Kunioの世界の切手紹介と海外写真集

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地理学・地学関係の切手|世界の洞窟(鍾乳洞や溶岩洞、海食洞を含む)と洞窟壁画

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地理学・地学関係の切手|世界の洞窟(鍾乳洞や溶岩洞、海食洞を含む)と洞窟壁画

 世界の洞窟(壁画やペトログリフなども含む)に関する切手です。 洞窟(どうくつ、英: cave; grotto; cavern)とは、地中にある、ある程度以上の大きさの空間です。 特に人間が通ることのできる程度以上のものを指すことが多く、洞穴(どうけつ、ほらあな)とも言う。自然科学的な用語としては洞穴の方が使われる。 崖にできた横穴や地下にできた縦穴(竪穴)など。 洞窟の内部の気温は、一般に洞窟がある外部の平均気温になり、内部は外部と較べると夏は涼しく・冬は暖かい。 また地中であることも含め、一般に湿度が高い。 人間が通過可能な穴であれば洞窟と呼ばれ、水中にある水中洞窟や水が湧き出る泉の中も洞窟になる。 自然にできた鍾乳洞や溶岩洞、海食洞などだけではなく、過去に人間によって掘られた穴を含むことがある。 環境が大きく変化した地上の自然に対し、地底には原始の自然が残されています。また地底とは人類にとっての三つの大きな地理学上の未知「宇宙・海底・地底」の一つです。 洞窟や壁画は多数世界遺産に登録。     参考:「日本洞窟学会」、「日本洞穴探検協会


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世界の洞窟と洞窟壁画

世界の洞窟

ルーマニアの色々な洞窟(1978年)

Mehadinti山のEpuran洞窟

Polovraci洞窟

Topolnita洞窟

Ponoare洞窟

ルーマニアの色々な洞窟(1978年) Polovraci洞窟 ルーマニアの色々な洞窟(1978年) Topolnita洞窟 ルーマニアの色々な洞窟(1978年) Ponoare洞窟 ルーマニアの色々な洞窟(1978年) 

Bucagi山のRatei洞窟

Mototuiui山のClosani洞窟

■ルーマニアには鍾乳洞が 12,000以上もあります。最も長いのは、パドゥレアクラユルイ山にあるペシュテラ・ヴァンツルイという洞窟で、その長さ43,800mもあります。一番深い洞窟は、ピアトラクラユルイ山にあり、その深さは520m。カルパチア山脈のビホル連山、アプセニ連山、バナット連山、メリディオナル連山に登りそのあちこちで、洞窟を発見しても何の不思議もありません。その中の観光客でも見学できる指定保護地域は、スカリショアラ氷山。パドゥレアクラユルイ山のメズィアド鍾乳洞。ビホル山の「チェタチェポノルゥイ」という複合地質構造(鍾乳洞・氷河・地下通路など)。カパツニイ山のペシュテラムイエリイという、鍾乳石や石筍が壮大な鍾乳洞。マンガリア市の近くあるペシュテラ・モヴィレ鍾乳洞が挙げられます。ブザウ県にはヴルカニイ・ノロヨシ死火山もあります。(参考:ルーマニア政府観光局のHP

ルーマニアの色々な洞窟(1978年) Bucagi山のRatei洞窟 ルーマニアの色々な洞窟(1978年) Mototuiui山のClosani洞窟

韓国の「済州の火山島と溶岩洞窟」(世界遺産)
済州島の北東部に広がる大規模な溶岩洞窟群

マレーシアの「グヌン・ムル国立公園」(世界遺産)
ムル洞窟群(鍾乳洞)

済州島の北東部に広がる大規模な溶岩洞窟群 済州島の北東部に広がる大規模な溶岩洞窟群 ムル洞窟群(鍾乳洞) 世界遺産 マレーシア

■漢拏山(ハルラさん、かんなさん、Halla-san)は韓国の済州島にある山。標高1,950mであり、韓国の最高峰です。漢拏山は地質学上、第三紀に噴火した火山であり、周辺には360個の側火山が形成されており、最終噴火は11世紀初頭(高麗時代)であると見られている。典型的な楯状火山である。プレートの衝突する日本列島と異なり、韓国には火山が少なく、主なものは漢拏山と鬱陵島のみである(北朝鮮には白頭山がある)。頂上に火口湖の白鹿潭がある。

■「グヌン・ムル国立公園」ボルネオ島(サラワク州)ムル山(2377m)を中心にカルスト台地を形成する山域で地下に広がる鍾乳洞は世界最大規模。多種にわたる動植物が生息し、それらの生態系の重要さと絶滅の恐れのある種の育成地であることのほか、類例をみない自然美が高く評価。

■オーストラリアの哺乳類化石地域はクイーンズランド州のリヴァーズレーと南オーストラリア州のナラコーアテにある哺乳類の化石がある地区に分けられる。リバーズレーの化石発見現場はローン・ヒル国立公園(en:Lawn Hill National Park)、ナラコーアテの現場はナラコーアテ・ケーブ国立公園(en:Naracoorte Caves National Park)に登録され保護されている。この両地域で発見される化石はオーストラリア大陸における哺乳類の進化を研究する上で非常に重要なものである。

