Kunioの世界の切手紹介と海外写真集

Kunioの世界の切手紹介と海外写真集 植物切手|春秋の四季を味わえる馴染み深い花 日本を代表する桜(さくら、サクラ、櫻)の花の切手  サクラ(桜、櫻) は、バラ科サクラ属の植物のうち、ウメ、モモ、アンズなどを除いた総称 /  サクラ属 Prunus - アーモンド、アンズ、ウメ、サクラ(ソメイヨシノ)、スモモ、モモ、キクモモ、サクランボです。

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桜(さくら、サクラ)の花 の切手とサクラの写真

万博・地球と桜

 日本人には非常に親しみ易く、春秋の馴染み深い花 桜(さくら、サクラ)の花の切手です。 サクラ(桜、櫻)は、バラ科サクラ属サクラ亜属 Prunus subg. Cerasus またはサクラ属 Cerasus の総称で、日本で最も知られている花の一つ。 花の観賞だけでなく実(サクランボ)も食べられる実利に長けた花達です。 日本最古の史書である『古事記』『日本書紀』にも桜に関する記述があり、日本最古の歌集である『万葉集』にも桜を詠んだ歌があります。 桜も梅も菊も流石に日本の花で日本切手には多数描かれています。 サクラ (桜、櫻) は、バラ科サクラ属の植物のうち、ウメ、モモ、アンズなどを除いた総称です。 江戸時代以降、花見といえばサクラということになっている。 しかし奈良時代以前に「花」といえば、むしろ梅を指すことの方が多かった。 梅が次第に桜によって駆逐されはじめるのは、平安時代中頃からの事だそうです。 桜は、春を象徴する花として、日本人にはなじみが深く、初春に一斉に開花する特徴があり、春を告げる役割を果たしています。 サクラ属 Prunus - アーモンド、アンズ、ウメ、サクラ(ソメイヨシノ)、スモモ、モモ、キクモモ、サクランボです。 サクラは落葉広葉樹ですので、秋には紅葉し、四季を通して楽しめる樹木です。 "桜の開花予想", "桜の花"の最新ニュースや写真も折り混ぜて掲載中。


■種類を限定した花分類 
[ 牡丹(ボタン),芍薬(シャクヤク)梅、菊の花桜の花蘭(ラン)躑躅(ツツジ)石楠花(シャクナゲ)木犀(モクセイ)百合(ユリ)木に咲く花と実サボテンチューリップ水辺の花バラの花紅葉(モミジ)・楓(カエデ)・銀杏(イチョウ) ]

桜(サクラ,cherry) サクラ亜科

■サクラ (桜、櫻、サクラ亜属 (Subgen. Cerasus) ) は、バラ科サクラ属の植物のうち、ウメ、モモ、アンズなどを除いた総称です。春に白色や淡紅色から濃紅色の花を咲かせ、とくに果実を食用とするほか、花や葉の塩漬けも食品などに利用される。日本人に古くから親しまれている。園芸品種が多く、とくに江戸末期に開発されたソメイヨシノ(染井吉野)は、明治以降、全国各地に広まり、サクラの代名詞となった。自然種としてはヤマザクラ、オオシマザクラ、エドヒガンなど10種ほどが認めら、日本では固有種・交配種を含め600種以上の品種が自生している。有名な吉野の桜も、ヤマザクラ(山桜 P. jamasakura)です。古代では、山に咲くヤマザクラ(山桜 P. jamasakura)や、八重咲きの桜が一般的であった。有名な吉野の桜も、ヤマザクラ。 バラ科 (Rosaceae) は双子葉植物綱(離弁花類)に属する植物の分類の一つ。科名が由来するバラを始め、野草・栽培種とも多彩な種を含む。花弁・がくは5枚、雄蕊は10本ないし多数あり、雌蕊は1本のものから多数分立するものまで多様。葉は単葉または複葉で根元に托葉がある。 サクラ、ウメ、モモなど日本で古くから親しまれている花木類、また、イチゴ、リンゴ、ビワなど果実、アーモンドなど種子が食用であるものも多い。

