夜空に輝く神秘なオーロラ(Aurora)の切手
夜空に輝くオーロラ(Aurora)の切手です。オーロラは極域近辺に見られる大気の発光現象。 その名前はローマ神話の暁の女神アウロラから。また北欧神話では戦いの乙女、ワルキューレたちの甲冑の輝きとされています。 オーロラは、「極光(northern
lights)」とも称されます。 太陽に端を発する「太陽風」と呼ばれるプラズマ粒子の流れが地球磁場と相互作用し、複雑な浸入過程を経て地球磁気圏内の夜側に広がる「プラズマシート」と呼ばれる領域にたまる。 プラズマシート中のプラズマ粒子が地球大気(電離層)に向かって高速で降下し、大気中の粒子と衝突すると、大気粒子が一旦励起状態になり、それが元の状態に戻るときに発光する。これがオーロラの光です(発光の原理自体は蛍光灯と同じ)。 オーロラオーバル(オーロラドーナッツ)の地域であるカナダのイエローナイフ(Yellowknife、北極圏からはおよそ400km南)やユーコン準州のドーソンシティ(Town
of the City of Dawson)、アラスカのフェアバンクス(Fairbanks、Aurora Borealis)がオーロラがよく見られる場所として有名で、多くの観光客や写真家が訪れる。南極の昭和基地でもオーロラがよく見られ、観測が行われている。 オーロラは自然現象なので、常に出現するわけではない。しかし、「頻繁に出現する時期」というのは決まっている北極圏でオーロラが発生する確率が特に高い時期は、12月下旬から3月中旬と言われる。NASA(アメリカ国立航空宇宙局 (National Aeronautics and Space Administration, NASA) は、アメリカ合衆国の航空技術および宇宙開発計画を担う政府機関。
科学と宇宙関係切手(天文学含む) |
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夜空に輝く宇宙の神秘な光 オーロラ(Aurora)の切手 |
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■オーロラの名づけ親は、ガリレオ・ガリレイ。ローマ神話にでてくる希望の女神オーロラからとったと伝えられている。夜空に舞う不思議な光は、天才科学者ガリレオにとっても神秘的なできごとだったんだろうね。緑や赤、青と色が変わり、かたちもさまざまなオーロラは、21世紀の私たちにとっても、不思議な現象だ。太陽のコロナから生まれたプラズマが、太陽風になって地球にやって来る。すると地球の磁界がそれをつかまえる。つかまったプラズマは、地球の空気(大気)とぶつかり、電気の力で空気の粒を光らせる。それがオーロラ。 |
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南極のオーロラ(中国、2002年) |
南極地図とオーロラ・ふじ(日本) |
ソ連の南極平和利用(地図、雪上車、観測船、 |
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観測船ふじ オーロラ |
観測用飛行機 |
コウテイペンギン オーロラ |
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オーロラとエスキモーの子供(デ領グリーンランド、1979年) |
「ノースライト(オーロラ)・北斗七星・北極星」(デ領グリーンランド、1963年) |
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■北欧神話の中のオーロラ:北欧神話(キリスト教化以前のゲルマン人が持っていた神話(ゲルマン神話)のうち、ノルウェー、スウェーデン、デンマークおよびアイスランドに伝わっていたものの総称)においてオーロラは、夜空を駆けるワルキューレたちの甲冑の輝きだとされる。ワルキューレ(Walkure、「戦死者を選ぶ者」の意)は、北欧神話に登場する複数の半神。主神オーディンの命を受け、天馬に乗って戦場を駆け、戦死した勇士たち(エインヘリャル)を天上の宮殿ヴァルハラへと迎え入れる。この勇士達は、ラグナロクでの戦いに備えて、世の終わりまで武事に励むという。ヴァルハラにおいて、彼らをもてなすのもワルキューレの務めの一つである。 北欧神話の原語である古ノルド語では、ワルキューレの単数形( Valkyrja(ヴァルキリア))は本来9人いると言われている。また、ギリシャ神話の女神ニケとも同一視される場合がある。 後代には「英雄の前に現れる幻想的な恋人」というイメージを与えられた 。日本語では「戦乙女」「戦女神」などともいい、一般には、鎧と羽根のついた兜で身を固め、槍(もしくは剣)と盾を持ち、翼の生えた馬(ペガサスなど)に乗る美しい戦乙女の姿で表される。 しかし、スカンジナビア半島では筋骨逞しいアマゾネスのようなイメージがある。 |
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オーロラと雪の結晶(フィンランド、2007年) |
神秘の光オーロラ(USA、2008年)ボレアリス(北極光:Aurora Borealis、北極のオーロラ)とオーストラリス(南極のオーロラ) |
