植物の切手|野菜(ベジタブル)・薬用植物薬草・薬根・ハーブ 等)・穀物
野菜(ベジタブル,Vegetable)と薬用植物(薬草・薬根・ハーブ 等)・有毒植物(毒性と薬用は紙一重の感じです)・穀物の切手です。意外と野菜の切手は少ない様です。アジアは多数の野菜や漢方等で使われる薬草があります。穀物としての分類は、一部果物(フルーツ)や野菜・お茶も含まれますが、分類としてシリーズになっているものは穀物に入れました。スパイス・香料類は薬用植物に、キノコ(別頁)は毒ありも食用・薬用も多々あり、アジアでの切手発行が多いように感じます。 薬草兼毒草のトリカブトは、ヨーロッパでは、魔術の女神ヘカテを司る花とされ、庭に埋めてはならないとされる。ギリシャ神話では、地獄の番犬ケルベロスの涎から生まれたともされている。狼男伝説とも関連づけられています。 また『東海道四谷怪談』で、お岩さんが飲まされた毒もトリカブトと言われています。 日本には有名な野菜が沢山あります、2007年に京野菜が発行され収録。
参考頁:電子薬用植物図鑑(帝京大学薬学部)
食品・薬草・農業ページ内索引 [ 野菜|薬用植物(スパイス含む)|穀物|農林業関係 ] |
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食べ物切手の索引[ 料理・馳走・点心|スイーツ(菓子・お茶)|果物(フルーツ)切手|野菜・薬用植物|農林業|きのこ(キノコ)|ワイン ] |
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バングラディシュ(1994年) 栽培ナス(Solanum melongena) |
カラス瓜属 |
クワレシダ |
ゴーヤ |
■なす(ナス)はインド原産といわれ、もともと熱帯性の植物です。日本へは、中国から渡来し、すでに奈良時代には栽培されていました。 |
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夕顔・ひょうたん |
南瓜(セイヨウカボチャ、 |
松島の島並みと菜の花 |
ドミニカ共和国のトマト |
イラク 大根(ダイコン) |
■ダイコン(大根、Raphanus sativus L. var. longipinnatus L.H.Bailey)はアブラナ科の野菜。主として肥大した根、茎、胚軸を食用とするほか、種子から油が採れ、品種改良にも利用される。地中海地方や中東が原産で、古代エジプトから食用としていた記録がある。サトウダイコン(テンサイ)はアカザ科でダイコンとは別種の植物である。 |
コスタリカのサトウキビ |
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フキノトウ(秋田県、2008年) |
蕗の薹(フキノトウ、秋田県) |
カタクリの花(栃木県) |
■カタクリ(片栗、学名:Erythronium japonicum Decne.)は、ユリ科カタクリ属に属する多年草。早春に下を向いた薄紫から桃色の花を咲かせる。春を告げる「スプリング・エフェメラル」の一つ。葉には帯紫色の模様がある。昔はこの鱗茎から抽出したデンプンを片栗粉として調理に用いていたが、近年は片栗粉というとほぼジャガイモから抽出したデンプン粉のことを指すようになってしまった。 |
京野菜 |
万願寺とうがらし、鹿ケ谷かぼちゃ、賀茂なす、聖護院だいこん、京たけのこ |
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■京都には、九条ねぎ、聖護院だいこん、賀茂なす等、地名が付けられた独特の野菜があり、京野菜と呼ばれています。京野菜は、一般に京の伝統野菜41品目とブランド京野菜21品目を指します。 昔から文化の中心として栄えた京都は、海から遠いため新鮮な魚介類の入手が難しく、その食文化を支えたのは新鮮で味わい深い野菜でした。そして創意工夫により、京の伝統野菜として今日に受け継がれてきました。 |
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■トマトの効能:トマトはビタミンCを多く含む。また、リコピンは1995年にがん予防の効果が指摘されて以来、注目を集めるようになったが、有効性に関しては「有効性あり」とするデータと「有効性なし」とする両方のデータがあり、科学的なデータの蓄積が必要である。 これはハーバード大学のGiovannucci
らの研究チームが4万5千人以上の医療関係者を対象に6年間のコホート調査を行った結果から、さまざまな形態のビタミンAを含む食品の中でもイチゴと並んでトマト関連食品3種(トマト、ピザ、トマトソース)が前立腺癌の罹患率の低さと相関しているとしたもの。その後、さまざまな関連研究の引き金ともなった。(Wikipedia) |
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ギニアビサウ(1989年)ナス属 |
トマト(Solanium licopersicum) |
南瓜(かぼちゃ、 |
オクラ |
ペコチョイ(Curcumis peco) |
ローゼル(Oseille de guine) |
フキノトウ(日本) |
ベニバナ(日本) |
