が特徴的)の歴史的価値・美術性の高さが特に評価されています。13世紀のアンティークステンドグラス群は、度重なる戦火から住民たちの努力で守られ、当初186作品あったとされるうちの実に156作品が現存しています。それらステンドグラスは特に青の色調の鮮やかさが際立つ、素晴らしい美術品として残されています。着色に使われた金属酸化物が不純物を含んでいること、ガラスの表面が平面ではないことから、複雑で微妙な色彩をかもし出している。戦争時には、付近の住民が協力してステンドグラスを外して保管し、終戦後に付け直すといった努力のおかげで、現在でも蒼い輝きを放ち続けている。 

The Baptism of Judas 4世紀のもの(初日印カバー)

トロント・聖ミカエル教会のステンドグラス(カナダ、1976年)

オンタリオ・聖Jude教会のステンドグラス(カナダ、1976年)

フランスの教会のステンドグラス The Baptism of Judas 初日印 トロント・聖ミカエル教会のステンドグラス(カナダ、1976年) オンタリオ・聖Jude教会のステンドグラス(カナダ、1976年)

セント・クリストファー・ネビス・アンギラのステンドグラス

セント・クリストファー・ネビス・アンギラのステンドグラス

セント・クリストファー・ネビス・アンギラのステンドグラス

■ガラスが人の手をもって製作されたのは古代メソポタミア文明です。なにしろ、人類最古の文明と呼ばれるものですから、計算してみると、人類とガラスはすでに数千年もの長い付き合いになります。その後の文明、例えばエジプト時代などでも、ガラスは珍重されていましたが、思いの形に成形するのはまだ難しかったようです。ではステンドグラスの歴史ですが、一気に時代を駆け上り、西暦500年ごろに初めてステンドグラス(だったらしい)の後が発見されています。 

女神のステンドグラス・フィリッポ・リッピ(ハンガリー、1972年)

セバスティーニのステンドグラス
(ハンガリー、1972年)

ステンドグラス
(ハンガリー、1972年)

ステンドグラス(フランス)

女神のステンドグラス(ハンガリー、1972年) リッピ 画家 セバスティーニのステンドグラス(ハンガリー、1972年) ステンドグラス(ハンガリー、1972年) フランスの教会のステンドグラス

フランス(1981年)「情熱と平和」

ルクセンブルグ教会にある天使の絵(1972年)

フランス(1981年)情熱と平和 ステンドグラス フランス(1981年)情熱と平和 ステンドグラス ルクセンブルグ教会にある天使の絵(1972年) ステンドグラス ルクセンブルグ教会にある天使の絵(1972年)
ステンドグラス ベルギー ステンドグラス ベルギー ステンドグラス ベルギー ステンドグラス ベルギー

聖ゲブハルト没後1000年
/ステンドグラス(オーストリア)

聖ゲブハルト(949-995)はフォアアールベルク州(Vorarlberg、オーストリアの最西部の連邦州)の守護聖人。 カトリックでは守護聖人といって、ある地方や都市の人々が自分たちの地域を守ってくれるように篤く崇敬する聖人たちがいます。守護聖人を描く絵には、聖人ゆかりのものが聖人といっしょに描かれています。

聖エロイ(Eligius、St. Eloi)
ゴールドスミスの作品

アイルランドのステンドグラス

フランスの教会のステンドグラス 聖エロイのゴールドスミスの作品

フランス発行

アイルランド ステンドグラス 切手

■フォアアールベルク州は、紀元前500年前後からケルト族が定住していた。紀元前15年には、ローマ帝国の支配を受けた。843年からのフランク王国の支配を経て、14世紀には、神聖ローマ帝国(オーストリア帝国)のハプスブルク家の傘下に属した。

リヒテンシュタイン・トリーセンブルグの「聖なり家族」他(1978年)

イギリス領ガーンジーの教会のステンドグラス(1993年)

リヒテンシュタイン・トリーセンブルグの「聖なり家族」他(1978年) ステンドグラス

クリスマス用に発行
手を掲げるキリストほかのステンドグラスを描く。


イギリス領ガーンジーのステンドグラス(1993年)

