Kunioの世界の切手紹介と海外写真集

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建築・建造物の切手|世界の風車や水車、原子力の平和利用 水車や風車は、エコの動力源 風車はポルトガルに多い

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建築・建造物の切手|世界の風車や水車、原子力の平和利用

 古の人間たちの自然エネルギーの有効利用の知恵・世界の風車(windmill)や水車(waterwheel)の切手です。 気候変動枠組条約に基づき、1997年12月に採択された京都議定書。 そこで世界各国の温室効果ガス6種類の排出削減目標値が決められた。 特に人間の経済活動(エネルギー消費)で輩出される二酸化炭素は最たるもので現在も増え続けている。 風車も水車も自然のエネルギーを旨く活用したもので、今更ながらその存在価値が世界中で見直されている。 地球温暖化と相俟って、エネルギーの無駄使い防止、脱化石燃料への仕組みを整える面で非常に有効と考えてます。 再生可能なエネルギーについては、アメリカ大統領オバマ氏の政策「グリーンディール政策」や、日本の環境庁によると中小水力、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電、雪氷熱利用など実にたくさんの候補が挙がっています。 今一度、古代の知恵を活かそうではないですか。 水車や風車は、エコの動力源。 玩具の風車(かざぐるま)も。 ポルトガルは北から南まで長い距離を大西洋岸に接していて、しかも断崖絶壁の所が多いので、大西洋からの強風が崖下から吹き上げてきます。そうした所には昔から風車(モイーニョ)が建てられ、西風を利用して粉引きをしていたようです。原子力の平和利用もこのカテゴリに参入。

 

世界の家などの建築と建造物

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 風車(自然エネルギーの活用)の切手

■風車と一口に言っても色んな風車がありますね。オランダ風車(粉ひき、揚水等、干拓地の「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」として世界遺産に登録されている)、セイルウィング形風車(地中海のクレタ島付近に多く見られる三角帆)、多翼形風車(アメリカ中西部の農村部を中心に揚水用)、パドル形風車(風速計によく使われている半球形の受風面)、サポニウス形風車(円筒を縦半分に切って円周方向にずらした形)、S形風車(最も古い形の風車)、ジャイロミル形風車(飛行機の羽根と同じ断面を持つ垂直翼形)、ダリウス形風車(飛行機の羽根と同じ断面を持つ翼形を弓形に曲げて垂直軸に取り付けた風車)、プロペラ形風車(飛行機のプロペラと同じ翼形を持ち高速で回転する風車)などです。

オランダの風車・ギャラリーの切手(1963年)

6C:北オランダの干拓地の製粉用風車、8C:南オランダの同型、12C:郵便・製粉用風車、30C:典型的なオランダ風車(wip mill)

オランダの風車の切手オランダの風車の切手 6C:北オランダの干拓地の製粉用風車、8C:南オランダの同型、12C:郵便・製粉用風車、30C:典型的なオランダ風車(wip mill)オランダの風車の切手 6C:北オランダの干拓地の製粉用風車、8C:南オランダの同型、12C:郵便・製粉用風車、30C:典型的なオランダ風車(wip mill)

典型的なオランダの田舎の風情のアムステルダムの郊外にある風車(実際に人が生活中) 拡大○

アムステルダムで購入した絵葉書から「風車とチューリップ畑」

典型的なオランダの田舎の風情のアムステルダムの風車(実際に人が生活中) 典型的なオランダの田舎の風情のアムステルダムの風車(実際に人が生活中) アムステルダムで購入した絵葉書から「風車とチューリップ畑」

風車・ギリシャ・ミコノス島の風車の額面違い(1942-44年)

風車・ギリシャ・ミコノスの額面違い(1942-44年) 風車・ギリシャ・ミコノスの額面違い(1942-44年)

