Kunioの世界の切手紹介と海外写真集

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国別・特殊切手|クラシック切手に囚われず、世界各国の初期の発行切手
デッドカントリーでは特にアフリカが多くコメントしました。

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世界各国の初期の発行切手

 この頁では、クラシック切手というと各国の最初の頃の切手は元首や紋章が中心ですが、それに囚われず、世界各国の切手発行が初期の時代の切手をご紹介します。切手の図案を見ていると、その国の悲喜交々が図案や加刷から読み取れます 。イギリス、ドイツ、フランス、オランダなどのヨーロッパの列強に翻弄された国々が多い事。 国により新興国などの場合などは当然切手の発行年数は最近に近く、古くから存在する国は19世紀のものも数知れずあります。 
取り分け、デッドカントリーは新たに国の再編を行い新しい国になった所が多いです。
*デッドカントリー(デッドカントリー(Dead Country)とは、領土の併合などにより、切手の発行を止めた国あるいは地域を指します。)は別に特集を組んでいますので、最下段か若しくはこちらから。 デッドカントリーでは特にアフリカが多くコメントしました。 また、19世紀の切手はこちらです。


○世界の各国の初期の切手(代表的な国、詳細は各頁にて参照下さい)

(ページ内の索引) アジア アフリカ ヨーロッパ 南北アメリカ オセアニア デッドカントリー

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■国別&面白切手のカテゴリ 
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アジアの切手

■アジアでは欧米列強の中 何故、日本とタイだけが植民地支配を免れました。英国と仏国が緩衝地帯としてタイを必要としていたからです。一方,日本は,明治政府と幕府が英仏の代理戦争をし,英国と同盟関係になりました。英国は中国を植民地にした後で,日本も植民地にするつもりでした。ところが,米国が日本を取り込もうとしていたのでインドのように植民地化できませんでした。ちょうど,タイと同じ状態です。仮に,英国が日本を植民地にしようとしたら明治政府は米国に助けを求めたはずです。そして,中国を植民地化するのに忙しいイギリスが日本を放置していた間に日本が富国強兵策を行い,白人国家と同様,植民地を獲得するようになったのです。デッドカントリにも掲載。 

日本の一番切手

チベットの一番切手

ネパールの一番切手

ビルマ(ミャンマー)

日本 一番切手 チベット 一番切手

■1903年、英国は初めてチベット国内に郵便局を開設した。場所はインド国境近いカンパジョンであった。

クウェート(英領下)

インドネシア(オランダ)

インド(ヴィクトリア女王、英領下)

香港(英領下)

自由インド仮政府

■自由インド仮政府(Provisional Government of Free India)はイギリスの植民地支配下にあったインド(イギリス領インド帝国)の即時独立をめざし、東南アジアに樹立された暫定政府。スバス・チャンドラ・ボースの主唱により、日本の後援と東南アジア在住インド人の支持を得て1943年10月21日、シンガポールにおいて仮政府樹立が宣言された。自由インド仮政府は、主権国家であると宣言する手段として郵便切手を発行することを企画していた。そのためドイツに切手の印刷を発注し、インドへ進軍の暁にはこの切手を発行して使用しようとしていた。しかし、戦局の悪化でドイツからの輸送が困難になったことからビルマで印刷したもので代用しようとしたが、政権の瓦解によって未発行に終わった。

イラク

レバノン

アラブ首長国連邦

韓国

韓国

セイロン(スリランカ)

台湾(中華民国)

タイ

モーリシャス

中国(旧)・大清国

フィリピン(スペイン)

