世界の海草や海藻(ワカメやコンブ)、水草(藻)等の水生植物の切手と海綿動物の切手
世界の海草や海藻、水草と海綿の切手。海草(かいそう、英:Seagrass)とは、海域に生育する種子植物のことで、海産の水草です。 水草のうち海産のものは、特に海草(かいそう、海藻ではない)と呼ばれる。 藻類である海藻とは同音異義です。 両者の大きな違いは、種子植物である海草と比較して海藻は根・茎・葉の区別がなく、一部のものにはそれらしい分化が見られるがはっきりと異なるのは根の構造のみです。 海藻の根は栄養吸収のための器官ではなく、岩に固着するためのものである。海藻の大部分は岩上に生え、砂泥底には匍匐茎状の形態を発達させて砂泥底に適応している緑藻のイワズタ(イワヅタ)類や小型のものをのぞいてほとんど生えない。 従って、この両者は生育する環境が異なる。海藻は波あたりの強い岩礁海岸に多く生育し、海草は波の当たらない内湾や干潟のような環境に生育する。 海綿は植物で無く動物です。 水草は淡水・海水問わずの水生植物の総称です。正確には「コンブ」という種は存在せず、マコンブやリシリコンブ、ミツイシコンブなどのように、コンブ科植物の種を標準和名として用いています。
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海草・海綿動物 |
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■海草類は多年草である。種子植物であり花を咲かせ種子により増える。昆布は英語でKELP、 TANGLEと呼ばれます。コンブは、不等毛植物門褐藻綱コンブ目コンブ科に属する海藻です。 |
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マコンブ(中国) |
海草(スペイン領サハラ、1967年) 海草とヒトデ(starfish、モナコ、2000年) |
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ジャイアント昆布/海のセコイア(Macrocystis pyrifera) (フォークランド、1979年) |
ダービリア・アンタルティカ(Durvillaea antarctica) |
スギノリ科Iridea 属の一種のコンブ |
Juvenile tarpon(魚)とFire sponge(海綿、ケイマン諸島) |
■ジャイアント昆布(Macrocystis pyrifera)=ジャイアントケルプは、一枚の葉が成長過程で割れて、その割れ目から枝別れし二枚の葉になり、さらにその二枚も片側分裂を続け伸長します。通常は50〜70mに生育しますが時には数百mに達するものもあるとか。葉の付け根に洋梨型の浮き袋を持ち、その浮力で巨大な体を海面まで浮上させます。この洋梨型の浮き袋をラテン語でピリフェラと呼ぶことから学名が付けられたそうです。ただし、この世界最大の昆布ジャイアントケルプは食材としては利用されていません。 アメリカカリフォルニア州、モントレー湾にはジャイアントケルプの群生が見られ「海の森」と呼ばれます。この「海の森」にはラッコやアザラシなどの動物や数えきれない生物が生息します。ジャイアントケルプが海の自然環境を維持する為に役立っています。有名なモントレー水族館にはジャイアントケルプ専用の巨大な水槽があります。 |
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褐藻類(Lessonia nigrescens、コンブ目,褐藻綱) |
トサカモドキ(Callophyllis adnata Okamura) |
ヤギと海綿(Tedania ignis、Bbelize)刺胞動物門 花虫綱 八放サンゴ亜綱 ヤギ目 |
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■トサカモドキ属Callophyllisは不規則に叉状に分枝する扁平な体を持ち、トサカノリMeristotheca papulosaに外見が似ている。本種は、やや細く(5mm以下)、へりに歯状の突起がみられる。関東以南に分布。 |
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海藻 |
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■海藻の大部分は岩上に生え、砂泥底には匍匐茎状の形態を発達させて砂泥底に適応している緑藻のイワズタ(イワヅタ)類や小型のものをのぞいてほとんど生えない。海藻類は生態系の基盤を支える重要な生物であると同時に、食用として、また工業用の化学物質や、医薬品の原材料としても活用される、貴重な海の恵みになっています。海藻の栄養の特徴はたんぱく質と脂肪がとても少ない事です。それ故、カロリーが低く、肥りにくい食品です。かわりに食物繊維が多く、ミネラル、ビタミンも豊富です。特にヨード、鉄、カルシウムは豊富です。海藻はダイエットにはうってつけの食品となります。海藻をバランスよく取ることで、栄養素の不足を招くことなくダイエットする事ができます。 |
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フィジー(1994年) |