■ミコノス島はエーゲ海に浮かぶギリシャの島で、サントリーニ島とともに観光客に人気がある。風車が人気の観光スポット。キクラデス諸島に属しています。ギリシャ神話ではゼウスとギガスの戦いの地として知られ、島の名はアポロンの孫・ミコノスの名より取られたとされる。
■風車の回る地域によって、羽根数が違うことに気が付きます。オランダ風車の他、イギリスやデンマークでも見られる多くは4枚羽根です。地中海、ギリシャ、そしてポルトガルの風車は羽根数が多く、アメリカ中西部時代に見られた風車羽根はもっと多いのに気がつきます。一般に羽根の数が多いほど低回転で、高い力が出せるので低速型に向いているといいます。一方、風力発電などは高回転で飛行機のように3枚羽根で回してるのが主流です。特に機種が大きくなるとその傾向が強いようです。その機能を完璧な姿に発展させた国はオランダです。オランダの国名をニーダーランドと言います。ニーダーとは英語でいうアンダー、つまり低い土地の国という意味です。オランダでは15世紀、風車は常時水を汲み出す為に作られ、抵地の灌漑用として活躍してきました。承知のように小麦製粉にも原動カとして使われていました。風の利用から蒸気機関をへて、電気モーターが入ってきた現在においても約900基が稼動しています。

Dybbolの風車(デンマーク)

風車(デンマーク)

ボゴ(Bogo)の風車
(デンマーク、1965年)

ノールの風車(フランス)

南アフリカ・トランスカイの風車
多翼形風車

風車・フランス

ボゴの風車(デンマーク、1965年) ノールの風車(フランス) 南アフリカ・トランスカイの風車 風車・フランス

"ZaaneScahns”の風車博物館
(オランダ、1996年)

風車実験(オランダ、1986年)

Lumby Mill(デンマーク,
Lumbyの風車,1988年)

ヴェンディー川で舟をこぐ男と風車(フランス、1965年)

"ZaaneScahns”の風車博物館(オランダ、1996年) 風車実験(オランダ、1986年) Lumby Mill(デンマーク,Lumbyの風車,1988年) ヴェンディー川で舟をこぐ男と風車(フランス、1965年)

世界最大の洋上風力発電施設「ミドルグリン」(デンマーク)  ミドルグリン海上風力発電所は、
海岸から2〜3km、水深4〜8mの浅瀬に設置され、2001年から稼働しています

エーランド島の風車
(スウェーデン、世界遺産)

エーランド島の風車 世界遺産

ミドルグリン海上風力発電所の発電用風車の支柱の高さは64m、回転翼の直径は76m、全体の高さは102mに及び、1基当たりの発電能力は2MW(メガワット)で、発生した電力は長さ3.5kmの海底ケーブルを経由して陸上まで送られます。合計発電量は40MWで、コペンハーゲンで消費される電力の3%以上を供給し、欧州で最大の海上風力発電能力を有するデンマークの象徴的な施設となっています。

環境先進国・デンマークの風車(世界最大の洋上風力発電施設「ミドルグリン」ほか)

風車(かざぐるま、台湾)

デンマークの風車 コペンハーゲン空港に向かう飛行機の窓から世界最大の洋上風力発電施設「ミドルグリン」 風車(かざぐるま、台湾) 玩具

■風車の逸話としてドン・キホーテ (Don Quixote) は、スペインの作家であるミゲル・デ・セルバンテス (Miguel de Cervantes Saavedra、1547 - 1616) の小説、または、その主人公の名前です。旧態依然としたスペインなどへの批判精神に富んだ作品で、風車に突進する有名なシーンは、スペインを象徴する騎士姿のドン・キホーテがオランダを象徴する風車に負けるという、オランダ独立の将来を暗示するメタファーであったとする説もあります。
■ポルトガルは北から南まで長い距離を大西洋岸に接していて、しかも断崖絶壁の所が多いので、大西洋からの強風が崖下から吹き上げてきます。そうした所には昔から風車(モイーニョ)が建てられ、西風を利用して粉引きをしていたようです。

Bussaco丘の山風車
ポルトガル、1971年

Beira Litoral地方の風車

Estremadura地方の風車

アゾレスの聖ミゲルの風車
(世界遺産)

ポルトガル 1971年 Bussaco丘の山風車 Beira Litoral地方の風車 ポルトガル 1971年 ポルトガル 1971年 Estremadura地方の風車 ポルトガル 1971年 アゾレスの聖ミゲルの風車

アメリカの風車(1980年)

アイルランドの風車

ウイリアムスバーグのロベルトソン風車、ポーツマスの古い風車、東部のケープゴッド風車、
バタヴィアのオランダ風車、南西部の風車(USA、1980年)