さくらの「さ」は稲の霊を、「くら」は神の鎮まる座を意味すると言われ、古来より穀物の神が宿る木とされています。
桜の花の咲き具合が良ければ、その年は豊作になると信じられてきました。

日米修好100年
(アメリカ、1960年)

奈良県吉野の春の桜(吉野桜)と秋のもみじ

国土緑化運動(日本、1991年)

ワシントン記念碑と桜
日米修好100年(アメリカ、1960年)ワシントン記念碑と桜

奈良県吉野の春の桜と秋のもみじ

シダレザクラと北山杉と
平等院鳳凰堂
国土緑化運動(日本、1991年)シダレザクラと北山杉と平等院鳳凰堂

■米・ワシントンD.C.(Washington D.C.)にはポトマック公園を始じめ、リンカーン記念館、ジェファーソン記念館などポトマック川沿いを中心に桜が植えられており、米国人たちはワシントン桜を日本との善隣関係の象徴物として見ています。米国・ワシントンD.C.(Washington D.C.)の桜の名所、タイダル・ベイスン(Tidal Basin)で、日本から約100年前に送られた数千本の桜の並木が毎年満開を迎えます。タイダル・ベイスンでは毎春、「全米桜祭り(National Cherry Blossom Festival)」が開催され、多くの観光客を魅了しています。

奈良・吉野山の桜

シダレザクラ(京都府、2008年)

京都府立植物園のしだれ桜

奈良・吉野山の桜

■吉野山の桜:4月上旬から中旬にかけて3万本とも言われる桜が花開きます。 吉野の桜は山岳宗教と密接に結びついており、信仰の桜として保護されてきました。

シダレザクラ(京都府、2008年) 京都府立植物園のしだれ桜

■”花見”といえば桜ですね。いろいろ種類があるが 「染井吉野(そめいよしの、ソメイヨシノ)」がもっとも有名。花は、うすピンク色です。(日本の桜の8割以上は、この染井吉野) 白花でよく見かけるのは「大島桜(おおしまざくら、オオシマザクラ)」。染井吉野は江戸時代に、江戸駒込の染井村から植栽が 始められた。初めは見事な桜の代名詞として「吉野桜」と呼ばれたが、誕生地の「染井」の名を加えて「染井吉野」になった。

ソメイヨシノ

桜と富士山

ソメイヨシノ(東京都、2009年)

ナラヤエザクラ
(奈良県、2009年)

ソメイヨシノ 桜と富士山 ソメイヨシノ(東京都、2009年) ナラヤエザクラ(奈良県、2009年)

東京・高尾山と桜

真言宗智山派総本山・智積院の長谷川等伯・久蔵父子の
国宝・『作紙本金地著色松に草花図』 桜の花

富士山と桜の花(第1次昭和)
東京・高尾山と桜

高尾山の桜は、おおむね4月上旬から中旬が見頃です。都心の桜が見ごろを迎えた、1〜2週間位後が、高尾山周辺の桜の見頃。

真言宗智山派総本山・智積院の長谷川等伯・久蔵父子の国宝・『作紙本金地著色松に草花図』 富士山と桜の花

ソメイヨシノ(1980年)
(Prunus × yedoensis)

ソメイヨシノ(1961年)

星条旗に桜

岐阜の淡墨桜
国の天然記念物

ソメイヨシノ サクラ 切手 星条旗に桜 日本 岐阜の淡墨桜 切手

■国の天然記念物に指定されている淡墨桜は、岐阜県根尾村にある樹齢1500余年、樹高17.2m、幹囲9.2mを誇る大木の名桜です。つぼみは艶やかな白、散り際には淡墨色になることから淡墨桜と名付けられました。 4月の開花時期には、多くの観光客が訪れる岐阜県を代表する名勝です。

奈良公園の浮見堂(満開の桜)