スイスのステンドグラス(1969年)

スイスの聖母子(1969年) ステンドグラス スイスの聖母子(1969年) ステンドグラス

スイスのステンドグラス
(1969年)

スイスの聖母子の
ステンドグラス(1969年)

スウェーデン

H.ペテルソンのステンドグラス
(アイスランド、1974年)

スイスの聖母子(1969年) ステンドグラス スイスの聖母子(1969年) ステンドグラス

クリスマス・ステンドグラス切手
リーエ教会14世紀の
ステンドグラス
スウェーデンのクリスマス・ステンドグラス切手

羊飼いたち

H.ペテルソンのステンドグラス(アイスランド、1974年)

スウェーデンのクリスマス・ステンドグラス切手(1982年)

イスラエルのユダヤ教の礼拝堂のモザイク(1957年)

天使

東方3博士の礼拝

スウェーデンのクリスマス・ステンドグラス切手 スウェーデンのクリスマス・ステンドグラス切手 イスラエルのユダヤ教の礼拝堂のモザイク(1957年)

キリスト降誕

キリスト降誕

スウェーデンのクリスマス・ステンドグラス切手 スウェーデンのクリスマス・ステンドグラス切手

地下活動の闘士、解放、パルチザンを描くザクセンハウゼンの博物館のステンドグラス(東ドイツ,1968年)

地下活動の闘士、解放、パルチザンを描くザクセンハウゼンの博物館のステンドグラス(東ドイツ,1968年) 地下活動の闘士、解放、パルチザンを描くザクセンハウゼンの博物館のステンドグラス(東ドイツ,1968年)

■ザクセンハウゼン追悼博物館は、ベルリン郊外のオラニエンブルグにある。旧東ドイツ政権下の1961年4月、ザクセンハウゼン強制収容所跡地に造られた国立追悼祈念館が母体だ。当初は収容所を保存することより、「ファシズムに対する反ファシズムの勝利」を象徴することに重きが置かれた。  しかし、ベルリンの壁崩壊(89年)と東西ドイツ統合(90年)に伴い、93年1月、ブランデンブルク記念財団が運営する追悼博物館となった。国とブランデンブルク州が出資。ナチス時代の収容所を忠実に再現するよう、大幅に改装した。 忌まわしい思い出が残る場所です

スカラ大聖堂
(スウェーデン、1988年)

メス大聖堂のステンドグラス
(フランス、シャガールの作品)

チェコスロバキアのルネサンス風の窓ガラス

スカラ大聖堂(スウェーデン、1988年) ステンドグラス メス大聖堂(フランス、シャガールの作品) ステンドグラス チェコスロバキアのルネサンス風の窓ガラス

マリアとイエス(イギリス)

イーリー大聖堂800年記念(イギリス、1989年) 14世紀のステンドグラス/アーチと丸窓/八角形の中央尖塔

マリアとイエス(イギリス) ステンドグラス イーリー大聖堂800年記念(イギリス、1989年) 14世紀のステンドグラス/ イーリー大聖堂800年記念(イギリス、1989年) アーチと丸窓 イーリー大聖堂800年記念(イギリス、1989年) 八角形の中央尖塔

■イーリー (Ely、 pronunciation)は、イギリス東部、ケンブリッジシャーの都市。イーリー大聖堂と呼ばれる、聖なる不分割の三位一体教会聖堂は、Fensと呼ばれた低地に広がる泥沢地帯をその塔から遠く眺めていたことから『フェンスの船』という呼び名で知られた。イーリーの司教座は、リンカン司教座の外に1108年に創設された。大聖堂は1083年のウィリアム1世の代に工事が始まり、1351年に完成した。
■イギリスの世界遺産・カンタベリー大聖堂のステンドグラス、カンタベリー大聖堂の真価は内装にある、とも言われ、実に大量のステンドグラスが目を引きます。その上天窓に至るまでびっしりと埋め尽くしてあるので、上のほうのステンドグラスの模様は高すぎて見えないほどです。出かけるならぜひ双眼鏡などの準備をした方がいいでしょう。さて、肝心の図柄は聖書の一部を図案化したものが多く、文字を読めない人たちのために一種の紙芝居的な役割を果たしていたとされます。

