Kunioの世界の切手紹介と海外写真集

Kunioの世界の切手紹介と海外写真集
昆虫切手|日本:蝶(チョウ)や蛾(ガ)切手 
国蝶オオムラサキや特別天然記念物・ミカドアゲハ、蛾ではヨナグニサン 蝶のことを“ピピル”

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日本の昆虫|日本の蝶(チョウ)・蛾(ヨナグニサンなど)の切手

 日本の昆虫 蝶(チョウ)や蛾(ガ)切手です。蝶や蛾は、人により好き嫌いがハッキリしている昆虫です。 世界で最初の蝶の切手は1950年に東南アジアのボルネオ島サラワクで発行されました(収録済み)。 ここでは日本の国蝶オオムラサキや、日本では数が少なく高知市の生息地の特別天然記念物・ミカドアゲハ、蛾ではヨナグニサン などを掲載しています。 日本での蝶は250種類ほどが知られている。 古代日本の大和言葉では、蝶のことを“ピピル”といっていたようですが、これはサンスクリットの“ピル”、つまり「ゆらぐ」という言葉が語源だとされています。 フランス語で蝶を意味する“パピオン”も、“ピル”からつくられたものでしょう。 一方でギリシャ語の“プシュケ”は、魂とか呼吸のことを意味しますが、それは蝶を言い表す言葉だったともいわれています。これらを併せ考えると、蝶は目に見えない魂のゆらぎの象徴だともいえるでしょう。 何か感じるものがあります。 また世界の切手の中で純然たる昆虫切手の中で、蝶の切手が大半を占め枚数が多いです。  "蝶", "蛾"のニュースを配信中。


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蝶(チョウ)・蛾(ガ)

ウスバキチョウ
(Parnassius eversmanni )

キリシマミドリシジミ Chrysozephyrus ataxus kirishimaensis (Okajima)

ウスバツバメガ(Elcysma westwoodii westwoodii )

ミカドアゲハ(Graphium doson albidum WILEMAN 、日本)

ウスバキチョウ(Parnassius eversmanni ) 北海道大雪山 日本 キリシマミドリシジミChrysozephyrus ataxus kirishimaensis (Okajima) ウスバツバメガ(Elcysma westwoodii westwoodii ) ミカドアゲハ(日本)Graphium doson albidum WILEMAN

アサギマダラ(Parantica sita)

コノハチョウ(Kallima inachus)

高山蝶の女王・クモマツマキチョウ(Anthocharis cardamines )

日本の国蝶・オオムラサキ
(Sasakia charonda)

アサギマダラ(Parantica sita) コノハチョウ(Kallima inachus) 日本 蝶 高山蝶の女王・クモマツマキチョウ Anthocharis cardamines オオムラサキ Sasakia charonda

ウスバキチョウ(薄羽黄蝶・Parnassius eversmanni)は大雪山を代表する蝶、チョウ目・アゲハチョウ科・ウスバアゲハ亜科に属し、キチョウと名は付くが、シロチョウ科のキチョウやモンキチョウとは異なり、原始的なアゲハチョウの仲間。北海道の大雪山系の高山帯に生息。シベリアから中国東北部、アラスカに分布し、氷河時代の生き残りといわれる。
キリシマミドリシジミ(霧島緑小灰蝶 Thermozephyrus ataxus)は、チョウ目・シジミチョウ科に属するチョウの一つ。 Thermozephyrusに属するミドリシジミは国内では本種のみ。は灰白色、雌の翅裏は褐色で中央に縦に走る白帯を持つ。 食樹はアカガシ・ウラジロガシ。成虫は日中活動する。 本州の甲信越あたりから屋久島までいくつかの生息地がある。いずれも山地。北海道にはいない。
■ウスバツバメガ (Elcysma westwoodii westwoodii )は、マダラガ科(Zygaenidae) ホタルガ亜科(Chalcosiinae)、 属:Elcysma Butlerに属する昼行性の蛾。この蛾は主に西日本に分布している。羽は半透明で後羽に突起があり、開張約60ミリ。幼虫は桜や梅を食べ、9月頃成虫になり、時に異常発生することもある。
■コノハチョウ(Kallima inachus)が、前羽の長さは50ミリ前後で、表面の鮮やかな赤や青の斑紋と対照的に裏は枯葉にそっくり。
■アサギマダラ(Parantica sita)は、本州以南の各地に生息。羽の開張は80〜110ミリ。長距離を移動する性質があり、北海道でも見られる。

ミカドアゲハ(Graphium doson albidum WILEMAN)は日本では数が少なく高知市の生息地は特別天然記念物に指定。.