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ワカメ(edible seaweed) |
緑藻(codium bulbopilum) |
■海藻は野菜とよく比較されます。が、栄養素が溶け込んだ海に育つ海藻は野菜にない栄養素をたくさん持っています。特にヨードは野菜には少ない栄養素です。ヨードは身体ばかりでなく心の発達を促す甲状腺ホルモンには欠かせないミネラルです。 |
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コケイバラ(hypnea pannosa) |
ツルシラモ(gracilaria) |
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■緑藻(りょくそう)とは、伝統的には、藻類全体を褐藻、紅藻、緑藻等に分けた場合のひとつを意味していたが、現在では、緑色植物亜界緑藻植物門緑藻綱のタクソンを意味することが多い。 |
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アメリカの自然(11次)/ケルプフォレスト |
シート全体で中部カリフォルニア沖ケルプフォレストの動植物27種を描き、裏面に図案の解説付き。以下は図案内容。 |
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■(切手の説明)海中に広がる巨大な海藻(ジャイアント・ケルプ)の森−ケルプ・フォレストは、南カリフォルニア・モントレー沖の「ジャイアント・ケルプ(和名:オオウキモ)」と呼ばれる世界一巨大(50〜100m)なコンブが繁茂する“海中の森”。ヨウ素を非常に多く含み光合成が活発で、またカルシウムやマグネシウム等のミネラル分も多く、ジャイアント・ケルプが繁茂する海域には魚介類、ウニ、タコ、エビ、カニなどの多くの水生生物が生息し、豊富な餌を求めて海洋哺乳動物やカモメやペリカンなどの鳥も多く見られる。 |
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水草(藻)・・淡水 |
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■水草(みずくさ)とは、高等植物でありながら、二次的に水中生活をするようになったものを指す名称である。主に淡水性のものを指し、被子植物、シダ植物に含まれるものがあります。時にコケ植物や、形態的な類似性から車軸藻類を含んでそう呼ぶ場合もあります。庭園の池や泉水での栽培や、熱帯魚飼育などとの関係で、アクアリウムなど、観賞用に広く使われる。海産のものは、特に海草(かいそう、海藻ではない)と呼ばれる。 |
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ホトニア Water Violet |
トゲナシキンギョモ |
ムジナモ |
水ハコベ (Callitriche verna) |
セイヨウセキショウモ |
カナダモカナデンシス |
スギナモの一種 (Hippuris vulgaris (common mare's-tail) ) |
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■''カナダモ''、水生植物が多い水草と呼ばれる属である。 ''カナダモ''北米に、ネイティブも広く水族館植物として使用されます。''カナダモカナデンシス''、時にはアメリカやカナダの水の雑草や池の雑草と呼ばれ、広く一般的な水の雑草として知られている。 |
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日本の毬藻(マリモ) |
■マリモ(毬藻、緑藻綱・シオグサ目・シオグサ科,学名:Aegagropila Linnaei)は、球状の集合体を作ることで知られている淡水性の緑藻の一種である。特に阿寒湖に生育するマリモは、美しい球状体を作るため国の特別天然記念物に指定されている。絶滅危惧種。見た目は柔らかそうであるが実際には硬い藻であり、手で触れるとチクチクとした感触がある。 |
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左から一次、二次 |
日本: |
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ジュンサイ |
アイヌコタンで見かけたマリモ |
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■ジュンサイ(蓴菜、純菜、Brasenia schreberi)は多年生の水生植物である。澄んだ淡水の池沼に自生します。 寒天質で覆われた若芽は日本料理で食材として珍重される。ジュンサイは秋田県の郷土料理とされ、同県の三種町は生産量日本一です。 |
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花と果実・野菜の写真の索引 |
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■海綿動物の分類 |
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