世界の牡丹(ボタン)・芍薬(シャクヤク)の花切手
同じボタン属の花、世界の牡丹(ボタン、large snowflakes、樹木)・芍薬(シャクヤク、herbaceous Peony、草木)の花切手です。 大輪の花を咲かすボタン(牡丹、学名:Paeonia suffruticosa)は、ボタン科ボタン属の落葉小低木,別名は「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」「花中の王」「百花の王」「天香国色」 「深見草」「二十日草(廿日草)」「忘れ草」「鎧草」「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など多数。 全てが美人の代名詞です。 またボタンは、原産地は中国。元は薬用に栽培されていたが、則天武后も牡丹を愛でたという唐代以降、牡丹の花が「花の王」として他のどの花よりも愛好され、様々に詠まれ、描かれてきた。 芍薬はボタン属ですが多年草の草木です。 美女の形容として「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」がある。 牡丹に関しては日本でも有名な奈良県の総本山・長谷寺の牡丹の写真も入れます。
■種類を限定した花分類 |
|||
■ボタン科 (Paeoniaceae) は双子葉植物の科で、ボタン属Paeonia だけからなる単型科である。花が大きく美しいボタンやシャクヤクを含む。
草本または小低木で、アジア、南欧、北米西部に40種ほど分布する。日本にはヤマシャクヤクPaeonia japonica とベニバナヤマシャクヤクP.
obovata が自生する。葉は複葉で深い切れ込みがある。花には雄蕊が多数、雌蕊が3-5個ある。ボタンとシャクヤクの区別は、ボタンが樹木であるのに対して、シャクヤクは草です。その為、シャクヤクは冬には地上部が枯れてしまい休眠します。 |
|||
牡丹(ボタン)の花 |
ボタンは樹木 |
||
■ボタン(牡丹、学名:Paeonia suffruticosa)は、ボタン科ボタン属の落葉小低木,別名は「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」「花中の王」「百花の王」「天香国色」 「深見草」「二十日草(廿日草)」「忘れ草」「鎧草」「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など多数。 樹高は原種で3m、接木で作られる園芸品種で1〜1.5m。 食べ物で牡丹が付くものは、「牡丹餅」(ぼたもち)ボタンの咲く時期の彼岸(春の彼岸)に供えられる、または、食される菓子。同じものではおはぎがあります。 |
|||
牡丹蜂雀(部分)于非闇画 牡丹(部分)任伯年画(日本、2009年) |
牡丹(部分)金島桂華画 牡丹(部分)金島桂華画 |
||
牡丹(部分)金島桂華画 牡丹(部分)金島桂華画 |
|||
世界の郵趣文化の推進のため、2009年4月10日(金)から4月16日(木)の間、中国・洛陽市の洛陽博物館において開催されました。 |
|||
ボタンの花(Peony、ポーランド) |
ボタンの花(ルーマニア、1972年) |
ゴッホの描く『ボタンの花瓶』(パリ時代、拡大○) |
|
奈良の長谷寺の登廊と牡丹 |
ボタンの花(フィンランド、2009) |
||
■奈良・長谷寺(良大和路の花の御寺、総本山・長谷寺。真言宗豊山派)と牡丹:686年、天武天皇のため、僧道明が銅板法華説相図を西の岡に安置したことが始まりとされます。 灯篭が2間おきに吊るされている登廊の両側には、春になると約7000株の牡丹の花が見ることができます。 長谷寺の公式HP。 |
|||
須賀川の牡丹 今井 珠泉 画(福島、1996年) |
日中平和条約10年(牡丹) |
渡辺省亭・花鳥十二ヶ月図・ |
|
■須賀川牡丹園は、今から230年ほど前の明和3年(1766)、当時、須賀川で薬種商を営んでいた伊藤祐倫(ゆうりん)が牡丹の根を薬用にするため、苗木を摂津国(せっつのくに、現在の兵庫県宝塚市)から持ち帰り、栽培したのが始まりといわれています。原画作者