聖ジョン・メソディスト教会
(NZ、1972年)

聖ルーク・アンギリカン教会
(NZ,1971年)

大天使・ガブリエルのステンドグラス(ニュージーランド、1995年)

聖ジョン・メソディスト教会(NZ、1972年) ニュージーランド ステンドグラス 聖ルーク・アンギリカン教会(NZ,1971年) ステンドグラス ガブリエルのステンドグラス(ニュージーランド、1995年) ガブリエルのステンドグラス(ニュージーランド、1995年)

聖レオポルド太守のステンドグラス、ウィーン市役所のステンドグラスほか。(オーストリア、1964、67、75、76、84年)

聖レオポルド太守のステンドグラス、ウィーン市役所のステンドグラスほか。(オーストリア、1964、67、75、76、84年)聖レオポルド太守のステンドグラス、ウィーン市役所のステンドグラスほか。(オーストリア、1964、67、75、76、84年)聖レオポルド太守のステンドグラス、ウィーン市役所のステンドグラスほか。(オーストリア、1964、67、75、76、84年)

■日本では近代建築とともにステンドグラスの技法が伝えられた。素朴なものでは大浦天主堂(国宝)のステンドグラスがある。海外で制作された作品を輸入して取り付けることもあったが、明治後半から日本人もステンドグラスの技法を身に付け、次第に自前で造るようになった。慶應義塾大学図書館の大ステンドグラスは、和田英作の原画により、小川三知が制作したものだが、戦災で失われて、現在は原画をもとに復元されている。大正時代以降は洋風住宅の普及とともに流行し、一般の住宅にも使われるようになった。なお、日本で最も大規模なステンドグラスは国会議事堂のものである。公共建築物では、名古屋市市政資料館(旧名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎、1922年)の中央階段室にステンドグラスがある。

ウィサンブールの『キリスト像』(フランス、1990年)

ルイス・カムフォート・ティファニーのステンドグラス
(アメリカ、2007年)

慶応義塾・三田キャンパスの図書館旧館内の大ステンドグラス
(日本、2008年)

ウィサンブールの『キリスト像』(フランス、1990年) ステンドグラス ルイス・カムフォート・ティファニーのステンドグラス(アメリカ、2007年) 慶応義塾・三田キャンパスの図書館旧館内の大ステンドグラス(日本、2008年)

『ソロモン王の審判』(ストラスブール大聖堂、フランス、1985年)

『聖母子像』(ノートル・ダム大聖堂、フランス、1964年)

『ソロモン王の審判』(ストラスブール大聖堂、フランス、1985年) 『聖母子像』(ノートル・ダム大聖堂、フランス、1964年)

■有名なノートルダム大聖堂は各地にあり、ランス地区のノートルダム大聖堂は、その付近に建つ、サン=レミ旧大修道院やトー宮殿などとあわせて一つの世界遺産として認定されています。ここに使われているステンドグラスは、有名な画家シャガールの手によるものや、おさけの製造過程をあらわしたものなどユニークなものが多いようです。そのほか、パリのノートルダム大聖堂には有名なバラのステンドグラス(バラ窓と俗に言われるもの)があり、アミアンにもアンティークなステンドグラスが現存しています。
■404年に再建されたイスタンブールの聖ソフィア寺院では着色されていない板ガラスを窓に用いていた。一方、500年前後に完成した同地区の寺院にはステンドグラスの跡が残っている。当時のガラスはフェニキア人から伝わった吹きざお製法を発展させたローマンガラスである。
■慶応義塾大学図書館には、1890年、アメリカから帰国したばかりの小川三知(おがわ-さんち)が製作を手がけた大ステンドグラスが現存しています。(ただし、オリジナルではなく複製ですが)初の国産ヨーロッパ式のステンドグラスが製造されたのが1889年ですから、ヨーロッパ式、アメリカ式が相次いで製造され始めたわけですね。 さて、この慶應義塾大学のステンドグラスは、ドイツ・ヨーロッパ式よりも華美で細かく、より絵画的なつくりになっています。できれば国会議事堂のステンドグラスと、こちらを見比べてもらえば、両者の違いが判って面白いものです。 