■クエバ・デ・ラス・マノス(Cueva de las Manos、ラス・マノス洞窟)は、アルゼンチンのサンタ・クルス州にある洞窟。「(多くの)手の洞窟」を意味する名前の通り、多くの手の跡が残された洞窟壁画が印象的である。メインの洞窟の深さは24mで、入り口の幅15m、高さ10mである。洞窟内は上り坂になっており、高さは2mもなくなるほどにどんどん狭まっていく。(世界遺産)

ナラコアーテの洞窟(世界遺産)

ラス・マノス洞窟

オーストラリアの哺乳類化石地域 リオ・ピントゥラスの手の洞窟クエバ・デ・ラス・マノス アルゼンチン 世界遺産

アグテレック・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群(ハンガリー)

シバ神殿、ダンブーラ(洞窟寺院)他 セイロン

アグテレック・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群 スリランカ・ポロンナルワ 世界遺産 シバ神殿、ダンブーラ(洞窟寺院)他

■セイロンの世界遺産・ダンブーラはスリランカ最大の石窟寺院。岩山の頂上の洞窟に、色鮮やかな壁画が描かれ、多くの仏像が安置されている。(世界遺産)
■アグテレック・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群は、スロバキアとハンガリーの国境付近のカルスト台地に位置し、世界遺産に登録されています。アグテレック・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群では、712の洞窟が確認されています。中でも、ルドゥラ−ドミツァ洞窟は総長25kmあり、ヨーロッパ最大規模です。また、一帯の洞窟では、熱帯気候と氷河の両方の影響が見られる点で、非常に珍しい。

秋吉台・秋芳洞(カルスト地形、鍾乳洞、国定公園)

■秋吉台(あきよしだい)は、山口県美祢市中・東部に広がり、台地上の総面積54km2の日本最大のカルスト台地。厚東川より東部は、1955年に国定公園(秋吉台国定公園)に、また1961年に天然記念物に、1964年に特別天然記念物に指定された。地表には多数のドリーネ(窪地)が見られ、地下に秋芳洞、大正洞、景清洞など450を超える鍾乳洞がある(近年も新しい洞窟が発見されている)。

秋吉台(カルスト地形、国定公園) 鍾乳洞

■ディロス洞窟は、ピルゴス・ディロスの村の外れにある。3つの洞窟、ブゥリファダ、アレポトリア、カタフィギをまとめて呼ぶ名前がディロス洞窟。

イオアニナ市(ioannina)ぺラマ(perama)洞窟(ギリシャ)

ディロス洞窟の鍾乳石
のアレポトリュパ洞窟
(dyros(diros) cave、ギリシャ)

■ギリシャで最も古い人類の痕跡は前期旧石器時代に遡る。マケドニアのペトラロナ洞窟からは35万年前の頭蓋骨が、エピロスからは20万年前の居住の跡が発見された。中期旧石器時代(10万〜3万5千年前)には、北ギリシャに狩猟生活を営むネアンデルタール人が現れる。エピロスのルーロス渓谷にある洞穴からは、前四万年ごろに遡る集落が発見された。 ヨーロッパで最も古い時代に遡る農耕集落はギリシャのものである。テッサリアとマケドニアの肥沃な平原がその中心だった。ギリシャでは、紀元前7千年から紀元前3前年までを新石器時代と呼ぶ。前7千年頃には、おそらく小アジアから農耕民族が移住している。ヴェロイアに近いネア・ニコミディアの初期新石器時代の集落跡は前7000-6000年頃、テッサリアのセスクロ(Sesklo)の集落跡は前6000-5000年ごろ、ディミニの集落跡は前3400年ごろに遡る。ギリシャ南部には旧石器時代の居住の跡は少ないが、ラコニアのディロス(Diros)にあるアレポトリュパ(Alepotrypa)洞窟で発見されている。

イオアニナ市(ioannina)ぺラマ(perama)洞窟 ギリシャ ディロス(dyros)洞窟(ギリシャ)

洞窟壁画や仏像(殆どが世界遺産)

■アルタミラ洞窟壁画(世界遺産)は、先史ヨーロッパ時代の区分で主にマドレーヌ期(約18,000年〜10,000年前)と呼ばれる旧石器時代末期に描かれた野牛、イノシシ、馬、トナカイなどの動物を中心とする壁画である。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。世界最古(1万5000年前頃)である旧石器時代の洞窟壁画。その他の壁画はこちらで掲載中。左の切手はスペイン発行、右は南アフリカのVENDAで1982年発行のバイソンの切手。

アルタミラ洞窟壁画・バイソン

アルタミラ洞窟 壁画 牛 世界遺産 南ア・ヴェンダで発行された過去からのメッセージ アルタミラ洞窟のバイソン

アルタミラ洞窟

スペインの世界遺産アルタミラ洞窟の切手です。
約18,000年?-10,000年前(旧石器時代末期)に描かれた壁画です。

アルタミラ洞窟の壁画 牛 狩人 スペイン

ツォディロの
ジラフ(キリン、ボツワナ)

