京都府写真集|京都府八幡市 石清水八幡宮と男山展望台
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はじめに
このページでは仕事の関係で京都市内(烏丸三条他)に10年間生活し、気が付けば何の写真も残っていないので、改めて撮り直した。 2020年現在は、コロナが蔓延している状況で、写真や情報は2016年以前のものです。
■八幡市(やわたし)は、京都府の南部に位置する市。山城地域。人口は約7万人。 市名は市内に鎮座する日本三大八幡宮の一社、石清水八幡宮に由来する。 皇室や武家から庶民まで幅広い信仰を集めていた石清水八幡宮の鳥居前町として発達した。 木津川と宇治川、桂川の3つの河川が合流する付近に立地する。
ご注意)画像の無断転用はお断りします。
※ページの索引 [ 石清水八幡宮|男山展望台 ]
石清水八幡宮
■石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)は、京都府八幡市にある神社。 旧称は「男山八幡宮」。 二十二社(上七社)の一社で、伊勢神宮とともに二所宗廟の一社。 旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。
宇佐神宮・筥崎宮(または鶴岡八幡宮)とともに日本三大八幡宮の一社、また宮中の四方拝で遥拝される一社。 貞観元年(859年)に南都大安寺の僧行教(空海の弟子)が宇佐神宮にて受けた「われ都近き男山の峯に移座して国家を鎮護せん」との神託により、翌貞観2年(860年)清和天皇が社殿を造営したのが創建とされる。
石清水八幡宮が位置するのは、木津川・宇治川・桂川の三川合流地点の南にある男山(おとこやま)。 山全体を境内としていて、社殿は山上に鎮座しています。
男山は竹(八幡竹)の名所
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男山ケーブル 男山山上駅
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石清水八幡宮 鳥居
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三女神社
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エジソン記念碑
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石清水八幡宮 石碑
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★八幡の真竹(八幡竹)を使っての白熱電球の長時間点灯、実用化に成功した世界の発明王エジソンとのゆかりにより、昭和9年当宮境内の隣に「エジソン記念碑」が建立されました。 竹は繊維が太く丈夫で、長持ちするフィラメントを作るのに最適であったのです。 この竹を使用した電球は何と平均1,000時間以上も輝き続けたといいます。 炭素発熱電球の実用化に大きな役目を
果たしたのです。 2016年10月にはノーベル物理学賞でLED(青色ダイオード))の開発の科学者が受賞しました。何か光・灯りの関係は日本は色々と貢献しているように感じます。
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石清水八幡宮 南総門
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石清水八幡宮 竈神殿
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★竈神殿(そうじんでん) : 御祭神は迦具土神(かぐつちのかみ)、彌都波能賣神(みづはのめのかみ)、奥津日子神(おきつひこのかみ)、奥津比賣神(おきつひめのかみ)。
御神徳は台所守護。
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石清水八幡宮 南総門
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石清水八幡宮 割符掛け所
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石清水八幡宮
八幡造り御本殿
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石清水八幡宮 境内
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石清水八幡宮の境内案内図
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石清水八幡宮 神楽殿
と巫女さん
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★石清水八幡宮の祭神は次の3柱。3神は「八幡三所大神」「八幡大神」等と総称される。
中御前:誉田別命 (ほんだわけのみこと) 第15代応神天皇の本名。
西御前:比淘蜷_ (ひめおおかみ) 宗像三女神、すなわち多紀理毘売命(たぎりびめ)、
市寸島姫命(いちきしまひめ) 、多岐津比売命(たぎつひめ)の3柱を指す。
東御前:息長帯姫命 (おきながたらしひめのみこと)神功皇后の本名。
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石清水八幡宮 神楽殿
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八幡造り上院社殿
(重要文化財)
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御鳳輦(ごほうれん)
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籠
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謡曲「弓八幡」の謂れ
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★謡曲「弓八幡(ゆみやわた)」は脇能物。世阿弥作。後宇多院の臣下が男山八幡宮の初卯(はつう)の神事に参詣すると、八幡宮の末社である高良(こうら)の神が現れ、八幡の神徳を説いて御代を祝う。