■古くから日本人に親しまれており、古代では山に自生して咲くヤマザクラ(山桜 P. jamasakura)や、八重咲きの桜が一般的であった。西行で有名な吉野の桜も、ヤマザクラである。静岡県富士宮市に日本最古級のヤマザクラである狩宿の下馬ザクラがあり、特別天然記念物に指定されている。
■桜には自然種としてはヤマザクラ、オオシマザクラ、エドヒガンなど10種ほどが認められている。園芸品種が多く、花弁の数や色、花のつけかたなどを改良しようと多くの園芸品種が作られた。これらのうちヤマザクラの園芸品種を総称してサトザクラ、八重咲きの品種を総称してヤエザクラ等ともいいます。桜(サクラ)は木を傷つけるとそこから腐りやすい性質を持ち、この特性から「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という諺まであり、剪定の際は不要な枝を根元から切り取り、その傷口を消毒し保護剤で保護します。

奈良公園の浮見堂

酒井抱一・桜・「雪月花図」

吉野熊野・吉野山のサクラ
(1970年、国立公園)

横山大観・夜桜

酒井抱一・桜・「雪月花図」 吉野熊野・吉野山のサクラ(1970年、国立公園) 横山大観・夜桜

奥村土牛「醍醐」の桜

山桜(P. jamasakura)

■醍醐の桜は、太閤さんの愛した京都醍醐寺三宝院の枝垂れ桜  京が都だった平安時代、貴族達は酒や肴を携えて花を愛で歌を詠んだ。その花も今のように花見と言えば桜ではなく、梅や桃などであった。しかし、どちらにしても庶民にはお花見など縁遠いものだった。その花見というものを庶民が知り噂にも話したのが、太閤(関白をその子どもに譲った人のことをさす)さんの花見と言われた豊臣秀吉の「醍醐の花見」だろう。これを機に庶民の間にもお花見が広がっていったと言われています。 

奥村土牛「醍醐」

富士と桜(日本) 10銭

富士と桜(日本) 20銭

弘前城と桜(青森)

石割桜(岩手)

富士と桜(日本) 弘前城と桜(青森) 石割桜(岩手)

一目千本桜(宮城)

桧木内川と桜(秋田)

久保桜(山形)

三春滝桜(福島)

一目千本桜(宮城) 桧木内川と桜(秋田) 久保桜(山形) 三春滝桜(福島)

郡山城址と桜(奈良)

和歌山城と桜(和歌山)

ジェファーソン記念館と桜
(アメリカ、1966年)

高遠城と桜(長野)
タカトオコヒガンザクラ

郡山城址と桜(奈良 和歌山城と桜(和歌山) ジェファーソン記念館と桜(アメリカ、1966年) 高遠城と桜(長野)
枝垂桜(シダレザクラ、京都府)

弘前城と桜(青森県)

八ヶ岳とさくら(山梨県)

桜(埼玉県)

枝垂桜(シダレザクラ、京都府) 弘前城と桜(青森県) 八ヶ岳とさくら(山梨県) 桜(埼玉県)

■サクラを折ったり剪定してしまった時:サクラは木を傷つけるとそこから腐りやすい性質を持つ。この特性から「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という諺まである。このため、花見の宴会でサクラの木を折る観光客の被害によってサクラが弱ってしまうことが多い。一方、枝が混んできた場合は適切な剪定を行うと樹勢が回復する場合もある。青森県の弘前市では同じバラ科のリンゴの剪定技術をサクラに応用することで同地に生えていたソメイヨシノの樹勢を回復することに成功している。剪定の際は不要な枝を根元から切り取り、その傷口を消毒し保護剤で保護する。
■桜の好き嫌い:桜は水はけの良く、日当たりの良い場所を好む。また、桜は根を浅く広く広げるため、土が固くない場所をより好む。 

