大和の風景写真|奈良県・吉野・天川村・洞川温泉の行者祭と 天河大弁財天社 |
奈良県吉野郡 洞川温泉
洞川温泉は、山上川畔より涌出する摂氏26度の無色透明アルカリ性温泉です。神経痛・筋肉痛・関節痛・運動麻痺・慢性消化器痛・冷え性に対して治癒効果があり、大峯山の登山者たちの疲労回復に利用されてきました。名産吉野杉を使った内湯と温泉気分を満喫できる露天風呂が自慢です。天川村洞川は霊峰大峯山の登山口で、古来から水の美しさで知られたところ。なかでも環境庁による名水百選にも選ばれた、ごろごろ水・泉の森・神泉洞という3つの湧水からなる[洞川湧水群]では、花崗岩と石灰岩の特異な地層からミネラル分を適度に含むからだに良いおいしい水が湧き出し、遠い昔から修験者たちののどを潤してきました。 写真はクリックで拡大。
ページ内の索引 [ 奈良県吉野郡 洞川温泉|天河大弁財天社|行者祭り( 昼間|夜の祭り風景) ]
■霊山大峯の緑深い山懐にいだかれたここ天河神社は 役行者や空海、天武天皇の太古より聖域として崇められながら 川の流れの如く星の瞬く如く、如何なる権力にも組せず
“ありのまま”で在り続けてきた場処。 芸能関係を目指す方には、足を運んでいただき明日のスターに輝くことを祈願できるパワースポットです。
下市町から奈良県道48号洞川下市線を南下して小南トンネルを越えるルートで。
■道の駅309は、国道309号線沿いにある道の駅「吉野路黒滝」。黒滝村100周年に誕生した「くろたん」は、村の特産品でもあるイノシシをイメージしたキャラクター。「奈良のへそ」黒滝村の大自然の中で生まれた元気な男のウリ坊。
天河大弁財天社
■天河大弁財天社は昔、長淵 剛が結婚式を挙げたところとしても有名です。北島三郎や芸能人にも超有名な場所です。 かつて皇位継承事件で窮地にたたされた大海人皇子は、大和朝廷を守護する神々のふるさと吉野を訪れ、天心地祇に勝利を祈願して琴を奏じました。
すると、その音に乗って唐玉緒を纏った天女が現れ、戦勝の祝福を示しました。この天女は、役行者が弥山山頂に祀ったとされる弥山大神でした。これに力を得た皇子は、壬申の乱に勝利を収め、即位して天武天皇となりました。
その後、天皇はこの天女の加護に報いるため、麓に神殿を造営し、「天の安河の宮」とされました。これが天河大弁財天社の始まりだと伝えられており、天川村の名前の由来となったとされています。
天河大弁財天社 (奈良県吉野郡) 。「厳島、竹生島と並ぶ日本三大弁財天のひとつ」 |
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天川村には、世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の主要構成要素である修験の山、大峰山があり、そのふもとには天河大弁財天社がある。
行者祭り 昼間の風景
■奈良県・吉野・天川村・洞川の行者祭|Pilgrim ( or Ascetic ) festival in Nara Prefecture Yoshino
Tenkawa Village and Dorogawa。
洞川温泉郷は大峯山から発し熊野川の源流ともなっている山上川のほとり、標高約820m余りの高地に位置する山里で、その冷涼な気候から関西の軽井沢とも呼ばれるところです(洞川の気候・天気)。どことなくなつかしく、昭和の時代にタイムスリップした雰囲気を漂わせるまちなみには、旅館・民宿が20数軒、そのほかに土産物店や陀羅尼助丸を製造販売する店13軒や各種の商店が軒を連ねています。 2013年8月3日(土)、ごろごろ水の採水と天川村(てんかわむら)洞川(どろがわ)の街に大峯山随一の奇祭・行者祭を見に行ってきました。
■名水百選 ごろごろ水:洞川温泉郷から大峯山の登山口である清浄大橋にいたる参道沿いの五代松鍾乳洞付近の石灰岩相から湧出しています。炭酸カルシウム型の極めてナチュラルな水質で、全国の湧水の中でも九番目に高地のため水温も10.4℃と極めて冷たい湧き水です。ごろごろ水の名称は、役行者が大峯山より下山のみぎり、この場所で水を召された際、洞窟の奥より小石が転がるような音を反響させながら流れ出る清水の様子から名づけられたそうです。
この辺りでは各所で水が湧き出しています。
■奈良県吉野郡天川村の大峯山龍泉寺では、本尊が弥勒菩薩、八大龍王尊となっている。10月の第二日曜日に毎年、八大龍王大祭が執り行われている。
八大竜王、八大龍王(はちだいりゅうおう)は、天竜八部衆に所属する竜族の八王。法華経(序品)に登場し、仏法を守護する。 霊鷲山にて十六羅漢を始め、諸天、諸菩薩と共に、水中の主である八大竜王も幾千万億の眷属の竜達とともに釈迦の教えに耳を傾けた。 難陀(なんだ)・跋難陀(ばつなんだ)・娑伽羅(しゃがら)・和修吉(わしゅきつ)・徳叉迦(とくしゃか)・阿那婆達多(あなばだった)・摩那斯(まなし)・優鉢羅(うはつら)の各龍王をさす。
温泉そのものの歴史は浅いものの、大峰講の宿場としての歴史は古く、その起源は役小角に従った後鬼の末裔によって起こされたと伝承されている。
■奈良若草ハーレー会・紀和ハーレー会パレード(銭谷駐車場⇒龍泉寺)