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アラスカのフェアバンクス(ボレアリス)と南極で行動中のオーストラリアの観測船「オーロラ・オーストラリス」からのオーロラ ■オーロラ・オーストラリス(Aurora Australis)は、オーストラリアの砕氷船、南極観測船。オーストラリア南極局が運用している。建造はP&Oが行い、南極局がチャーターしているが、任務のないときはP&Oが使用することもある。日本も利用。 |
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南極観測船・しらせ ペンギン |
白瀬中尉(南極探検家) |
オーロラと見上げる人のシルエット(仏領南極、1984年) |
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■極地近くの夜空に現れる幻想的な光の帯。100km以上の上空で起きる放電現象がオーロラと呼ばれるものです。 |
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フィンランドのオーロラ(緯度や経度が入ってます) Borealis Lapland Finland |
豪領南極のオーロラ、1966年 |
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オーストラリアのオーロラ(USA) |
アラスカ・フェアバンクスのオーロラ(Aurora Borealis、USA) |
■フェアバンクス(Fairbanks)は、アメリカ合衆国アラスカ州の中央部に位置する「フェアバンクス・ノース・スター自治町村(Fairbanks North Star Borough)」にある中心都市。 アラスカ州第2の都市(1番はアンカレッジ)で、アラスカ内陸部では最大の都市となる。観光と空軍基地( アイルソン空軍基地は、極東にもっとも近いアメリカ合衆国本土の最大の空軍基地)の町。日本人にとっては、冬季オーロラの最もよく見える町として知られ、晴れれば85 - 90%の確率でオーロラ観測ができる。 |
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クリスマス トナカイ、ツリー、オーロラ(デ領グリンランド、2008年) |
スウェーデン世界遺産・ラップ人地域(ラポニア地域) |
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■日航ジャンボ機UFO遭遇事件(にっこうジャンボきユーフォーそうぐうじけん)は、日本航空の貨物機がアメリカのアラスカ州上空で未確認飛行物体(UFO)に遭遇した事件。 1986年11月17日、パリ発アンカレッジ経由東京行きJL1628便、日本航空のボーイング747-246F貨物機が、アメリカアラスカ州のフェアバンクス上空の高度約10,000メートルを飛行中に、両端にライトを点灯させた巨大な母船型UFOに遭遇した。時期的にはオーロラの発生時期と重なり、オーロラと何か関係が有るのか? ■オーロラはその形態によって、カーテン状にはっきりと光る「ディスクリートオーロラ」、ぼんやりと光る「ディフューズ(拡散)オーロラ」、またオーロラオーバルの内部に太陽と地球を結んだ方向へと発達する「極冠域オーロラ」に分けられる。 |
世界遺産 知床の風景 オーロラ |
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飛行機とオーロラ |
オーストラリア南極基地から見えるオーロラ 1991年 |
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■オーロラは南極と北極においてほぼ対称的に発生する。また完全な極点近傍ではあまり発生せず、緯度が大体65度から80度の、地球の磁極を取り巻くドーナツ状の領域に高頻度で発生する。この領域を「オーロラオーバル(オーロラベルト)」と呼ぶ。 稀ではあるが日本でもオーロラを観測出来ることがある。 日本でのオーロラの最古の記述は日本書紀まで遡り、推古天皇統治時代の620年に、天に赤気が現れ長さは一丈(約3.8
m)あまり、雉の尾のようであったと記録が残る。以降藤原定家の明月記などにオーロラに推定される記録が十数件残されている。 |
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世界のオーロラ観察の場所 |
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・アラスカに程近い場所に位置するホワイトホース。オーロラとの遭遇率が非常に高いことで有名で、絶好の観測スポットとして |
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夜空に輝く神秘なオーロラ(Aurora)の切手 |
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