サクラと関門橋

サクラと関門橋
 

■観賞用の桜にも赤い実をつけるものがありますが、これは果実も小さく一般には食用とはされない。俗に「サクランボ」と呼ばれ、果実を食用とするものは、西洋系の品種であるセイヨウミザクラ(西洋実桜)で、これはしばしば「桜桃」(おうとう、太宰治の小説の題名にもあり)とも呼ばれるが、本来は、「桜桃」とはセイヨウミザクラとは別種のシナミザクラ(中国実桜、支那実桜)を指します。花(花弁)自体も塩漬けにすると独特のよい香りを放ち、ハーブの一種として和菓子・あんパンなどの香り付けに使われます。花の塩漬けは、お茶または湯に入れて茶碗の中で花びらが開くことから、祝い事に使われ、婚礼や見合いなどの席では「お茶を濁す」ことを嫌い、お茶を用いずに桜湯を用いることが多い。桜餅は、塩漬けの葉で包まれています

メジロと河津桜 

河津桜(静岡、2005年)

大阪万博・地球と桜

日中平和条約10年(桜)

メジロと河津桜(静岡、2005年) 万博・地球と桜

■河津桜の特徴は、落葉高木、樹形は広卵状で樹皮は紫褐色で光沢があり、若枝は褐色、無毛。葉は開花後に展開する成葉は倒卵状楕円形で先は尾状鋭尖形、基部は円形、長さ12.5〜15.0cm、巾6.0〜6.8cmで厚い。縁は単鋸刃だが、重鋸刃が混じり、鋸歯の先は芒状、腺はない。表面は濃緑色、裏面は淡緑色、両面共に無毛。 側脈は約10本。葉柄は長さ2.0〜2.2cmで無毛、上部に1対の蜜腺がある。托葉は長く、分岐多い。果実は、ほぼ球形、径0.9〜1.3cm、黒紫色に熟し、甘味がある。 (日本サクラの種・品種マニュアル<財>日本花の会より) 

玉川上水・羽村の堰付近の
桜並木(東京、1999年)

円山公園(春):円山公園の
枝垂れ桜と東山

桜(ソメイヨシノ、日タイ修好120周年、日本&タイ、2007年)

玉川上水・羽村の堰付近の桜並木(東京、1999年) 桜 日本 桜 タイ

■桜は六月から七月にかけて実をつける。桜の実は俗に「サクランボ」と呼ばれ、果実を食用とする品種も育てられている。品種はおおむねセイヨウミザクラ(西洋実桜)とシナミザクラ(中国実桜、支那実桜)の二系統に分けることが出来、近年では多くが西洋系の品種であるセイヨウミザクラである。これはしばしば「桜桃」(おうとう)とも呼ばれるが本来「桜桃」とはシナミザクラを指している。サクランボの品種としては佐藤錦やナポレオン、アメリカンチェリーが有名。スミミザクラのように酸味が強いが料理に利用される品種もあります。
■桜湯(さくらゆ)とは、塩漬けにしたサクラの花を湯に入れた飲み物。見合いや婚礼などの一生を決める祝いの席では、その場だけ取り繕ってごまかす意味の「茶を濁す」ことを忌み嫌うことから、祝いの席ではお茶を用いず、代わりの飲み物として桜湯を用いることが多い。桜湯に用いる桜の花の塩漬けは桜漬けとも呼ばれ、がくを除いた花全体を梅酢と塩で漬け込む。出荷時は茎の部分が表面に表われた丸まった状態である。湯のみ茶碗に入れて湯を差すことで塩漬けの塩が溶けだし、花びらが開いて湯の上面に浮いてくる。何か日本らしくて風情があって凄く好きです。

ソメイヨシノ・桜
(東京、2000年)

「身延の桜」
(山梨県峡南、2001年)

サクランボ(山形県、1989年)

上越・高田城跡の夜桜
(新潟、2001年)

ソメイヨシノ・桜(2000年) 「身延の桜」(山梨峡南、2001年) サクランボ(山形県、1989年) 上越・高田城跡の夜桜(新潟、2001年)

