Kunioの世界の切手紹介と海外写真集

Kunioの世界の切手紹介と海外写真集
昆虫切手|世界のトンボ(蜻蛉、dragonfly)・カゲロウ(蜉蝣)・ナナフシ(七節、竹節虫) 
トンボは卵 - 幼虫 - 成虫という成長段階を経る不完全変態の昆虫

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世界の昆虫|トンボ(蜻蛉)やカゲロウ(蜉蝣)、ビワハゴロモ、ナナフシなどの切手

 世界のトンボ(蜻蛉、dragonfly)・カゲロウ(蜉蝣)・ハゴロモ、ナナフシの昆虫切手です。 ■トンボは分類上は蜻蛉目(せいれいもく、トンボ目、Odonata)という分類群で、全世界に約5,000種類、うち日本には200種類近くが分布している。大型種のオニヤンマから、2cm足らずのハッチョウトンボ、15cmほどのイトトンボの数種まで、さまざまな種類が知られている。卵 - 幼虫 - 成虫という成長段階を経る不完全変態の昆虫である。幼虫は腹腔中に一種の鰓をもち、淡水中で過ごす水生昆虫で、ヤゴと呼ばれ、水中で生物を捕食して成長する。昔、魚とりの時などでヤゴはよく見かけたものです。湿地性の種では、絶滅危惧種に指定されているものもあります。切手の世界ではトンボ切手の数は少ないです。中でもムカシトンボは日本の固有種で、いわゆる生きている化石といわれる動物の一つです。ミヤマカワトンボは日本産のカワトンボの中で最大の種です。世界で最初のトンボ切手は日本で発行されました。1923年の関東大震災の時に応急に作られた「震災切手」にトンボが使われました。■カゲロウ(蜉蝣)は、節足動物門・昆虫綱・カゲロウ目(蜉蝣目)Ephemeropteraに属する昆虫、■ハゴロモは20世紀までは、カメムシ目  ヨコバイ亜目 Homopteraに所属の昆虫。■ナナフシ(七節、竹節虫)は擬態する昆虫でナナフシ目。
 

 

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トンボ(蜻蛉、dragonfly)、カゲロウ、ハゴロモ

ミヤマアカネ(深山茜、学名 Sympetrum pedemontanum elatum )は アカネ属のトンボの一種。日本全土に分布している。国外ではヨーロッパから中国東北部にかけて、やや小型の原名亜種ヨーロッパミヤマアカネ Sympetrum pedemontanum pedemontanum が分布する。成虫は体長32〜39mm程度。翅の縁紋内側にある褐色の太い帯と、翅脈まで色づくのが特徴で、他種との判別は容易。胸部側面はほとんど無班である。
■胸は金緑色、羽に黄色と黒の斑文(はんもん)があり、まるでチョウのような姿のリュウキュウベッコウチョウトンボ(別名・オキナワチョウトンボ)。ベッコウチョウトンボは、別名オキナワチョウトンボ。国内では体長約40ミリで、美しいべっ甲状の斑紋のある幅広い羽を持つ。

ムカシトンボ(Epiophlebia superstes、日本、1986年)

ミヤマアカネ(Sympetrum pedemontanum elatum)

ベッコウチョウトンボ(Rhyothemis variegata imperatrix)

ミヤマカワトンボ(Calopteryx cornelia Selys)

ムカシトンボ(Epiophlebia superstes、日本、1986年) ミヤマアカネ(Sympetrum pedemontanum elatum) ベッコウチョウトンボ(Rhyothemis variegata imperatrix) ミヤマカワトンボ(Calopteryx cornelia Selys)

オニヤンマ
(Anotogaster sieboldii )

キバネツノトンボ
(Ascaraphus ramburi)

シマアカネ
(Boninthemis insularis、日本)

シオカラトンボ(Orthetrum albistylum、1994年)

オニヤンマ(Anotogaster sieboldii ) 日本 キバネツノトンボ(Ascaraphus ramburi) 日本 昆虫 トンボ シマアカネ 日本 トンボ 切手 シオカラトンボ(Orthetrum albistylum、1994年) 昆虫 日本