■フキ(蕗、苳、款冬、菜蕗、学名:Petasites japonicus)とは、キク科フキ属の多年草。日本原産で、北海道・本州・四国・九州・沖縄に分布している。北は樺太から、朝鮮半島・中国でも見られる。独特の香りがあるふきのとうや葉柄、葉を食用とする。肝毒性が強いピロリジジンアルカロイドが含まれているため、灰汁抜きをする必要があります。 ふきのとう:蕾みの状態で採取され天ぷらや煮物・味噌汁・ふきのとう味噌に調理して食べられる。 |
トンガのパンの木 |
■属名のArtocarpusはギリシア語で「パンの果実」という意味で,果実を焼くとパンのようになることから名付けられました。 |
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ホワイトキャベツとビート、レッドキャベツ、ジャガイモとタマネギとニンニク(リヒテンシュタイン、1986年) |
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ベトナムの糸瓜 |
ベトナムのナス科 |
食物と農耕(イギリス、1989年) |
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果物と野菜 |
穀物(小麦他、パン) |
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我が家の庭のナスの花と果実 プリンスメロンの花(2009年6月撮影) |
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■プリンスメロンは、子供のころは高嶺の花、日本では2000年以上の歴史をもつ東洋種のネットのないマクワウリがポピュラーな存在でした。昭和37年に、ヨーロッパ種のカンタロープメロンとマクワウリの一代雑種が誕生。皇太子ご成婚にちなんで、プリンスメロンと名づけられ、味にあたりはずれのないメロンとして大ヒットし、メロンの新時代を築きました。 |
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茗荷(ミョウガ)と茗荷の花 |
■茗荷(ミョウガ)はショウガ科ショウガ属、中国原産の多年草です。見るからに生姜(ショウガ)の葉と類似しています。できるだけ花が咲く直前の蕾を収穫するのが美味しく食べるコツですが、これだけ花が咲いちゃうと、もう食材には向かないですね。 日本では本州から沖縄まで各地に自生し、古くからインドや中国にも野生種はあるが、野菜として栽培しているのは、日本だけだそうです。 茗荷(ミョウガ)は食べると物忘れが激しくなると言われていますが、あの刺激的・独特な香りは逆にスッキリさせるようです。精油成分が、大脳皮質を軽く刺激して、ぼーっ!とした頭をシャキッ!とさせる作用があります。 ソーメン等の色々な夏の食材とマッチしとっても美味しいです。 すまし汁も味噌汁も甘酢につけたり天麩羅も何とも言えず美味しい。 |
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唐辛子 |
赤カブ(Radish,ルーマニア,1963年) |
ニンニク(ブルガリア、1958年) |
唐辛子(ブルガリア、1958年) |
ひまわりとミツバチ |
さとう大根と精製器具 |
ゴーヤ(沖縄、2005年) |
キュウリ(cucumber、 |
■ゴーヤーについて、 ゴーヤーにはビタミンCをはじめとする様々な成分が多く含まれており、また、夏バテ防止に効くと言われているため、沖縄では、多くの皆様に好んで食されています。 近年では、全国的にも広く知られるようになっており、沖縄県の特産品として大きな期待が寄せられています。 |
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ジュンサイ |
カタクリの花(長野、1998年) |
ジャガイモの花 |
こんにゃく畑 |
果物と野菜10種(シール式、イギリス 2003年) |
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花と果実の写真の索引 [ 蓮と睡蓮|春の花と果実[ No.1|No.2 ]|夏の花と果実[ No.1|No.2 ] |
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ササゲ (大角豆、Vigna sinensis) とげのあるキュウリ(Cucumis anguria) オクラ(Hibiscus Esculentus) カボチャ(cucurbita moschata) アルバ、1995年 |
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■アルバ(オランダ語:Aruba)は、西インド諸島の南端部、南米ベネズエラの北西沖に浮かぶオランダ領の島。 |
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ネギ坊主(ネギぼうず、Allium fistulosum、 |
エンドウ(豌豆、学名:Pisum sativum L.) |
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薬用植物(左からニンジン,チョウセンアサガオ,ヒオウギ,キキョウ,エゾムラサキツツジ) |
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薬用植物(左からホンカンゾウ(本萱草、Hemerocallis)とキスゲ,トリカブト,バイモ,ハカタユリ,シマテンナンショウ,シャクヤク) |
