名張・万葉の会|生駒市の四季の森公園、国宝の長弓寺、生駒市総合公園、生駒山麓公園・・ |
奈良市生駒市
今回は生駒の道 奈良・生駒市の四季の森公園、国宝の長弓寺(秘仏見学)、生駒市総合公園(万葉歌碑)、生駒山麓公園・・を歩きました。 2015年07月02日。
生駒山が中心ですので中心部を除けば坂の多い街です。
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生駒市街地 |
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北東方 |
東方 |
南東方 |
■生駒市(いこまし)は、奈良県北西部に位置する市。江戸時代に創建された生駒聖天・宝山寺の門前町として発展した。 現在は、大阪市・奈良市のベッドタウンとして知られています。 古代大和から難波への近道は、生駒山を越える峠道(暗峠)であった。
太古の生駒は古代豪族の一つ平群氏の領地で、古代から中世と時を経るごとに平群氏の勢力は衰退し、『平群』という地名だけが残ることとなった。古代・中世の生駒は山間の寒村に過ぎなかったが、生駒山地は山岳修行の場として開かれていった(役行者が生駒山で暴れていた2匹の鬼を改心させ弟子にしたという伝説が在る)。
四季の森公園
■四季の森公園は、閑静な住宅街の中にある公園です。広いグランドがあり、休日は球技をする家族であふれかえっています。 歌碑は、生駒山麓公園に掲載しました。
四季の森公園 |
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■奈良県生駒市北大和1−28。
長弓寺
■長弓寺(ちょうきゅうじ)は奈良県生駒市上町にある真言律宗(高祖は空海)の寺院。 山号は真弓山、本尊は十一面観音、開基(創立者)は行基と伝える。 国の重要文化財の本堂は鎌倉時代の密教仏堂の代表作として知られる。 『長弓寺縁起』によると奈良時代に息子の流れ矢に当たって死んだ豪族・真弓長弓(まゆみたけゆみ)を悼み聖武天皇が僧・行基に開かせたと伝わり、後に藤原良継が堂塔を整えたとされる。 盛時には塔頭が20院あったとされるが、現在は4坊が残るのみである。
境内奥に国の重要文化財の本堂が建ち右側(東)には伊弉諾神社、薬師院、左側(西)には円生院、法華院、宝光院がある。なお「鳥見(登美)」は長弓寺の位置する生駒山東麓を指す古い地名で、神武天皇東征神話にも登場する。 現在の奈良市西部から生駒市にあたる。
★本堂(国宝):棟木銘から弘安2年(1279年)に建立されたとわかる入母屋造・檜皮葺の建物である。
※三重塔跡:長弓寺にはかつて鎌倉時代建立とされる三重塔があったが再度の移転の末、現在は初層部分のみが東京都港区の高輪プリンスホテルに移築されている。
★木造十一面観音立像(重文):本堂の本尊として黒漆厨子に安置されている平安後期の一木造の像で、目のつり上がった個性的な面貌や奥行きのある体躯などに古様が残る。
※黒漆厨子(重文):鎌倉時代、長方体で扉板には曼荼羅が描かれている。
■長弓寺の境内東側にある伊弉諾(いざなぎ)神社は明治の神仏分離以前は牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)と呼ばれ、寺伝では聖武天皇が長弓寺の鎮守として建てさせたものという。
狛犬 左 |
伊弉諾神社 |
狛犬 右 |
■イザナギ(伊弉諾/伊邪那岐/伊耶那岐)は、日本神話に登場する男神。アマテラスやスサノオ等多くの神の父神、神武天皇の7代先祖とされる。 |
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伊弉諾神社前 |
伊弉諾(いざなぎ)神社 由来書 |
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■長弓寺では3つの寺院で国の重要文化財である本堂とその境内地を護持している。このような寺内にある寺院を塔頭(たっちゅう)寺院と言う。もともとは高僧の墓(塔)をその弟子が頭(ほとり)で守ったことに由来します。薬師院は長弓寺にある3つの塔頭寺院の一つで、阿弥陀如来をお祀りしています。
