世界の諺・故事成語・4文字熟語に関する切手
切手の世界では余り取り上げられませんが、諺(ことわざ:鋭い諷刺や教訓・知識など含んだ、世代から世代へと言い伝えられてきた簡潔な言葉の事や故事成語や格言)、4文字熟語に関する切手です。このテーマはアジアがどうしても中心となってしまいます。故事をもとにした漢字数文字からなる慣用句を、故事成語(こじせいご)や故事成句(こじせいく)と言います。儒教の国で多く取り上げられています。みなさんも聞けば昔聴いた事があるものばかりです。一応、少しですが内容の説明書きを入れました。 他は辞書や「二十四孝」で確認をお願いします。 参考ページ 【四文字熟語集】
文学・物語・祭・占・諺に関する切手索引 |
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諺や故事成語に関する切手 |
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台湾で発行された民間故事成語(4文字熟語))のシリーズ切手です。 |
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戯彩娯親 |
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■鹿乳奉親:周の●子は、至って孝行な性格で、父母は年とって共に目を患った。鹿の乳を飲みたいと言ったので、●子は鹿の皮を身にまとい、深い山に入っていき、鹿の群れの中に交じり鹿の乳を取って親に与えた。狩人は子を見てこれを射殺そうとした。●子は父母が鹿の乳を必要としている事を訴えて、射殺されるのを免れた。 注)●:該当文字なし |
『孟母教賢』(台湾、1957年) |
『岳母教忠』(台湾、1957年) |
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■偉大なる母の教え 岳飛の母が岳飛の背中に「精忠報国」と刺青を彫る、「岳母教忠」、台湾の碧霞廟(岳武穆王廟)に銅像があります。 |
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棄官尋母 |
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■棄官尋母:『古代人物故事』[二十四孝]、宋の朱壽昌が七歳になった時、母親の劉氏は正室に妬まれる事になった。そこで、劉氏は子供と別れて他所に嫁いだ。親子は五十年会う事がなかった。神宗の時に官職にあるのを棄てて秦に入り母を尋ねた。この際、母親に会えなければ再び帰ってこない事を誓った。ついに、母親に会う事ができたが、その時母は七十歳をこえていた。親孝行の話。 |
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孝感動天 |
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■孝感動天:舜は至って親孝行な子供であった。しかし、父は頑迷、母は口喧しく、弟は傲慢であった。舜が歴山を耕すと、象が手伝って耕した。鳥は草取りをした。その孝行の心を堯帝は聞き、自分の子供達九人をこれに仕えさせ、二人の娘をこれに嫁がせ、その後、天下を舜に譲った。詩経に「隊列をなして春に耕す象。群れ集まってく草取りをする鳥。堯を継いで宝の位に登る。孝行の心は天をも動かす。」と歌われた。 |
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負米養親 |
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■売身葬父:体を売って父親の葬儀を出すという親孝行の話。 |
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中興報親 |
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灌水取玉 捨金持主 汪?殺敵 ??救父 |
卜式輪財 孔融譲梨 三餘勤読 破缸救友 |
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襄蛍夜読 |
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★この民事故事は余りにも有名な、蛍の光や臥薪嘗胆(春秋)が載っています。1975年発行 |
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中国の寓話・「朝三暮四」 |
中国の寓話・「自相矛盾」 |
中国の寓話・「守株侍兎」 |
中国の寓話・「愚公移山」 |
■朝三暮四:目先の違いに気をとられて、実際は同じであるのに気がつかないこと。また、うまい言葉や方法で人をだますこと。中国、宋の狙公(そこう)が、飼っている猿にトチの実を与えるのに、朝に三つ、暮れに四つやると言うと猿が少ないと怒ったため、朝に四つ、暮れに三つやると言うと、たいそう喜んだという「荘子」斉物論などに見える故事から。 |
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中国・香港で発行された中国の故事成語・4文字熟語 |
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切手の説明 |
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中国・マカオ発行 臥薪嘗胆・守株待兎・虎の威を借る狐・孟母三遷 |
耳を覆いて鈴を盗む |
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■臥薪嘗胆(がしんしょうたん):復讐の為に耐え忍ぶこと、また、成功するために苦労に耐える事。 |
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「曹沖、象を量る」(台湾、2008) |
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■中国の故事。1.20元・白い象を乗せた船、曹操と魏王・曹操の第八子の息子・曹冲(196-208)と家来など。スリランカから送られた象の重さを量る方法を曹冲が発見し、見事成功する物語。 |
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■曹 沖(そう ちゅう、196年 - 208年)は、中国後漢末の人物で、魏王・曹操の第八子。幼少の頃から学問好きで聡明な上に心優しかったため家臣からの信望も厚く、将来を嘱望されていた。曹操は曹沖を溺愛し、一時は嫡子曹丕よりも曹沖の後継を考えていたというほどであったが、曹沖はわずか13歳で早世してしまった。 |
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世界の諺・故事成語・4文字熟語に関する切手 |
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