斐伊川堤防桜並木と 備中国分寺五重塔と桜

■中国地方は、多くの自然に恵まれています。 島根県大原郡木次町を流れる斐伊川の堤防に沿って約2キロメートル連なる桜並木は、大正9年ごろから昭和の初めにかけて植栽されたもので、開花のころ、付近は花見客でにぎわいます。 岡山県総社市にある備中国分寺は、奈良時代に建立された国分寺の跡地に江戸時代に再建されたもので、その寺地にある五重塔は、岡山県唯一の五重塔です。毎年、桜をはじめレンゲや菜の花が咲くころには、春の景観を求めて多くの観光客が訪れます。
■ヒカンザクラ(緋寒桜)は、別名をカンヒザクラ(寒緋桜)とも言います。 まだ寒い早春に、新らしい葉より先に、緋色または濃桃色の小花を、枝一杯に咲かせる、樹姿にまとまりのあるバラ科サクラ属の落葉小高木です。花が開ききらず、俯き気味に咲きます。花弁や、ガク(萼)も緋色をしています。

斐伊川堤防桜並木と 備中国分寺五重塔と桜

ヒカンザクラと八重岳から
望む伊江島(沖縄、2002)

チシマザクラと
北海道の地図(北海道)

日本三景 松島の遠望と櫻(宮城、2010年)

ヒカンザクラと八重岳から望む伊江島(沖縄、2002) チシマザクラ 松島遠望

■「チシマザクラ」は、寒さの厳しい北国や高山などに咲く桜で主に北海道東部や北部で5月末頃から6月にかけてと、本州よりも遅い時期に薄紅色の花をつけます。ソメイヨシノとは違った北国ならではの美しさをもっています。

渡辺省亭・花鳥十二ヶ月図・
桜に小禽図(部分)

森一鳳・雀 「桜に雀図(部分)」

森一鳳・桜 「桜に雀図(部分)」

チシマツガザクラ

渡辺省亭・桜に小禽図(部分) チシマツガザクラ 花 知床 切手

■エドヒガン(江戸彼岸・立彼岸・東彼岸・婆彼岸)は、樹高はおおよそ15m〜25m。葉は楕円形で長辺が5〜10cm。萼(がく)の下部に球状のふくらみがあるのが特徴。枝垂桜のように枝をたらす品種も多く作られている。この群に属しているソメイヨシノはきわめて有名で、花が見事であるため、ソメイヨシノから作られたサクラも多い。ヤマザクラと共にサクラの中では非常に長寿の種であることが知られており、樹齢2000年を超えるといわれる神代桜や樹齢1500年を超える淡墨桜、樹齢1000年と言われる樽見の大桜、その他にも樹齢300年を越える石割桜などが有名である。
■チシマツガザクラ (千島栂桜、Bryanthus gmelinii) ツツジ科 【和名の由来】 初め択捉島で見出されたツガザクラ。しかし、ツガザクラとは全く別の仲間。【生育地・特徴など】 高山帯の礫地や岩壁に生える常緑小低木。茎は地を這い、分枝してマット状に広がり、細かい線形の葉が密につく。枝先に淡紅色の花が2〜10個つく。花冠の径は5〜7 mmと小さく、先は深く4裂して花弁状に見える。  

桜切手2銭(カナなし、
政府印刷、和紙、1872年)

桜切手4銭(カナなし、
政府印刷、和紙、1872年)

桜切手20銭(カナあり「チ」、
和紙、1875年)

千鳥ヶ淵のサクラ

桜切手(和紙、1872年) 千鳥ヶ淵のサクラ

■日本人の心・武士道と桜:江戸時代の国学者、本居宣長は「敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花」と詠み、桜が「もののあはれ」などと基調とする日本人の精神具体的な例えとみなした。また、潔よさを人の模範と見て、江戸時代以降しばしば武士道のたとえにされてきた。

フレーム切手  信州 伊那 高遠の桜 ・・ 小振りでやや濃いピンク色が特徴の「タカトオコヒガンザクラ」

信州 伊那 高遠の桜

長野県伊那市の高遠城址公園は、アルプスに囲まれた伊那谷の小さな城下町にあります。高遠の桜は、小振りでやや濃いピンク色が特徴の「タカトオコヒガンザクラ」です。満開時には公園全体が薄紅色に染まり、白いソメイヨシノとは一味違った桜を楽しめます。