オーランド:ヨーマラの聖オラフ教会のステンドグラス

マカオ:聖ローレンス教会(世界遺産)のステンドグラス

国会議事堂中央の
ステンドグラス(日本、1990年)

ブロンズ像「椿咲く丘」とステンドグラス「希望」(日本、1999年)

オーランド:ヨーマラの聖オラフ教会のステンドグラス マカオ:聖ローレンス教会(世界遺産)のステンドグラス 国会議事堂中央のステンドグラス(日本、1990年) ブロンズ像「椿咲く丘(部分)」とステンドグラス「希望(部分)」(日本、1999年)

■国内最大級といえるステンドグラスが東京にあります。国会議事堂に使われたステンドグラスは国産初のステンドグラスを製造した宇野澤辰雄(うのざわ-たつお)一派の手によるもので、その後の補修もやはり宇野澤ゆかりの工房が担当しています。
■ドイツの世界遺産のケルン大聖堂は財政難による放置期間の「空白の300年」があったおかげで、かえって昔ながらのゴシック建築様式をそのまま現代に伝えています。ゴシック建築の特徴には大きな窓、たくさんの窓があり、当然ながらそれらの窓には美しいステンドグラスが多用されているのです。

アウグルブルクの大聖堂のステンドグラス(ドイツ、1995年)

■上の切手
ブロンズ像「椿咲く丘(部分)」(富永直樹作):最高裁判所の大ホールに設置
ステンドグラス「希望(部分)」(ルイ・フランセン作):アサガオとサクラをそれぞれモチーフとした2枚一組の連作で互譲の精神を表現、東京家庭裁判所の玄関ホールに設置

アウグルブルクの大聖堂のステンドグラス(ドイツ、1995年)

ルクセンブルグの世界遺産ノートルダム大聖堂 のステンドグラス

ルクセンブルグの世界遺産ノートルダム大聖堂 のステンドグラスルクセンブルグの世界遺産ノートルダム大聖堂 のステンドグラス

ステンドグラス ルクセンブルグ 大天使ミカエル

■ノートルダム大聖堂 (ルクセンブルク) ルクセンブルクを代表するカトリック大聖堂で、ジャン前大公とベルギー王女、ジョセフィーヌ・シャルロットの婚礼も行われた。北側の入口部分は、ルネッサンス様式とバロック様式が融合した建築様式になっており、鋭い尖塔、丸天井、放射状に伸びた祭室が特徴的だ。地下の礼拝堂には歴代司教や王家の墓があります。

ステンドグラス ルクセンブルグ ミカエル ステンドグラス ルクセンブルグ ミカエル
ステンドグラス ルクセンブルグ ステンドグラス ルクセンブルグ ステンドグラス ルクセンブルグ ステンドグラス ノーフォーク
ステンドグラス ノーフォーク ステンドグラス ノーフォーク ステンドグラス ノーフォーク

ステンドグラスに関する書籍類

『サン・テチェンヌの伝説』
(フランス、1994年)

キリスト降誕のステンドグラス(アルゼンチン)

聖母マリアのステンドグラス(アルゼンチン)

イギリスのクリスマス切手・ステンドグラス(1992年)

『サン・テチェンヌの伝説』(フランス) ステンドグラス キリスト降誕(アルゼンチン) ステンドグラス ステンドグラス 聖母マリア(アルゼンチン)

贈り物を持つ東方に三博士
イギリスのクリスマス切手・ステンドグラス(1992年) 贈り物を持つ東方に三博士

天使ガブリエル(イギリス)

聖母子

王冠を持つ王

三人の羊使い

イギリスのクリスマス切手・ステンドグラス(1992年) 天使ガブリエル イギリスのクリスマス切手・ステンドグラス(1992年) 聖母子 イギリスのクリスマス切手・ステンドグラス(1992年) 王冠を持つ王 イギリスのクリスマス切手・ステンドグラス(1992年) 三人の羊使い
ステンドグラス コンゴ エジプトへの逃避 ステンドグラス モントセラット