アイルランドの風車
アメリカの風車(1980年) ウイリアムスバーグのロベルトソン風車、ポーツマスの古い風車、東部のケープゴッド風車、バタヴィアのオランダ風車、南西部の風車

エーランド島の風車(エーランド地方、スウェーデン、1971年)

風車(スウェーデン)

■エーランド島は高い山がなく平坦な地形。そのせいもあり、バルト海からの風を利用した風車が今でも400以上あるそう。そしてスウェーデンで一番陽が当たる場所とも言われているらしい。風の強いエーランド島では、昔から風車が活躍してきました。最近では、木造の古い風車にかわって、近代的な白い風車がふえているようです。「エーランド島は大昔、大きな蝶だった」という老羊飼いの話をニルスが立ち聞きするのは、風車の階段の下でした。『ニルスのふしぎな旅』

Ansiano
(ポルトガルの風車、1989年)

Santiago do Cacem
(ポルトガルの風車、1989年)

Afife
(ポルトガルの風車、1989年)

Caldas da Rainha
(ポルトガルの風車、1989年)

風車(フィンランド、1967年)

風車(マルタ)

三重県青山高原の風車(久居(ひさい)) 拡大○

風車(フィンランド、1967年) 風車(マルタ) 三重県青山高原の風車(久居(ひさい))

オランダの風車

風車(ユーゴスラビア,2002年

風車(ユーゴスラビア,2002年

オランダの大きな風車と羊(オランダと中国で発行、2005年)

オランダの大きな風車(オランダと中国で発行)
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 水車(自然エネルギーの活用)の切手

■水車の歴史はとても古く、生活に溶け込んだ動力手段としてギリシャにおいて紀元前にはすでに小麦の製粉に使われてきたといわれている。歯車は紀元前3世紀にエジプトで使用されていた事がわかっている。ヨーロッパで広く普及し始めたのは中世に入ってから。日本の水車製粉としての位置付けは、江戸時代に入ってから盛んになってきた。

ポルトガルの水車(1986年)

ハマの水車(シリア、1961年)

■ハマー(ハマ、Hama、「要塞」の意)は、シリア(シリア・アラブ共和国)西部のオロンテス川中流にあるシリア第4の都市で、緑豊かな町である。紀元前3000〜2000年前から栄えたオアシス都市。オロンテス川沿いに広がる古い街には合わせて16台の大型水車(ノリア)があり、庭園に水を供給するために使われている。こうした水車の歴史は紀元前1100年頃までに遡るとされる。

Duoro、Coimbra、Gerez、Bragaの地方の水車
ポルトガルの水車(1986年) Duoro、Coimbra、Gerez、Bragaの地方の水車

ハマの水車(シリア、1961年)

台湾の各種の水車(1995年)

古い水車
(デンマーク、1962年)

筒車引水、牛が轢く水車、足踏み水車、手回し水車

台湾の各種の水車 筒車引水、牛が轢く水車、足踏み水車、手回し水車 古い水車(デンマーク、1962年)

水車は風車以上の種類は無いようですが、電動機や蒸気機関が普及するまでは、揚水・脱穀・製粉・製糸などに広く使用されていた。でも水車というと日本の原風景を思い描く方も多いと思います。あの水音とカタンコトンといった音は脳裏に残っています。
 

隠田の水車(日本)

■「エジプト王たちのナイル治水物語・ファユーム(エジプト)」。およそ 4000年前の運河と堤防があるのがカイロの南にあるファユーム(Faiyum)だ。カルン湖は今では海抜ー45mの、地の底にあるような湖で、ナイルから引かれた水は、ユスフ運河という水路で導かれ、オアシス都市であるファユームで細い水流に分岐して、それがカルン湖の斜面を潤している。

ファユーム(エジプト)の水車

■隠田の水車:葛飾北斎(1760〜1849)筆。隠田は現在の東京の原宿から青山にかけての場所を指し、このあたりには渋谷川が流れ、ところどころに水車が当時の地図に示されていたようです。(太田記念美術館 蔵)


葛飾北斎・日本の水車

ファユーム(エジプト)の水車

線香水車 
(岡山県 津山市)

唐臼 
(大分県 日田市)