フィリピン

サウジアラビア

トルコ

パレスチナ

パキスタン

ミャンマー

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アフリカの切手

■1960年にはアフリカにあった植民地のうち、フランスの信託統治下にあったカメルーン・トーゴを先頭に、実に17カ国の独立国が続出した。フランスの画一的な政策のために、独立運動のほとんどなかったフランス植民地が、上記の両信任統治領を含めると、17も独立を達成したからであった。ソマリアのようにイギリス領ソマリランドと、イタリア信任統治領ソマリアという二つの植民が、独立して一つの国家になった例もあるので、1960年には18の植民地が独立したことになる。世界史のなかで同じ年にこれほど多くの植民地がいっせいに独立したことはまったく例がない。独立した諸国の多くはその年に国連に加盟した。 

スーダン

ガボン

カメルーン

ダホメイ

エチオペア

コンゴ共和国

リベリア

ガーナ

モザンビーク

ナイジェリア

セネガル

チャド

ジンバブエ

ザンビア

■ドイツ領東アフリカ(後のブルンジ、ルワンダ、およびタンガニーカ(タンザニアの大陸部)の3地域を合わせたドイツ帝国の植民地)で最初に郵便切手が発行されたのは1893年で、ドイツの切手に「Deutsch-Ostafrika」の文言とペサ(ドイツ領東アフリカの通貨)での額面が加刷されていた。1900年、ドイツはすべてのドイツ植民地で共通のデザイン(皇帝のヨット「ホーエンツォレルン号」が図案)を採用した切手「ヨット」を発行した。

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ヨーロッパの切手

イギリス

フランス(第3共和国時代)

ドイツ

ベルギー

ブラックペニー(1840)
ビクトリア女王
イギリス 世界最初の切手 ブラックペニー
収穫の神セレス(1870)

アルメニア

ルクセンブルグ

デンマーク

ギリシャ

スペイン イザベラ2世(1850年)

スペイン イザベラ2世(1850年)

郵便料金前納のアイデアは19世紀初頭から各国で提案され、1819年にはサルデーニャ(現在のイタリア北部)で実施をみていたが、現在と同じく、郵便切手を利用した制度が開始されたのは、1840年のイギリスである。この時開始された近代的郵便制度(料金の前納・重量制の導入・全国均一料金制など)によって導入された制度の一つとして、初めて郵便切手が発行された。

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南北アメリカの切手

USA(アメリカ合衆国)

アルゼンチン

アルゼンチン(ヴエノスアイレス)

トリニダード・トバゴ

アルゼンチン 切手 ブリタニア(1913)

カナダ

ホンジュラス

キューバ

ドミニカ共和国

フォークランド

エクアドル

ボリビア

ハイチ

ジャマイカ

パナマ(地図の一番切手)

パラグアイ

ニューファンドランド

PANAMA パナマ 地図の一番切手

ペルー

プエルトリコ

ウルグアイ

バルバドス

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オセアニアの切手

西サモア

フィジー

ミクロネシア

ニューカレドニア

パプアニューギニア

ポリネシア

トンガ

ソロモン諸島

ヴァージン諸島

トケラウ諸島

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デッドカントリーの切手

1912年のアフリカ (Wikipediaから引用)

■アフリカの1912年のヨーロッパの列強諸国の支配図です。エチオペアとリベリアを除きアフリカの全土が、ヨーロッパのわずか7か国によって分割支配されていました。アフリカを奴隷や象牙などの珍品の供給地としてではなく、工業のための原料の供給地とし、さらに工業製品の市場として囲い込む植民地とするほうが経済的に見合うと判断されるようになり、列強は全面的な植民地支配を目指す政策へと大きく転換した為です。エチオペアは、1935年の第二次エチオピア戦争後イタリアの支配下に置かれたが、第二次世界大戦後独立を取り戻した。アフリカはヨーロッパの列強が利権争いをする場所だったとつくづく感じます。アフリカ現地の人々を支配下に組み込み、ヨーロッパ式の宗教、政治制度、言語、文化を「与える」ことは、未開な人々を文明化する行為である(altruism)とみなされ、植民地獲得は文明の名のもとに正当化された。

