両生綱・カエル目(無尾目)・カエル(蛙)
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モリアオガエル(日本)
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■モリアオガエルは、体色は地域により異なり、緑一色のものと、背に赤褐色や暗褐色の斑紋があるものとがいる。森林に棲み、樹上生活を送る。日本本土では、産卵も樹上で行なう唯一種のカエルである。
■Magnificent Tree Frog は、西オーストラリア州、キンバリーに生息し1977年に初めて発見って比較的最近ですが、キンバリー地区は豪でも最後の秘境と言われるぐらいの場所に住む。
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アマガエルと花
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Magnificent Tree Frog
(オーストラリア)
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パラオのカエル(蛙)
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アフリカのカエルを採用? 絶滅危惧種のカエル
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Hewitt's ghost frog
(ヒューイットのゴーストカエル)
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砂漠の雨カエル・スキアシガエル科(Desert Rain frog)
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ケープ岬ヒキガエル
(Cape plantanna )
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ヒバリアマガエル
( Long-toed Tree Frog)
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テーブルマウンテインゴーストカエル(Table Mountain ghost frog )
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N.Dwarf Tree Frog(オーストラリア)
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アマガエル科(Corroboree frogs 、オーストラリア)
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ヤマアマガエル(Blue Mountains tree frog、オーストラリア)
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■絶滅危惧種:アマガエル科(Corroboree frogs 、オーストラリア)
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スペインのカエル(蛙)
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サンバガエル(Midwife Toad)
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アマガエル(Leaf Frogs)
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■サンバガエルは両生類スズガエル科。体長4〜6cm,形はヒキガエルに似るが,背面は黄褐色,腹面は淡い。ヨーロッパ中部〜西部に分布。丘陵地帯にすみ,昼間は穴を掘って隠れ,夜間に出て昆虫を捕食する。
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スウェーデンのカエル(蛙)
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ヨーロッパアマガエル
(スウェーデン、1989年)
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ヒキガエル(スウェーデン,1979年)
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■ヨーロッパアマガエル( 英名:European treefrog 学名:Hyla arborea)の 分布: ヨーロッパ中部、南部、西アジアの広い地域;
生態: 日本のアマガエルと同様に、水辺の草むら、草原、林、生け垣、庭などの低い木や草の上で生活をしています。体はほっそりとしていて、長い手足をもち、手足の先には吸盤がある。
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ウォーター・リリーとカエル
(チェコスロバキア1983年)
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ヨーロッパアマガエル(スイス)
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ウォーター・リリーは、
睡蓮の別名です。
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イギリスのカエル(蛙)
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パプアニューギニア
の両生類(カエル)
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韓国のカエル
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キスジフキヤガエル(1986年)
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“朝鮮トノサマガエル”ほか
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■キスジフキヤガエル(キスジヤドクガエル)は学名:Phyllobates vittatus、英名:Striped Poison Dart Frogで、キスジフキヤガエルは小さなカエルである。背中は小さなイボがいっぱいあり、ザラザラしている。手足には水かきはない。背中と頭部は黒色であり、吻から背中にかけて黄色い線が走っている。
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■金線蛙(Rana plancyi Lastaste、韓国の内蔵山生態情報には、“朝鮮トノサマガエル”)、ヨーロッパヒキガエル(Bufo bufo)
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絵画や芸術作品に見るのカエル(蛙)
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国宝・『鳥獣人物戯画』(京都・高山寺)「日本最古の漫画」
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国宝・『鳥獣人物戯画』(京都・高山寺)「日本最古の漫画」
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左のほうにはネコの姿も見えます。
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■鳥獣人物戯画は、当時の世相を反映して動物や人物を戯画的に描いたもので、鳴呼絵(おこえ)に始まる戯画の集大成といえる。特にウサギ・カエル・サルなどが擬人化して描かれた甲巻が非常に有名である。
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■カエルの特徴
・成体は頭は三角形で、目は上に飛び出している。胴体は丸っこく、尾はない。
・水辺で生活し、陸と水中の両方で生活する種類が多いが、ほとんど陸上だけを生活の主体にしているもの、樹上にまで進出しているものもある。完全に水中生活のものはそう多くない。
・ほとんどが肉食性で、昆虫などを食べる。大型のものは小型哺乳類まで食べるものもある。陸上で採食するものは、舌を伸ばし、昆虫をそこにくっつけて口に引っ張り込む。口は非常に大きい。異物などを飲み込んだときは胃袋を吐き出しそれを洗う行動をする。
・蛙は良く鳴くことで有名である。特に配偶行動にかかわって大きな鳴き声を上げるものが多くあり、世界各地で古くから注目された。日本では水田が多い地方などでは、夜にたくさんの蛙が一斉に鳴き出し、「蛙の大合唱」といって夏から秋の風物詩となっている。