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■本殿を含む建造物10棟(本殿(内殿及び外殿)、摂社武内社本殿、瑞籬(門2所及び閼伽棚付属)、幣殿及び舞殿、楼門、東門、西門、廻廊3棟(楼門東門間、楼門西門間、背面)、附:棟札3枚)が国宝に指定されている。
■石清水八幡宮の築地塀は、通称「信長塀」とも呼ばれ、織田信長公が好んで採用した様式といわれています。瓦と土を幾重にも重ねることにより、当時の築塀における課題であった鉄砲の銃撃や耐火性、耐久力に優れていたとされています。
築地塀 通称「信長塀」
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石清水八幡宮 西門
(重要文化財)
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石清水八幡宮
廻廊(楼門西門間)
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石清水八幡宮
校倉(宝蔵)
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住吉社(左、重要文化財)と一童社
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石清水八幡宮 北門
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石清水八幡宮
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★天皇家からは遠国の宇佐神宮に代わり二所宗廟の1つとして崇敬されるとともに、京都の裏鬼門(南西)を守護する神社の代表格として鬼門(北東)の延暦寺とともに重要視された。
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石清水八幡宮 東門
(重要文化財)
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若宮社(重要文化財)
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若宮殿社(重要文化財)
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気比社(左)と
水若宮社(重要文化財)
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若宮社(貞観11-869-鎮座)−祭神:仁徳天皇
若宮殿社(貞観11年鎮座)−祭神:応神天皇の皇女
水若宮社(貞観11年鎮座)−祭神:宇治稚郎子命(ウジノワキイラツコ)
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★八幡宮の神様のお使いとされているのが「ハト」。境内のさまざまな場所でハトを見つけることができます。
男山展望台
■男山展望場所からは、手前側から木津川・宇治川・桂川と京都を代表する河川を望めることができます。 男山の標高は約120メートルあり、30分ほどかけて3つの鳥居をくぐって石清水八幡宮の社殿に向かいます。
男山展望台にある谷崎潤一郎文学碑
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★石碑の説明書によると、谷崎潤一郎は、関東大震災を契機に関西に引っ越し、その風土と伝統文化に魅せられて、純日本的、古典的なものを主題とする作品を多数発表したそうです。小説の舞台は、大山崎町から八幡市の橋本へ渡る淀川の中州です。男山と月の描写は小説のもつ夢幻能の効果が考えられているとのこと。
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サントリーのある
大山崎方面
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★男山展望台にある谷崎潤一郎文学碑
わたしの乗った船が洲へ漕ぎ寄せたとき男山はあたかもその絵にあるやうにまんまるな月を背中にして全山の木々の繁みがびろうどのやうな津やをふくみ、まだどこやら夕ばえの色が残つてゐる中空に暗く濃く黒ずみわたつてゐた
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京都市内、宇治、比叡山・・
を見渡す
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■大山崎町(おおやまざきちょう)は、京都府の南部に位置し、乙訓郡に属する町。 大阪府三島郡島本町との府境に位置する。京都府で最も面積の小さい市町村。 明智光秀を豊臣秀吉(当時は羽柴秀吉)が破った山崎の戦いは天王山山麓で行われた。 この故事から雌雄を決することや勝負の分かれ目のことを「天王山を迎える」(または単に「天王山」)と呼ぶ成句が生まれた。
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京都盆地南西の石清水八幡宮のある男山展望台から見る風景
京都市内、宇治、比叡山・・を見渡す
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■吉田兼好の『徒然草』 第52段 「仁和寺にある法師」 :仁和寺の老僧は「一生に一度は石清水八幡宮へ行きたい」と思っていた。 ついに石清水八幡宮へ行ったが、麓の高良社や極楽寺を石清水だと思い込んで、そこのみ参拝し、他の人が山を登っていたのに、自分は登らなかったという話。
注)Wikipediaと石清水八幡宮 境内案内のHP、公式パンフレットを参考にさせてもらっています。
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京都府写真集|京都府八幡市 石清水八幡宮と男山展望台
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