12世紀の代表的なステンドグラスは、パリの南西90kmに位置するシャルトル大聖堂のものである。176ものステンドグラスを誇る。「美しきガラス窓の聖母」、「薔薇のステンドグラス」など多数、青と赤の色彩が特徴的である。着色に使われた金属酸化物が不純物を含んでいること、ガラスの表面が平面ではないことから、複雑で微妙な色彩をかもし出している。
イングランドでは、1220年から1472年にかけて建設されたヨーク大聖堂(York Minster)が最大級である。10万枚以上のガラス片を用いた200m2近いステンドグラスが残る。
ローマ帝国以後、ガラスの製造は沈滞していたが、ステンドグラスの興隆とともに、ガラス製造にも革新が起こった。1291年に海軍国家となって繁栄し始めたヴェネツィアがムラーノにガラス工場を集積。ローマンガラスの質を高めた。今日でもヴェネツィアン・グラスとして知られている。ステンドグラスと並び、ガラス器の製造も盛んになっていった。

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 ステンドグラスの写真と日本のステンドグラスの補足説明

大堂(カテドラル大堂, 聖母聖誕堂)や他の教会のステンドグラス マカオ・世界遺産・写真

詳細は、「アジアの旅行写真|世界遺産の澳門(マカオ、Macau)の世界遺産「マカオ歴史地区」」で。

聖ジョージ修道院は、世界遺産のオールドカイロにあるギリシャ正教の修道院と教会を兼ねた施設です。聖人の一人である聖ジョージのイコンが数多く飾られてます。そこかしこにあるのは、馬にまたがって竜を退治している騎士姿の聖ジョージの絵です。

マカオの教会の綺麗なステンドグラス

盧家屋敷(ロウガァダイオッ)のステンドグラス

■盧家大屋(ロウガァダイオッ)「1889年に建てられたこの邸宅は、マカオにいくつもの大きな建物を所有していた中国広東省生まれの貿易商・廬華詔の屋敷。灰色レンガを使い2階建てで中庭がある伝統的な中国式住居ですが、様式や建築技術は東洋と西洋の両方が贅沢に取り入れられており、建造物としての価値と芸術性の高さから保護・保全の対象となりました。」(マカオ観光局公式サイト) 外壁の青レンガは時間をかけて磨かれたもので、その滑らかさに職人の最高技術が伺えます。「クリスチャン・シティー」中心部であるセナド広場と路をはさんで建っており、マカオにおける文化共存の具体例として数えられます。

聖ジョージ修道院・礼拝堂の
シャンデリアとステンドグラス


ア「フリカ・エジプトの写真|カイロ 世界遺産・オールドカイロ

■日本最古のステンドグラスとも言われる、大浦天主堂は長崎県長崎市にあります。国宝であり、大浦天主堂を始めとする教会群は、日本で最も世界遺産に近い位置にいます。さて、国宝というのは、特に歴史的な文化意義が強いものに与えられる称号なので、日本の場合は東大寺など寺院仏閣や日本風の書画骨董など、日本古来の文化に与えられることがほとんどで、洋風建築の大浦天主堂はこの意味で唯一の国宝と言えます。「日本二十六聖殉教者天主堂」

国連・ステンドグラス (シャガール)

■国連本部のシャガールのステンドグラス:バブリックロビーの東側に、フランスの芸術家、マーク・シャガールによってデザインされたステンドグラスがあります。これは1961年に飛行機事故で死亡した第2代国連事務総長のダグ・ハマーショルド氏(ノーベル平和賞)ならびに15名の記念碑として、マーク・シャガール自身と国連スタッフにより1964年に寄贈されました。この幅15フィート、高さ12フィートの記念碑には、たくさんの花の中から現れた天使の顔にキスされている小さな子どもたちなど、平和と愛を象徴するいくつかのシンボルが描かれています。左側そして母親たちのまわりには、平和を求めてもがいている人々が描かれています。パネルに描かれた音楽の記号が、ハマーショルド氏が好きだったベートーベンの第9交響曲を想い起こさせます。

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シャガール 絵画切手 国連 ステンドグラス

USA・ニューヨーク」に
実画像あり。

長崎・大浦天主堂(国宝)