・幼生は四肢がなく、ひれのついた尾をもつ。成体とはちがう姿をしていて、俗に「オタマジャクシ(お玉杓子)」と呼ばれる(食器のお玉杓子に似た形状から)。オタマジャクシはえら呼吸を行い、尾を使って泳ぐため、淡水中でないと生きることができない。オタマジャクシは変態することで、尾をもたず肺呼吸する、四肢をもった幼体(仔ガエル)となる。
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柳とカエル(日本、2000年)
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柳に飛びつくカエルを見つめる小野道風と玉泉帖
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■小野道風は平安時代の書の名人である三蹟の一人で、現在の愛知県春日井市出身です。道風といえば「幾度も幾度も跳んでついに柳の枝に飛びついたカエルの様子を見て、努力の大切さを悟った」という寓話が有名です。
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カエル(蛙)の生態
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■カエルは、水辺で生活し、陸と水中の両方で生活する種類が多いが、ほとんど陸上だけを生活の主体にしているもの、樹上にまで進出しているものもある。完全に水中生活のものはそう多くない。
ほとんどが肉食性で、昆虫などを食べる。大型のものは小型哺乳類まで食べるものもある。陸上で採食するものは、舌を伸ばし、昆虫をそこにくっつけて口に引っ張り込む。口は非常に大きい。異物などを飲み込んだときは胃袋を吐き出しそれを洗う行動をする。
呼吸の大部分を皮膚呼吸に頼っていて、皮膚がある程度湿っていないと生きていけない。わずかに肺呼吸も行っている。その際は口を膨らませ、それによって得た空気を肺に送り込んでいる。
カエルは変温動物なので極端に暑い、寒い環境の際は土中などで休眠する。ふつう日本のカエルは成体で冬眠するが、ウシガエルやツチガエルなどは幼生が冬を越すこともある。
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両生綱・カエル目(無尾目)
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カエル亜目 Neobatrachia
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サエズリガエル科 Arthroleptidae
コガネガエル科 Brachycephalidae
ヒキガエル科 Bufonidae
アマガエルモドキ科 Centrolenidae
ヤドクガエル科 Dendrobatidae
ユウレイガエル科 Heleophrynidae
アマガエル科 Hylidae
クサガエル科 Hyperoliidae
ユビナガガエル科 Leptodactylidae
マダガスカルカエル科 Mantellidae
ヒメアマガエル科 Microhylidae
カメガエル科 Myobatrachidae
インドハナガエル科 Nasikabatrachidae
アカガエル科 Ranidae
アオガエル科 Rhacophoridae
ダーウィンガエル科 Rhinodematidae
セーシェルガエル科 Sooglossidae
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ムカシガエル亜目 Archaeobatrachia
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ムカシガエル科 Leiopelmatidae
スズガエル科 Discoglossidae
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スキアシガエル亜目 Pelobatoidea
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スキアシガエル科 Pelobatidae
パセリガエル科 Pelodytidae
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無舌亜目 Aglossa
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ピパ科 Pipidae ・・ アフリカ大陸(エチオピア区)と南米大陸(新熱帯区)のみに分布
ピパ亜科 Pipinae ピパ属
ネッタイツメガエル亜科 Siluraninae ネッタイツメガエル属
ツメガエル亜科 Xenopodinae コンゴツメガエル属 コンゴツメガエルモドキ属 ツメガエル属
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メキシコジムグリガエル亜目 Rhinophrynoidea
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メキシコジムグリガエル科 Rhinophrynidae
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■西洋においてもカエルは良く親しまれている。ギリシャ古喜劇の蛙では船をこぐディオニューソスを半ば冷やかしながら歌い続けるシーンがあり、これが題名となっている。ノーベル賞の授賞式では参加した学生と受賞者がカエルのようにジャンプする「蛙跳び」の儀式があり、これは受賞者のさらなる飛躍を願ってのことである由。受賞者の参加は自由意思によるが、参加した受賞者には「カエル勲章」が授けられる。
■トノサマガエル(殿様蛙、学名:Rana nigromaculata)は、両生綱・カエル目(無尾目)・アカガエル科に分類されるカエルの一種。本州(関東平野から仙台平野にかけてを除く)、四国、九州と、中国、朝鮮半島、ロシア沿海州に分布する。
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トノサマガエル(殿様蛙、学名:Rana nigromaculata)
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オタマジャクシ(おたまじゃくし)
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■カエルツボカビ症(蛙壷黴症、カエルツボカビしょう)は、ツボカビの一属一種の真菌カエルツボカビ(Batrachochytrium dendrobatidis
Longcore et al.,1999)によって引き起こされる両生類の致死的な感染症。この病気は北米西部・中米・南米・オーストラリア東部で劇的な両生類の減少あるいは絶滅を引き起こしてきた。この病気は世界的な両生類の生息数と、世界の両生類種の30%もの種数の減少に関連している。2010年9月時点で50種類のカエルツボカビが確認されており、サンプルの3%が菌に感染していたが大量死は発生していないこと、1932年のオオサンショウウオの標本からもこの菌が検出されていることなどから、日本ではカエルツボカビが昔から自然に存在し、日本の両生類は抵抗力を持っている可能性が高いと言われています。ツボカビ症が単に両生類のみの危機に留まらず、食物連鎖や虫媒の感染症を介して生態系全体を崩壊させ得るものであること、その抑止のために国家レベルでの適切な対応が必要です。
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一茶の里柏原
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■一茶の里柏原:信濃町柏原は豪雪地帯として知られ、北国街道の宿場町として栄えました。館内にはこの地方の民具や古文書を数多く展示しています。なかでも雪国の民具、信州鎌、凍りそばは、この地方独特のものです。俳人「小林一茶」は私達の心に残るたくさんの俳句を残して、文政10(1827)年ふるさとの柏原で亡くなりました。 蛙の名句 「やせ蛙まけるな一茶これにあり」。
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ニホンアマガエル(日本雨蛙、学名 Hyla japonica)
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■ニホンアマガエル(日本雨蛙、学名 Hyla japonica) 体長は3-4センチメートル程で、メスの方がオスより大きい。鼻筋から目、耳にかけて褐色の太い帯が通っている。前足に4本、後足に5本の指があり、すべての指先に丸い吸盤がある。この吸盤で枝から枝へ飛び移ったり、ガラスの垂直面に張りつくこともできる。
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