ブータンの面白い切手各種(特別編)
ブータンは、南アジアにある国。正式名称はブータン王国。インドと中国にはさまれている、世界唯一のチベット仏教を国教とする王国。 急速な近代化(欧米化)の中で、近代化の速度をコントロールしつつ、独自の立場や伝統を守ろうとする政治に世界的な注目が集まっている。 前国王が提唱した国民総生産にかわる国民総幸福量(GNH)という概念、様々な環境政策、伝統文化保持のための国民に民族衣装着用の強制などが、近年のスローライフなどのキーワードと組み合わされて語られる場合も多い。 ブータン王国 Kingdom Of Bhutan Bhutanという国名は、もともとインド人がチベットを指して呼んでいた言葉に由来し、後に欧米人の間でブータンという特定の国を指す言葉として定着した。ブータン人自身の言葉による国名はドゥク・ユル(Druk Yul)だ。「チベット仏教ドゥク派の国」という意味。ドゥクとは雷龍であり、この宗派の開祖にまつわる伝説に由来する。 ブータンからは、特に収集家には切手の形よりか、奇をてらうデザインや材質・面白い材質(布(シルク)・セルロイド・鉄製等)や印面がホログラム(ホログラムとは 3次元像を記録した写真のことである。 立体切手の類・金属・金箔・布・レコード・CD・あたかも絵に描いたような・エンボス等の様々な切手が多数発行されて居ます。 2008年にはついにCD切手が発行されました。その他では内容面では雪男切手(スノーマン)も多数発行されています。 切手が郵便に使用する目的ではなく、お土産品、記念品と化しているのが現状ですが面白いです。 世界の変形切手はこちら。カナダの変形年賀はこちら。 ブータン情報。
ブータンの面白い切手各種(特別編) | |||
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■ブータンは、人口は170万ほどで、世界唯一のチベット仏教を国教とする王国。民族はチベット系8割、ネパール系2割。公用語はゾンカ語と英語。伝統的な競技としては、国技の弓術が代表的である。 |
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ブータンの布の切手 |
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単に布でなくシルク(絹)かもしれません。釈迦などの仏像切手。1969年にブータン発行.。ブータンは、世界唯一のチベット仏教(ドゥク・カギュ派)を国教とする国家です。 |
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ブータンのセルロイドの切手 |
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材質は硬めで凹凸がハッキリしています。エジプトのツタンカーメンやローマ時代やギリシャ時代の彫刻(シーザー、ダビデ像・・・)をそのままにセルロイド上に再現させたもので凹凸もハッキリしています。 |
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■セルロイド (celluloid)と は、合成樹脂の名前である。歴史上最も古い人工の熱可塑性樹脂である。成形が簡単であることから象牙の代用品として開発された。ニトロセルロースと樟脳などから合成される(硝酸セルロース)。 |
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ブータンに関するする書籍類 |
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ブータンのプリズム(立体、3D)の切手 |
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見る向きにより画像が色々と変化します。シート。動物や宇宙遊泳、様々な題材(鳥類や熱帯魚・・)が取り上げられています。昔子供の頃に駄菓子のオマケであったような感じです。ですがそのイメージとは多少違いブータンの場合は雑でなく手が込んでるように思います。 |
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ブータンのレコード(ソノシート)の切手 |
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ブータンの切手の中でも珍品中の珍品の実際に音の出るソノシート切手です。実際、国歌・民族音楽・歴史等が記録されています。昔ソノシートと呼ばれるものがありました。よく似ています。実際の切手は直径10数cmです。1973年に発行されたものです。何とも切手とは言いがたいもので、航空便用です。 |
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ブータンのCDの切手 |
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ついにと言うかブータンで2008年2月にCD切手を発行した。8cmのCd-Romです。ここまで来たの感が否めません。ジャケット部分が切手となっており(CD-ROMそのものは切手ではありません)、中のCD-ROMを取り出してパソコン等にかけると、ブータンの歴代国王の業績等のデータを閲覧することができます。左は君主制100年(セルフ糊)CD付切手で各国王の時代の貴重な歴史映像。ナレーションは英語。右は自然との調和(セルフ糊)CD付切手で、動く映像と音でブータンの自然、山岳地方の人々の暮らし、産業、国教であるチベット仏教の行事などを紹介。ナレーションは英語です。 |
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ブータンの国王エンボスの切手 |
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エンボスとはクレジットや自動車のナンバープレートと同じ様なものです。一時期、新興国で国王のエンボス切手が多数発行されてます。 |
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ブータンの国旗はかなり複雑なもののひとつで、竜のうろこが細かく書かれている。 |
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ブータンのホログラムの切手 |
ブータンのプリズム(立体、3D)の仮面の切手 |
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月面着陸とスペースシャトル |
相当に怖いお面です。左は仮面全体にドクロが付いています。 |
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■ホログラフィー(ホログラム の製造技術のこと)は1947年にハンガリーの物理学者ガーボル・デーネシュ (1900年-1979年) によって発明された。彼は1971年にノーベル物理学賞を受賞しており、この発明に関する特許権も保有している。写真と違い像を反射率の違いで再生できるだけでなく、記録したホログラムを漂白することで屈折率の違いでも像を再現できる。 |