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■ホンカンゾウ(本萱草/学名:Hemerocallis)、根の肥大した紡錘根を萱草根(カンゾウコン)と呼び利尿、止血、消炎薬、花を金針菜(キンシンサイ)と呼び、消炎、止血薬で利用します。花を食用とすることもあります。 |
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高麗人参(朝鮮ニンジン) |
インドの薬用植物 |
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薬用人参(韓国、ginseng) |
とうあずき (唐小豆、 |
ヒガンバナ(台湾) |
■ヒガンバナ(彼岸花、学名:Lycoris radiata)はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。クロンキスト体系ではユリ科。リコリス、曼珠沙華(マンジュシャゲ、またはマンジュシャカ
サンスクリット語 manjusaka の音写)とも呼ばれる。学名の種小名 radiata は「放射状」の意味。全草有毒な多年生の球根性植物。 |
ロシアの薬用植物 |
香港の薬草(2001年) |
崩大腕、半邊蓮、クコ、韓信草 |
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ベトナムの薬用植物 |
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ドミニカ共和国・第2回カリビアン薬用植物セミナーで出た薬用植物 |
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左から |
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毒性のある植物(東ドイツ、1982年) |
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イヌサフラン(Meadow Saffron)、ミズバショウ (Water Arum)、 |
ホワイトブリオニー(white bryony)、アコニタム・ナペルス(Common Monkshood)、ヒヨス(Henbane) |
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■イヌサフランとはユリ科(APG植物分類体系ではユリ目イヌサフラン科)の植物である。学名Colchicum autumnale。イヌサフランのりん茎(球根)や種子にはコルヒチン(colchicine)という物質が含まれている。この物質は過去には痛風薬として使われることがあった。これを誤って摂取すると皮膚の知覚が麻痺したり重症になると呼吸困難で死亡する。 |
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薬用植物(ドミニカ共和国、1995年) メロカクタス(Melocactus communis)、メキシコソテツ(Zamia furfuracea) |
ネパール |
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モーリシャスのスパイス(香料)切手 FDC |
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■ソテツ(蘇鉄、学名:Cycas revoluta)は、裸子植物ソテツ科の常緑低木。ソテツ類の中で日本に自生がある唯一の種である。種子にはサイカシンを含み有毒であるが、でん粉分も多いので、皮を剥ぎ、時間をかけて充分に水で晒し、発酵させ、乾燥するなどの処理をすれば食用になる。 |
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■ソテツは中国では漢方薬として、葉、種子、茎、花、根が薬用になると考えられている。葉には止血、解毒、止痛の効果があるとされ、胃薬や血止めの薬にされる。種子は男性機能増進や腰痛、打ち身などに使われる場合があるが、前述の通り有毒である以上、素人判断での使用は危険である。根や花は血行を良くするとされ、喀血や打ち身などに効くとされる。根には、腎臓機能を高める効果もあるとされる。 |
蘇鉄(ソテツ、沖縄、1949年) |
文化財保護週間 |
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Rosa acicularis lindi |
Rhaponticum carthamoides |
コショウ(胡椒,pepper、 |
フキタンポポ(蕗蒲公英、学名:Tussilago farfara) |
薬用植物 フキタンポ(Coltsfoot、チェコスロバキア、1971年) |
ドッグローズ(Dog rose) |
ヨウシュフクジュソウ |
■フキタンポポ:18世紀初頭、医者たちは、喘息と鼻炎の治療にしばしばフキタンポポの葉を処方したといい、やがて19世紀になってからは発疹などの治療に。葉は款冬花(かんとうか)という生薬で、鎮咳去痰作用がある。 |
有毒植物 ベラドンナ Atropa belladonna |
