名張市|赤目四十八滝 (1/2) 入口~陰陽滝 |
はじめに
この地域は名張市の西部で奈良県宇陀市に隣接している地域。
・長坂(赤目)は、宇陀川支流の滝川の上流の山間部に位置する。長坂の地名だが、この地が川沿いの長い坂が続いていることによる。 この滝川の上流には、中小の滝が連なる有名な赤目の滝がある。 この赤目の滝の名だが、次の説がある。
(一)役行者がこの地で行をおさめていた時、赤い目の牛に乗った不動明王が現れたので、この地を赤目と名付けたと伝えられている。
(二)役行者がこの地に不動院を建てたが、その不動明王の服が赤く輝いていたので、この地を赤目と言うようになった。
2020年現在は、コロナが蔓延している状況で、写真や情報は2014年10月30日撮影のものです。
ご注意)画像の無断転用はお断りします。
赤目 赤目四十八滝
■赤目四十八滝(あかめしじゅうはったき)は、室生赤目青山国定公園の中心に位置し、その長さは約4キロにも及びます。 赤目(Akame Shijuhachitaki
Falls Ravine , Nabari City )の神秘的な自然は、日本の滝百選に、また森林浴の森百選にも選ばれ、その渓谷に織り成す樹木、渓流、滝などの奏でる優雅な色彩と音のハーモニーが自然をより楽しませてくれます。
1999年秋に公開された映画「梟の城」では、伊賀流忍者の活躍が描かれており、赤目四十八滝がロケ地にもなっています。
赤目四十八滝 入口 |
赤目温泉 隠れの湯 |
赤目四十八滝 |
赤目四十八滝 |
赤目餅 上田屋 |
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えんじゅの森 |
ビール 忍泡 |
句碑 滝みちも名張の川もほそりつつ 菊山亨女 |
忍者体験ができます |
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滝川川 |
じゃんじゃの水 |
ラムネを冷やす |
滝の入り口には、「じゃんじゃの水」という湧き水が出ている。(下へ続く) |
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その昔、伊賀流忍者百地三太夫などが修行のとき、身を清め心を鎮めたとされているもので、豊富な湧水(じゃんじゃん出ている)と行者が持つ錫杖の音に似ていることところから呼ばれているもの。その湧き水はとても冷たく、冷やし水として使用されている。 |
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日本サンショウウオセンター |
オオサンショウウオの「さんしょうまる」 |
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オオサンショウウオの |
★赤目四十八滝の入り口に「日本サンショウウオセンター」があります。ここには、世界各国のサンショウウオが勢揃いしています。 「生きた化石」と呼ばれ、約千万年以上の太古からほとんど変わらない姿で生きてきた貴重な生物であるサンショウウオの生態を水族館スタイルで観察することができる。 |
アカハライモリ |
■アカハライモリ(Cynops pyrrhogaster)は、有尾目イモリ科イモリ属に分類される両生類の一種。略してアカハラと呼ばれるほか、日本で単にイモリと呼ぶ場合本種を指すことが多い。ニホンイモリ(日本井守、日本蠑螈)という別名もある。日本の固有種で本州、四国、九州とその周囲の島嶼に分布する。 |
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ユキノシタの花 |
オオサンショウウオ |
お店の飼い犬 |
★赤目四十八滝を流れる滝川川は、三重県名張市南部を流れる、宇陀川中流部の支流。
奈良県宇陀郡曽爾村北部の山中に発し、県道784号赤目掛線沿いに北流、名張市に入った出合茶屋バス停付近から北西流し、名張市赤目町長坂地区の山峡を蛇行しながら数多くの滝をかける渓谷となって流れる。この部分は「赤目四十八滝」と称される景勝地である。
この後、赤目四十八滝入口前に連なる土産物店などが集まる一角を抜け。県道567号赤目滝線沿いに北流し、近鉄大阪線赤目口駅の北方・赤目町丈六で宇陀川中流部右岸に注ぐ。
■いよいよ赤目四十八滝の本体部分へ入る。
■八畳岩 渓流の中に、ひときわ大きな岩が転がっていて、広さが八畳敷ほどあるので、八畳岩と呼ばれています。弘法大師(空海)が修行をした時、たくさんの天童がこの上で舞楽したという伝説があり、“天童舞台石”という名もあります。 この前には千手茶屋があります。
赤目四十八滝の遊歩道を歩いき始めると、丁度1/3の付近に休憩小屋などがある千手滝があらわれます。ここは他の場所より広めな場所もあるので、休憩している方も多いです。
■千手滝 高さ15m、幅7m。滝、岩、樹木、滝壺が調和して、絵のような美しさです。岩を伝って千手のように落水するところから名付けられたとも、千手観音にちなんで名付けられたとも言われています。
いよいよ、百畳岩(ひゃくじょういわ)が近づいている。
赤目四十八滝 古い絵葉書 赤目五瀑 布曳滝、赤目五瀑 千手滝、赤目五瀑 不動滝 |
★赤目四十八滝のうち比較的大きな5つの滝を、赤目五瀑(あかめ ごばく)と言う。
不動滝(ふどうだき):落差15m。不動明王にちなんで名付けられた滝。「滝参り」はこの滝への参拝を意味する。明治中期以前はここより奥は深山幽谷の原生林で、修験者のみ入ることが許されていた聖地だった。
千手滝(せんじゅだき):落差15m。
岩を伝って千手のように落水するところからの命名とする説と、千手観音に因むとも言われている。黒い岩肌の滝から流れ落ちる白い水としだれかかるイロハモミジと深い緑の滝つぼが絵のように調和した見事な滝である。
布曳滝(ぬのびきだき):落差30m。30mの高さから一条の布を掛けたように落ちるこの滝は全国にある布引滝の中での代表格とも言われている。
荷担滝(にないだき):落差8m。川の中央に位置する大岩を挟んで流れが二手に分かれる様子が、荷物を綺麗に振り分けて担っているように見えることから、「担いの滝」「荷担い滝」と名づけられた。三滝二淵のこの滝は、渓谷随一の景観と称される。
琵琶滝(びわだき):落差15m。滝と滝つぼを合わせた形状が楽器の琵琶に似ている。
注)Wikipediaと赤目四十八滝渓谷保勝会のHP、公式パンフレットを参考にさせてもらっています。
名張市|赤目四十八滝 (1/2) 入口~陰陽滝 |