アフリカ・エジプトの写真|サッカラ(Saqqara)の階段ピラミッド |
サッカラ(Saqqara)とは
サッカラ(Saqqara)はカイロから南西に25km。 サッカラの町には、古墳やピラミッドが多数ありますが、最も興味をそそるのは、古王国第三王朝時代
(BC28世紀)のジェゼル(ジェセル)王の階段ピラミッド(Step pyramid of Djoser) であることは言うまでもありません。 これはギザの ピラミッドより古いもので、建築家イムホテプによって設計されました。 サッカラは、エジプトにある広大な古代の埋葬地であり、古代エジプトの首都だったメンフィスのネクロポリスだった。
階段ピラミッドは、彫刻が施された壁のある葬祭殿、神殿のコンプレックスで、世界最古の石像建造物です。
サッカラではウナス王のピラミッド、聖牛アピスのために作られた60トン以上の花崗岩製の石棺が24個も納められているセラペウム、壁画の美しい貴族のマスタバ墳墓、プタハ・ホテプの墳墓、カゲムニとメレルカの墳墓などの遺跡があります。
下段にニュースあり。
Saqqara , also spelled Sakkara or Saccara in English , is an Egyptian village in Giza Governorate, that's world-widely known for its vast, ancient burial ground of Egyptians kings and royals, serving as the necropolis for the ancient Egyptian capital, Memphis.Saqqara contains numerous pyramids, including the world-famous Step pyramid of Djoser, sometimes referred to as the Step Tomb, and a number of mastaba tombs. Located some 30 km (19 mi) south of modern-day Cairo, Saqqara covers an area of around 7 by 1.5 km (4.3 by 0.9 mi).
階段ピラミッド(Step pyramid of Djoser)
階段ピラミッドの周囲には葬祭殿やセド祭り(王位更新祭)の施設などがあり、ピラミッドを含めた全体で「ピラミッド複合体(ピラミッド・コンプレックス)」と呼ばれている。 B.C.2650年頃、石灰岩。 また、階段ピラミッドから約400m南西に、崩れかけた丘の様なピラミッドがある。
クフ王から約200年後のウスナ王のもので、内部に文字が刻まれている事で有名。 この文字はピラミッド・テキストと呼ばれ、死せる王が無事冥界に行き着くための祈祷書です。 1881年に発見された。 以降第5王朝末期から第8王朝までのピラミッド内部から次々に文字が見つかった。 その最古のものがウスナ王のものです。 鮮やかな青で彩色された碑文が壁一杯に刻み付けられている。
■第3王朝のジェセル王(Djoser 又は Netjerikhet(ネチェルケト)、B.C.27世紀のエジプト第3王朝のファラオ(第2代目)、在位はB.C.2668年からB.C.2649年)の階段ピラミッド
(step pyramid)は、 高さ62メートルであり、東西125メートル、南北109メートルという長方形の底面を持っています。階段ピラミッドは元来、初期王朝時代から見られる正方形のマスタバとして高さ10メートル、一辺63メートルの規模を持って建設される予定であった。 しかし、建設を担当したジェセル王の重臣イムホテプらによって東側に向けて何度も拡張が繰り返され、最終的には階段上の概観を持つピラミッドとして完成した。 北側に葬祭殿、東側に王宮等、この複合体全体を高さ10.4メートル、東西277メートル、南北545メートルの外壁が取り囲んでいた。ジェゼル王のピラミッドは、6層の階段状ピラミッドで、各層は、ピラミッド以前の方形の墓であるマスタバ状になっている。
■マスタバ(Mastaba)とは古代エジプトで建設された長方形の大墓。 エジプト原王朝時代から建造が確認されており、古い時代の基本的な貴人の墓の形態です。 マスタバは主に日干しレンガを用いて建設された。 マスタバとはアラビア語でベンチを意味する単語であり、外見の類似からこの名で呼ばれるようになった。 長方形を基本としています。
サッカラの階段ピラミッド入場券(拡大×) |
サッカラ・階段ピラミッドと犬 |
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エジプトのピラミッドは何処に行っても犬が居ます。観光客がくれるものを食べて生活しているようです。 また、人間から生活の糧を貰うので、凄く人懐こい犬が多いです。 |
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サッカラ・階段ピラミッド |
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最古のピラミッド |
サッカラ(Saqqara)のニュース
【2008年11月12日 AFP】エジプトのファルーク・ホスニ(Faruq Hosni)文化相は11日、カイロ(Cairo)郊外のサッカラ(Saqqara)遺跡で約4300年前に造られた古代エジプトのピラミッドを発見したと発表した。
文化相によると、古王国時代の第6王朝を開いたテティ王(King Teti)の母親、シェシェティ女王(Queen Sesheshet)のピラミッドとみられる。 発見時の高さは5メートルだったが、もともとは約15メートルあったと考えられる。ピラミッドは砂の中に20メートルほど埋まっており、石室への入口も見つかった。盗掘された痕跡もあるという。 B.C.2700年前のサッカラ遺跡は、最古のピラミッドとされるジェセル王(King
Zoser)の階段状ピラミッドがあることで有名だ。(c)AFP
Saqqara (or Sakkara, Saqqarah) is a vast, ancient burial ground in Egypt,
serving as the necropolis for the Ancient Egyptian capital, Memphis. Saqqara
features numerous pyramids, including the world famous Step pyramid of
Djoser, sometimes referred to as the Step Tomb due to its rectangular base,
as well as a number of mastabas. Located some 30 km (19 mi) south of modern-day
Cairo, Saqqara covers an area of around 7 by 1.5 km (4.3 by 0.93 mi).
At Saqqara, the oldest complete hewn-stone building complex known in history
was built: Djoser's step pyramid, built during the third dynasty. Another
16 Egyptian kings built pyramids at Saqqara, which are now in various states
of preservation or dilapidation. High officials added private funeral monuments
to this necropolis during the entire pharaonic period. It remained an important
complex for non-royal burials and cult ceremonies for more than 3,000 years,
well into Ptolemaic and Roman times.
【2020年11月15日(日) 時事通信】エジプトの首都カイロ近郊サッカラ遺跡で、埋葬後に未盗掘だった古代のミイラ100体以上が新たに発見され、報道陣に14日公開された。
記者会見した考古最高評議会のムスタファ・ワジリ事務局長は「こんなに多くのミイラが保存状態の良いまま発掘されたのは、今年最大の発見だ」と強調した。
サッカラは世界最古といわれる「階段ピラミッド」で知られ、古代エジプトでは支配階級や聖職者らが埋葬を望んだ神聖な場所とされる。最近の発掘調査では、かつて神々の象徴とされたネコなど動物のミイラも相次いで見つかった。
公開されたのは、紀元前8〜7世紀ごろからプトレマイオス朝(紀元前304〜同30年)初期までのものとみられるひつぎやミイラ、一緒に埋められた副葬品。ひつぎには色彩豊かな模様や黄金の装飾が、古代当時のまま鮮やかに残っていた。
このうち一つのミイラが報道陣の前で初めてエックス線検査され、骨格や埋葬方法などから裕福な40代男性とみられると明らかにされた。 (c)時事通信
アフリカ・エジプトの写真|サッカラ(Saqqara)の階段ピラミッド |