ゲンゲ、ギフチョウ、乗鞍岳
(国土緑化、2006年)

モンシロチョウ
(Pieris rapae、日本)

日本・昆虫学会・ギフチョウ
(Luehdorfia japonica)

■ギフチョウ(Luehdorfia japonica)は、日本固有種。年1回、桜の咲くころだけに出現する。近年、生息地である林が少なくなり、絶滅の危機にある。
■日本最大のタテハチョウはオオムラサキ (Sasakia charonda)で、メスの前翅長は55mmに達する。

ゲンゲ、ギフチョウ、乗鞍岳(国土緑化、2006年)
モンシロチョウ アブラナ 日本 蝶 切手 日本・昆虫学会・ギフチョウ Luehdorfia japonica

オオムラサキ(日本):チョウ目(鱗翅目)・タテハチョウ科に分類されるチョウの一種。日本の国蝶。学名はSasakia charonda(Hewitson, 1863)。 今でも自然が多く残っている八ヶ岳高原に位置する北杜市長坂町は全国一の生息地です。オオムラサキの成虫は前翅長50−55mmほどで、オスの翅の表面は光沢のある青紫色で美しい。メスはオスより一回り大きいが翅に青紫色の光沢はなく、こげ茶色をしている。幼虫の食樹はエノキやエゾエノキ。卵から孵った幼虫は、夏から秋にかけてエノキの葉を食べて成長する。

ミカドアゲハ(Graphium doson albidum WILEMAN 、日本)

ベニシジミ(紅小灰蝶、
Lycaena phlaeas)

 

アサギマダラ(浅葱斑、Parantica sita)は、チョウ目・タテハチョウ科・マダラチョウ亜科に分類されるチョウの一種。翅の模様が鮮やかな大型のチョウで、長距離を移動することでも知られている。夏に日本本土で発生したアサギマダラは秋になると南西諸島や台湾まで南下、繁殖した子孫が春に北上し、日本本土に再び現れるという行動が明らかになった。
■ベニシジミ(紅小灰蝶・学名 Lycaena phlaeas)は、チョウ目・シジミチョウ科・ベニシジミ属に分類されるチョウの一種。春に日当たりの良い草原でよく見られる小さな赤褐色のチョウである。 成虫の前翅長は1.5cmほど。
 

藤島武二・蝶

藤島武二・蝶 油絵

オオムラサキ

アオスジアゲハの幼虫

■アオスジアゲハ(青条揚羽・学名 Graphium sarpedon)は、アゲハチョウ科・アオスジアゲハ族に分類されるチョウ。日本では ssp.nipponum Fruhstorfer, 1903 が本州以南に分布し、本州中部以北ではそれほど多くなく、東北地方南部あたりが北限、北海道にはいない。翅は黒色で、前翅と後翅に青緑色の帯が貫いている。この帯には鱗粉がなく、鮮やかなパステルカラーに透き通っている。翅斑は雌雄ともによく似ているため、雌雄の同定は生殖器で判断する。幼虫の食草はクスノキ科植物の葉である。越冬態は蛹。蛹はクスノキの葉を似せた形状をしている。一般のアゲハと違い、幹ではなく葉に蛹を形成する。雄は初夏から夏にかけて水辺に吸水集団を形成する。

オオムラサキ

日本のチョウチョ(ウスバキチョウ、クモマツマキチョウ、アサギマダラ、日本の国蝶・オオムラサキ)