■デッドカントリー(Dead Country)とは、領土の併合などにより、切手の発行を止めた国あるいは地域を指します。

トリポリタニア
(アフリカ、イギリス)

カメルーン(アフリカ、ドイツ)

バストランド

カタンガ(アフリカ)

ゴールド・コースト(アフリカ)

ガードルーペ(アフリカ)

オレンジリバー(アフリカ)

喜望峰(アフリカ)

世界最初の三角切手

■イギリスは、1815年のウィーン議定書でオランダから手に入れたアフリカ南端のケープ植民地領を拡大し、南アフリカの内陸部に植民地を広げつつあった。イギリスはエジプトと南アフリカの南北ふたつの拠点から大陸を南北に貫くよう植民地の拡大に向かっていったので、これを大陸縦断政策という。 また、フランスはモロッコを影響下におくとともに、1830年にアルジェリア、1881年にチュニジアを保護国とした。フランスは北アフリカ西部のマグリブからサハラ砂漠を越えて大陸の中央部を西は大西洋から東は紅海、インド洋にいたる東西に広がった植民地の拡大を目指す大陸横断政策を推進した。1881年には東アフリカのアフリカの角西部にジブチ植民地を建設して大陸横断の東の終点としました。
 

北ローデシア

南ローデシア

ローデシア

ニサヤカンパニー

オーバンギシャリ(アフリカ)

南オーストラリア

リユニオン

クイーンズランド

ニューサウスウエールズ
(オセアニア)

西オーストラリア

リトアニア(ヨーロッパ)

ボヘミア・モラビア(ヨーロッパ)

マルチニーク

モロッコ(アフリカ、イギリス)

モロッコ(アフリカ、ドイツ)

モロッコ(アフリカ、スペイン)

ナタル(アフリカ)

タンジール

タンヌツーバ

■タンヌツーバ(タンヌ・トゥバ):郵便を目的とした切手ではないとされた国は古今東西存在しており、1930年代に切手発行国だったタンヌツーバ(のちにソ連に併合され、現在のロシア・トゥヴァ共和国となる)もそのひとつ。

極東のタンヌツーバ 切手

トランクルステート

エリトリア

トリポリタニア

カロリン諸島
(オセアニア、ドイツ)

ハワイ王国(アメリカ)

ギュアナ(アメリカ、フランス)

カナルゾーン(アメリカ)

バハワルプール(アジア)

マリアナ諸島
(オセアニア、ドイツ)

マカオ(アジア、ポルトガル)

山東半島租借地
(アジア、ドイツ)

ビルマ(アジア、日本)

ジャワ(アジア、日本)

海峡植民地(アジア、日本)

満州(アジア、日本)

海軍民政府(アジア、日本)

マライ(アジア、日本)

マラヤ(アジア、日本)

シャン(アジア、日本)

中国(アジア、日本)

韓国(アジア、日本)

台湾(アジア、日本)

琉球

フィリピン(アジア、日本)

フィリピン(アジア、日本)

フィリピン(アジア、日本)

■ニューギニア島(英語:New Guinea, インドネシア語:Nugini)は太平洋南部に位置し、オーストラリアとはトレス海峡を隔てて北側にある島。植民地主義の到来で獲得競争がこの島にも訪れ、西半分をオランダ、東はオーエンスタンレー山脈とビスマルク山脈で南北に分けられ、北をドイツ、南をイギリスが領有した。後に、イギリス植民地は1901年に独立したオーストラリア(英連邦)のニューギニア植民地となる。

北ボルネオ
(アジア、イギリス)

ニューギニア(オセアニア)

ニューギニア
(オセアニア、ドイツ)

タスマニア(オセアニア)

ビクトリア

日本では1871年4月20日(明治4年)に発行された竜文切手が最初の物で、当時は江戸時代の通貨による額面表示でしたが、翌年1872年には銭の単位(竜銭切手)が表記された。

世界各国の初期の発行切手

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