前田青・洞窟の頼朝(日本の絵画)

慶州(キョンジュ)・石窟庵(ソックイラム)の本尊仏(1952)世界遺産

ジラフ(キリン、ボツワナ) 切手 古代洞窟の壁画


古代洞窟の壁画・世界遺産

前田青・洞窟の頼朝 源氏

1190年に伊豆で平家に対して兵を挙げた源頼朝が橋山の緒戦に惨敗し主従7人が山中の洞窟に身を潜め危うく虎口を脱した。

韓国 世界遺産 慶州(キョンジュ)・石窟庵(ソックイラム)の本尊仏

■ツォディロは、ボツワナの北西部にある地域。カラハリ砂漠の10キロ四方に広がる鮮やかな4500以上の岩絵群は、「砂漠のルーブル」の異名をとる。主に岩絵を描いたのはサン人で、彼らの世界観や美術様式を理解する上で、重要な拠点となっている。

カカドゥ国立公園の重要な洞窟壁画(世界遺産)

■オーストラリアでも重要な洞窟壁画が発見されている。その中でも特に、世界遺産のカカドゥ国立公園には多くの黄土の壁画がある。黄土は土壌有機物ではないため、壁画の放射性炭素年代測定が不可能である。しかし、壁画の内容からおおよその年代や、少なくとも時代は推測できる。この地域にはヨーロッパ人の帆船を描いた壁画もあり、古代から近年までの壁画が重なり合っている。オーストラリアのカカドゥ国立公園の岩陰にあるアボリジニの描いた壁画。動物の骨格や内臓が表現されている。アボリジニの描いた壁画が、このカカドゥ公園内に1000以上発見されている。描かれた絵は、時代によってモチーフ・技法が異なっているが、中でも有名なのは、レントゲン技法で描かれた壁画である。レントゲン技法で描かれたものは、主に紀元前5000年前のもので、肺魚やウミガメの骨格や内臓が表現されている。

■「ニオー洞窟」・Niaux洞窟(フランス)は、氷河期のBC1万2000年までさか上ることができると言われている

カカドゥ国立公園の重要な洞窟壁画 世界遺産 カカドゥ国立公園の重要な洞窟壁画

アボリジニの絵画

フランスの遺跡洞「ニオー洞窟」。デザインは壁画の一部。旧石器時代後期の洞窟壁画が有名です。

Niaux洞窟(フランス)

アボリジニの絵画

■フランスでは、1940年に発見された石灰洞「ラスコー洞窟」・「ルフィニャック洞窟」が有名で、旧石器時代後期の洞窟壁画が特に有名です。(世界遺産)

■カカドゥ国立公園(Kakadu)、40万年以上前から人が住んだ形跡があり、洞窟壁画が残されている、文化的意義と固有の動物や、氾濫原などを有する環境的意義両方を有する国立公園である。

ラスコー洞窟壁画

ルフィニャック洞窟壁画

カカドゥ国立公園の重要な洞窟壁画

ラスコー洞窟 壁画 牛 世界遺産

ラスコー洞窟壁画

ルフィニャック洞窟壁画

ルフィニャック洞窟壁画

カカドゥ国立公園の重要な洞窟壁画 世界遺産 カカドゥ国立公園の重要な洞窟壁画

ペトログリフ
(アルジェリア、1987年)


詳細は

[世界の色々な文字・文章・メッセージ・言語]を参考にして下さい。

『男と女』

『やぎ』

『馬と牛』

ペトログリフ(アルジェリア、1987年)  ペトログリフ(アルジェリア、1987年)  ペトログリフ(アルジェリア、1987年) 

ヴァルカモニカの岩絵群

■ヴァルカモニカの岩絵群の一部、「2頭の動物に牽かれる車」を描く。1979年世界遺産登録。イタリア北部のアルプスの山麓を流れるオーリオ川沿いの渓谷の岩に彫られた岩絵群。約1億年前のものからローマ帝国時代にいたるまでの約8000年間に渡る線刻画が残っている*世界遺産の宝庫と称されるイタリアで、最初に世界遺産に登録された。

バーミヤン・石窟仏教寺院

ヴァルカモニカの岩絵群 イタリア 世界遺産

■古代から存続する都市バーミヤーンの近郊には、1世紀からバクトリアによって石窟仏教寺院が開削され始めた。石窟の数は1000以上にものぼり、グレコ・バクトリア様式の流れを汲む仏教美術の優れた遺産である。(世界遺産)

■洞窟は、文化的には洞窟は死後の世界や異世界への入り口と見なされた例が多く、イザナギノミコトがイザナミノミコトを求めて黄泉の国へと行ったのも地下へ続く洞窟を通ってである。死者を葬るために穴を掘る例も多い。同時に、洞窟は危険で、奥は闇で何も見えず、迷子になりやすく、縦穴に落ちる可能性もある。また、危険な獣が住み着いていた場合、外敵となる。中国ではトラは洞穴に住むものとされ、ついでに妖怪や魔物も洞窟をねぐらとしていると言われてる。

       

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