聖ヨハネ教会堂のステンドグラス

■岐阜の明治村にある聖ヨハネ教会堂は、宣教師でもあるアメリカ人建築家ガーディナーの建築。日本聖公会京都五条教会として1907年(明治40年)に建てられた。 木造煉瓦造二階建て銅板葺。1964年(昭和39年)に移築。細部はゴシック風である。
花模様の綺麗なステンドグラスです。「旧日本聖公会京都聖約翰教会堂」として、1965年(昭和40年)5月29日に重要文化財指定。

長崎・大浦天主堂(国宝)

長崎・大浦天主堂の
ステンドグラス

大浦天主堂(1864年、国宝)

■大浦天主堂(おおうらてんしゅどう)とは、長崎県長崎市にあるカトリックの教会堂で、日本最古の現存するキリスト教建築物。この国宝指定に大きく尽力したのが、日本最古とも言われる大浦天主堂のステンドグラスなのです。現存する日本最古の木造ゴシック様式の教会。
■大分県の由布院ステンドグラス美術館は、日本初のステンドグラス美術館です。ステンドグラス美術館をなのるだけあって、アンティークステンドグラスから始まり、ドイツ、イギリス、フランスなどのヨーロッパ代表的なステンドグラスなどを堪能することが出来ます。特に併設された聖ロバート教会の大ステンドグラスは圧巻といえますね。日本では珍しいステンドグラスをメインにした美術館なので、楽しめると思います。簡単なステンドグラス作りの体験コーナーもあるので、基本的な作り方も学べます。

日本の近代洋風建築 大浦天主堂

ミラノのドゥオーモは世界最大のゴシック建築。5世紀もの歳月をかけて多くの芸術家によって完成された。

ミラノのドゥオーモ 大聖堂内部 綺麗なステンドグラス
内部は当然ながら非常に荘厳な感じです

世界遺産 ミラノのドゥオーモの内部の大きな絵画とステンドグラス

ミラノのドゥオーモ 大聖堂内部 綺麗なステンドグラス 内部は当然ながら非常に荘厳な感じです

The term stained glass can refer to coloured glass as a material or to works produced from it. Throughout its thousand-year history, the term has been applied almost exclusively to the windows of churches and other significant buildings. Although traditionally made in flat panels and used as windows, the creations of modern stained glass artists also include three-dimensional structures and sculpture.
Modern vernacular usage has often extended the term "stained glass" to include domestic leadlight and objets d'art created from lead came and copper foil glasswork exemplified in the famous lamps of Louis Comfort Tiffany.
The design of a window may be non-figurative or figurative; may incorporate narratives drawn from the Bible, history, or literature; may represent saints or patrons, or use symbolic motifs, in particular armorial. Windows within a building may be thematic, for example: within a church - episodes from the life of Christ; within a parliament building - shields of the constituencies; within a college hall - figures representing the arts and sciences; or within a home - flora, fauna, or landscape.

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モザイク

■モザイクは、小片を寄せあわせ埋め込んで、絵 (図像) や模様を表す装飾美術の手法。石、陶磁器 (タイル)、有色無色のガラス、貝殻、木などが使用され、建築物の床や壁面、あるいは工芸品の装飾のために施される。この装飾方法は古くから世界的に見られ、宗教画や幾何学模様など様々なものが描かれており、歴史上、カテドラルの内部空間やモスクの外壁などの装飾手法として特に有名である。

チュニジアの2世紀−5世紀のモザイク(1976年)

あひる

ライオン

ゴルゴン

チュニジアのモザイク(1976年) あひる チュニジアのモザイク(1976年)  チュニジアのモザイク(1976年)  チュニジアのモザイク(1976年) 

サーカスの見物人

詩人バージル

(補足説明)

モザイク画(フランス)

チュニジアのモザイク(1976年)  チュニジアのモザイク(1976年) 

5:2世紀、スース近郊で発見
25:3世紀末、カルタゴ美術館蔵
60:2世紀後半
75:5世紀、ガフサ近郊で発見
100:3世紀、スース近郊で発見


ゴルゴンはギリシア神話に登場する醜い女の魔物。

モザイク画(フランス)

