北海道写真集| 想い出写真 旧花田家番屋は、日本最北端の国重文 |
北海道留萌郡小平町
留萌郡(るもいぐん)は、北海道(天塩国)留萌振興局の郡。人口3,020人、面積627.22平方km、人口密度4.81人/平方kmで、唯一小平町を含んでいます。 江戸時代の留萌郡域は西蝦夷地に属し、慶長年間ころから松前藩によってルルモッペ場所が開かれていた。 郡名の決める際に松浦武四郎は読みを「ルルモエ」と提案したが、開拓使公文録では「ルルモッペ」となっていた。後に現在の読みである「ルモイ」が定着する。
小平町は北海道の西海岸に位置し、明治から大正にかけてニシン漁で栄えてきました。また、かつては留萌炭田を抱える産炭地として活況を呈していました。
国の重要文化財 旧花田家番屋。 2020年11月現在、今は新型コロナウイルス感染症( COVID-19(coronavirus disease
2019))が蔓延している状況で、写真や情報は2013年7月段階のものです。
ご注意)画像の無断転用はお断りします。
旧花田家番屋
■旧花田家番屋は、日本最北端の国指定重要文化財。平成13年には北海道遺産にも認定されています。 北海道には小樽、石狩、留萌などに10カ所を超えるニシン番屋が残っているが、国の重要文化財に指定されているのは旧花田家番屋のみ。 明治38年頃に建築され、道内で現存する番屋では最大の規模を有し、当時雇い人が200人を超えた大鰊漁家。 「道の駅」を併設し、年間を通じて公開されています。また、国道232号線をはさんで海側にはにしん文化歴史公園があり、北海道の名付け親、松浦武四郎翁の像が建っています。 地元の山から切り出した木材で築造、こけら葺(ふ)きの屋根に尖塔(せんとう)の和洋折衷様式。桁行(間口)39.390m 梁間(奥行)22.722m。
北海道留萌郡小平町字小平町
道の駅 おびら鰊番屋 |
道の駅 おびら鰊番屋 案内 |
旧花田家番屋 |
旧花田家番屋入口の銅像 |
旧花田家番屋 「にわ」 |
沖揚 |
旧花田家番屋 「にわ」 |
旧花田家番屋 台所 |
|
■道の駅 おびら鰊番屋:昭和30年まで日本海に押し寄せたという鰊。この道の駅「おびら鰊番屋」には、当時の網元の栄華の様子を今に伝える歴史的建造物・旧花田家番屋が敷地内にあります。ヤン衆(雇漁夫)の宿泊設備がよく残っている。巨材を豊富に用い梁組は豪壮である。
■ニシン漁に使用する船:磯船(いそぶね) 3尺まで(約91cmまで)/保津知船(ほっちせん) 4尺3寸まで(約1m30cmまで)/三半船(さんぱせん) 5尺3寸まで(約1m61cmまで)/乗替船(のりかえせん) 6尺まで(約1m83cmまで)/図合船(ずあいせん) 7尺まで(約2m12cmまで)
■最盛期には、船倉、米蔵、網倉など100棟以上の付属施設が建ち並んでいて、汽船の輸送業や牧場、18ヶ統の鰊定置網を経営する道内屈指の鰊漁家で、500人以上を雇っていた。 ニシンは、春告魚とも呼ばれ海藻に産卵するため海岸に押し寄せ、雄の精液で海面が乳白色に染まる現象をニシン群来(クキ)と言っています。 1897(明治30)年、ニシン漁は、97万3000トンの史上最高を記録しているほどで、ニシン漁は、北海道の漁業総生産額の7割を占めるほど盛んでした。 網元たちは、定置網を仕掛け、数百人のやん衆を雇って漁をしました。その住居兼漁業基地として建てたのが、ニシン番屋である。
■広々とした土間「にわ」、この土間は玄関スペースのほか、鰊漁最盛期には漁師達が草鞋を抜かずにたったままでも飯を食べられるよう、飯台が並べられた。短時間で大勢の男達が食事をし、効率よく漁を行える仕組みが工夫されていたのだ。
旧花田家番屋 大きな梁 |
若い衆の食器類 |
親方家族の居住空間 |
畳敷きで贅を尽くした親方家族の居住空間である。 |
||
北前船と輪島・九谷 |
九谷焼きの食器 |
九谷焼きの食器 |
■北前船(きたまえぶね)とは、江戸時代から明治時代にかけて活躍した主に買積み廻船の名称。買積み廻船とは商品を預かって運送をするのではなく、航行する船主自体が商品を買い、それを売買することで利益を上げる廻船のことを指す。
輪島塗り・九谷焼き |
北海道の名付け親、松浦武四郎翁の像 |
|
■網元の住居部分は帳場、金庫の間に客間2室、女中部屋、扉に色ガラスをはめた洋風便所など当時としては、贅を尽くした作りとなっている。 相当な収入があったようです。 |
||
旧花田家番屋 「にわ」 |
■松浦 武四郎(まつうら たけしろう、文化15年2月6日(1818年3月12日) -明治21年( 1888年)2月10日は、江戸時代末期(幕末)から明治にかけての探検家、浮世絵師。
雅号は北海道人(ほっかいどうじん)。蝦夷地を探査し、北海道という名前を考案した。 |
|
関連ブログ: |
注)Wikipediaと観光地ののHP、公式パンフレットを参考にさせてもらっています。
北海道写真集|旧花田家番屋は、日本最北端の国重文 |