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ブータンのプリズム(立体、3D)の切手(各種) |
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■ブータンの立体切手は、写真の上に凸凹の溝が付いたビニールをかぶせて、立体的に見えるようにした、特殊な印刷の切手です。 |
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可愛い金魚や熱帯魚・・立体切手 |
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アポロ・宇宙切手(月面着陸)・・ブータンの立体切手 |
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動物の切手(一部、雪男までが切手になっていました) |
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名車(ビンテージ・カー)とカブトムシ(昆虫)のプリズム切手(立体切手) |
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ブータンのプリズム(立体、3D)の切手(絵画・物語編) |
金箔切手(ブラックペニー) |
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馬上のナポレオン、十五少年漂流記、バイオリンを弾く少女他 |
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ブータンのスチール(鉄)の切手 |
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経年で矢張りさびが出るようです。実際に出ていました。何かの絵画や物語を切手にしてます。1856年、製鉄の世界で、歴史的革命が起こる。イギリスのベッセマーが『ベッセマー転炉』を発明したのである。このベッセマー転炉は、安価で、大量の鋼鉄を、短時間で生産することができたが、そのスケールは超弩級だった。先の『るつぼ製鋼法』では、1回で生産される鋼鉄は30kgほどだったが、『ベッセマー転炉』は1回で25トンもの鋼鉄をつくることができた。上段最右葉しの切手がそのベッセマー転炉を表現してるといわれています。 |
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ブータンのエンボス(丸型・金箔)の国王切手 |
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同種の切手は、一時期、新興国の間では一世を風靡した印刷方法で世界各国でも発行されています。 ブータンは金箔です。 |
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ブータンの模擬ペインティングの切手・・表面があたかも油絵風 |
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モナリザ(ダ・ヴィンチ) |
ブータンのバラの花 |
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■モナ・リザ(Mona Lisa(Monna Lisa):モデルについては諸説あるが、レオナルド・ダ・ヴィンチによって理想化された人物像とする説が一般的である。 レオナルドは1503年にこの絵を描き始め、3年か4年制作にあたった。完成後もレオナルドの手元に置かれ、フランスのフランソワ1世の招きによりレオナルドと共にアンボワーズ城近くのクルーの館へ移り、その後1510年頃にフランソワ1世によって4000エキュで買い上げられ、フォンテーヌブロー宮殿に留め置かれたとされる。人物をバストアップのアングルで捉え、遠景を背景に配し、頭を頂点にしてピラミッド状に人物を置いた『モナ・リザ』の構図は、その後の肖像画に大きな影響を与えた。実際の絵画はルーブル美術館@フランスにあります。 |
肉厚な絵画切手 |
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これに関してはどう作ったのか分かりませんが、手触りも油絵のように凸凹しています。自分が書いた油絵の感覚。 |
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■ブータンは、国民総生産にかわる国民総幸福量(GNH)という概念、さまざまな環境政策、伝統文化保持(隣国のシッキム王国{現シッキム州}のインドへの併合経緯に由来する、ブータン族優位政策の一環)のための国民に対する民族衣装着用の強制などが、近年のスローライフなどのキーワードと組み合わされて語られる場合も多い。 また、ブータンの民族はチベット系8割、ネパール系2割。公用語はゾンカ語と英語。 |
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ブータンの一般的な切手 |
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ブータンで発行された浮世絵師・葛飾北斎の『北斎漫画』の切手 |
食糧支援「食糧増産援助(2KR)」(ODA)20周年 |
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説明(パンフレットより抜粋): |
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ブータンの橋と世界の橋 |
左は右の小型シートの切手部分の拡大です。ロンドン橋が描かれてます。 |
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■ロンドン橋 (London Bridge)はロンドンを流れるテムズ川にかかる橋。タワーブリッジとキャノン・ストリート鉄道橋の間に位置する。市内のシティとサザクを結び、プール・オブ・ロンドンの西端に位置する。この橋の架かる位置には古くから、何度も橋が架けられては倒壊しており、その回数の多さは「ロンドン橋落ちた(London Bridge is Falling Down)」の俗謡からもうかがえる。1750年にウェストミンスター・ブリッジが架けられるまでロンドン市内でテムズ川に架かる橋としては唯一のものであった。 |
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ブータンの「国民総幸福量(GNH)」? : 英語の「Gross National Happiness」で、経済上の豊かさの指標となるGNP(国民総生産)やGDP(国内総生産)とは異なった価値を示す考えです。来日中の国王・ワンチュク5世の父ワンチュク4世が76年、まだ21歳の時に世界に向け発表し、ブータン憲法にも盛り込まれました。世界経済が混迷する中、生活の質に焦点を当てる指標として先進国でも改めて注目されています。 |
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