暮らし・医療・健康の切手|家族計画や世界家族年、人口問題
暮らし・医療・健康の切手|家族計画や世界家族年、人口問題。 1958年度の厚生白書では家族計画(family planning)は単なる子減らしではなく、「われわれが健康にして文化的な生活を営むためには、自らの手で家族設計すなわち適当な家族構成を考えて行くことが必要となるが、家族計画とは、このような自主的計画的な家族設計のことをいうのである。」としている。 また、世界の注意は、家族成員の福祉に不可欠な情緒的、財政的および物質的援助の源泉としての家族の機能を達成させることに向けられている。 国連総会は、1989年12月8日の決議44/82において、1994年を国際家族年と定めた。
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■医療・健康関連 [ 医療|健康|病気撲滅|家族計画・世界家族年| |
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家族計画・家庭計画・世界家族年・人口問題 |
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■1958年度の厚生白書では家族計画(family planning)は単なる子減らしではなく、「われわれが健康にして文化的な生活を営むためには、自らの手で家族設計すなわち適当な家族構成を考えて行くことが必要となるが、家族計画とは、このような自主的計画的な家族設計のことをいうのである。」としている。即ち産児制限の中で、各家庭が自主的、計画的に行う側面を強調している。「子供ができる」ことから「子供をつくる」ことへの変化である。厚生省は家族計画の重要性を国民に知らせるべく努力した。その結果現在の日本では家族計画のための避妊は極常識的に行われるようになり、逆に少子化が問題になる程になった。必要以上に子供を作らないのが骨子となる。そのためには避妊と人工妊娠中絶があるが、後者には倫理的なあるいは母体保護上の問題が多い。日本では厚生省を初めとした各機関が避妊法を国民の間に広めた。結果は、ご承知の少子化問題発生。 |
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家族計画 男女の記号(中国) |
家族計画 人口増加(中国) |
家庭計画(幸せな家庭、台湾) |
カールジェラッシ |
家族計画(USA,1972年) |
家族計画(中国、1991年) |
家族計画(中国) |
■カールジェラッシ スタンフォード大学科学部教授。経口避妊薬ピルの生みの親として知られる博士は科学者であると同時に1200冊以上の著作を持つ作家としても国際的に著名。17の名誉博士号を持ち、数々の科学賞を受賞しているが、米国科学勲章(経口避妊薬=ピルの発明による)と米国科学技術勲章(昆虫制御の研究、促進への評価による)の両方を受賞している唯一の科学者。 |
■中国で、 1980年には、同志、トウ小平氏は、人口政策の主要な戦略的な政策であると指摘した。中国共産党中央委員会より厳格な家族計画政策を実施することを決め、1つのカップルのための1つの子を提唱した。一人っ子政策の実施によって、もたらされたもう一つの変化は、核家族化である。核家族化につれて、家庭内での夫婦関係は、「民主」「友愛」「愛情」といったものを基礎に成り立つ関係へと変化し、新しい夫婦関係が強調されるようになってきている。愛情がなければ別れるという若者層の愛情観は、近ごろ、大都会ではかなり受け入れられるようになってきている。また、未婚の母や片親の家族、「ディンクス」(結婚後、子どもを持たず、夫婦とも仕事を続ける家庭)など、いままで考えられない家族形態が続出している。夫との離婚、失業など人生の難関に立たされている女性もいる。離婚した場合は、財産分割、住宅問題、子どもの扶養問題、再就職問題など、女性は往々にして弱い立場に立たされる。男女平等はこれまで制度上の考え方に過ぎなかったが、今はあくまでも自分の力で自分を把握し、自分の力で生きていくことが社会的に認められる時代になってきている。これは中国社会の一つの進歩であるといえるであろう。(2010年) |
家族計画(韓国、1979年) |
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世界家族年(韓国、1994年) |
家族計画(韓国、1978年) |
家族計画(韓国、1986年) |
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■国際家族年(IYF)、1994年 数年にわたって家族は、事実上すべての社会がそこから力を引き出し未来を創出する中心的制度でありつづけてきた。国連は1994年を国際家族年と指定し、この基本的制度を支える国際協力の増大を新たに促進している。国際家族年のモットー「家族からはじまる小さなデモクラシー(“Building the smallest democracy at the heat of society”)」は、社会の福祉を確保するうえで家族が演じる中心的役割を反映している。 社会が結合力を有し、法を遵守し、生産的である場合、その力の源泉は常に家族の力に遡ることができる。今日、家族は飢餓、貧困、失業、麻薬、エイズといった多くの危機と、経済、賃金取得およびライフスタイルの構造変化に直面している。それにもかかわらず、家族は依然として文化的価値を保護し、伝達するきわめて重要な手段である。また、家族は外部世界に対する子どもの規範である。 |
国際家族年(ネパール、1994年) |
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国際家族年(LOVE切手、日本、1994年) |
国際家族年(IYF)、1994年、国連 |
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現在、国際家族年において、世界の注意は、家族成員の福祉に不可欠な情緒的、財政的および物質的援助の源泉としての家族の機能を達成させることに向けられている。 国連総会は、1989年12月8日の決議44/82において、1994年を国際家族年と定めた。 |
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国際家族年(ブラジル、1994年) |
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世界子供生存運動の日(アフガニスタン、1985年) |
