Kunioの世界の切手紹介と海外写真集

Kunioの世界の切手紹介と海外写真集
国別・特殊切手|最初の切手発行国イギリスを中心とするクラシック切手とアメリカの古い書簡 
世界で最初に発行されたのはイギリスのペニー・ブラックと2ペンス・ブルー

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最初の切手発行国イギリスを中心とするクラシック切手と書簡

 この頁では、クラシック切手や書簡等の色々なアラカルトな内容を掲載します。 切手はご存知の通り1840年に世界で最初の切手が発行されました。イギリスのクラシック切手(ペニー・ブラック、レッドペニー、ブルーペンス他)を掲載しています。 イギリスのクラシックは殆どがヴィクトリア女王(Reine Victoria, 1819-1901)の肖像で普通切手として発行されています。 当面は切手発祥の地イギリスが中心となってゆきますが、アメリカの古い書簡、パナマ運河がまだアメリカ時代(カナルゾーン)のもの、レッド・ペニーのプレートNO.、コロンブス博覧会などを収録。クラシック切手と一言で言ってもなかなか「ならどの年代までが?」との疑問はありますが、一応19世紀をクラシック、1949年までをセミクラシックと判断しています。国別の古い切手等を掲載しながら今後内容を充実させ順次up予定です。 頁の中での表記で、”d”はペニー・"s"はシリングの意味、"w"は透かしの種類、"p"は目打数を意味しています。

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面白切手 最初の切手発行国イギリスを中心とするクラシック切手と書簡

 世界で最初に切手を発行したイギリス(英国)のクラシック切手

■ペニー・ブラック (Penny Black) とは1840年にイギリスにおいて発行された世界最初の郵便切手の通称。 刷色は黒色で、図案にはヴィクトリア女王の横顔が印刷されている。この切手は240面のシートで(1シート購入するとちょうど1ポンドである)、切手の下左右角にはチェックレターと呼ばれるアルファベットが記載されており、この文字の組み合わせでその切手がシートのどこにあったのか、分かるようになっている。 また切手が黒だったので消印は赤で押され、マルタ十字(マルタ十字は、キリスト教の騎士修道会である聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団とも)の象徴とされる。)をあしらったものが採用された。イギリスでは、マルタ十字が狙撃連隊の紋章として使われており、そこから、ロイヤル・グリーン・ジャケッツ連隊なども含む、ほぼすべての狙撃部隊の記章に取り入れられた。翌年に色が赤色(ペニーレッド)に変更されるまで約6,000万枚が発行された。
世界で最初に発行されたのはイギリスのペニー・ブラックと2ペンス・ブルー。 

無目打(1840年)w.1 
ペニー・ブラック、
世界最初の切手

無目打(1841年)
ペニーレッド

無目打(1840年?)
ブルーペンス

無目打(1841年)
ブルーペンス

無目打(1840年)w1 ブラックペニー、世界最初の切手 無目打(1841年)レッドペニー 無目打(1840年)ブルーペンス 無目打(1841年)ブルーペンス

目打入り1d(1854年)w.1.p.16

(裏面)

目打入り2d(1955年)w3,p.14

(裏面)

目打入り2d(1854年)w.1,p.16

(裏面)

目打入り2d(1955年)w3,p.14

(裏面)

コーナーに文字無し 4d
(1856年)w5

コーナーに文字無し 6d
(1856年)w7

コーナーに文字無し 1s
(1856年)w7

コーナーに文字無し 4d(1856年)w5 コーナーに文字無し 6d(1856年)w7 コーナーに文字無し 1s(1856年)w7

■最初の切手はイギリスの当時の国家元首であったヴィクトリア女王の肖像が使われており、最初の1ペニー切手(2ペンスの青色の切手も発行されていた)が黒色で印刷されていたため「ペニー・ブラック」という愛称がつけられ、翌年に色が赤色(ペニーレッド)に変更されるまで約6,000万枚が発行された。 なお、この切手にはミシン目(目打)が穿孔されていなかったため、はさみで必要な枚数を切り出す必要があった。目打付き切手の登場は、1854年のことである。 また、発行国名の表記はなく、額面の記載も英語のみとなっている。イギリスの切手は今でも国名表記が唯一ありません。

プレ−トNO入り 1・1/2d(1870年)−  (1870年)Pno.3

1・1/2d裏面、w3

プレートNO.入り1d(1860年)

プレートNO.入り1P

■レッドペニーのプレートナンバー(プレートNO)は下段で紹介しています。

コーナーに白抜小文字入り
 4d(1862年) w6

コーナーに白抜大文字入り
 1s(1862年) w7

プレートNO.入り 1・2d(1870年) w.3 各種プレートno.