ミヤマカワトンボ(Calopteryx cornelia Selys )は、カワトンボ科。日本産のカワトンボの中で最大の種。翅が赤褐色をしているので容易に区別がつく。腹長49〜64mm。北海道から九州南部にかけて分布する。日本特産種。滋賀県では平野部しか有さない、守山市、中主町、愛知川町、豊郷町を除く市町村で記録されている。大型の個体では体長70ミリに達し、体や羽の色は雌雄で異なる。
キバネツノトンボ(Ascaraphus ramburi)は、脈翅目(アミメカゲロウ目)ツノトンボ科。絶滅危惧I類。体長23mm、前翅長28mm。成虫は一見ウスバカゲロウ類に似るが、長く顕著な触角によって容易に区別できる。翅は比較的短く、後翅は黄色い。後羽に鮮やかな黄色の斑紋がある。開張45〜60ミリ。体や羽はトンボに、触角はチョウに似ているが、ウスバカゲロウの仲間。
■シマアカネ (Boninthemis insularis、日本)は、体長約40mm。腹部の赤い色が特徴。小笠原諸島の特に無人島にのみ生息する希少なトンボ。

ムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)

トンボ ムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)

世界最初のトンボ切手(1923年) 関東大震災の時の「震災切手」

ルリボシヤンマの一種(Aeshna aeshna、ブータン)

ビワハゴロモの一種(Pyrops pyrops、ブータン)

世界最初のトンボ切手(1923年) 関東大震災の時の「震災切手」 ルリボシヤンマの一種(Aeshna aeshna、ブータン) 昆虫 トンボ ビワハゴロモの一種(Pyrops pyrops、ブータン)

ムカシトンボ(Epiophlebia superstes)は、1億5千万年前に生息していたトンボの仲間に近い形態をしているところからムカシトンボという名前がついた。近い仲間は遠くヒマラヤでだけ発見されているトンボで、きわめて原始的な形態をしている。生きた化石ともいわれ、貴重な種(しゅ)だ。山間部の水のきれいな渓流に生息し、かなり速く飛ぶ。幼虫が成長するのに7年もかかるといわれている。日本の固有種。北海道から九州まで分布。体長約50ミリ。
ビワハゴロモは、半翅目 ビワハゴロモ科(カメムシ目ハゴロモ型類 (Fulgoromorpha) )に属する昆虫の科の一種。 ビワハゴロモ科に分類される昆虫にはアカバナビワハゴロモ、ユカタンビワハゴロモ、テングビワハゴロモ等がいる。 カメムシ目は多く2種類に分類され、1.腹吻亜目 アブラムシ・カイガラムシ等、2.Euhemipteraは 2−1.Archaeorrhyncha ハゴロモなど、2−2.Clypeorrhyncha セミ・ヨコバイなど 2−3.Prosorrhyncha は、@鞘吻群 Peloridiidae科のみ と A カメムシ亜目(カメムシ類) に分類される。 また、ヨコバイ(横這)は、ヨコバイ科 Cicadellidae(カメムシ目・頚吻亜目)に分類される昆虫の総称。セミ類に近い一群で、それを微小にしたような姿をしている。学名も Cicada(蝉)+ ella(縮小辞)で「小さいセミ」の意。

シオカラトンボ(塩辛蜻蛉、Orthetrum albistylum speciosum)


■シオカラトンボ(塩辛蜻蛉、Orthetrum albistylum speciosum)は、湿地帯や田などに生息する中型のトンボ目トンボ科の昆虫。日本全土のほか、ロシア(極東)、中国、韓国、 台湾などに分布する。

トンボ(ボツワナ、1983年)クリスマス切手

トンボ(英領ピトケイン諸島,2009年))

東ドイツ発行のトンボの切手

ベッコウトンボの一種
(Libellula depressa)

アキアカネの一種
(Sympetrum sanguineum)

ギンヤンマ

東ドイツ発行のトンボの切手 ベッコウトンボの一種(Libellula depressa) 東ドイツ発行のトンボの切手 東ドイツ発行のトンボの切手 アキアカネの一種(Sympetrum sanguineum) ギンヤンマ

オニヤンマ(鬼蜻?、馬大頭)、学名 Anotogaster sieboldii は、トンボ目・オニヤンマ科に分類されるトンボの一種。日本最大のトンボとして知られる。学名の種名"sieboldii" は、日本の生物研究に功績を残したフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトに対する献名である。日本最大のトンボ。体長は10センチ内外で、雌は雄よりひと回り大きい。成虫は初夏から初秋にかけて現われる。なお、コオニヤンマ Sieboldius albardae Selys,1886 は名前に「オニヤンマ」とあるが、オニヤンマ科ではなくサナエトンボ科に分類される。成虫の腹長はオス70mm・メス80mm、後翅長はオス55mm・メス65mmほど。頭部から腹の先端までは9-11cmほどに達する。メスはオスより大きく、尾部に産卵弁が突き出る。
■ギンヤンマ(銀蜻蜒、Anax parthenope)は、蜻蛉目(トンボ目)・ヤンマ科に分類されるトンボの一種。日本では全国に広く分布し、ヤンマ類の中ではよく見られる種類である。 頭から尾までは7cm、翅の長さは5cmほどの大型のトンボである。ヤンマとしては体長に比して翅が長い。頭部と胸部が黄緑色、腹部が黄褐色をしている。

