世界の薔薇(バラ、ローズ、バラ科 (Rosaceae) )の花切手
世界の「百花の女王」の薔薇(バラ、Rose(ローズ))の花切手です。 桜もバラ科の一種ですが別頁に掲載しました。クレオパトラや暴君ネロが愛したバラ属の植物は、灌木、低木、または木本性のつる植物で、葉や茎に棘があるものが多い。葉は1回奇数羽状複葉。花は5枚の花びらと多数の雄蘂を持つ。ただし、園芸種では大部分が八重咲きである。北半球の温帯域に広く自生しているが、チベット周辺、中国の雲南省からミャンマーにかけてが主産地でここから中近東、ヨーロッパへ、また極東から北アメリカへと伝播した。南半球にはバラは自生していない。
世界に約120種がある。地球に野生のバラが誕生したのは白亜紀末の7,000万年前前で、ヒマラヤ山系だそうです。 また古代ペルシャ(現イラン周辺)は薔薇栽培の発祥地と言われています。そして、僅か数種類といわれる薔薇の祖先のひとつであるロサ・ダマスケナのルーツの国です。 バラの花言葉とバラ科の分類も添えました。
参考:「バラの図鑑」
花と果実の写真の索引 [ 蓮と睡蓮|春の花と果実[ No.1|No.2 ]|夏の花と果実[ No.1|No.2 ]
|秋の花と果実[ No.1|No.2 ]|冬の花と果実|四季咲き・温室の花 ]
薔薇(バラ)の写真 Rose Photgraphy.../ 薔薇(バラ)の写真 Rose Photgraphy.NO.2. / 薔薇(バラ)の写真 Rose Photgraphy.NO.3. |
■種類を限定した花分類 |
|||
■バラ科 (Rosaceae) は双子葉植物綱(離弁花類)に属する植物の分類の一つ。科名が由来するバラを始め、野草・栽培種とも多彩な種を含む。花弁・がくは5枚、雄蕊は10本ないし多数あり、雌蕊は1本のものから多数分立するものまで多様。葉は単葉または複葉で根元に托葉がある。 サクラ、ウメ、モモなど日本で古くから親しまれている花木類、また、イチゴ、リンゴ、ビワなど果実、アーモンドなど種子が食用であるものも多い。 意外です。 |
|||
フランスのバラの花(1962年) |
フランスのバラの花(1962年) |
19世紀のバラ、 マダム・アルフレッド・カリエール、マダム・カロリン・テストウ、ラ・フランス (フランス、1999年) |
|
茨城県の県花・バラ(日本) |
|||
■歴史において、バラは、クレオパトラがアントニウスを迎えたときには宮殿全体をバラで飾り、廊下にはバラの花びらを20cmほど敷きつめたと言われています。高価なローズオイルも、
支配者の象徴としてふんだんに愛用したようです。 |
|||
日本の会社名が入ったインドネシアのバラの花 |
イランのバラ(イラン人が最も愛する花はバラ。1978年) |
||
■バラが人類の歴史に登場するのは古代バビロニアの『ギルガメシュ叙事詩』である。この詩の中には、バラの棘について触れた箇所がある。古代ギリシア・ローマでは、バラは愛の女神アプロディテもしくはヴィーナスと関係づけられた。また香りを愛好され、香油も作られた。プトレマイオス朝エジプトの女王クレオパトラはバラを愛好し、ユリウス・カエサルを歓待したときもふんだんにバラの花や香油を使用したと伝えられている。(「ヴィーナスの誕生」(1485年頃、ボッティチェリ画)。生まれたばかりのヴィーナスに、ゼヒュロス(西風)がバラの花を吹き付けている)ローマにおいてもバラの香油は愛好され、北アフリカや中近東の属州で盛んにバラの栽培が行われた。クレオパトラと同様にバラを愛した人物に、暴君として知られるローマ帝国第5代皇帝ネロがいる。彼が、お気に入りの貴族たちを招いて開いた宴会では、庭園の池にバラが浮かべられ、バラ水が噴き出す噴水があり、部屋はもちろんバラで飾られ、皇帝が合図をすると天井からバラが降り注ぎ、料理にももちろんバラの花が使われていたと伝えられる。 |
|||
ニュージーランドのバラの花・シリーズ |
|||
スターリングシルバー |
リリー・マルレーン |
クイーン・エリザベス |
スーパースター(Super star) |
ダイヤモンドジュビリー |
クレセット(Cresset) |
ミッシュエル メイアン |
ジョセフィンブルース |
■バラと政治との関わりではイギリスのバラ戦争が有名です。白バラを徽章とするヨーク家と、紅バラのランカスター家が王座をめぐって激しく対立したのですが、 結局ランカスター派のヘンリー(七世)が王位の座につき上り、ヨーク家のエリザベスを妃とし、シンボルも紅バラと白のTutorローズを用いて国の統一をしました。 |
