世界の衣装・民族衣装や伝統衣装の切手 アジア編 分断国家の中国と台湾、韓国と北朝鮮
世界の衣装(コスチューム・ファッション)・民族衣装(ethnic costume、Folk costume)の切手のアジア 中国・台湾・韓国・北朝鮮 編です。 チョゴリなどの衣装は原色が混じり綺麗です。 ここでは分断国家である中国と台湾(中華民国)、韓国と北朝鮮を取り上げています。
※分断国家:本来なら1つの国民国家を形成してもよいはずの国民が、なんらかの歴史的経緯を経て2つの国家に分断され、相互交流が制限されている状態を指す。現存する具体例としては、中国(China)(中華民国と中華人民共和国)、朝鮮(Korea)(大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国)が挙げられる。これらは、第二次世界大戦後の一連の過程でその各陣営が国土全域を支配する正統な政府であると自称し、互いに対立相手を国とは認めないままである。
掲載国は中国、韓国、北朝鮮、台湾、中国に属する香港や澳門(マカオ) です。
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アジアの民族衣装(ethnic costume) |
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アジア編 [ トップ| |
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アジアの代表的な民族服・民族衣装 |
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中国の伝統衣装 |
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■中国では古代から17世紀まで漢服が着られていた。清朝では満州民族の衣服と弁髪が強制され、漢服は道士などの衣服に名残をとどめるのみとなった。現在では一部に漢服復興運動がある。 満州民族が建国した清では、細い筒袖や裾の長いスリットをもつ、乗馬に適した旗袍が着用された。女性用の旗袍を現代風にアレンジしたものがチャイナドレスである。中華人民共和国が成立してからは人民服(中山服)が着用されたが、21世紀の現在は洋装が広く行われている。 |
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中国の民族舞踊と民族衣装(中国成立50周年、1999年) 56の民族 |
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■中国政府は、民族区域自治という少数民族政策を取っている。国民を、漢族と55の「少数民族」とに区分し、その民族ごとに集住地域を「区域自治」の領域として指定した。そこでは、「民族の文字・言語を使用する権利」、「一定の財産の管理権」「一定規模の警察・民兵部隊の組織権」「区域内で通用する単行法令の制定権」などを行う事を認めている。 中国の民族衣装といえば、いわゆるチャイナドレスは、清朝を支配した満州民族の民族服が元になっているんだそうです。 少数民族の民族衣装はそれは綺麗です。 |
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■中華人民共和国、通称中国(ちゅうごく)は、1949年に中国共産党によって建国された社会主義国家。東アジアのユーラシア大陸東岸に位置し、その国土の大陸部は、中国大陸とも呼ばれる。首都は北京市。世界最大の人口を擁する国家である。約13億人という人口は、19世紀末の世界人口(13-15億人と推計)、あるいは、現代の西ヨーロッパ(約4億人)とアフリカ(約10億人)の合計に匹敵する。 |
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中国 新疆ウイグル自治区の民族衣装 |
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中国 新疆ウイグル自治区成立50年 |
新疆(しんきょう)ウイグル自治区は、中国の北西端にあるウイグル人による民族自治区です。主民族のウイグル人はモンゴロイドとコーカソイドの両者の血を引き、地理的にも人種的にもアジアと中東の交流地です。古くは“西域”と呼ばれ、西遊記の原作「大唐西域記」で玄奘が訪れた国でもあります。 |
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■中国の内政上の問題 @1950年に中国政府は人民解放軍を中央チベットに派兵、1951年にラサを占領し、チベット全土を侵略したが、1959年に「改革」に反発したチベット人が蜂起(「チベット動乱」)した。 A新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)の分離・独立を目指す組織勢力が国内外に多数存在しており、アメリカで東トルキスタン亡命政府を樹立するなど活動を行なっている。 B現在、内モンゴル自治区では内モンゴル人民革命党粛清事件と呼称される大粛清と漢民族移入政策によって、モンゴル人は自治区内でもマイノリティに転落している。「両岸」とは台湾海峡を挟んだ中国大陸と台湾の海岸を指しており、そこから「両岸関係」は台湾を実効支配する中華民国と中華人民共和国との関係を指す言葉となっている。 C1946年から激化した国共内戦に勝利した中国共産党が1949年に中華人民共和国を中国に建国、同年中に国民政府は、日本が領有権を放棄した後に実効支配した台湾に移った。それ以来、中華人民共和国は中華民国と「中国における正統政府」の座を巡って対立し、両国共に互いの統治する地域の支配権を主張して譲らなかった。 ・・ 他多数有り。 |
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中国 澳門(マカオ)の民族衣装 |
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ポルトガル領マカオ時代の庶民の生活・衣服 老人、乳飲み子を背負う若い婦人 他 |
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中国・澳門になってからの庶民の色々な衣服 相当豪華ですね? |
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台湾(中国)の伝統衣装 (1985年〜1991年) |
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下左から |
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上左から@元の貴婦人服A明の婦人服B後漢の皇后服C魏晋の貴婦人服D金・元長時代の服装E烏紗帽仙鶴補(明朝) |
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左から |