ビワハゴロモ科・トンボ(香港)

オニヤンマ科・トンボ

トンボ科の一種・キトンボ
(Sympetrum croceolum)

ヨチボシクサカゲロウ

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台湾のトンボの切手・小型シート

カゲロウ(蜉蝣)は、節足動物門・昆虫綱・カゲロウ目(蜉蝣目)Ephemeropteraに属する昆虫の総称。昆虫の中で最初に翅を獲得したグループの一つであると考えられている。幼虫はすべて水生。不完全変態であるが、幼虫→亜成虫→成虫という半変態と呼ばれる特殊な変態をし、成虫は軟弱で長い尾をもち、寿命が短いことでもよく知られる。現生のものは世界でおよそ23科310属2200種(あるいは2500種とも)、日本では13科39属140種以上と言われてます。成虫がか弱い姿で、しかも短命であることから、日本以外でもか弱くはかないものの代表として扱われてきた。クサカゲロウやウスバカゲロウも、羽根が薄くて広く、弱々しく見えるところからカゲロウの名がつけられているが、これらは完全変態をする昆虫で、カゲロウ目とは縁遠いアミメカゲロウ目に属する。

台湾のトンボの切手・小型シート

ハンエンモントンボ
(Hemistigma albipunctata)

ベニイトトンボの一種
(Ceriagrion cerinorubellum)

トンボ(dragonfly、
フィンランド、1954年)

トンボ(スウェーデン、1979年)

ハンエンモントンボ(Hemistigma albipunctata) チャド 1977年 ベニイトトンボの一種 シンガポール

シンガポール1985年

トンボ(dragonfly、フィンランド、1954年) トンボ(スウェーデン、1979年)

ウチワヤンマ
(Ictinogomphus clavatus)

ショウジョウトンボ
(Crocothemis servilia)

ハグロトンボ(羽黒蜻蛉、Calopteryx atrata) メス
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ウチワヤンマ Ictinogomphus clavatus  ベトナム ショウジョウトンボ(Crocothemis servilia) ハグロトンボ(羽黒蜻蛉、Calopteryx atrata) メス

ハグロトンボ(羽黒蜻蛉、Calopteryx atrata)は、カワトンボ科のトンボ。別名ホソホソトンボ。東アジア(日本、朝鮮半島、中国、ロシア)、北米に分布する。雄は体色が全体的に黒く緑色の金属光沢があるのに対し、雌は黒褐色である。他のトンボのように素早く飛翔したりホバリングしたりせず、チョウのようにひらひらと舞うように羽ばたく。

コマドハナダカトンボ
(Rhinocypha fenestrella)

ネグロトンボ
(Neurothemis tullia)

コマドハナダカトンボ(Rhinocypha fenestrella) ベトナム ネグロトンボ(Neurothemis tullia) ベトナム 昆虫

■ウチワヤンマ(Sinictinogomphus clavatus)は、トンボ目不均翅亜目サナエトンボ科。体長70ミリ程度。第8腹節にうちわ状の突起があることで判別は容易。成虫は5月から9月にかけて、池や湖などでみられる

蜻蛉目(せいれいもく、トンボ目、Odonata)

1.均翅亜目(イトトンボ亜目) Zygoptera :前後の翅がほぼ同じ形で、腹部が細長い。ほとんどの種類が翅を閉じて止まる。

イトトンボ科 Agrionidae

キイトトンボ、アオモンイトトンボ、オオイトトンボ、セスジイトトンボなど

モノサシトンボ科 Platycnemididae

世界では26属205種が知られているが、日本では3属6種1亜種が確認されている。イトトンボよりやや大きく、腹部に物差しの目盛りのような黄白色の模様があるのが特徴である。
グンバイトンボ、モノサシトンボ、ルリモントンボなど