|||
アイスバーグ(ICEBERG) |
アイスバーグ(ICEBERG)は世界で一番愛されているバラだそうです。 |
バラ(Rose、アメリカ、1994年) |
|
バラの花・日比谷花壇 |
|||
■オールドローズ(O:Old Rose): 1867年に四季咲き大輪のハイブリッドティーが人工交雑によって初めて育成されたので、 この時期までに作られていました原種、シュラブローズなどを「オールドローズ」と総称しています。
代表的な系統はR.ガリカ、アルバ、ダマセナ、センチフォリア、ブルボンローズ、HP種などです。 一季咲きで、花の色彩も限られているので一般的に豪華さはありませんが、モダンローズにはない、繊細で優雅な姿や花の色、豊かな香りがある。
|
|||
世界バラ展覧会(ニュージーランド、1971年) ティファニー・ローズ(tiffany rose)、平和のバラ、クライスラー王室のバラ |
|||
■イングリッシュローズ(E:English Rose):英国のD.Austineが育成し、1969年に初めて発表したオールドローズタイプのモダンローズの総称。優雅な花形や芳しい香りを漂わすオールドローズに、 モダンローズの四季咲き性や多彩な花の形や、色を導入して育成した新しいタイプのバラで、現在、100以上の品種が発表されている。 |
|||
中国で発行されたコウシンバラ(庚申バラ、Rosa chinensis)の切手(1984年) |
|||
中国の有名なバラ: |
|||
■現代のバラ品種を成立させた祖先種をたどって行きますと、ノイバラ、ハマナス、庚申バラなど7、8種の野生バラにたどり着きます。このような野生種を一般にバラの「原種」と呼んでいますが、 それらの大部分はRosa gallicaや、その近縁種を含むGallicanaeと呼ばれている植物グループに属しています。 |
|||
スウェーデンのバラ切手(左からローザ・アルバ・アキシマ,ローザ・デュマリス,ピース,トゥスカニ・シュペルブ,カトレ・セイゾンズ) |
|||
ルーマニアのバラ切手(1970年) Iceberg Rose,Pink luster,Wiener charme,Piccadilly,Orange delbard,Sibelius |
|||
ブータンのバラの花 |
イラクのバラ切手(2002年) |
イラクのバラ・小型シート(2002年) |
|
肉厚な絵画切手 |
丁度、サダム・フセニンが健在の頃に発行された切手です。 |
||
庭のバラの花 |
|||
ノルウェーの種の保存・バラ |
名張の自宅の近所の白い八重のバラ、左は庭の赤いバラ |
||
アイスバーグ(ICEBERG) |
アイスバーグ(ICEBERG) |
||
バラの花 「銀婚式」、「アルフレッド・キャリエール夫人」、「モエシ」、「ハーベスト・ファイアー」、「マタビリス」(イギリス、1991年) |
|||
イギリス バラ 王立バラ協会100年(イギリス、1976年) |
|||
エリザベス・オブ・グラミス |
グランバー・ディクソン |
ローザ・マンディ |
スウィート・ブライアー |
■ギリシャ神話には下記のようにいくつものバラ誕生の物語が残されてます。 愛と美の女神・アフロディーテが泡から生まれたときにバラも一緒に生まれたと言われています。
|
神奈川県の花 2004 |
モントリオール・ローズ |
|
バラ・「グリマルディ」(モナコ,) |
バラ・「モナコ大公」(モナコ,) |
タイのバラの花(香つきのバラの花) |
|
マックレディの夕月 |
ミラクル |
パパ メイランド |
マダムディミトリヴ |
野生のバラ |
ライの香りのバラ |
ペルシャンイエローのバラ |
ニワイバラ |
黄色いバラ・「和平」(台湾) |
バラ「ビクトリアゴールド」 |
ブルガリアのバラの花 |
バラ「モスクワの朝」(ソ連) |
ブルガリアの色々な種類のバラの花(ピンク、レッド) |
ブルガリアの色々な種類のバラの花(ピンク、レッド) |
||
浜名湖花博覧会の花(2004年) 、 |
■バラの花言葉 |
||
ダマスカスローズ |
真紅のバラ(茨城県) |
ハマナス(茨城県、2007年) |
ハマナス(北海道、2008年) |
■ダマスカスローズ:ピンクの多弁、丸弁咲きの優美な姿。多くのバラの中でも、特に濃厚で甘い香りを放つ品種として、古代から世界中のセレブリティに愛されているのが、ダマスクローズです。栽培の起源は古く、紀元前6〜5世紀には始まっていたとされ、すでに古代ギリシャ・ローマ時代には観賞用として人々に知られていました。絶世の美女、クレオパトラや、ナポレオン一世に愛された皇妃ジョセフィーヌも、その気品高い香りをこよなく愛したと伝えられています。 |