信州 伊那 高遠の桜   高遠城址公園の桜

信州 伊那 高遠の桜

花と果実の写真の索引 [ 蓮と睡蓮|春の花と果実[ No.1No.2 ]|夏の花と果実[ No.1No.2 ]|
秋の花と果実[ No.1No.2 ]|冬の花と果実四季咲き・温室の花 ]

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■バラ科 (Rosaceae) は双子葉植物綱(離弁花類)に属する植物の分類の一つ。サクラ、ウメ、モモなど日本で古くから親しまれている花木類、また、イチゴ、リンゴ、ビワなど果実、アーモンドなど種子が食用であるものも多い。大きく4亜科に分けられる。 
参考図書:佐竹義輔他編『日本の野生植物 木本T』、1989年、平凡社、堀田満 他 『世界有用植物事典』 平凡社、1989年 他

バラ科 (Rosaceae) の分類 サクラ亜科

サクラ亜科 Prunoideae

子房上位の核果で種子を1個含む。

サクラ属 Prunus

モモ亜属 Subgenus Amygdalus

アーモンド Prunus dulcis
モモ Prunus persica

スモモ亜属 Subgenus Prunus

プルーン(ヨーロッパスモモ、セイヨウスモモ)Prunus domestica
ウメ Prunus mume (ウメ亜属 Subg. Armeniaca とする説も)
スモモ Prunus salicina
スピノサスモモ Prunus spinosa
アンズ(アプリコット)Prunus vulgaris (ウメ亜属 Subg. Armeniaca とする説も)

サクラ亜属 Subgenus Cerasus
(サクラ)

セイヨウミザクラ Prunus avium
カンヒザクラ Prunus campanulata
スミミザクラ Prunus cerasus
ヤマザクラ Prunus jamasakura
カスミザクラ Prunus leveilleana
エドヒガン Prunus pendula
シナミザクラ Prunus pseudocerasus
オオシマザクラ Prunus speciosa
カスミザクラ Prunus verecunda
モチヅキザクラ Prunus ×mochizukiana
ソメイヨシノ Prunus ×yedoensis

ニワウメ亜属 Subgenus Lithocerasus (古くはサクラ亜属に)

ユスラウメ Prunus tomentosa
dwarf cherries, Prunus pumila (Sand cherry)

ウワミズザクラ亜属 Subgenus Padus (bird cherries)

エゾノウワミズザクラ Prunus avium Mill
ウワミズザクラ Prunus grayana
イヌザクラ Prunus buergeriana

バクチノキ亜属 Subgenus Laurocerasus

セイヨウバクチノキ Prunus laurocerasus
リンボク Prunus spinulosa
バクチノキ Prunus zippeliana

Prinsepia

ヘンカクボク(扁核木) Prinsepia utilis

アーモンドの木(Anguilla)

ローマのホテル近くの学校の白やピンクのアーモンドの花

アーモンドの木(Anguilla) ホテル近くの学校の白やピンクのアーモンドの花

■アーモンド(英名:Almond、学名: Prunus dulcis)は、バラ科サクラ属の落葉高木。およびそれから採ったナッツのこと。和名はヘントウ(扁桃)、ハタンキョウ(巴旦杏)、あるいは、あめんどう。原産はアジア西南部。現在では南ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどで栽培されており、アメリカカリフォルニア州が最大の産地である。日本では小豆島などで栽培されている。高さは5mほど。2-3月にかけてサクラに良く似た花をつけ、7-8月に実が熟する。果実が自然に落下することはないので、実の収穫は木を「ツリーシェイカー」と呼ばれる機械で揺さぶることで行われる。

アーモンド(almond)の木の春夏秋冬(モナコ、1993年)

アーモンド(almond)の木の春夏秋冬(モナコ、1993年)