アオイトトンボ科 Lestidae

アオイトトンボ、オツネントンボなど

ヤマイトトンボ科 Megapodagrionidae

トゲオトンボ

ハナダカトンボ科 Chlorocyphidae

カワトンボ形のトンボであるが、翅が長い割に胴が短く、止まったときに腹部末端が翅の端に届かない。また、頭部の額が前に突き出して、鼻が高いように見える。体色は様々で、特に熱帯域では色鮮やかなものが多い。幼虫はカワトンボ類のヤゴとしては体が短く、また尾鰓が三枚でなく、中央が欠けた一対となっている。主として山間の渓流域に生息する。
ヤエヤマハナダカトンボ

カワトンボ科 Calopterygidae

カワトンボ、ミヤマカワトンボ、ハグロトンボ、アオハダトンボなど

ミナミカワトンボ科 Euphaeidae

全く異なるのが幼虫の姿である。カワトンボのそれが細長い体をしているのに対して、この類のものはふと短く、やや扁平な姿をしており、むしろヒラタカゲロウに似ている。尾鰓は太くて短い。さらに、腹面に対をなした糸状の鰓(腹側鰓)を持つのが大きな特徴である。  コナカハグロトンボ

2.均翅不均翅亜目(ムカシトンボ亜目) Anisozygoptera :胴体は不均翅亜目のサナエトンボ類に似るが、翅は均翅亜目に似ており、翅を閉じて止まる特徴がある。現生種は1科1属2種のみである。

ムカシトンボ科 Epiophlebiidae

ムカシトンボ、ヒマラヤムカシトンボ

3.ノシメトンボ 不均翅亜目(トンボ亜目) Anisoptera :後ろの翅が前の翅より広く、休む時は翅を広げて止まる。

ヤンマ科 Aeshnidae

ヤンマ科の昆虫はアオヤンマなどを除いて胸に接した腹節が胸の方向にくびれており、そのほかは節によって太さに差がないのが特徴。
ギンヤンマ、コシボソヤンマ、ルリボシヤンマ、マルタンヤンマなど

オセアニアベニボシヤンマ科 Austropetaliidae

ミナミヤンマ科 Chlorogomphidae

オニヤンマ科 Cordulegastridae

大柄で頑丈な姿のトンボ。左右の複眼は中央でしっかりと接してはおらず、離れているか一点で接する。 オニヤンマ亜科 Cordulegastinae とミナミヤンマ亜科 Chlorogomphinae
オニヤンマ、カラスヤンマ

エゾトンボ科 Corduliidae

エゾトンボ、オオヤマトンボなど

サナエトンボ科 Gomphidae

中型から大型のトンボ。比較的しっかりした体をしており、腹部は円筒形。普通は黒地に黄色、あるいは黄緑色のい斑紋を持つ。頭部がヤンマなどよりも扁平で、ややイトトンボなどに似る。胸の背側には明瞭な八の字状の模様がある。
ホンサナエ、クロサナエ、ウチワヤンマなど

トンボ科 Libellulidae

シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、チョウトンボ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ、ハッチョウトンボ、ウスバキトンボ、アキアカネ、タイリクアカネ、ノシメトンボ、ベッコウトンボなど

ベニボシヤンマ科 Neopetaliidae

ムカシヤンマ科 Petaluridae

ムカシトンボと同じく、原始的な特性を持つ種で、他のトンボと違い、生殖弁ではなく、産卵管を持っている。ヤンマという名が付くように、ムカシトンボよりも大型でがっちりしており、体長が80mmに達する。日本では東北以南の本州と九州に分布。   ムカシヤンマ

     ほかにもたくさんの科が認められている。

ナナフシ(七節、竹節虫)

■ナナフシ(七節、竹節虫)は、節足動物門昆虫綱ナナフシ目(Phasmatodea)に属する昆虫の総称。草食性の昆虫で、木の枝に擬態した姿が特徴的である。 「七節」の「七」は単に「たくさん」という程度の意味で、実際に体節を正しく7つもっているわけではない。「竹節虫」は中国語由来の表記。世界には約2,500種のナナフシの仲間がいるとされている。 以下は「切手に見る世界の昆虫」さんより昆虫個々の説明を引用。

オオナナフシ(Hermarchus apollonius、ナナフシ科)

フィジーナナフシ(Cotylosoma dipneusticum、ナナフシ科)

名張・青蓮湖ダムで見かけたナナフシ(七節、竹節虫)

名張・青蓮湖ダムで見かけたナナフシ(七節、竹節虫)

コノハムシの一種(Chitoniscus feejeeanus ♀、コノハムシ科)

ココナツナナフシ(Graeffea crouanii、ナナフシ科)


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