ローズ・ラブ切手 |
||
ピンクとオレンジの |
黄色いバラの花(USA) |
タイの黄色いバラの花 |
薔薇(モナコ、1981年) |
真紅のバラの花(フィンランド、2004年) |
|||
バラギフトの配達サービス。厳選された新鮮な朝摘みバラの花束は、記念日に合わせた本数を贈ることが出来ます。クラシックローズなど珍しい品種が揃っています。花時間デザイナーによるバラのアレンジメントや花束は、とっておきの贈り物にオススメです。千趣会(イイハナ.コム) |
|||
バラの花(ベルリン、1982年) |
フロリバンダ、ハイブリッド・ティー、ミニチュア・ローズ |
レーニンの誕生日を記念し作 |
|
バラの花(東ドイツ、1972年) |
バラの花(東ドイツ、1972年) |
||
Izetka Spree-Athens、Charme、Kameol Rose |
Prof.Knoll、Kopenick Summer、Berger's Erfurt Rose |
||
バラ(キューバ、1988年)母の日 |
純白のバラ(キューバ) |
真紅のバラ(キューバ) |
ピンクのバラ(キューバ) |
バレンタインデー 3輪のバラ |
富山・チングルマ |
愛知の自然・バラ(2006年) |
赤坂迎賓館とバラ |
■チングルマは、バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木の高山植物です。6〜8月に富山県の弥陀ヶ原、天狗平、室堂平をはじめ五色ヶ原一帯で清楚な白い花を咲かせます。「チングルマ」という名前は、この実の形が子供の風車に見えたことから、稚児車(ちごぐるま)から転じてつけられたと言われています。 |
|||
△TOP | |||
有名画家の絵画に見るバラの花 |
|||
『バラの花を持つガブリエル |
『薔薇冠の祝祭』 |
ブータンのバラの花の絵画 |
|
肉厚な絵画切手 |
|||
ボッティチェリ『バラ園の聖母』 |
ボッティチェリ『聖母子と少年聖ヨハネ(薔薇園の聖母)』(グレナダ) |
||
キュー王立植物園(Royal Botanic Gardens, Kew) |
|||
希少な植物/キュー王立植物園250年(イギリス、世界遺産) |
|||
■キュー王立植物園(Royal Botanic Gardens, Kew)は、の首都ロンドン南西部のキューにある王立植物園。1759年に宮殿併設の庭園として開設され、今年開園250年を迎えた世界で最も有名な植物園。約121haの敷地内に4万種類にも及ぶ植物が生育し、その多様性や経済的な植物園の研究に秀でたセンターとしても世界的に認められている。2003年世界遺産登録。地球上の植物の種が急速に失われている現在、キュー王立植物園は種の保存という役割も担っています。
|
|||
タイのバラ風呂(写真) |
|||
■バンコクのバークロン市場で買ったバラでバラ風呂に(これで300〜400円で出来ました。)。薔薇の花は、すぐれた美肌効果があるうえに、美しい花びらを浮かべたバスタブからの華やかな香りに包まれると、FOR YOU リラックス効果も抜群です。の謳い文句に誘われただ?でも気持ち良いのは最初だけ、セレブな気分でと思っていましたが、意外とバラは花もザラザラ。(画像クリックで拡大します) |
|||
タイ旅行写真 [ バンコクの風景・風俗|女性(美人)・怪しげな人達|動物・植物・果物|アユタヤ|北部(チェンライ他)|雑貨 ] |
|||
■バラ科 (Rosaceae) は双子葉植物綱(離弁花類)に属する植物の分類の一つ。サクラ、ウメ、モモなど日本で古くから親しまれている花木類、また、イチゴ、リンゴ、ビワなど果実、アーモンドなど種子が食用であるものも多い。大きく4亜科に分けられる。 |
|||
庭のバラの花 |
|||
ブルーローズ 花言葉は「夢 かなう」 |
庭のバラの花 |
||
青い薔薇(ブルーローズ)はこれまで夢とされてきたものです。西洋では不可能の意味で使われる青い薔薇ですが、もともとバラには青い色素がないためです。これまで著名なバラの作出者が懸命に取り組んでこられましたが、どうしても完全な青いバラを作り出すには至らなかったようです。 |
|||
花と果実の写真の索引 [ 蓮と睡蓮|春の花と果実[ No.1|No.2 ]|夏の花と果実[ No.1|No.2 ] |