■残したい日本の音百選 小鹿田の里 唐臼の音日田市小鹿田の里は、水力を使って陶土をつく唐臼の音と流れ落ちる水音が響く焼き物の里です。
■唐臼は米の精米道具。 踏み臼、地唐臼(じからうす)、大唐臼などと呼ばれる天秤式の臼のこと。 丸くくぼんだ石・陶製の臼を地中に埋めたり、木の臼を置いたりして、長くのびた柄を足で踏みながらつく。 カラウスは家の中にあり、主に女性の仕事であった。

■「線香水車」は、線香の原料になる杉葉の粉を作る水車の事です。加茂町河井には、コットン、コットンといまも懐かしい音をたてて回る水車がある。阿波川にかかる木橋を渡ると、杉が生い茂る山を背にした水車小屋で、じいちゃんとばあちゃんが杉の葉だけの素朴な線香をつくっていた。

線香水車 (岡山県 津山市) 唐臼 (大分県 日田市)

コルデロッシュの地下水車
(スイス、1996年)

中国の大きな水車と羊(オランダと中国で発行、2005年)

妻籠宿の大きな水車

中国の大きな水車(オランダと中国で発行)

三多気の桜の水車小屋

三多気の桜の水車小屋
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 原子力の平和利用の切手

高速増殖炉『常陽』臨海・
炉心(1977年)

国際原子力機関 第9回総会記念(1965年) 東海村

原子力船進水記念(1969年)
「むつ」と原子構造図

中性子理論発表の湯川秀樹
(ノベール物理学賞)

高速増殖炉『常陽』臨海・炉心(1977年) 国際原子力機関第9回総会記念(1965年 原子力船進水記念(1969年) 中性子理論発表の湯川秀樹(ノベール物理学賞)

高速増殖原型炉
「もんじゅ」臨界(1994年)

原子炉竣工記念(1957年)

■日本で最初の原子力発電が行われたのは1963年10月26日で、実験炉であるJPDRが初発電を行った。原子力発電所は、原子炉を利用して、核燃料であるウランやプルトニウムが核分裂反応をする際に発生する熱で水を沸騰させ、その際に発生した水蒸気で蒸気タービンを動かして発電する発電所のことです。

高速増殖原型炉「もんじゅ」臨界(1994年) 原子炉竣工記念1957年

原子炉落成記念(台湾、1961) 
池式原子炉、核エネルギー、原子炉実験室

原子力利用法(USA、1962年)

原子力(モナコ、1962年)

原子炉落成(台湾、1961) 池式原子炉、核エネルギー、原子炉実験室 原子力利用法(USA、1962年) 原子力(モナコ、1962年)

■高速増殖炉(Fast Breeder Reactor、FBR)とは、 高速中性子による核分裂連鎖反応を用いた増殖炉のことをいう。

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 京都議定書(Kyoto Protocol to the United Nations Framework Convention on Climate Change)

京都議定書(きょうとぎていしょ、Kyoto Protocol)は、気候変動枠組条約に基づき、1997年12月11日に京都市の国立京都国際会館で開かれた第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議、COP3)での議決した議定書である。正式名称は、気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書( Kyoto Protocol to the United Nations Framework Convention on Climate Change)。
地球温暖化の原因となる、温室効果ガスの一種である二酸化炭素 (CO2)、メタン (CH4)、亜酸化窒素 (N2O)、ハイドロフルオロカーボン類 (HFCs)、パーフルオロカーボン類 (PFCs)、六フッ化硫黄 (SF6) について、先進国における削減率を1990年を基準として各国別に定め、共同で約束期間内に目標値(#削減目標参照)を達成することが定められた。地球サミットの一環。
地球サミット:環境と開発に関する国際連合会議( United Nations Conference on Environment and Development、UNCED)とは、1992年、国際連合の主催により、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された、環境と開発をテーマとする首脳レベルでの国際会議。 この会議は、一般には地球サミット(the Earth Summit、国連地球サミット)と通称される。 環境と開発に関する国際連合会議の開催後、「生物多様性」「生物圏」といった用語が、各国の主要機関に認知され、一般にも知られるようになった。また、さまざまな地球環境問題や生態系、絶滅危惧種等に対する一般の関心が高まる契機ともなった。


 

建築・建造物の切手|世界の風車や水車、原子力の平和利用

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