ハーレーダビッドソン (Harley‐Davidson)
ハーレーダビッドソン社製オートバイ最大の特徴は、大排気量空冷OHV、V型ツインエンジンがもたらす独特の鼓動感と外観であり、これに魅せられた多くのファンがいる。駆動はクランク運動をプライマリーケース内でチェインからベルトに変換され後輪へと伝えるベルトドライブである。インジェクション化に伴い、エンジンのフィーリングなどが従来のキャブレター仕様のものと少々異なるため、キャブ仕様のモデルにも根強い人気を集めている。
行者祭り 夜の祭り風景
■行者祭は、修験道の開祖、役(えんの)行者が冤罪で伊豆大島へ島流しになり、後に無罪が晴れて大峯山に戻った時、村人たちが熱狂的に出迎えた様子を鬼踊りであらわした、大峯山中随一の奇祭として大変有名です。 祭りが始まるとどこにこんな沢山の人が居たのかと驚きです。
1.奈良若草ハーレー会・紀和ハーレー会パレード(銭谷駐車場⇒龍泉寺)
2.ひょっとこ踊り
3.鬼の宿・御神火のお勤め
4.鬼踊り行列・民芸会・行者連・青年団・亀楽会・大和五條タツノコ会・柏原地どり。
■鬼の宿・御神火のお勤め・・大峰山のご神火(しんか)と共に役行者と鬼を迎える儀式
「鬼の宿」(西浦氏宅)に行者さんが整列。導師のみが祭壇に進み大峰山のご神火(しんか)と共に役行者と鬼を迎える「御神火のお勤め」が行われます。
旅館の窓からも |
御神火がやってくる |
御神火のお勤め |
御神火を見送る人々 |
汗を飛び散らせて太鼓をたたく |
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御神火のお勤め |
御神火のお勤め |
御神火のお勤め |
行者さんの行列 |
夜の温泉街に法螺の音を響かせ、 |
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行者さんの行列 |
巫女さんの行列 |
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■大峯山龍泉寺:大峯山の登山口洞川(どろがわ)にある大峯山龍泉寺は、真言宗修験(当山派)総本山醍醐寺の大本山であり、大峯山寺の護持院でもあります。 白鳳年間(645〜710)役行者(えんのぎょうじゃ)が大峯を開山し、修行していた頃、山麓の洞川に下りられ、岩場の中からこうこうと水が湧き出る泉を発見されました。役行者がその泉のほとりに八大龍王尊をお祀りし、行をしたのが龍泉寺の始まりであると伝えられています。この泉を「龍の口」と言い、この地を龍神様の住まわれる泉ということから、龍泉寺と名付けられました。 その後、修験道中興の祖、聖宝理源大師(しょうぼうりげんだいし)によって再興修行され、修験道の根本道場として修行者を迎える霊場となりました。龍の口より湧き出る清水によって満たされた池は、水行場としても名高く、修行者の身心を清める第一の行場となっています。
■鬼踊り行列・民芸会・行者連・青年団・亀楽会・大和五條タツノコ会・柏原地どり。
鬼踊り行列 |
沖縄のエイサーのリズムで |
行者連 |
鬼踊り行列 阿波踊り |
鬼踊り行列 |
鬼踊り行列 阿波踊り |
鬼踊り行列の太鼓担当で愚息もお手伝い |
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鬼踊り行列 阿波踊り |
見物客も楽しそう |
鬼踊り行列 河内音頭 |
ひょうたん飾り |
帰りは大和八木の王将で |
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■大峯山(標高1,719.5m)は、天智天皇の白鳳年間に役の行者(役の小角)により、我が国ではじめて信仰の山として開かれました。古来より大和の神奈備や水の源として聖地とされていた大峯の山々では、様々な修行がおこなわれており、それらすべてが混然一体となってつくり上げられたのがわが国独自の宗教である修験道です。大峯はその修験道の発祥地でした。修験道の修行はとても厳しく命を懸けたものであり、当時から男性のみ行うもので、その伝統が今に受け継がれ、現在でも全国で唯一の女人禁制の山となっています。山頂には、蔵王権現が祀られた大峯山寺があり、古くは宇多天皇や藤原道長など平安の都の貴顕の登拝が盛んにおこなわれてきました。
関連ブログ 「日本紀行|世界遺産・大峯山随一の奇祭・行者祭」 |
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Sacred Sites and Pilgrimage Routes in the Kii Mountain Range is a UNESCO
World Heritage Site located on the Kii Peninsula in Japan. Tenkawa (天川村,
Tenkawa-mura) is a village located in Yoshino District, Nara, Japan. |
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