世界子供生存運動の日(アフガニスタン、1985年) |
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予防接種 |
診察 |
母と子 |
母と子 |
男女の性別記号(ブレーメル協会100年、スウェーデン、1984年) |
産婦人科・女性と胎児 |
世界家族年(ハンガリー、1994年) |
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■人間の性別は、根本的には男性化を促す遺伝子の有無に由来し、受精の瞬間にほぼ決定される。胎児の状態では、遺伝的性別に関係なくその外見は男性の外性器が未発達である事から女性のそれに近い。これをもって、女性こそ人間の本質であると唱える説がある(一時は女性の地位向上の理由とされた)が、科学的根拠に欠ける。性染色体の型としては、次の2つが典型的である。 |
人口と発展に関するアジア国会議員会議記念(中国、 J73) |
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国際人口開発会議・ |
国際人口開発会議・ |
国際人口開発会議・ |
国際人口開発会議・ |
国際人口開発会議・ |
国際人口開発会議・ |
■人口と発展:94年にカイロで開催された国際人口開発会議の切手(国連、1994年)貧困対策として、世界人口と有限の資源との調和、女性地位向上、家族計画を含んだ性と生殖に関する医療体制の普及などに取り組むことが決定した。 |
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■国際人口開発会議(ICPD, International Conference on Population and Development):1994年、179カ国の代表が出席してエジプトのカイロで開催された国際会議。、リプロダクティブヘルス・ライツ(性と生殖に関する健康および権利)の推進が、今後の人口政策の大きな柱となるべきことが合意された。このため、人口政策の焦点がそれまでの国レベル(マクロ)から個人レベル(ミクロ)、中でも特に女性に大きくシフトした。また、人口問題と開発問題が密接に関連し、相互に影響しあうという考え方が国際的な共通認識となった。これを受けて、国連の経済社会理事会の人口委員会も、人口開発委員会と名称を改めた。20年間の「行動計画」を採択し、現在各国はこの行動計画に沿って人口問題対策を進めている。開催地の名をとって、「カイロ会議」とも呼ばれる。会議の具体的な目標の焦点は、「普遍的な教育の提供」、「乳幼児及び妊産婦死亡率の削減」、「2015年までに、家族計画、介助者のもとでの出産、HIV/エイズを含めた性行為感染症の予防を含めたリプロダクティブ・ヘルスケアへの普遍的アクセスの確立」である。 |
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家族(ニュージーランド、1981年) 親子3代の家庭 |
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『健康の女神』・衛生教育175年 グスタフ・クリムト画 (オーストリア,1980年) |
ベツレヘムの星と家族 |
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■ヒュギエイア(Hygieia)は、ギリシア神話に登場する女神で、健康の維持や衛生を司る。ローマ神話ではサルース(ラテン語:Salus)の名で呼ばれる。 医術の祖アポローンの子である医神アスクレーピオスの娘で、古くはアスクレーピオス信仰において父神の脇侍として信仰された。父神と同様に一匹の蛇を従えた若い女性として絵画に表されることが多く、薬か水を入れたと思しい壺(または杯)を携えていることもある。この蛇と杯をモチーフにした「ヒュギエイアの杯」が薬学のシンボルに用いられることが多い。 ローマ神話において、サルースは健康と繁栄をもたらす女神として崇敬され、紀元前302年にはローマの七丘の1つ、クイリナーレの丘に神殿が建てられた。 |
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■ベツレヘムの星(ベツレヘムのほし)またはクリスマスの星(クリスマスのほし) は、東方の三博士(別名賢者)にイエスの誕生を知らせ、ベツレヘムに導いた、クリスチャンにとって宗教的な星である。マタイによる福音書によれば、博士たちは星の出現に霊感されて「東方」からエルサレムまで旅をした男達である。 |
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■成人の日は、1948年に「1月15日は、おとなになったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます日」と法律で定められました。成人の日は、新成人達が両親や周りの大人達に保護されてきた子供時代を終え、自立し、大人の社会へ仲間入りすることを自覚するための儀式(成人式)を行う日です。 |
成人の日(琉球、1963年) |
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男女青年像のレリーフ |
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バレンタインデー:2月14日は日本では「女性が男性にチョコレートを渡す日」とされています。実はこの日にチョコレートを贈る起源は、メリーチョコレート社が東京の「伊勢丹」で販売したことがきっかけでした。欧米では、バレンタインデーには男女間だけでなく家族や友人にカードやプレゼントを贈ります。
しかし日本では女性から男性へ愛の告白をする日、チョコレートを贈る日として定着しています。 |
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コム・オンボ神殿の医療に関するレリーフ(出産風景や医療器具) |
コム・オンボ神殿のレリーフ |
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■エジプト写真索引[ トップ|遺跡( 神殿 エドフ|コム・オンボ ] |
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