ヨナグニサン

日本のチョウチョ(ウスバキチョウ、クモマツマキチョウ、アサギマダラ、オオムラサキ) 蝶 切手 ヨナグニサン 日本 沖縄 琉球 生息 切手

沖縄(琉球)で発行 開張幅、30cmにもなる超大型の蛾。 翅(はね)の面積では世界最大の昆虫。

■チョウ(蝶)は、昆虫綱・チョウ目(鱗翅目、ガ目とも)に分類される21上科のうち、顕著な昼行性グループのアゲハチョウ上科、セセリチョウ上科、及び近縁のシャクガモドキ上科を併せた分類群の総称。南極大陸を除く全世界の森林・草原・高山など、ほぼ全ての陸上環境に分布する。広い分布域を持つものもいれば、その地域の環境に特異的に適応したものもいる。日本では250種類ほどが知られている。卵 - 幼虫 - 蛹 - 成虫という完全変態をおこなう。幼虫は外見や行動によってアオムシ、イモムシ、ケムシなどと呼ばれる。
■ガ(蛾)とは、節足動物門・昆虫綱・チョウ目(鱗翅目、ガ目とも)に分類される昆虫のうち、アゲハチョウ上科、セセリチョウ上科、シャクガモドキ上科を除いた分類群の総称。昆虫の多様性があらわれているのはむしろガの方である。日本にはチョウ目の昆虫が3,500種類知られているが、「チョウ」と呼ばれるものは250種類にすぎず、他はすべて「ガ」である。世界全体で見ると、ガの種類数はチョウの20〜30倍ともいわれている。

■チョウ目の翅の表面構造は、クチクラの鱗状の組織で覆われており、鱗粉と呼ばれている。これは体表の毛が変化したものであり、1個の上皮細胞が強くキチン化して死に、ソケット状の孔から容易に離脱できるようになったもののひとつである。
クチクラ(Cuticula)はキューティクル、角皮ともいい、表皮を構成する細胞が、その外側に分泌することで生じる、丈夫な膜。

みずがき山麓の景観
(山梨県、2001年)

みずがき山麓の景観(山梨県、2001年)


群生するアズマシャクナゲと白樺、美しい羽を広げている
オオムラサキ

Q1:蝶と蛾の違いは? 日本蛾類学会(Q&A)より
A1:生物分類学上では特に違いはありません。昆虫(=胸脚が3対の節足動物)の中の鱗翅目(Lepidoptera)に含まれる動物で、昼間の環境に特化して飛翔力の鋭敏な一群を蝶(Rhopalocera)と呼び、それ以外のものを蛾(Heterocera)と呼んでいます。日本語や英語では、蝶(butterfly)と蛾(moth)と区別していますが、区別していない言語もあります。成虫の形態であえて区別点を挙げるとすると、触角が異なっています。蝶の触角は棍棒状で、蛾の触角は糸状・櫛状・羽毛状など様々なものがあります。因みに学名の Rhopalocera は、棍棒状(Rhopalo-)の角(cera)を意味し、 Heterocera はそれ以外(Hetero-)の角(cera)を意味しています。
E.T.C. ちなみに日本では、蛾は汚いもの、いやなもものの代表のように言われますが、古代の中国では女性の美しい眉のことを「蛾眉(がび=蛾の触角のように美しいの意味)」と呼んで称えました。これも文化と言えるでしょうね。

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋) [日本の昆虫|日本の蝶(チョウ) ツマグロヒョウモン 雌]

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋) Indian Fritillary

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)Argyreus hyperbius は、チョウ目タテハチョウ科(ヒョウモンチョウ族)に分類されるチョウの一種。雌の前翅先端部が黒色で、斜めの白帯を持つのが特徴である。アフリカ北東部からインド、インドシナ半島、オーストラリア、中国、朝鮮半島、日本までの熱帯・温帯域に広く分布する。 Indian Fritillary

ジャノメチョウ亜科(蛇の目蝶)の蝶とシジミチョウ科 Lycaenidae 
ベニシジミ亜科 Lycaeninae ベニシジミ(紅小灰蝶・学名 Lycaena phlaeas、Common Copper)

日本の国蝶・オオムラサキ
山梨・身延町で撮影

ジャノメチョウ亜科(蛇の目蝶)の蝶とシジミチョウ科 Lycaenidae ベニシジミ亜科 Lycaeninae ベニシジミ(紅小灰蝶・学名 Lycaena phlaeas、Common Copper) ジャノメチョウ亜科(蛇の目蝶)の蝶 日本の国蝶・オオムラサキ

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