名張・万葉の会|三重・津 護国神社の防人の歌、四天王寺、国学者・谷川士清 他 |
三重県・津市
■津市(つし)は、三重県の県庁所在地。世界一短い地名としてギネスブックに掲載されている。ローマ字表記ではTsuであるが、Zとして登録した。
古くは、安濃津として文献にも記される良港であり、平安京にとって重要な港だったことから単に「津」とも呼ばれていた。しかし、1498年(明応7年)の明応地震(東海地震)に伴う津波のため港は崩壊した。 津藩藤堂氏の城下町で、江戸時代の外交文化使節「朝鮮通信使」をまねた「唐人おどり」として伝承され(現在、三重県の無形民俗文化財である)、毎年秋に行われる津まつりの際には華々しく披露されている。 江戸時代には伊勢参りの宿場町として栄えた。国学者、谷川士清(たにがわ・ことすが)の生家が、中心街の西方の旧道沿いの八町という町並みにある。
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近鉄・津駅構内の |
近鉄・津駅構内の賑わい |
近鉄・津駅の道先案内 |
三重県護国神社 防人の歌
■三重県護国神社は、禁門の変・戊辰戦争から第二次世界大戦までの三重県関係の戦歿者6万3百余柱を祀る。 ここには防人歌(さきもりのうた)が何点かありました。
防人歌とは大化の改新の後、九州沿岸の守りについた防人が詠んだ歌。
万葉集巻二十には、「天平勝宝七歳(西暦755)乙未二月、相替へて筑紫の諸国に遣はさるる防人等が歌」と題して、防人の歌がずらりと並んで載せられている。その数は八十数首、大伴家持はそれらの歌の間に、自作の歌をもちりばめて配している。
防人とは、大化の改新後、唐、新羅の連合軍と戦って敗れて以来、北九州、対馬、壱岐の防備のために配された国境警備兵であった。 総勢2000人ほどからなり、三年で交代し、任期中は自ら耕して自給生活を送った。古代における屯田兵である。 8世紀に入ると、防人は東国の各地から徴発された。
★母の像(三重県護国神社境内) 強くきびしく やさしかった母 おかげで 今 私たちがある お母さん ありがとう
この像は先の大戦で幼くして父を失った県下の遺児達が戦後の母の労苦に感謝して偉大な母の姿を永遠に讃えると共に惨めだったその深い悲しみをくり返すことのないようにと世界の恒久平和を祈って建立致しました。 昭和50年12月 三重県遺族会青壮年部
★護国神社の重要な文化財:三重県護国神社は県の有形文化財「刀 銘(表)濃州御勝山住藤原永貞 (裏)萬延元年庚申八月吉日 於洞津鍛山田栄徳君佩刀松井治一郎」を所有している。刃長71.0p、反り1.7p、目釘穴1個。鎬造りで重ね厚く、庵棟で樋掻き通し、添え樋がある。 鍛えは小杢目で、刃文は大乱れ、茎は生茎、栗尻、やすり勝手下りで、白鞘入りの拵えである。
四天王寺 聖徳太子ゆかりのお寺
■塔世山・四天王寺(してんのうじ)は、推古天皇の勅願により、聖徳太子が建立したと伝えられている。 戦火で荒廃と復興を繰り返していたが、安濃津城主だった織田信包が再建し、織田信長、信包の母でもある土田御前の墓がある。その他、藤堂高虎夫人(一色氏)、富田知信の子千代丸、斎藤拙堂など津にゆかりのある人物の墓がある。
昭和20年(1945年)、戦災で総門、中雀門、鐘楼以外はほとんど焼失したが、本堂と庫裏は戦後再建された。
度々の兵乱や戦火で焼失と再興を繰り返しましたが、元和5年(1619年)に津城に入国した藤堂高虎が改築、二代目藩主高次が寛永14年(1637年)に寺領を寄進したことにより、寺勢をとりもどしました。
現在の本堂は、太平洋戦争で焼失後、五十二世定行代に托鉢行にて再建されたものであり、市内有数の大きな寺院の一つとなっております。
谷川士清(旧宅、反古塚・・)
■谷川士清(旧宅、反古塚・・)。谷川 士清(たにかわ ことすが、1709年4月5日(宝永6年2月26日) - 1776年11月20日(安永5年10月10日))は、江戸時代の伊勢の生んだ二大国学者の一人で、本居宣長と並び称される国学者。 士清が国語学に残した功績は大きく、その著作『日本書紀通証』第1巻に収録した「和語通音」は日本初の動詞活用表であり、また、『和訓栞(わくんのしおり)』は日本初の五十音順に配列された国語辞典であった。 生家が、中心街の西方の旧伊賀街道沿いの八町という町並みにある。
■反古塚(ほごづか) は、谷川神社の境内、社殿の南側にある。 津市最古の石碑で、1775年(安永4年)谷川士清自身が建てたもので、後の世に自分の説が誤って伝わらないように、著作の下書き(反古)を埋めたといわれている。 碑の裏面には、「なにゆえにくだきしみぞとひととはば それとこたえむやまとたましい」と万葉仮名で刻んであります。
津の街中風景
■津の街中風景。 近鉄の津駅から津新町駅への道すがら。
近鉄・津駅前 |
松阪ホルモンのお店 |
津駅前の飲食店 |
三重県庁 |
津・昔懐かしいガス燈 |
国道23号線・松阪牛 |
新町尋常小学校の門 |
近鉄・津新町駅 |
近鉄・津駅前のロータリー |
■津新町駅(つしんまちえき)は、三重県津市新町一丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)名古屋線の駅である。 津駅よりも市街地の中心に近く、近鉄名古屋駅との間の区間列車の折り返し駅となっている。 国と津市より計8億円の補助を受けた、駅直結の高層マンション「グランステーシア津新町」(鉄骨鉄筋コンクリート造15階建て、117戸)が2006年3月16日完成。
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