■サクラと日本について:
日本において最も馴染み深い花であることから、法的に定められたものではないが俗に国花の一つとされ、明治時代以降軍隊や学校の制帽や階級章に桜を象った紋章が多く用いられている。現在においても警察や自衛隊などの紋章に使用されている。また、百円硬貨の表は桜のデザインである。
日本の年度は4月始まりであることや、学校に多くの場合サクラが植えられていることから、人生の転機を彩る花にもなっている。各地に桜の名所があり、有名な一本桜も数多く存在する。近年はこれら植えられた桜の保護が重要になってきている。
また桜の花の形をかたどったものも多く、小中学校や商業高校などの校章をはじめ、警察、自衛隊などの紋章に多く用いられている。
■サクラの語源:
「サクラ」の名称の由来は、一説に「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたものとされ、元来は花の密生する植物全体を指したと言われている。また他説として、春に里にやってくる稲(サ)の神が憑依する座(クラ)だからサクラであるとも考えられている。富士の頂から、花の種をまいて花を咲かせたとされる、「コノハナノサクヤビメ(木花之開耶姫)」の「さくや」をとって「桜」になった、とも言われている。

日本の花・桜 写真篇

名張市赤目の赤目四十八滝の入り口にある延寿院のシダレザクラ(写真、2009年4月撮影)

名張市赤目の赤目四十八滝の入り口にある延寿院のシダレザクラ(写真、2009年4月撮影)

■赤目四十八滝の登り口の名張市赤目町長坂の天台宗の寺・延寿院(エンジュイン)境内にあるシダレザクラ(市指定天然記念物)です。高さ7メートル、幹回りは最大3.6メートルで、樹齢約350年。落雷で木が半分になっています。長い年月の苦労を感じさせる老桜ですが今年も綺麗な花を枝いっぱいに咲かせています。
■延寿院の創設は1122年で役行者が開いたと言われ、本堂の不動院に安置されている不動明王像は伝教大師・最澄の作と言う。このお不動さんの目が赤いので、赤目不動と呼ばれる。 延寿院はこの地にあった聖王龍寺と言う寺の一坊の名で、織田信長の伊賀の乱で伽藍(がらん)が焼失し、後に延寿院だけが再建された。伊賀の乱の兵火を免れた唯一の建物が観音堂で、名張市内最古の寺院建築と言われている。また、徳治2年(1307)の銘がある境内の石灯籠(国・重文)や石造十三重塔が、焼失前の寺をしのばせている。

桜と名古屋城(愛知県) 拡大
2000年

佛隆寺の石段の脇に樹齢1,000年周囲7.5mの老エドヒガン桜
(奈良県の天然記念物) 拡大

伊勢本街道沿いにある
三多気の桜(津市旧美杉村)
2010年

■南北朝時代に北畠氏一族が拠点として活動した場所。 この三多気の桜から少し登ると真言宗『真福院』があります。 ここは北畠一族の祈願所であった。 ここ三多気の桜は、理源(りげん)大師が昌泰年間(899年頃)に真福院(しんぷくいん)に留まって桜を植えたのがはじまりといわれてます。 日本さくら名所100選にも選ばれてます。 見事ですね。大洞山の麓に三多気はあります。

宇陀市と天理市のページ

室生区・大野寺の枝垂桜

奈良県・宇陀市・室生・大野寺の枝垂桜(山門脇の「小糸シダレサクラ」は樹齢約300年、2008年)

奈良県宇陀市大宇陀区の本郷の又兵衛桜 2005年

奈良・壺阪寺の山門と櫻 2010年

壺阪寺の全景(桜が満開)

宇陀市大宇陀区の本郷の又兵衛桜

■壺阪寺(つぼさかでら)は、別名・南法華寺(みなみほっけじ、西国三十三ヶ所めぐり六番札所)は、奈良県高市郡高取町にある真言宗の寺院。山号は壺阪山。一般には壺阪寺(つぼさかでら)の通称で知られる。 高取城跡から西へ下ったところにある寺です。浄瑠璃「壺阪観音霊験記」で有名です。 