今井 珠泉(いまい しゅせん)(日本画家) |
|||
日本の牡丹(ボタン) |
ボタン(日本、1988年) |
牡丹(ボタン) |
|
酒井抱一筆「十二ヵ月花鳥図屏風」六曲一双(部分)より 牡丹 |
牡丹の花(島根、1990年) |
牡丹の花 状上紅と大金粉(中国、1964年) |
|
上村松園・牡丹雪 (部分 2010年) |
|||
平和友好と美しい環境の象徴「鴛鴦 牡丹と桜」 仲むつまじさを表す「鴛鴦」と日中両国を代表する花「牡丹」「桜」。 |
|||
牡丹の花(島根、2010年) |
牡丹の花(島根、2010年) |
中国古典文学名著「牡丹亭」は、 |
|
島根県松江市の大根島にあるぼたん園。当園では、牡丹が春には500品種5000本が園内一円に咲き乱れ、人々の目を楽しませてくれます。 |
|||
中国の牡丹の花(中国、1964年) |
|||
花と果実の写真の索引 [ 蓮と睡蓮|春の花と果実[ No.1|No.2 ]|夏の花と果実[ No.1|No.2 ] |
|||
△TOP | |||
奈良・長谷寺の牡丹(ボタン)の花 写真 |
クリックで拡大 長谷寺の写真は、奈良・桜井 か 長谷寺 で | ||
■奈良・長谷寺のボタンは、切手では想像できないくらいの綺麗さです。 |
|||
長谷寺入口の真紅の牡丹 |
長谷寺入口の真紅の牡丹 |
長谷寺・登廊の牡丹(ボタン) |
長谷寺・登廊の咲き誇る牡丹 |
長谷寺・本坊の牡丹 |
バラ・花束セミオーダー |
長谷寺の本尊の |
長谷寺・登廊 |
ご近所の牡丹の花 |
ご近所の牡丹の花 黄色いボタン |
||
△TOP | |||
芍薬(シャクヤク)の花 |
シャクヤクは草本植物 |
||
■芍薬(シャクヤク、Paeonia lactiflora)と牡丹(ボタン、Paeonia suffruticosa)はともにボタン科ボタン属の植物ではありますが、ボタンは低木(木本植物)、シャクヤクは草(草本植物)になります。ボタンは「木」の姿で越冬し、シャクヤクは冬には地上部は枯れ根が生きているだけです。樹木一般に行われる「剪定」という作業もボタン栽培ではありますが、シャクヤクではありません。 つぎに、葉の違いです。ボタンの小葉は、シャクヤクに比べて比較的「広い」葉になっています。こんな違いがあるようです。また芍薬は死者の国の王の病も治すほどの万能薬ということで漢方薬の中でも極めて重要な植物の一つ。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」の例えは、美人の姿を形容することば。芍薬と牡丹の違いは芍薬は枝分かれせずにまっすぐに立つのに対し、牡丹は枝分かれしやすく横張りの樹形になることからとも言われています。(芍薬は、薬用植物のページにも掲載) |
|||
『芍薬(シャクヤク)』(デューラー絵画) |
ヤマシャクヤク(長野、1998年) |
芍薬(シャクヤク、カナダ発行、2008年) |
|
■ヤマシャクヤク(Paenia japonica、長野、1998年)は、ケヤマシャクヤクの仲間で,日本では本州中部以西,四国,九州に分布する多年草。ブナ林域などの明るい落葉広葉樹林の斜面下部や谷などに生育する。根茎から高さ30cmほどの茎を出し、数枚の茎葉を付ける。葉は2回羽状の複葉であり、両面とも無毛で柔らかい。5月に白色の花を付ける。 |
芍薬群蝶図(日本、1998年) |
||
伊藤若冲の絵画 |
|||
芍薬(シャクヤク、Paeonia lactiflora、カナダ発行、2008年) |
シャクヤクの花(拡大○) |
||
シャクヤクの花 |
シャクヤクの花 |
シャクヤクの花 |
シャクヤクの花 |
シャクヤクの花 |
芍薬 シャクヤクの花 |
シャクヤクの花 |
芍薬 シャクヤクの花 |
花と果実の写真の索引 [ 蓮と睡蓮|春の花と果実[ No.1|No.2 ]|夏の花と果実[ No.1|No.2 ] |
|||
△TOP |
世界の牡丹(ボタン)・芍薬(シャクヤク)の花切手 |
|||