18-19世紀のタイルやガラスに書かれた絵画(チェコスロバキア、1972年)

Hussar(18世紀)

Janissary

孔雀(peacock、アルバニア)

Nina Tryggvadottirのモザイク画

Hussar(18世紀)18-19世紀のタイルやガラスに書かれた絵画(チェコスロバキア、1972年) Janissary 18-19世紀のタイルやガラスに書かれた絵画(チェコスロバキア、1972年) 孔雀(peacock、アルバニア) アルバニアで発行された5-6世紀のモザイク画(1970年) Nina Tryggvadottirのモザイク画 (アイスランド、1974年)

(アイスランド、1974年)

アルバニアで発行された5-6世紀のモザイク画(1970年)

ヨルダンのマダバ・セント・ジョージ教会モザイクの地図

鳥とブドウのモザイク画

滝とブドウと鳥

聖書にも記されているという古くからの町マダバ。そこにあるセント・ジョージ教会は、6世紀の聖地エルサレム周辺を描いたモザイクの地図があることで知られています。

アルバニアで発行された5-6世紀のモザイク画(1970年)     聖書にも記されているという古くからの町マダバ。そこにあるセント・ジョージ教会は、6世紀の聖地エルサレム周辺を描いたモザイクの地図があることで知られています。

6世紀のパレスチナの地図。死海のすぐ隣にエルサレム旧市街があります。当時の人々にとってエルサレムがいかに大きな存在だったかがわかります。形はデフォルメしてあるものの見てそれとわかるくらいには正確で、測量技術がある程度発達していたことをうかがわせます。

鳥と3つの切り株

鳥と木の葉のモザイク画

アルバニアで発行された5-6世紀のモザイク画(1970年)

魚のモザイク画

■アルバニア(Republic of Albania)は、東ヨーロッパのバルカン半島南西部に位置する共和制国家。首都はティラナ。
アルバニアは山がちな地形にも関わらず、国土に占める農地面積が25.5%と高い。主な生産品目は主食の小麦、生産額は2004年時点で30万トンである。その他の麦や、トウモロコシの生産も盛ん。地中海性気候に適したオリーブやブドウも生産している。
シラーはフランスのローヌ渓谷のコート ロティ、シャトー ヌフドパプ、エルミタージュで普及しているワイン用の品種であり、複雑でスパイス味豊かな長期熟成型のワインに造られます。アルバニアのブドウ品種sheshが地元品種に近い。

アルバニアで発行された5-6世紀のモザイク画(1970年)

ローマの遺産(モザイク画、建造物、彫像、彫刻)2006年

ギリシャ神話に登場する海馬“ヒッポカンポス”などのモザイク画

ローマの遺産(モザイク画、建造物、彫像、彫刻) 世界遺産 ポルトガル 2006年 世界遺産 ギリシャ神話に登場する海馬“ヒッポカンポス”などの

スケプトゥナ教会の15世紀頃のモザイク刺繍8種とヒョーグ教会の14世紀頃のモザイク刺繍、クリスマス(スウェーデン、1974年)

スケプトゥナ教会の15世紀頃のモザイク刺繍8種とヒョーグ教会の14世紀頃のモザイク刺繍、クリスマス(スウェーデン、1974年)

■「エウロペ(ギリシア神話に登場する姫の名)の誘拐」(3世紀のバビロン遺跡のモザイク)。エウローペーは、テュロスのフェニキア王アゲーノールとテーレパッサの娘で、美しい姫であった。エウローペーに一目ぼれしたゼウスは誘惑するために、自身を白い牡牛に変える。エウローペーが侍女と花を摘んでいる時に、白い牡牛を見つけその背にまたがると、その途端白い牡牛はエウローペーをクレータ島へと連れ去った。そこでゼウスは本来の姿をあらわし、エウローペーはクレータで最初の妃となった。連れ去る際にヨーロッパ中を駆け回ったため、その地域はエウローペーの名前から「ヨーロッパ」 (Europa) と呼ばれるようになった。

「エウロペの誘拐」(3世紀のバビロン遺跡のモザイク、レバノン)

「エウロペの誘拐」(3世紀のバビロン遺跡のモザイク)
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