高遠城址公園の
タカトウコヒガンザクサ

高遠城址公園の問屋門の謂れ
2011年4月

■高遠は七百年の歴史を持つ城下町で、天正16年武田信玄により改築されました。昭和48年に国史跡に指定されました。
■長野県の天然記念物に指定されているタカトオコヒガンザクラは高遠固有の桜として、 ソメイヨシノなどに比べてやや小さめの花弁を持ち、色は河津桜ほども濃くないですが、 やや濃いピンクがかった色をしているのが特徴です。「天下第一の桜」と称されています。
長野県伊那市高遠町東高遠

高遠城址公園の問屋門の謂れ

ジュウガツザクラ(十月桜、冬桜)

ジュウガツザクラ(十月桜、冬桜)

ジュウガツザクラ(十月桜、冬桜) ジュウガツザクラ(十月桜、冬桜)

■ジュウガツザクラ(十月桜、冬桜 学名:Cerasus × subhirtella ‘Autumnalis’)は、バラ目バラ科サクラ属の植物。桜の園芸品種。毎年、年に二度開花する。エドヒガンの系列でコヒガンの雑種とされている。
Juugatsuzakura (Sakura October, the scientific name: Cerasus × subhirtella 'Autumnalis'), the plant Prunus Rosaceae Rosales. The cherry cultivars. Each year, flowering twice a year. Is a hybrid of the Edohigan Kohigan series.

ウコン(鬱金)ザクラ

ウコン(鬱金)は、サクラの栽培品種

ウコン(鬱金) ウコン(鬱金)は、サクラの栽培品種

■ウコン(鬱金)は、サクラの栽培品種である。開花時期はソメイヨシノより遅めの4月中旬頃(東京)。数百品種あるサクラのうちで唯一、黄色の花を咲かせるサクラで、花弁数が15〜20枚程度の大輪の八重咲きです。名前は、ショウガ科のウコンの根を染料に用いた鬱金色に由来しています。

カンヒザクラ(寒緋桜、学名: Cerasus campanulata (Maxim.) A.N. Vassiljeva, 1957)

カンヒザクラ(寒緋桜、学名: Cerasus campanulata (Maxim.) A.N. Vassiljeva, 1957)

■カンヒザクラ(寒緋桜、学名: Cerasus campanulata (Maxim.) A.N. Vassiljeva, 1957)はバラ科サクラ属の植物。サクラの原種の一つです。釣り鐘状の花が特徴で学名の種小名 campanulata は「カンパニュラの様な」と言う意味で、キキョウ科のカンパニュラ属の花が下向きに咲く所になぞられて名付けられた。
Prunus campanulata is a species of cherry native to Taiwan, widely grown as an ornamental tree, and a symbol of Nago, Okinawa in the Ryukyu Islands of Japan. . It is variously known in English as the Taiwan cherry.
■雅子妃のさくら プリンセス雅 ピンクの花びらに濃い筋が入り、芯の濃い星がとても華やかです。
プリンセスミヤビ桜(プリンセス雅桜)は、埼玉県さいたま市で発見された桜で、皇太子妃雅子様のご成婚記念として命名された桜です。
Princess Miyabi Sakura (プリンセスミヤビ桜) is Cherry blossoms in the cherry tree was discovered in Saitama City, Saitama Prefecture, was named to commemorate the Royal Wedding of Crown Princess Masako.

Princess Miyabi Sakura (プリンセスミヤビ桜) 雅子妃のさくら 

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富士桜

富士桜

富士桜 富士桜

キクモモ(菊桃)

キクモモ(菊桃)

キクモモ(菊桃) キクモモ(菊桃)

■キクモモ(菊桃) バラ科 学名:Prunus persica ' Stellata' 花期:春.
江戸時代からあるモモの品種で,花が菊の花のようになるのでこのように名付けられました。八重咲き紫紅花品種は、直径約4cmくらいの薄い紫の中輪花。キクを思わせる独特の花形の品種です。濃いピンク色の花を咲かせます。

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