■お斎(とき)とは、食事をする時刻「時」(とき)に語源を発しているといわれ、主に僧の食事を指しました。今では、法要の後に僧侶や参会者に振る舞う食事のことをいいます。精進料理には欠かせない、ごま豆腐や生麩などを中心に、四季おりおりの食材を用いることはもとより、身土不二(しんどふじ)を心がけ、だし汁、味付けに至るまで、天然の恵みを生かし、こまやかな風味をひきだしている。
生駒市総合公園(万葉歌碑)
■生駒市総合公園(万葉歌碑) 歌碑は、生駒山麓公園に掲載しました。
生駒市体育協会総合S.C.(総合公園)は、指定管理者 一般財団法人生駒市体育協会が管理運営しています。 テニス場の奧の外側を東にまわり山道を行く。すぐに白と赤の鉄塔がある。
その一つ北側の鉄塔まで雑木林の中を進むと15分程で目標の鉄塔に近付く。 そこに伝饒速日命墓と記された石の墓標が立っている。
管理事務所 |
大きなグラウンド |
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奈良県生駒市あすか野北3丁目9。
※夕されば ひぐらし来鳴く 生駒山 越えてぞ我が来る 妹が目を欲ほり
秦間満(はだのはしまろ) 巻15−3589
夕方になるとひぐらしが来て鳴く生駒山を越えて私はやってくる、いとしい人に逢いたくて。
※妹に逢はず あらばすべなみ 岩根踏む 生駒の山を 越えてぞ我が来る -
遣新羅使人 巻15−3590
あなたに逢わないではいられなくて、岩を踏んで険しい生駒山を越えてきた。
※妹がりと 馬に鞍置きて 生駒山 うち越え来れば 黄葉もみぢ散りつつ - 巻10−2201
愛しいひとのもとへゆくため、馬に鞍を置いて生駒山を越えて来ると、もみじが舞い散っている。
※君があたり 見つつも居らむ 生駒山 雲なたなびき 雨は降るとも - 巻12−3032
あなたの家のあたりをずっと見ていよう。生駒山に雲がかかり雨が降ろうとも。
※露霜の 秋去り来れば 生駒山 飛火が岳に 萩の枝を しがらみ散らし さ雄鹿は 妻呼びとよむ
山見れば 山も見が欲し 里見れば 里も住みよし - 田辺福磨 巻6−1047
露霜の降りる秋になると、生駒山の飛火岳で萩の枝を見にからめては散らしながら雄鹿は妻を呼び立てている。山を見れば山も見事である。里を見れば里も住みよい。
※難波津を 漕ぎ出て見れば 神さぶる 生駒高嶺に 雲ぞたなびく -
下野国の防人・大田部三成 巻20−4380
難波の港から出航し振り返ってみると、神々しい生駒の高い峰に雲がたなびいている。
★邇芸速日命(にぎはやひのみこと、饒速日命)は、日本神話に登場する神。 『古事記』では、神武天皇の神武東征において大和地方の豪族である那賀須泥毘古が奉じる神として登場する。 那賀須泥毘古の妹の登美夜須毘売(『日本書紀』では三炊屋媛という)を妻とし、との間に宇摩志麻遅命をもうけた。宇摩志麻遅命は、物部連、穂積臣、采女臣の祖としている。 『日本書紀』などの記述によれば、神武東征に先立ち、天照大神から十種の神宝を授かり天磐船に乗って河内国(大阪府交野市)の河上の地に天降り、その後大和国(奈良県)に移ったとされている。(参考:磐船神社/天孫降臨の地)
生駒山麓公園 万葉の道
■生駒山麓公園(いこまさんろくこうえん)は、生駒山北部に位置する生駒市営の公園。 公園内にある万葉の道では、生駒山を詠んだ6基の万葉歌碑(揮亳:犬養孝氏)を集大成したモニュメントを中心に、万葉集にちなんだ木や草花40種を植栽しています。 信貴生駒スカイラインから入る。
秦間満(はだのはしまろ) |
遣新羅使人 |
巻12−3032 |
巻10−2201 |
田辺福磨 巻6−1047 |
下野国の防人・大田部三成 |
信貴生駒スカイライン(しぎいこま)は、近畿日本鉄道(近鉄)が所有し、子会社の近鉄レジャーサービスが管理する一般自動車道で、生駒山地を南北に通過する有料道路。 南は信貴山から高安山、大阪府民の森(みずのみ園地、なるかわ園地)、生駒山、生駒山上遊園地、生駒聖天など観光スポットが多い。
★Wikipediaと生駒市HPを参考にさせていただきました。 | ||
名張・万葉の会|奈良・生駒市の四季の森公園、国宝の長弓寺(秘仏見学)、生駒市総合公園(万葉歌碑)、生駒山麓公園・・ |