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ベラドンナ Atropa belladonna |
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薬用植物(仏領ポリネシア、1988年)Davallia solida (シノブ属シダ、闊葉骨碎補)、Rorippa sarmentosa 、うりくさ (瓜草、Linderniacrustacea) |
クチナシ(梔子、巵子、支子、学名:Gardenia jasminoides)の花(八重咲き) |
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■クチナシ(梔子、巵子、支子、学名:Gardenia jasminoides)の果実は山梔子(さんしし)と呼ばれ、日本薬局方にも収録された生薬の一つである。煎じて黄疸などに用いられる。黄連解毒湯、竜胆瀉肝湯、温清飲、五淋散などの漢方方剤に使われる。 |
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■寄生虫を体外に排出するため、虫下しと呼ばれる薬を飲むことがある。昔からセンダンなどが虫下しとして利用されてきた。センダン(栴檀)Melia azedarach は、ムクロジ目・センダン科の植物の一種。西日本を含むアジア各地の熱帯・亜熱帯域に自生する落葉高木である。日本での別名としてアミノキ、オウチ(楝)などがある。沖縄県に自生するセンダンの抽出成分が、インフルエンザウィルスを死滅させることが実験結果により証明された。 |
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ウガンダで1975年に発行された穀物切手シリーズ |
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雑穀(millet)、さとうきび(Sugur cane)、タバコ(Tabacco)、たまねぎ(Onion)、とうもろこし(Corn) |
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トマト(Tomatoes)、お茶(Tea)、バナナ(Bananas)、パイナップル(Pineapple)、コーヒー(Cpffee) |
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オレンジ(Orange)、ピーナッツ(Peanuts)、綿(Cotton)、豆(Beans) |
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コーヒーベリー(CoffeeBerry,インド,1968) |
カカオ(パプアニューギニア、1958年) |
ガガイモ(Hoya bella、Metaplexis japonica 、モナコ、1981年) |
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■コーヒーベリーは、アンチオキシダント効果(抗酸)があります。 |
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トウモロコシ |
ジャガイモの実と葉(デンマーク) |
麦とトウモロコシ(サンマリノ) |
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■ ジャガイモ(英名:potato、学名:Solanum tuberosum L.)は、ナス科ナス属の植物。地下茎を食品として利用する。ジャガイモは、地下の茎の部分(塊茎)を食用にする。加熱調理して食べられるほかに、デンプン原料としても利用される。比較的保存がきく食材であるが、温度が高く暗いところに保存すると発芽しやすい。芽には毒性成分ソラニンが多く含まれ中毒の元になる。 南米アンデス山脈の高地が原産といわれる。16世紀、スペイン人によりヨーロッパにもたらされた。このとき運搬中の船内で芽が出たものを食べて、毒が当たった為「悪魔の植物」と呼ばれた。日本には、1600年ごろにオランダ船によりジャカルタ港より運ばれた。当時は、観賞用として栽培されたという。 日本では、男爵薯、メークインなどの品種が広く栽培されている。北海道が最大の生産地で、夏の終わりから秋にかけて収穫される。 |
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ユキノシタ(雪の下、学名:Saxifraga stolonifera Curtis) |
フキ(蕗、学名:Petasites japonicus) |
ジャガイモ(馬鈴薯、英名:potato、potatoe、学名:Solanum tuberosum L.)の花 |
トマトの花 |
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植物のギネス |
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関連ブログ 2008.06.05|庭の野菜(ナスとプリンスメロン)が開花| |
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