プレートNO.入り 1・2d(1870年) w.3 各種プレートno.



プレートNO.入り 1・2d(1870年) w.3 各種プレートno.

コーナーに白抜大文字入り
 3d(1865年) w7

コーナーに白抜大文字入り
 4d(1865年) w6

コーナーに白抜大文字入り
 6d(1867年) w8  紫

コーナーに白抜大文字入り
 6d(1869年) w8  藤

コーナーに白抜大文字入り 3d(1865年) w7 コーナーに白抜大文字入り 4d(1865年) w6 コーナーに白抜大文字入り 6d(1869年) w8

コーナーに白抜大文字入り
 6d(1872年) w8  栗

コーナーに白抜大文字入り
 6d(1873年) w8  灰

コーナーに白抜大文字入り
 9d(1867年) w8  黄

コーナーに白抜大文字入り
 1s(1865年) w7 plate4

コーナーに白抜大文字入り 1s(1867年) w8

コーナーに白抜大文字入り
 1s(1865年) w7 plate4

コーナーに白抜大文字入り
 1s(1865年) w7 plate5

コーナーに色つき大文字入り 3d(1873年) p.14 w8 plate11

コーナーに色つき大文字入り 3d(1873年) p.14 w8 plate18

コーナーに色つき大文字入り 6d(1874年) p.14 w8 plate13

コーナーに色つき大文字入り 1s(1873年) p.14 w8 plate12

コーナーに色つき大文字入り 3d(1873年) p.14 w8 プレート11 コーナーに色つき大文字入り 3d(1873年) p.14 w8 プレート18 コーナーに色つき大文字入り 6d(1874年) p.14 w8 プレート13 コーナーに色つき大文字入り 1s(1873年) p.14 w8 プレート12

コーナーに色つき大文字入り
 2・1/2d(1876年) p.14 w.13
 plate5

コーナーに色つき大文字入り
 2・1/2d(1876年) p.14 w.13
 plate12

コーナーに色つき大文字入り
 4d(1880年) p.14 w.14
 plate17

コーナーに色つき大文字入り 6d(1883年) p.14 w14 コーナーに色つき大文字入り 6d(1883年) p.14 w14 plate12

コーナーに色つき大文字入り
 2・1/2d(1880年) p.14 w.14
 plate17

コーナーに色つき大文字入り
 2・1/2d(1881年) p.14 w.14
 plate21

コーナーに色つき大文字入り
 2・1/2d(1881年) p.14 w.14
 plate22

コーナーに色つき大文字入り
 1s(1880年) p.14 w.14
 plate14

図案改正・プレートナンバー無し
 1/2d(1880年) w.14,p.14

図案改正・プレートナンバー無し
 1d(1880年) w.14,p.14

ライラックペニー(1881年) w.14,p.14

図案改正・プレートナンバー無し 1/2d(1880年) w14,p14 図案改正・プレートナンバー無し 1d(1880年) w14,p14

■ライラックペニーは、ペニーブラックから数えて41年後に発行され、ヴィクトリア女王崩御の時に使用されていた事で有名な切手です。
左はペンキャンセル切手

ライラックペニー(1881年) w.14,p.14ライラックペニー(1881年) w.14,p.14

同一図案

にぶ色(1883-4年) w.14,p14

にぶ色・6d(1884年)w.14,p.14

にぶ色(1883-4年) w.14,p14 3・1/2d、3d、

にぶ色・6d(1884年)w.14,p.14

ジュビリーシリーズ(1887-1900年) w.14,p.14

エドワード7世切手(1902-11年)w.14又はw.11 p.14

ジュビリーシリーズ(1887-1900年) w.14,p.14 エドワード7世は1901年から1910年まで、全てが肖像切手 エドワード7世切手(1902-11年)w.14又はw.11 p.14