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■台湾の少数民族:高山族は原始宗教を信奉し、天上の神、自然の神、精霊・妖怪を崇拝している。 高山族という民族の呼称は、1945年以降、台湾の少数民族に対する中国人民の総称である。それには「雅美」、「阿美」、「賽夏」、「泰雅」、「布農」、「曹」、「排湾」、「卑南」、「平埔」などの呼称の人たちが含まれる。居住地区が異なっているため、言語、習わし、服飾などには大きな違いがある。台湾では、高山族の人びとはわずか2%ぐらいしか占めていないが、最も早くから台湾で生活していた人たちである。 |
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鄒(曹)族の民族衣装、賽夏族の民族衣装 布農族の民族衣装、魯凱族の民族衣装 阿美族の民族衣装 (クリックで拡大) |
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■中華民国(ちゅうかみんこく、正体字:中華民國)、通称台湾(たいわん)は、東アジアの太平洋沿岸に位置する民主共和制国家。現在は台湾島と周辺の島嶼群、南沙諸島の一部などを実効統治し、日本やフィリピン、中華人民共和国などと領海を接している。 |
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■朝鮮半島の民族衣装は韓服と呼ばれており、長いプリーツ・スカートの形状をしたチマと、丈の短く結び紐があるチョゴリ(上衣)を組み合わせた女性用のチマチョゴリが代表的である。男性はやや長めのチョゴリに、パジというズボン状のものをはき、外套(トゥルマギ)を着る。騎馬民族の衣装であった胡服を原型に、中国(隋・唐)の民族衣装であった漢服や、モンゴル帝国の民族服デール(胡服系)の影響を受けている。 |
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韓国の民族衣装 |
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皇太子妃の礼装 |
王妃・王女の婚礼衣装 |
宮廷官吏の儀式服、軍人の衣装、皇太子の礼装 |
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サルプリ(巫女の踊り)、ムーダン・チュム ナビ・チュム(蝶の踊り)、トンネ・ヤーユー、ポンサン地方の仮面劇 |
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王妃の儀式服/チョギ 婦人の平服/チマチョゴリ |
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韓国の収穫祭の踊り(民族衣装) |
チマチョゴリを来た少女 |
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韓国の伝統衣装でもあるチマチョゴリを来た少女が、折り紙によって表現されている図案です。チマチョゴリとは李氏朝鮮時代からの朝鮮半島の伝統衣装で、チマ(スカート)とチョゴリ(上衣)からなるものです。未婚・既婚・年齢などで色の違いなどがあり、シルクの高級なものは大変美しいそうです。 |
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■大韓民国(だいかんみんこく、漢字:大韓民國)、通称韓国(かんこく)は、東アジアにある朝鮮半島を主な領土とし、その南半部を主な支配地としている国。憲法上は朝鮮半島全土を領土としている。首都はソウル特別市。 |
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■アジアの服や民族衣装の多くは、一枚の布の真ん中に穴をあけ、そこに頭を通す貫頭衣(かんとうい)形式のものから発展したと考えられています。中国のチャイナドレス、ベトナムのアオザイ、韓国のチマ・チョゴリ日本の和服など、洗練されたものも多く着こなされています。 |
アジアン雑貨 |
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北朝鮮の民族衣装 |
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朝鮮半島と言えばチマチョゴリ |
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北朝鮮発行のチマチョゴリ |
七夕を記念して発行された切手のようです。 |
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北朝鮮の民族舞踊と裕福な家庭の親子で買い物風景、少女達、月見風景を描く(北朝鮮、2003年) チョゴリ姿 |
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李王朝の四季の伝統衣服:春、夏、秋、冬(北朝鮮、1977年) |
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■朝鮮民主主義人民共和国は、東アジアの朝鮮半島にある社会主義共和制国家。 軍事境界線(38度線)を挟み南半部の大韓民国(韓国)の統治区域と対峙している分断国家で、南北はあくまでも「(朝鮮戦争の)休戦」中である。ただし、憲法上は朝鮮半島全体を領土と規定しており、「現在は北半部を統治している」との立場をとっている。公称の英語表記は"Democratic People's Republic of Korea"、略称は"D.P.R. Korea"、あるいは"DPRK"。日本でも、韓国を朝鮮半島の正統国家として承認していることから北朝鮮(きたちょうせん)と呼ぶことが多い。 切手は不思議と裕福な生活や有り余り品物。 TVなどでの報道を見る限り、全て本当でしょうか? |
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■古代に朝鮮半島中・西北部は楽浪郡、真番郡、臨屯郡、玄菟郡の植民地漢四郡が置かれ、漢の植民地だった時期に漢族が移住して土着化し、東北部は高句麗人、渤海人、女真人等ツングース民族の流入が相次いだが、李氏朝鮮時代から日本統治時代にかけて住民の均質化が進み、ほとんどが朝鮮民族となっている。韓国・北朝鮮両国は単一民族国家意識が強いのが特徴的である。 |
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説明の補足ではフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を利用させていただきました。 |
世界の衣装・民族衣装や伝統衣装の切手 アジア編 分断国家の中国と台湾、韓国と北朝鮮 |
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