エドワード7世は1901年から1910年まで、全てが肖像切手

■このジュビリーシリーズは、ヴィクトリア女王の在位50年にあたる年に発行された普通切手です。この切手は水や湿気により退色や変色を起こしやすい事が分かっています。そのため、使用済みでそのままの色で残るものは非常に貴重です。

○ヴィクトリア書簡 ・・・ ヴィクトリア女王時代の郵便書簡

ヴィクトリア朝の美しい書体 イギリス書簡2枚組

1850年

1854年

■ヴィクトリア女王(Alexandrina Victoria Wettin, 1819年5月24日 - 1901年1月22日)は、イギリスの女王(在位:1837年6月20日 - 1901年1月22日)、初代インド女帝(在位:1877年1月1日 - 1901年1月22日)。ジョージ3世の四男ケント公エドワードの一人娘。母ヴィクトリア・フォン・ザクセン=コーブルク=ザールフェルトは後のベルギー国王レオポルド1世の姉であった。彼女は世界中の王室のモデルとなった。この時代、イギリスは世界各地を植民地化して一大植民地帝国を築き上げ、ヴィクトリアは「インド女帝」の称号を得ている。「君臨すれども統治せず」によって議会制民主主義を貫き、彼女の寵愛するベンジャミン・ディズレーリ、そして、良き夫であるアルバートの助言によってイギリス帝国を繁栄させた。在位の時代に世界最初の切手を1840年に発行しました。

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メキシコのscottNo.111切手のオン・カバー(1985年)

メキシコのscottNo.111切手のオン・カバー(1985年)

 アメリカの古い書簡

カナルゾーン(CANAL ZONE、現在のPANAMA)の書簡

■パナマ共和国独立当時の条約で、パナマ運河の両側5マイル(約8km)は『運河地帯』と呼ばれ米国の永久租借地となり、パナマの行政権が及ばない地域であった。米国は、この地域のために独自の郵政権を持ち、切手を発行していた。それがカナルゾーン(CANAL ZONE)切手と呼ばれる。1939年に、運河開通25周年を記念して16種の記念切手が発行された。下の書簡にはそれらが貼付されています。1979年には郵政権がパナマに返還され米国切手の発行も終わった。

カナルゾーン(現在のPANAMA)の書簡 カナルゾーン(現在のPANAMA)の書簡
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 ○レッドペニー(1864.04.01) 切手 Plate-No. 使用済み 

ヴィクトリア女王の時代、1864年に発行された1d(ワン・ペニー)の切手は、切手左右の枠の中にプレートナンバーが印刷されています。当時は大きな1枚の紙に多数の切手を印刷し後でカットの方法を取っていたようです。その時にその切手が印刷された位置を示す為にプレートナンバーが使われていました。プレートナンバー77は未発行で10枚程度の誤発行が確認されています。
右にあげているのがプレートナンバーです。画像右側の縦に”80”の文字が見えると思います。その部分がプレートナンバーです。1858年以降短期間でしたがプレートナンバーが使用されました。その最たるものがこのレッドペニーです。このプレートナンバーによって切手の評価が大きく変わります。

Plate-No. 71-91

Plate-No. 92-11

Plate-No. 112-131

Plate-No. 132-151

Plate-No. 152-171

Plate-No. 171-191

Plate-No. 192-211

Plate-No. 212-225

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 アメリカ合衆国 コロンブス博覧会(1893年)切手

 アメリカ合衆国 歴代大統領(1970年)切手



■1893年に米国のシカゴで開催されたロンブス新大陸発見400年を記念して開催されたコロンブス博覧会(1893/5/1. 1893/12/30)は白で統一され、会場とシカゴの中心街との間は高架式鉄道で結ばれ、入場口には自動改札機が登場する最新技術を駆使した展覧会。博覧会の目玉になったのがコロンブスの逸話にちなんで出展された「コロンブスの卵」の展示でした。内容は今では物理に興味ある方はご存知だろうと思います。若しご興味がある方は「コロンブスの卵」をお調べ下さい。

左のコロンブス博覧会の切手はクリックで拡大
   

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最初の切手発行国イギリスを中心とするクラシック切手と書簡

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